そろそろ梅雨入りかな?と思っていたら、カラット晴れた日が続き、夏の始まりを感じるような近頃です。晴れるのであればとここぞとばかりに散歩に出ることが多く、先日小さな池のある公園にいったら水蛇に遭遇しました。
この蛇はピンチになると死んだふりをするそうですね。なぜ死んだふりをすると狙われなくなると思うのかは謎ですが、ピンチを乗りきるためにどうにかしようとする心意気は伝わってきます。
6月2日の塾では逆転人生というNHKの番組を鑑賞しました。
コロナ禍で仕事を失った企業が、その危機をどう脱していったのかを追ったドキュメンタリーのような内容で、売上が0になり、投資もうけられないような状況からV字回復して前年度比4倍の売上を達成する、まさに奇跡のような話でした。
今までやってきたことが、全く通用しなくなった昨今で、新しいものをどれだけ柔軟に取り入れられるかや、転換していくか、そして自分達の武器を知り、誰に対してなにができるのかを考えることで様々な困難を乗りきっていったようですね。
保育の中に表れるピンチにはどのようなものがあるでしょう。癇癪持ちのお子さんが出先で癇癪を起こしてしまった時か、お昼寝明けに検診があって急がなければならないのにおもらしが多発してしまった時か、お散歩から帰る人数確認で一人足りなくなってしまった時か、想像すればいくらでも出てきそうですが、果たしてこれらのピンチをチャンスに変えて逆転していくにはどのようなやり方をすればよいのでしょうか。
新型コロナウイルスで顕著になったのは、適応力ももちろんですが、困難に立ち向かい、ポジティブに打ち勝っていく力があるかどうかだと藤森先生はおっしゃります。先の見えない世の中で、嵐舞う広野を進むかのようなこのご時世、飛んでくる障害物に心折れ挫けそうになることもあるでしょうが、そんな嵐すらも楽しめたら怖いものはないでしょう。
もしかしたら時には死んだふりをして息を潜めても良いのかもしれません。逆境に打ち勝っていくために我々に今できることをしっかりと一つずつこなし、いつかアフターコロナと呼ばれる時代が来たときに、この落ち込んだ時期があったからこそ、今が更によくなったねと、言えるような組織を作りたいものです。
まもなく梅雨入りということで、気分もジメッとしてきますが、それを乗り越えて気持ちのいい夏を迎えましょう!ちなみに本多先生はこの梅雨を利用して、子ども達と雨降り散歩を計画しているそうです。どのようになるか楽しみですね。
(報告者 髙橋)