4月27日〜愛着と九州〜

このエントリーをはてなブックマークに追加

4月27日の塾報告をいたします。

この日はまず園長先生から「愛着」についての話をしてもらいました。

どういう経緯で乳児担当性という考えが生まれるに至ったのかも詳しく聞かせてもらいました。それはボウルビィの愛着理論がもとになっているのですが、しかしこの理論は両親のいない孤児院で育てられた子どもの高い死亡率と発育の遅れから生まれた理論であり、これを保育に当てはめるのはどうなのだろうかという話は改めて、納得させられるものです。

人類はこれまでの歴史を通して、親と子どもだけで過ごしてきた時期はないと園長先生は解説します。か弱い存在であったホモ・サピエンスは毎年子どもを出産することで、種を繋いできた。そして、そのために子ども同士が集められ、共同保育をされることで、次の子の出産を可能にしてきた。その共同保育の中で、子どもたちは他者と触れ合うことが自然であり、様々な能力を育んできた。

また、私たちが守らなければいけない保育指針の中には「愛着」という言葉はひとつ記載されていないこと、「特定の人」という言葉はあるが、これはちゃんと解釈していかなければいけないこと。

改めて、園長先生があらゆることを総合的に見、現実の子どもから保育を構築してきたということを感じる時間になりました。

さて、次はzoomをつなげて外部塾生との交流の時間となりました。

まずは長崎県の西村くんからの出張報告です。

4月にあった長崎県見守る保育研究会主催の理論武装の会では西村くんが藤森先生と共に助手として、出張に同行しました!

長崎の見守る保育研究会の園の園長先生たちと藤森先生は臥竜塾よりさらに上の「見竜塾」という会をもっておられ、今回は久々にその見竜塾が行われたという報告がありました。みなさん、集まるのも久々で、近況報告が主になっていたそうですが、やはり、みんなで集まって話をするというのはいいですよね。

私も何度か見竜塾に参加させてもらったことがありますが、旅館の一室にみなさんが集まる、あの雰囲気、とても好きです笑。

藤森先生の研修の内容についてもsociety5.0時代に必要な力はまさに見守る保育藤森メソッドで大切にしてきた子どもたちの姿であることなどに始まり、そんなことから思うは、ずっと藤森先生が話してきたことをやっと現実的な取り組みとして考えがまとまってきたり、多くの人が気づきはじめたというそんな印象を受けるなということでした。

西村くんとしても、今回は移動の時間が多くあったこともあり、最近考えていること、悩んでいること、近況などの多くを藤森先生に話すことができて、とても充実した時間で、楽しかったという話がありました!

そして、長崎から先生と西村くんは鹿児島県に移動します。

鹿児島県でも、「保育を磨こう会2022」ということで、

鹿児島GTのみなさん、150名が集まっての研修会が行われました。私、森口もこの鹿児島から先生、西村くんと合流し、研修に参加させてもらいました。

感染対策をしっかりし、誰がどこの席に座っているからも把握し、万が一の時の対応もされ、大きな会場の中で、今回の研修会を実行された鹿児島の先生方の行動力の凄さを改めて感じました。

やはり藤森先生の話をライブで聞くということの大切さを改めて感じました。

同じ話であっても、耳からの感覚と、ライブでの体全体、五感を通して話を聞くのでは入ってくる言葉、関連する思考というのが全然違ってくるように思います。

報告は私の鹿児島報告にうつりましたが、私が特に印象的だったのが、その日の宿についてでした。

詳しくは控えさせていただきますが、某旅行サイトでの評価が4.9という宿ということもあり、どんなところなのだろうかと思っていたのですが、ナビが示すのは、どう見ても民泊施設。車内の誰もが、ここではないと思い、再度ナビを頼りに進むのですが、やはりそれでもナビが案内するのは民泊施設。

結果的に、ご飯も美味しく、温泉も素晴らしかったので、よかったのです笑。

見た目で判断してはいけませんね笑。

報告者 森口達也

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です