先週の金曜日から、やたらスマホを見ながら街中を歩き回っている人を見ます。
モンスターを捕まえるのも分かりますが、気づいたら自分が迷惑モンスターになって捕まらないように注意しないといけませんね。
さて先週の土曜日に「子育て講座」を行いました。
そもそも、なぜ子育て講座を行ったかと言うと、いくつか理由があります。
塾長から聞いた話しによると、将来こども園になるにあたって地域支援が2つほど行うことが必須項目になるそうです。現在、私の妻が「マタニティカフェ」を定期的に行っていますが、これも地域支援の一つです。そして「子育て講座」が二つ目です。
次の理由は、新宿せいが保育園で約10年もお世話になり、そろそろ自分も園に貢献し、そして地域にも貢献できることは何か?また結婚し息子がいて塾長と出張に行かなくなった今、自分には何ができるのだろうか?とずっと考えていました。そんな時にふと「子育て講座をやってみよう」と思いついたのです。
最後の理由は、これが一番の決めてかもしれません。
少し前の臥竜塾の報告でNHKスペシャル「ママたちが非常事態」という番組を塾生で見ました。
詳しくは塾生の加藤君が報告をまとめているので、ブログ上の検索機能を使って「ママたち」で検索をすると出てくるので気になる方は見てみてください。あとはyoutube でも「ママたちが非常事態」で検索すると見れます。
番組の内容を簡単に説明させていただくと、今の日本の子育て環境が母親にとって良くない影響を与えていることを大きなテーマとしています。そもそも人間の子育てというのは親だけが行うことではなく「共同養育」集団で子どもを養育していくように人間の遺伝子は作られているのです。しかし専業主婦の場合、ほぼ一日中赤ちゃんと一緒にいることで、子育てが上手くいかない自分に対して自信喪失、不安、心配、それらがどんどん母親達を追い詰めています。また2歳児のイヤイヤ期、そして夫婦関係、それらを科学的に証明されてきているのを教えてくれます。
この番組を見たときに、とても肩の荷が下りたのを覚えています。
と言うのも、番組の中に0~1歳の時の離婚率が一番高いそうです。おそらく一番の原因は夫婦間のトラブルだと思いますが、それも科学的に証明されているのです。
赤ちゃんに母乳をあげている時に母親の体内ではオキシトシンというホルモンが分泌されています。このホルモンは「愛情と攻撃性」を兼ね揃えたホルモンであり、母乳をあげている時は、とてもリラックスした状態になり、我が子に対して、とても愛おしくなるようです。しかし、我が子を脅かす存在が現れたとたんに、我が子を敵から守る為という働きがあるため、いくら信頼のできる夫でも時には敵とみなし、結果的に強くあたってしまうというのです。
今回の講座で、参加者の方に一番伝えたかったのは、ここの部分でした。
では具体的に講座の雰囲気がどうだったのか、次の報告でしたいと思います。
(報告者 山下祐)
先ず冒頭の文章に心を掴まれました。流石塾頭です。
素晴らしい取り組みだと、この講座をするという話を聞いてからずっと思っていました。先日のテレビ番組の内容はとても心に残るもので、多くのお父さんを安心させ、塾頭が仰る通り〝肩の荷〟をおろさせるものだと思います。
塾頭にとってここ新宿せいが保育園のある町は地域なのですね。その感覚に大げさかもしれませんが感動に似た気持ちが湧いてきます。出身地、いわゆる地元を離れ、この場所に住み、働き、そして貢献へと繋がっていく道筋は、誰もに賞賛されるべきものと思います。次回の報告もとても楽しみです。