7月19日の塾報告になります。
この日はまず、7月7日に園長先生の滋賀出張に同行した小林先生より出張報告がありました。
今回はののみちこども園さんでの保護者講演会、職員研修という内容だったようです。
その前に、少しだけ時間があったようで、園長先生と小林先生は龍谷ミュージアムに行かれたそうです。ミュージアムでは、智慧と慈悲についての話がとても興味深かったという話を先日園長先生から私もしていただきました。
内容に関しては、専門的なものなので誤りがあってもいけませんので、割愛させていただきますが、養老先生が言われていた「教養とは人の気持ちがわかること」という言葉が今回の藤森先生から聞いた智慧と慈悲の話と繋がっていて、自分の中ですごく腑に落ちました。
個人的には藤森先生と養老先生は私の中ではほぼイコールなのは、この場でも何度もしつこくお話しさせてもらっております笑。
また小林先生から、藤森先生の講演のメモを丁寧に紹介していただき、我々もどのような話をされたのか、その日の雰囲気をほんの少しだけ感じとることができました。
次に、7月13日から大分出張に同行した山下先生から報告がありました。
大分では、普照こども園さんでの研修となりました。参加者も普照さんだけではなく、さまざまな園から多くの方が参加されていたようで、とても熱い研修会であったようです!
山下先生からは、懇親会でも多くの先生方の熱い思いを感じましたという報告がありました。
普照さんは、数年前に新園舎に建て替えられたそうで、その園内の様子も山下先生より報告がありました。とても充実した環境の数々で写真をみた塾生からも大きな声が上がっていました。
報告の後は、この日行われたキャリアアップ研修の話になりました。新宿せいが子ども園の法人である省我会では、東京都から承認され、キャリアアップ研修を行なっています。
藤森先生のお話を丸々2日間、朝から夕方まで聞ける貴重な研修会になっています!
その中でディスカッションの時間が設定され、私と山下先生が参加者の皆さんのグループの中に入り、一緒にディスカッションをさせてもらったのですが、その時間の中で、参加者の皆さんの悩みを聞きました。その内容について、塾では、自分たちだったらどう考えるかということをみんなであれこれ話しました。
園が違えば、子どもも違い、環境も全く異なるので、何か問題があり、その対応を考える際には、その園それぞれの特徴を理解し、それぞれの園の最適解を見つけることが大切なのではないかと考えることが多くなりました。
もちろん、多くの園さんの実践はとても参考になるのですが、それをそのまま自分の園に当てはめるだけでは難しい部分があります。それを自分の園だとどこまでできるか、どこはできないか、どこは少し変化させた方がいいのかということを考えることが、目の前の子どもを見ていくということに繋がっていくのではないでしょうか。
藤森先生の話の中でも、いつも目的地を示してくれます。だからこそ、私たちはその目的地に向かっていくことができます。そして、これもいつも藤森先生が言われますが、その目的地に行く方法は一つではありません。あらゆる方法があっていいはずで、それがたくさんあるからこそおもしろいですね。
その方法をクラスのみんなで、園のみんなで考える面白さが保育の醍醐味だなと思います。何か正解があるわけではなく、園のみんなで同じ方向を向くために、時には互いに妥協しなければいけないこともありますね。そのみんなが納得する方法を探していくこともまた保育の中でのチームにおいては大切なことなのかもしれませんね。
報告者 モリグチ★タツヤ