基本型は肩幅に足を開き、中腰になるスクワットの姿勢。このフィットネスに興味を持った方がやった感想を紹介します。
『言われた通りやっていたつもりが、「膝が前に出過ぎてますね。」と早速指摘された。
太ももにかかる負担を無意識に減らそうとして、体が前のめりになっていたためだ。
お尻をつきだし、いすに深く腰掛けるような正しい姿勢にしようとするとひっくり返りそうになった。
そこでけん玉が登場。
玉を前に乗せて体の正面で構え、中腰になってみる。するとけん玉を持つ腕が、ひっくり返りそうになる体を引き戻すような感覚になり、バランスよく正しい姿勢が取れるようになった。その姿勢からリズム良く屈伸を繰り返す。慣れてきたら立ち上がる際に玉を上げて、
しゃがむときに皿でキャッチする。数分で足がプルプルと震え、汗が吹き出てきた。太ももとお尻の筋肉にしっかり負担がかかっている証拠だ。』とありました。
けん玉の効果として、けん玉を体の前に持つことで前後の重心が取りやすくなり、
トレーニングの初心者でも効果を実感できるそうです。
実際に私もやってみた所かなりキツかったです。ただ、けん玉があることで意識が
そちらにいき普通のスクワットより、楽しめる印象を受けました。
更にフィットネスのみならず、健康作り、介護予防に役立てる取り組みもあります。
ある施設では高齢者向けのけん玉教室を開き、大皿と中皿を往復する「もしかめ」
などを指導しているようです。
けん玉なら雨天でも屋内の狭い場所で全身を使って長時間続けられるというメリットが
あります。
調べによるとけん玉をした前後の心拍数や呼吸量などを測ると、時速3.6キロのゆっくり
とした歩行に相当するという結果が出ているようです。
肺機能を高める有酸素運動として適していることがわかりました。
このことから普段運動をしないという年配の方までも1時間程度やるようになっているようです。昔やっていたけん玉だから手に取りやすいということです。
このようにけん玉をやっていた経験からここまで発展することを知ると自分がやってきたことで何か人のためにできることはないかと振り返ってみたくなります。
一つのことでも様々な枝分かれを生み出すことを学んだ記事となりました。
(報告者 本多悠里)
けん玉が健康維持にの運動にもなるんですね。そう思えば、昔の人は自然にフィットネスな遊びを繰り返していたということにもなるのですかね。昔の遊びはけん玉のように身体をうまく使う遊びが多かったのかもしれません。メンコやコマ回し、竹馬にお手玉など絶妙な身体の使いこなしが必要な印象を受けます。身体を使うことで世の中のことを理解するそんな経験にもなりそうですね。
けん玉は〝my箸〟ならぬ〝myけん玉〟をお持ちの本多先生の今や武器とも言えるものですね。先日けん玉が物凄く上手なわいわいの子に凄いね!と声をかけたら、「本多先生の方が上手いよ!」と教えてくれました。その腕前はわいらんすいの子ども達の憧れの的です。
こういった考察や科学的にも健康によいといった情報が加わると、けん玉というものが子ども達に普及することが大変有意義なことというのがわかります。大人の健康にも良いけん玉。家族で、親子で、世代を超えて楽しめるとても大切な伝承あそびであると改めて思いました。