私たちは日頃、現場で一人一人の子ども達の特性を見抜き、その子が持っている可能性を引き出してあげることが大切です。
逆に自分の特性は何だろうか?と考える人がいると思います。よく大学入試や就職試験で面接官から
「自分の長所は何ですか?また短所と思うところは?」
と質問をされると思います。塾長のブログに日本人は自尊心が外国と比べて低いという事が書かれていました。
最近のブログなので読んでいる人は覚えているかと思いますが、セリグマンの「オプティミストはなぜ成功するのか?」です。
もう一度、復習も兼ねて読んでみました・・・。
「私は自尊心には反対ではないが、自尊心は心身の状態を示すメーターにすぎないと思っている。それ自体が目標ではない。学校や職場でうまくやっていて、愛する人々との関係が良好で、遊びが上手にできていればメーターは高い値を示すだろう。うまくいっていなければ値は低いだろう。」
と書かれていました。
しかし研究を進める上で犯罪者の多くは自尊心が高く、彼らの不当な自尊心により暴力を引き起こしてしまうのです。
ですので、子ども達に間違った自尊心を教えてしまうと問題が起きてしまうことに気付いたそうです…。
どうしても自尊心は高い方がいいと思っていた自分がいたので、少し反省しました。
そうは言っても外国人は自尊心が高く、自己アピールをさせると、どんどんアピールするほど自分に自信を持っています。
ただ、日本には「謙遜」という言葉があります。
今週の臥竜塾でも出てきましたが、日本人は「謙虚な姿勢」を持っているので、そこまで自分を出さない傾向があるため、一様に日本人は自尊感情が低いのは何とも言えない部分ですね。
さて本題に移りましょう。
自分の長所、違う言い方をすると「強み」とは何か?と考えた事があると思います。
私も自分の強みは何だろう??と考えます。
以前、臥竜塾のメンバーで火曜日以外で食事をした時に小松崎先生が言いました。
「自分の強みを知ると自信にもなるし、落ち込んだ時にも、すぐに切り替えることが出来ると思うんだよね」
確かに分かります。仕事で失敗して先輩に注意された時や、保育がなかなか上手くいかないとき、自分にとってマイナスな出来事が起きた瞬間に一つでも自分の強みを知っているだけで、知らない人よりか早く切り替える事が出来ると思います。
これはセリグマンのオプティミストと関係があると思います。
自分の強みを知るには、よく自分と一緒にいる人に聞くのが一番かもしれませんが、なかなか、聞きにくい所もあるかと思います。
そこで塾長のブログ、そして私たちのブログにも毎回コメントをして下さっている「もりぐち」さんから自分の強みを知れる方法を聞きました。
詳しく聞くと、もりぐちさんの保育園の園内研修で園長先生が取り入れた研修だそうです。
「ストレングスファインダー」です。
おそらくご存じの方もいるかと思いますが、180ほどの質問に答えることで、自分の強みを教えてくれるものです。
気になる方は詳しくは調べてみるといいかもしれません。
塾長とその情報を聞いて、面白そうだから塾でもやってみようか!という事に。
ちなみにもりぐちさんの診断結果を聞くと、かなり合っているそうなので信憑性は高いかもしれません。
ある意味占いに近い物なので何とも言えませんが、診断結果が合っている、合っていないとは別として、自分を知るという判断材料として取り入れてもいいのかな?と思いました。(報告者 山下祐)
自尊心というと高ければいいのかなと思っていたので、ブログでの自尊心の話には驚きました。もう少し、私もこの自尊心や謙虚といったところを丁寧に理解していきたいなと思います。自分の強みを知ると自信にもなるし、落ち込んだ時の切り替えにも役立つのではという小松崎さんの言葉には「なるほど!」と思いました。確かにそうかもしれませんね。私も今回の結果を見て、自分ではピンとこなかった部分もあったのですが、周りの人たちから「ぴったりだよ」「まさしくこの通りだよ」と言われて、そうか自分にはこんな強みがあるのかなと思うことができました。そのことはどこかで自信にもつながっているのかなと思いますし、つながっていくようにも思います。このような診断を受けさせてもらう機会をいただき、感謝です。
山下さんや藤森先生にも合っていると思ってもらえるのはなんだが嬉しいですね。今から、みなさんの結果が楽しみで仕方がありません!心待ちにしております!
日本人の謙虚な姿勢はとても素晴らしいものであると思います。それが自尊心につながらないのは、その謙虚な姿勢を日本という社会が生み出す雰囲気、子どもの頃学校やどこかで、〝そうあるべき〟というような無言の圧力の中に日々いざるを得なかった為ではないかと思うのです。どこかで、謙虚でいなきゃ怒られる、叩かれるという思い、自分を出してはいけないというような罪悪感のようなものがあるのではないでしょうか。誰に何かを言われたとしても、そのこと以上に自分を責める必要は一切なく、自分を大切にする気持ちこそ大切であると思います。藤森先生のブログ『武士道』の連載の中にもありますが、〝礼はその最高の姿として、ほとんど愛に近づき、私たちは敬虔な気持ちを持って、「長い苦難に耐え、親切で人をむやみに羨まず、自慢せず、思いあがらない。自己自身の利を求めず、容易に人に動かされず、およそ悪事というものをたくらまない」ものであると新渡戸は言っています。〟ということです。こういった感覚は強制されて得られるものではなく、〝こうありたい〟という自発的な思いによって少しずつ成し遂げられていくものではないかと思います。自分を大切にして、人を大切にして、そして皆で今の日本をもっともっとよくしていきたいですね。本題から大きくずれました(笑)
ストレングスファインダー!僕もやったことがあります!ほんと面白いですよね。先生方の強み、とても知りたいです。もりぐちさんの強みもぜひ聞かせていただきたいです!