4月5日(水)塾報告を中村からさせていただきます。今回の塾は完全オンラインでの開催となりました。
世間は野球の世界大会WBCで日本が優勝したということもあり、塾でもその話題になりました。TVのニュースや選手自身のSNSでもあったように日本代表チームの雰囲気はとてもよく、年齢の枠を超えて食事会などのコミュニケーションを大切にされていたとか。
藤森先生はそのことにも触れ、チームの雰囲気の良さも優勝への大きな要因だったのではないかとおっしゃっていました。
「それは保育にも通づる部分があり、保育は勝敗ではないですが、楽しい雰囲気はとても大切で、その“楽しい”は余裕がないと生まれないこと。新宿せいがは時折笑い声が聞こえ、それはクラスを超えて良い雰囲気が伝わり広がっていく。」
これはとても大切だと思いましたし、振り返ると最初に新宿せいが子ども園に見学に来た際や入職したての頃、子どもたちだけでなく大人も笑いあったり、時には冗談を言っている先生がいたり、とても印象的でした。今は自分がそのせいがで保育をさせてもらっていますが、自身が一杯一杯で顔がひきつっていることがあるなと。。。先生の言葉を胸に、初心にかえることを意識しないといけませんね。。
話は変わり、4月3日にあった入園セレモニーについて。藤森先生は新しく入園が決まった子の保護者へこのようなお話しをされたそうです。
- 親のために預けると思わないように。子どもが泣いているからといって申し訳ないと思わないで。
- 不安な表情で預けないで。安心して保育士に預けてください。
- 他の子がつられ泣きをしたからと言って、申し訳ないと思わないでほしい。
お子さんを預ける保護者の方、特に乳児クラスの方はつい後ろ髪を引かれる思いがあるのではないでしょうか。ですが、保育士としても安心して預けてほしいです。子どもたちが安全で安心できる人的環境・物的環境は整っています。藤森先生のこの言葉は保育士にとってもありがたいお言葉です。
最後に各先生方から一言ずつ新年度の抱負を言いました!
柿崎t:今年度は、子どもたちへの食育をより進めていきたいと考えている。
川辺t:先日、千代田せいが保育園の保護者会があった。そこで見守る保育に関する考えを話した。また、らんらん組の担任にもなるため、今年はより責任感を持っていく。
松元t:我が子が生後80日を迎え、日々成長を感じている。また、私立保育協会の役員にもなった。
中村:4歳児クラスのらんらん組の担任をさせていただくことになりました。不安半分楽しみ半分ではあるが、とても貴重な経験をさせてもらえると思っている。悩んだときはこの臥竜塾で相談させてください。(笑)
太田t:ぐんぐん組から持ち上がりでにこにこ組の担任をしている。また2年目としても意識をして保育をしたい。
小林t:今日、クラスの保護者会を本多先生と2人で前に立って進行をさせてもらった。入職から2年目となり、誰かに聞くことより聞かれることが増えたと感じる。責任感を持って保育をしていく。
本多t:今年は初心に戻ることを大事にしたい。自分からクラスの環境設定や子どもたちへの遊びを発信していく。
森口t:今年も一年楽しく!穏やかに過ごしていきたい。
最後は小林tが徳川家臣団についてとても興味深いを話をしてくださりお開きとなりました!
また、4月8日(土)に千代田せいが子ども園にて藤森先生による保護者向け講演会がありました。そこでのお話としては、東日本大震災や新型コロナウイルスの流行がもたらした教育や保育に価値の変容についてや、言われた通りではなく自分たちで考えて進める力の必要性についてお話されていました。
現状に疑問を持つ力=クリティカルシンキング
・少子時代
・人口機能(AI)の進展
・グローバル化
・多様性
これまでの教育や保育のあり方では遅いのです。
「数字では測れない能力(非認知能力)が、結果として学業成績の向上や将来の就業、ひいては職業人として成功するかどうかという点につながっていく可能性が高い。」と先生はおっしゃられていました。
そして、講演会の後は千代田せいがの中を見学させていただきました。
少し長くなってしまいましたが、これで塾報告を終わりとさせていただきます。(報告者 中村)