久しぶりの臥竜塾です。
今日の臥竜塾はご存知のとおり3月31日、今年度最後の日でした。
こんな日に臥竜塾というのは、何だか運命を感じてしまいます・・・。
ただ今日の臥竜塾は始まりがとても遅く、夕飯を食べ始めたのは9時頃です。
と言うのも例年の年度末はいつもよりも多少遅くなりますが、
今年に限っては定員増のため、家具の配置、細かい書類などなど、
いつもよりも準備の量が多く、どのクラスも遅くまで準備をしていました・・・。
確かに準備などは大変ですが、塾長が何度も言うように、
「大変なのは分かっているから、大変よりも楽しみだと思って準備をしよう!」
本当にその通りですね。
私はクラスに入らないので、担任の先生達の大変さは正直分かりませんし、
そうは言っても担任は大変と思っているでしょうね・・・。
そんな時に、少しでも楽しく雰囲気が作れるような役割になれればと思います・・。
さて、本題にいきますね。
まず私が今回の塾のテーマにしたのは、
「保育園としての目標」です。
臥竜塾生としての目標は新年会の時にそれぞれが話しましたので、
今回は来年度から大きく保育園として変わる時なので、
その中で自分の保育士、保育者としての目標を皆さんに言ってもらいました。
まずは言いだしっぺの私は
来年度はテーマが「伝統」ということで、過去「森」「季節」と多少関連があるようなテーマから、
大きく変わります。4年間、そこまで保育園の装飾が代わり映えがしなかったので、
今年は心機一転、ガラッと「伝統」一色に色々なところの装飾を変えたいと思います。
また西村君が一年間、保育園の流れを見てきて、何となくの流れは理解してはずだから、
去年よりも2人で連携して色々な物を作っていきたい。というのが目標です。
すると塾長からこんな提案がありました。
「島根県のさくら保育園もテーマが「伝統」だから、お互いに情報交換をしたらいいかもね。
装飾の仕方なんかも、地域の違いが出て面白いんじゃないかな?」
そこんとこ、さくら保育園の男性職員と連携取ってみようと思います。
よろしくお願いしますっ!!
続いて小松崎くんは
「おそらく定員増によって先生たちは子ども達に目が行きすぎてしまうと思うので
僕は少し引いて、他の先生が見ていないような視点から子どもを見たり、それこそ、子どもに合わせた環境設定を重点に動いていきたい。」とのことです。
そして本多くんは
「来年度は年長の担任として、まずは先を見通していくというのが目標です。
いつも、自分はその場しのぎでこなしていたいけど、年長の担任なると色々な他のクラスよりも多くなるので、
しっかりと見通しを持って計画していきたいです。」との事です。
これに対して塾長は
「来年のテーマは伝統だから、「伝統食」をやりたいね。
例えば漬物、味噌、豆腐作りなど日本古来の食を実践したらいいんじゃない?
その為にも一年間の予定表カレンダーを作って、材料を仕入れる時期や、仕込む時期などをしっかり調べる必要があるね」
私も色々な保育園にお邪魔すると、味噌作りなんかは結構、実践されている保育園さんを見ます。
ちなみに息子が通っている保育園でも年長さんになると味噌を作るそうです。
これは楽しみですね!!しっかりと調理さんとも連携を取らないと、成功しないですね・・・。
さて次は西田くんは
「今年は職員室フリーになったので、もちろん仕事を覚えることですが、
中山先生の精神的サポートを重要な役割かもしれません。例えばお話に付き合うとか(笑)
あとは職員の安心基地のような空間にしたいです。
現場で大変な時に、職員室に入ったとたんに落ち着ける空間、癒される空間にしたいと思います。」とのこと。
たしかに定員が増えることで、今まで勝手が違うぶん、ストレスも溜まってしまうかもしれません。
そんな時に癒される空間があると知れば、少しは精神的サポートになるかもしれません。
続いて柿崎くんは
今年は少し人数が増え、調理チームと栄養士チームとして役割分担が出来てきた。
だから調理室で色々な事を試してメニューのバリエーションやより美味しく作る技術を磨きたい。
そして後半は調理からも現場にヘルプ出せますよ!という余裕も持ちたい。との事です。
これは、チーム保育の極みですね。
現場通りのヘルプはよくわりますが、調理室から現場へのヘルプは素敵ですね!
是非、実践してくれたら最高ですね。
そして若林くん
まずは保育士の資格を取ること!
去年は学童がほぼ二人体制だったので、チーム保育というよりも、どちらかが現場にいて、どたらかが事務作業・・・という動きだったので、
数人になった時のチーム保育の動きをしっかり身に付ける。とのことです。
僕はさらに若林君に吉田松陰先生のように聞きました
「若林君、他にはないのかね?」と。すると
泣かれてしまう子がいる…。
泣かれてしまう子がいる…。
確かに、これはしょうがないですね。すると塾長がこんな話をしました。
「小学校の教師をしていたときに、プールが苦手な生徒がいて、私はなんとかしてその生徒にプールの楽しさを知ってもらうために、一緒に入って、潜る練習などをして、結果、水に潜れるようになったんだよね。その数年後の高校のクラス会で、当時、水が苦手だった生徒と再会し、その生徒が言った言葉は
「あの時は、先生が一生懸命にやってくれてたから我慢してたけど、実は水の恐怖心しかおぼえなかった…。」と言った。私は当時は彼の事を思って一生懸命にやっていたのが返って彼を追い詰めていた事にやっと気付いたんだ…。
大人になって、後輩に対して、為を思って厳しく指導したり、怒ったり、一生懸命にやって、果たしてされた側はどう思うか・・・おそらく感謝はするだろうけど、
恐怖心しか残らないだろうね・・・。幼児クラスや学童の子ども達は我々が一生懸命になればそれに答えようと必死にやると思うけど、
乳児と障がい児に関しては、強い思いは通用しないんだよ。まずは理屈も分からないから、いくら言っても通用しないんだよ。
西田くんには、その辺りが欠けていたから、障がい児担当にしたんだよ。
まず通用しない相手には、とにかく気持ちに寄り添ってあげることが大切。そしたらそのうち向こうから素直に近づいてくるから」
塾長の実体験をもとにした素敵なエピソードでしたね。
そして最後は西村くん
「一年が終わって、流れが分かったので、伝統について自分なりに勉強したいです。」
また「地元長崎の伝統を勉強して子ども達に伝えたい。」
また「現場のエピソードをためて出張先で先生方に質問などをされた時に、それらを活かしたい。」と話しました。
また「現場のエピソードをためて出張先で先生方に質問などをされた時に、それらを活かしたい。」と話しました。
とこんな感じで各自が目標を話しました。
今年度、大きく変わった新生、新宿せいが保育園を皆さんにお見せすることとなりますが、
本当にどんな風になっていくか、楽しみでなりません。
はい!よろしくお願いします!
心機一転、装飾を伝統に!という山下さんの意気込み、わくわくします!どうなっていくのだろうと、とても楽しみで、きっと様々な刺激をもらえると思うと、またわくわくします。みなさんの保育園としての目標を聞いて、私も刺激を受けました。本多さんの目標は、まさに私の目標と同じであり、私もその場しのぎばかりだった自分を反省しています。私も同じ立場であり、先を見通していろいろと計画していきたいなと目標にしているので、とても共感しました。「幼児クラスや学童の子ども達は我々が一生懸命になればそれに答えようと必死にやると思うけど…」とありました。大人の思いにこたえようとしてくれる子どもの姿に気がつくことがあります。気持ちに寄り添うということを忘れてしまっていないか、私自身も余裕をなくさず、そんな子どもの気持ちに寄り添う余裕を持ちながら、しっかり先を見通して、保育をしていきたいと思います。新生、新宿せいがの姿も本当に楽しみです!また、じっくりそんな新宿せいがを見て、体験して、学びたいなと思います。
〝まず通用しない相手には、とにかく気持ちに寄り添ってあげることが大切。そしたらそのうち向こうから素直に近づいてくるから〟とは至言ですね。学生時代から僕は今まで先輩はとても多かったのですが、後輩がほとんどいませんでした。社会に出てからも、何かの運命で(笑)すぐに職場を変えることが多かった為に後輩という人がほとんどいませんでした。なので、後輩にあたる人がいるともう嬉しくて嬉しくて(笑)先輩にしてもらった恩を先輩と後輩に返していくというのが僕らの役割の一つであるかと思っています。新しく入ってきてくれた人たちに保育を楽しんでもらいたい、先輩と新宿せいが保育園を楽しくより魅力的な保育園にしていくことに貢献していきたいと思っています。力を抜いた状態で、朝起きてから布団に入って夢の中までオプティミストに日々を重ねていこうと思います。