写真左手、ちっち組(0歳児クラス)のある男の子。
このようなフランクな感じで、園の子ども同士が関わっています。
この日は4月5日。新年度始まって早々の賑やかさを、このように緩和してくれる、有難い存在です。
穏やかな表情です。でもすぐ起きてしまいました。
くるくると回る歯車の玩具と「くるくるチャイム」と呼ばれる玩具が、水玉くん(水玉の服を着ているので、以下水玉くん)の前に並びました。
すると、二人が面白いことを言いました。
「こっち(くるくるチャイム)の方が好きみたいだね。」「ね。」
え?どうして、そんなことがわかるのでしょう?
再び遊んでもらい、この子の目線がわかるようにカメラを回してみることに。
ぐっと顔をあげて、しっかりと玩具を見つめています。
12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2016年9月13日『平等な分配』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
「視線」。赤ちゃん研究の重要なポイントであることを改めて感じます。
このことは、『臥竜塾』ブログ2012年6月29日『視線を交わす』の中で触れられています。
その視線の力を女の子たちが自然と理解をしているのが凄いですね。水玉くんの好みを視線から理解したということでしょう。
自分の好みを理解してくれる存在の前では、人は心を許すものですね。水玉くんの落ち着いた理由がなんとなく理解できたように思いました。
子ども集団。異年齢の力。とても考えさせられるものがあります。
(報告者 加藤恭平)
4月で新入園児が入園して、バタバタとしている間でも子ども達の様子を見て、ブログにアップされている加藤先生の姿勢を私も見習おうと思います。
今の時期、赤ちゃんが保育園という環境に慣れようと頑張っている姿は今しかありません。それは赤ちゃんだけでなく、どのクラスも同様で、4月で色々な事が初めての期間は今しかありません。気づけば5月に入るとまた、違った姿を見せてくると思いますが、一日一日を大切にし、目の前で遊んでいる子ども達をしっかりと見守り、4月ならではの姿を捉えていく必要があると思いました。
Sasukeさんへ
コメントありがとうございます。今しかない姿というのは本当に今しかないのですね。戻ることのできない日々の中で、毎日を自分の気持ちに沿って生きることの大切さを肌身に感じています。二人目の子どもが生まれ、物理的に時間を生み出さなければならない状況下で、やれることというのは限られてきます。その中でどうしても優先順位をつけなければならず、それなのに、こうしてコメントを入れていただけたということに、感謝と、先生のこの生臥竜塾ブログへの、臥竜塾への、そして塾生への想いを改めて感じるところであります。
家が遠い。そのことがこんなにも困難な部分を生むものかと痛感しているところでもあります。今は目の前の仕事、目の前に課された生活における大役を果たし、臥竜の今を、しっかりと生きていこうと思います。そして、そんな行き帰りの中で、修めることは知識を増やすことではなく、過不足をなくすことだという言葉を目にしました。自分のできる役割をしっかりと果たしていくことが、最高の学びになるということを教えてくれた塾頭山下先生はこのことを言っていたのだと、一人感動を覚えました。