新宿せいが保育園が定員増に伴い、新しくなった環境を少しずつ紹介していきたいと思います。
まずは以前からある日本庭園ですが、特に大きく変わってはいないのですが、
ハーブ園がある屋上は緑化も兼ねて芝生を植えています。
屋上の環境を覚えている人はイメージがつくと思いますが、ハーブ園があるスペースと、奥にも一段下がった場所にも芝生を植えています。
そして柵の外はハーブを植えていましたが、去年の冬にハーブから「芝桜」に植え替えました。
しかも、ただ1色ではつまらないので、ピンクと白の二種類をバランス良く交互に植えて、少しデザインぽくしてみました。
その芝桜が先日満開になり、とても綺麗なので皆さんに紹介したくなり、アップします。
この芝桜を見ていて、以前塾長のブログに「庭園」ついて詳しく書かれているのを思い出し、
早速検索し、読み返してみました。
おそらく塾長の講演でも何度か話されているのでご存知の方もいるかとおもいますが、
英語のガーデンgardenの語源は、gan(ガード、囲い、防衛)とeden(エデン、悦び、愉しみ)の合成語ですから、「安全で快適な世界」ということだそうです。「庭園」という文字は、和製漢字熟語で「庭」は、屋前の、あるいは建物で囲まれた人工的な空間であり、「園」は、囲いがあって、その中に果樹が植えられていることを示しています。ちなみに、囲いの中に野菜が栽培されているのが「圃(ほ)」、家畜を飼っているのが「囿(ゆう)」というそうです。(ブログ臥竜塾から引用)
同じブログの中に塾長はこう言っています
「庭」は癒しの空間である。
確かにそうかもしれません。ただ、そんな風に感じたのは最近かもしれません・・・。
それまでは綺麗な日本庭園を見ても何も思いませんでしたが、
最近はやたら感じるようになりました。
それは、おそらく自分たちで「庭」を作ったからかもしれません。
上の写真は園長室の前の庭ですが、ここも芝桜が綺麗に咲いています。
去年、西村君が新宿せいが保育園に就職したおかげで、色々なことが出来るようになり、
その一つが、園長室前の庭園作りです。
前から存在はしていたのですが、年月の経過と共に見栄えが悪くなってきたので、
これを機に改装をしたのです。
土と白い石の間には仕切り専用の瓦を用いて、土の流出を防ぐことで見栄えを良くし、
蹲や灯篭がある場所の石は細かく綺麗な石を使っています。
という風に自分たちで「作る」という作業をすることで、庭園に興味を持ち、
そして自然と「癒し」を得ていたのかもしれません。
同じようにハーブ園の奥に作った芝桜の庭園も、満開の姿を見て、とても癒されました。
「生き物である花や緑を少しでも身近に置きたいと思うし、できれば自らの手で育ててみたいと願う。何から何まで誰か(プロやメーカー)がつくった“もの”を買って消費するだけの現代人は、わが手でつくり育てること、手づくりに憧れる。」
これは進士五十八さんの言葉です。
塾長は進士さんが書かれた「日本の庭園」という本を読まれてブログに解説を書いています。
詳しくは・・・
http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2011/05/post_1939.html
植物は私たちが言葉で話しかけても答えてくれません。
しかし成長という言葉で私たちに答えてくれます。
その姿を見て共に生きている「共生」があり、
癒しという「貢献」があるのだと思います。(報告者山下祐)
自らの手でということが大切ですね。自分で育てたものは、そうでないものと比べて気のかけようが全く違います。作っている最中も楽しいですが、何より、できたものを見ていると満足感が自分を癒してくれるような感覚になります。今日、ガーデン的なものが趣味な職場の方たちが花や野菜を移植したり、花壇に手を加えたりしていました。そんな姿を見て、子どもたちも集まり、自然と一緒になって作業をしていました。私もその花壇で使うものを作ってみようかなと思い、あれこれ考えていましたが、そんな時間や一緒に作業をしている大人や子どもを見ているのはとても楽しいことだなと思いました。ちょっとした日本庭園を作りたいねという話もあるので、今日の報告を読みながらいろいろ妄想することができました。
素晴らしい報告だと思いました。本当に癒される庭です。写真からそうなのですから、実際はもっと素晴らしいでしょうね。改めて見てみようと思います。
今、勝手ながらピーステーブルを改良しようかと思っています。そこに来ただけて癒されてしまう空間、というようなイメージで、例えば竹や何か和の材料で椅子や装飾がなされ、テーブルは上から金魚か何かが見れるようなテーブルで、水の音が流れて、にこにこ組のテラスが見れる窓も、まるで一枚の絵を見ているような感じになっていて、とイメージばかり膨らんでいます(笑)