11月8日の塾報告をします。
塾報告が遅くなり申し訳ありません。
新宿せいが子ども園の4階の床が新しく張り替えられました。エレベーター付近からスリッパを脱ぎ上がっていただくようになりました。これは藤森先生がこれからの新しい学校のように床に座って研修ができるようにと考えたそうです。多様な学び方ができるように、これまでの学校のように机と椅子に座って学ぶスタイルから変わっていかなくてはいけないですよね。
さて、塾では「成長展〜言葉と表現の育ち〜(お楽しみ会)」の話になりました。
今年度の年間テーマが「STEMを楽しもう」にちなみ、5歳児クラスは「エジソン」をします。エジソンは探究心が強すぎるあまり、周囲を困らせてしまっていましたが、エジソンの親は研究に没頭できる環境をエジソンに与えました。
そして、エジソンは周囲の理解を得て、さまざまな大発明をしていくという話です。
もし現代にエジソンが保育園にいたら、迷惑がかかる子、手がかかる子というレッテルを貼られているかもしれません。しかし、周囲の人がそれを個性として認めることで、力を発揮するのでしょうね。
11月の臥竜塾セミナーで私が佐野木工として「ゾーン保育の環境」の話をさせていただきました。藤森先生は保育理念として「共生と貢献」では、人に迷惑をかけない人はいない、他者を受け入れて生きていく、そして、一人ひとりが持っているもの、能力や得意なことは他者のために使い貢献することが大切だとおっしゃっています。
345歳になると、自分の好きなことや得意なことがわかってきてゾーンという環境の中で個性を発揮しています。そこでお互いに教え教わりながら成長しています。きっと子どもたちは”誰かのために”とは考えていないと思うのですが、これは「共生と貢献」の姿を体現しているのではないでしょうか。私もセミナーを発表を通して、自分の実践を振り返えることができました。今後も自分の好きなこと、木工で新宿せいが子ども園に貢献したいですし、自分の苦手な部分は無理をせず周囲に頼っていけたらと思います。そして、「ありがとう」という言葉を大切にしていきたいです。
この後も、成長展の話が続きます。予行練習が近いということもあり、話のストーリーや子どもの役作りの話になりました。藤森先生は「予行練習が同じだとつまらない、工夫が大事」だとおっしゃっています。確かに、練習ばかりだと子どももあきてしまいますし、やはり表現を楽しむことが重要ですので、工夫は大切ですね。以前、合唱ではイントロクイズをしてから歌ったり、合唱の曲を教えずにいろいろな曲を本番まで歌い、当日の楽しみにさせ、当日は子どもが一番好きな歌をうたうこともあったそうです。
子どもたちがあきないように工夫することも環境作りでは大切ですね。ついつい保育をしている際に、目の前のことに集中しすぎてしまい、余裕をなくしてしまうことが多いのですが、塾で団欒をするように話をしていると、いろいろなアイデアが生まれますし、「明日こんなことやってみよう!」と意欲にもつながります。難しく考えるのではなく、さまざまな切り口から保育をしていきたいですね。改めて仲間のよさを知った塾となりました。
(報告者:佐野)