早速何人かの子がおかわりに来ました。面白かったのがその殆どがわいわい組(3歳児クラス)の子でした
年齢別で考えることではないとは思いながら、やはり幼い子には我慢することや、先の見通しを持つこと、また、保育者が大勢の前で言ったことを理解することというのは、簡単なことではないのかもしれません。
そんな中、面白かったのがらんらん組(4歳児クラス)の子達で、
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年5月6日『動機』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
私の園でも、いろいろな場面で子どもたちは「待つ体験」をします。子どもたちは、待つことができるように様々なことを考えます。友達とおしゃべりをする、手遊びをするなどです。〟
まさにブログに書かれている通りで、子ども達は独自に気を逸らす方法を考え出していました。
『臥竜塾』ブログ2016年8月13日『運命か?』の中にはこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
〝ミシェルは、子どもでも大人でも自制心を育むことは可能で、前頭前皮質を意図的に使ってクールシステムを活性化させ、ホットシステムを調整できると言っているのです。
彼は、これを可能にするスキルがあれば、刺激にコントロールされることを免れられるので、その時々の衝動やプレッシャーの言いなりになる代わりに、自制を達成し、真の選択ができるのだというのです。
私たちは〝待つ〟ことを始めとした〝自制心〟という力を育み、鍛えることによって運命を、人生を切り開いていくことができる、ということです。
子どもの時からこのような環境で過ごすことの大切さを改めて感じると同時に、保育者としては子ども達にこのような力をぜひともつけて社会へ羽ばたいてほしいと思うところですね。
そして私たち大人も。より良い人生を手に入れる方法は目の前に広がっていたということを感じたこの度の出来事でした。
(報告者 加藤恭平)