伝統家具

先週末は祖父の13回忌の為に富山に二泊三日で帰省しました。
山下家が久しぶりに皆揃うということで、温泉旅館に行ってきました。
今回、泊まった宿は以前、塾長が富山で講演があった際に宿泊した温泉旅館なので私は2回目になります。
場所は…にあり、山の中に立地しているので自然に囲まれています。
今は紅葉の綺麗な時期なので露天風呂から見える景色は最高でした。
また建物の外観が古い日本家屋になっており、館内、客室共に日本の文化を象徴するような家具が置いてあり、とても落ち着いた雰囲気でした。

最近の塾長の話の中で「日本の伝統的社会」という言葉を多く聞きます。
私自身、まだ深く理解できていないので、これから学ばないといけませんが、
何となく今の時点で分かっているのは日本の伝統的文化を見直し、現代に復活させることではないかな?と思います。
例えば新宿せいが保育園にある装飾で「すだれ」「番傘」「ししおどし」「日本庭園」などです。
これらを以外にももっと日本の昔から伝わる物がたくさんあるので、それらで保育室内を装飾しようという試みです。

今回、泊まった宿には日本の伝統的な家具がたくさんあり、装飾も現代風にアレンジしながらも、
どこか日本の奥ゆかしさを感じる物がたくさんあったので紹介しようと思います。

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などです。
他にも参考になる装飾がたくさんありました。
私は塾長から環境マイスターという役職を頂きました。
まぁカッコイイ役職ですが、平たく言えば用務員です(笑)
みなさんの小学校にも用務員のおじさんっていたと思いますが、アノ人です。
基本的に用務員のおじさんは教室に来て指導するわけもないですし、子どもと一緒に遊ぶことも基本的にはありません。
常に校内で不備な箇所があると修理をしたり、掃除をしたりと生徒達に直接でなく、間接的に関わっていたと思います。
それと同じように保育園でも基本的に掃除をしたり、畑を耕したり、装飾を作ったりなど保育園全体の環境を設定します。
保育指針に「環境を通して保育する」と書かれています。自分で言うのも変ですが、私の立場は環境から保育することではないかなと思っています。
自分が作ったもので子ども達が遊んだり、様々な反応を示してくれることが私の喜びです。(投稿者 山下祐)

輪回し

先日、塾長や塾生、職員の希望参加者で小金井公園の中にある、江戸東京たてもの園という所に行く機会がありました。
小金井公園内にあり、敷地面積は約7ヘクタール、園内には江戸時代から昭和初期までの、30棟の復元建造物が立ち並んでいます。
古い建造物から現代の保育に活かせる家具などはないかという意味も含め見に行かせてもらいました。非常におもしろい空間があり時代を感じることができる素晴らしいところでした。
そんな中、思わぬ所で、昔遊びの企画がそのたてもの園の敷地の中で行われていました。

その昔遊びのでは「竹馬」「べい独楽」「独楽」「輪回し」が実際に体験出来るようになっていました。こういった感じで置いてあり、自由に遊んでいいようになっています。

竹馬

竹馬

独楽

独楽

外人さんも興味津々で遊んでいました。

その中で目を引いたのがこれです。

輪回し

輪回し

「輪回し」でした。
伝承遊びゾーンを担当している私にとって非常に興味深いものでした。
丁度、保育園に使わなくなったリム(自転車のタイヤの鉄の部分)があったので早速作ることにしました。中の針金の用な部分をとるところから子どもたちに見てもらっていると何をつくのか興味深そうにみて手伝う子が多くいました。

実際に公園に行ってやってみると、意外に難しく子どもたちも悪戦苦闘といった感じでした。

実際に遊んでいるところ

実際に遊んでいるところ

日本では,輪回しは〈わっぱまわし〉〈わめぐし〉などとも呼ばれていたそうです。江戸中期ころには〈たがまわし〉と呼ばれて行われていたことが《嬉遊笑覧》にみられ,細く割った竹の先を開き,桶のたがを押し転がすと説明されているように,桶や樽のたがを遊具にして,それを回したと言われています。明治後期ころには,これまでの竹に代わって,鉄製の輪が使用されるようになり、さらに昭和期には自転車の普及に伴って,そのリムが利用されるようになり,男児の代表的遊びとして盛んに行われてきたようです。

ただ坂道を転がすといった遊びでも十分に楽しめる物だと思います。
正に昔から遊ばれていた物を再現することで伝承遊びの充実をはかっていきたいと感じました。

(報告者 本多悠里)

「おりん」(アドバイス)

保育に使っている「りん」を紹介しましたが、この「りん」は、家庭では仏壇の中に小さいものがどの家庭にもあるものですし、お寺に行くと、大きな「りん」が置いてありますので、私たちには意外となじみのあるものです。園では、片付けの合図に使いますが、もともと仏具として使うときにも、勤行の際に、経典などの読誦の開始・区切り・終了の合図として打つことが普通です。ですから、お片付けの合図として使うことは間違っていないですね。そして、それは、「お集まり」の始めの合図でもあります。

こんな逸話が残っています。よく、足の速いことを「韋駄天走り(いだてんはしり)」という事があります。これは、足の速いことを指しますが、俗説であるという話もありますが、一般的には韋駄天は快足で有名です。「はい、これから○○で読経が始まりますよ!」 という合図で「りん」をチン、チーンと2回ならすと、この音を聞いた韋駄天が、足が速いことを活かして、仏国土を駆け巡り、関係諸仏に 「○○に集合してください!」 と伝え歩きます。すると、関係諸仏がそこに集まり読経を開始します。その読経が終わると、こんどは、「はい、これで終了します」という合図にチーンと1回打ち鳴らして、諸仏は仏国土に戻っていったという説があるようです。

 

この私たちにとってはなじみのある「りん」を、ドイツに行くと、小学校の教卓の上、幼児施設には教材として置かれているのを見たときにはびっくりしました。

ドイツの小学校の教卓

ドイツの小学校の教卓

そして、ドイツの園長先生が、自慢げにそれを鳴らして見せて、子どもたちがその余韻を楽しんだり、その振動を感じたりと保育に使うことを説明しました。私たちは、それを見て、「これは日本ではよく見かけるものなのに!」と思ったものですが、どうもドイツでは、保育教材のようです。

今年、ドイツに行った時に、その「りん」の教材としての使い方の本を保育室で見つけました。そこで、ドイツの本屋で注文して、帰りまでに取り寄せ持って帰りました。そこには、いろいろな使い方をする写真がたくさん掲載されていました。ドイツ語は読めませんが、写真から使い方を知ることはできます。(藤森)

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中に水をはって

中に水をはって

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どこから音が聞こえるのでしょう?

どこから音が聞こえるのでしょう?

余韻

園でお片づけをする際にこんな物を鳴らしています。

おりん

おりん

これを鳴らすことで子どもたちは片付けの合図だと気付き「お片づけだよー」とお友だち同士で教え合っています。
このおりんは音の余韻が非常に長く、しばらく音が鳴っています。よく子どもたちは遊びに夢中になっていることがありますが、この長い余韻があることでこの合図に気づくことが出来ます。かなり大きい音も出ますので、より気づきやすいようです。また子どもたちに片付けの時間を前もって知らせておくことでその時間になった時に自分たちでおりんを鳴らし片付けを教えてくれています。

お片づけ以外にもこのおりんを使う時があります。
それは子どもたちが落ち着かない時や集中してほしい時です。落ち着かないときにおりんを鳴らすことで子どもたちはこの音に耳を傾けます。耳を傾けた際に「どのくらい長く音が聞こえる?」など質問するとより音に耳を傾けていきます。「聞こえなくなったらそっと手をあげて」と言ってみると、子どもそれぞれ上げるタイミングが違い面白い結果がでる時もあります。集中してほしいときも同様にこの余韻に耳を傾けてもらってから活動をすることで少し集中力が高まるように思います。

最近ではお坊さんの保護者(お父さん)がいるので、正しいたたき方を職員が教わっています。笑

うちの園では幼児クラスはおりんを鳴らし、2歳児クラスは銅鑼を使っています。2歳児クラスになると少し余韻が短くなるものの様々な時に使っています。片付けもそうですが、ご飯の配膳で使うこともあります。

銅鑼

銅鑼

こういった物を使って実践を行っています。

(報告者 本多悠里)

味付け

うんどうマイスターに続き、もう一つの取り組みを紹介したいと思います。

運動会では走る、くぐる、登る、跳ぶ、転がる、バランスをとるなど、個人的な運動能力の発達過程を見てもらう「個人競技」というものがあります。それを見てもらうことで一人一人の発達をじっくり見てもらいます。
毎年行っていることではありますがここで少しの味付けをすることを研修旅行で学んできました。

その取り組みはこういったものです。

3歳児クラスの競技

4歳児クラスの競技

4歳児クラスの競技

5歳児クラスの競技

5歳児クラスの競技

 

個人競技でなにをやるかのかというのを保育室に掲示するということです。
こうした掲示をすることで保護者の方も今年はうちの子はこんなことをするのかということを把握してから運動会に臨めるかたちになります。尚且つうんどうマイスターのスタンプと同様にコミュケーションの種にもなるように思います。こんなことをやるんだったら休日にやってみるか?というように我が子を応援するようにもなるのではないでしょうか。

この取り組み関して、保育者側の意図性と細やかさをとても感じます。
「毎年行われる行事でも、その味付けによって子どもたちの楽しみが増したり、印象を変えることができます。」と塾長はおっしゃっています。子どもたちに対しての工夫ではありませんが、保護者に対しての工夫も必要です。
「工夫が必要ですが、だからといってその行事の趣旨を変えたり、奇をてらったものは、かえって焦点がぼけてしまいます。」
「変えてはいけないものと変えるべきもの」ということも塾長はおっしゃっています。
まさに保護者に対してのこの掲示というの変わべきことだと思う取り組みだと思います。尚且つこれを作るに当たって同僚は「これを作りたい!」と言い、楽しんで作っていました。正に職員が行事を楽しむことへとも繋がっている様でした。

この島根の研修旅行で様々なことを考える良い機会となりました。
この場を借りてお礼させてください。
ありがとうございます。

(報告者 本多悠里)

うんどうマイスター

先月、職員研修旅行で島根の保育園を見学させていただきました。
様々な環境が見やすく、細かいところに気を配られていることで非常に参考になる保育園でした。

見学させていただいた保育園さんは運動会シーズンということで様々な取り組みをしていました。

その中で参考にし、実践した取り組みを紹介します。

その名も
「めざせ!うんどうマイスター」笑

表紙

表紙

中身はこういったものです。

てつぼうの用紙

てつぼうの用紙

マット、平均台、鉄棒、跳び箱、などそれぞれ用紙があります。
それぞれの用紙に書いてある項目を子どもが読み、自分ができたと思う所にスタンプを押していきます。
読めない子はお兄さん、お姉さん、先生に読んでもらうなどしてやっていきます。
必死で字を読もうとする子もいます。この取り組みから体を動かすことと、頭を使うことの両方をすることができることがわかります。
スタンプを押しているとき、字が読めない子がいると、ある職員が
「あの子に教えたらみんなに教えてくれるよ!」と言う姿もあり、子ども同士の横のつながりも期待できるものでした。
話は戻り、初めにマットと平均台の用紙から始まり、少したってから鉄棒の課題が「届いたよ!」というように渡していきました。
課題がくることで子どもたちのやる気も上がっていきました。
このマイスタースタンプを作ることでそれぞれがどこまで出来るかを把握することもでき、自分が次どんなことを頑張ればいいのかが明確にわかってき、自己理解にも繋がるように思います。更に保護者の方が見ることによって我が子が今どんな取り組みをしていてどんなことができるのかを家庭でも把握できます。
運動会前日にはそのスタンプからこれを頑張る!などというコミュケーションを取れる種にもなることでしょう。
このアイディアを研修から取り入れるとこで発見が見られることから、相乗効果のような感覚で保育が楽しくなっていく感覚を覚えます。

更にもっと保護者に運動会のことを理解してもらうための取り組みがありました。
それは次回紹介したいと思います。

(報告者 本多悠里)

子どもたちは「数」も、生活や遊びを通して学びます。

3・4・5歳児の朝の集まりで出欠確認をして、今日の欠席人数をみんなで把握しています。その行程の際などに、数字と人数の一致を分かりやすく視覚的に理解できるものであったり、自発的な遊びを通して数に親しめるようにといった狙いのもと、新人の用務員がこれを作ってくれました。

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木の容器に、はんだごてで数字を書き、容器の周りを移動する囲いを木片で作り、そして中には12個の花のクリップが入っています。木の容器を「植木鉢」に見立て、その鉢に自分が決めた数字分の花を植えるという手作り玩具です。

 

塾長のブログにはこう書かれています。

「小学校の1年生での数の指導では、物の個数を直観的に把握させること、つまり集合数としての数の役割を重視する考え方を直観主義といい、物を数えるという操作を通して把握させること、つまり順序数としての数の役割を重視する考え方を数え主義といいます。数の概念を形成するにあたって、どちらの意味も、具体に即して、正しく理解させ、両方の調和のとれた指導が必要だとされています。しかし、子どもたちは、小学校に入学する前から、両方を生活や遊びの中で経験していきます。」

 

この手作り玩具は、まさにその経験を可能にしている環境のひとつです。植木鉢に咲いている花の数を当ててみたり、数字の羅列から順序数を把握しています。これは、決してやらせれているのではなく、子どもたちが自発的に遊びを通して行っているところが最大のポイントであると感じています。

 

ある子どもが、その玩具で遊んでいました。その子どもは、初めから12個の花クリップ全てをつけていました。クリップをつける感触を楽しんでいるのかなと思っていると、自分が決めた数字分の花を容器に戻し、数を引き始めたのです。子どもたちは自発的に行っているからこそ、自分でルールを考えたり新しいものを創造していけるし、数という対象の深い認識にもつながっていくのだろうなと感じました。

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(投稿者 小松崎高司)

自己評価

写真 (4) 写真 (3) 写真 (2)

以前、塾長のドイツ報告の中で子どもたちが自己評価していると聞きました。

詳しく内容を聞いてみると、「学びの部屋」という空間があり、その部屋には文字数、科学遊びができるようになっています。

その部屋は主に就学前の子どもたちが遊ぶのですが、まずその部屋に入ると、自分で今日は何をして遊ぶのか決めます。

そして、活動が終了すると、子ども達はある行動をします。それは「自己評価」です。

まず一人ひとつずつ空きビンがお部屋に置いてあり、その中に赤、青、黄色の透明な石がいくつか入っています。

そして、その石は文字、数、科学に対応しています。

子どもが十分に今日は遊ぶことができた。と感じたら、文字に対応した色の石を一つ取って自分のビンに入れます。

同じように数も十分に遊ぶことができたら、数遊びに対応した色の石を一つ取ってビンの中に入れます。

科学遊びも同様に、自分のビンに入れます。

そして自分のビンの中に入った石を見て、青色(文字)の石が多いと判断したら、

次からは赤色(数)の石を入れるようにしたり、中にはバランスを取りながら遊ぶ子どももいるそうです。

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この実践例を聞いて、自分の保育園でも取り入れたいと思いましたが、いきなりドイツのように「遊び」で取り入れるのは難しいと思ったので、

まずは、給食後の掃除、そして年長さんのお手伝い保育から始めました。

掃除の手順としては、ほうきを使ってゴミを集めて、ちりとりで集めたゴミを取る。

そして雑巾がけをして、最後は机と椅子を並べる。といった手順です。

それを3つの項目に分けて、赤をほうき、ちりとり、青をぞうきんがけ、黄を机、椅子として、

掃除が終了したら、一人一人に今日は何を一番頑張ったのか聞いて、それに対応したシールを渡し、子どもは自分の場所にシールを貼っていきます。

お手伝い保育も同様に「おしたくのお手伝いができたか?「給食の手伝いができたか?」「小さな子の気持ちにきづけたか?」

「一緒に楽しくすごせたか?」の4つに項目に分けて、それに対応したシールを貼っていきます。

最初の方はシール欲しさに毎日、掃除をしている子どももいれば、友達とシールの数を競っている子どももいました。

まぁ予想通りの展開です。問題はここからです。ドイツの子ども達のように自分で調整できるか?です。

すると以外にも最初から調整している子どもがいたので、驚きましたし、

最初は二色しかなかったシールが最近は他の色のシールが増えてきたりと、自分で評価をしているように感じました。

いずれはドイツのように文字、数、科学遊びで自己評価を取り入れていきたいと思っています。

(山下祐)

 

声であそぼう

 人間の声は、のどの奥にある「声帯」というひだが震えることによって作られ、空気を振動させながら伝わっていきます。同時に、離れている物をふるわせることも出来ます。以前TV番組で、声でワイングラスを割ることができるか実験していました。その結果に衝撃を受けた記憶があります。保育の部屋にも、目に見えない「声」を、遊びを通して直接「目」で見ることができないかと考えていると、本屋にあった総合学習本の中に、「声であそぼう」というページがありました。

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 これは、声の振動でモール人形を踊らせる手作り玩具です。用意する物は、ボウル・ガムテープ・黒いポリ袋・モール・ハサミです。これらを使って玩具を作ります。作った物を科学ゾーンに置き、実際にやってみると、子どもたちは驚いていました。そして、自らやってみたいと言って、やってみます。しかし、なかなかモール人形は動きません。そのうち、一瞬ですがモール人形が動くと「うごいたー」と言って喜びます。不思議を体験した瞬間です。そこからこつを掴んで、動きやすい声と動きにくい声があることに気がついていきます。大人から見ると、声帯が細かく振動している声と大きく振動している声ということになると思います。子どもたちは、いろいろ試しながらそれを感覚で理解していきます。

 

 また、これはまだやっていませんが、ポリ袋の膜の上で塩(アジシオ)を踊らせると、模様を描くことが出来るそうです。この振動で作り出された模様を「グラドニ図形」といいます。ポリ袋の上でも、大きく振動する場所と、ほとんど振動しない部分があり、振動しない部分に塩が集まって模様が作り出される仕組みです。1787年、ドイツの物理学者エルンスト・グラドニが発見しました。ある記事では、その図形を「神が音に託した指紋」と表現していました。面白いですね。確かに、グラドニ図形を検索してみると、周波数の違いによって様々な模様が描かれ、非常に神秘的な物を見ているかのようになります。

 

 グラドニは、どのようにこの図形が作られることを発見したのでしょうか。もしかすると、声で何かが動くことを知ったのがきっかけとなったかもしれないと、そう感じさせるような、子どもたちの姿でした。

 

(投稿者 小松崎高司)

4W遊び

写真 (11) 写真また一日遅れてしまいました・・・皆さん申し訳ありません。

さて、文字遊びのひとつとして、こんなものを作ってみました。

これは塾長が書かれた「こくごのはじまり」の本に書かれてあった物を形に表してみました。

「4W」の4つの「W」とは

「When いつ」「Where どこで」「Who だれが」「What なにをした」です。

遊び方はいたって簡単です。

二枚目の写真のように文章を作るのですが、

「いつ」を表すカード、「どこ」を表すカードと4種類の意味が異なるカードを区別し理解しないと、

文章が作れません。また白いカードは助詞を表すカードなので、更に複雑になります。

まずは「いつ」と「なにをした」の二種類を使って「きのう あそんだ」と簡単な文章作りから、

「どこで」カードを足して「きのう ほいくえんで あそんだ」そして最後は「だれが」カードを使って、

「きのう ほいくえんで ともだちと あそんだ」と文章を作ります。

ここまでは一人で遊ぶ場合です。では複数人で遊ぶ場合ですが、

おそらく考え方によっては色いろなパターンがあると思います。その中で私が思いついたのは、

まず、4人で自分がどこの「W」のカードを出すかという役割を決めます。

そして一斉にカードを一枚ずつ出して、出来上がった文章を皆で確認します。

面白い文章ができるか・・・それはお楽しみです(笑)

皆で相談しながら、正しい文章を完成させる。という遊び方です。

(投稿 山下 祐)