みんなのお盆休み&環境によって・・・

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8月18日の臥竜塾はちょうどお盆休み明けということで、実家などに帰省してきた塾生からどのような休みを過ごしてきたかをみんなに報告をしました。

西田先生からは、子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんや、ひいおじいちゃんにも会ったり、御前山の花火大会を子どもたちと観に行ったそうです。花火の大きい音にびっくりして怖がりながら観ていたところ、雨が降ってきてしまったということで、家に戻り手持ち花火をしたそうです。

若林先生からは、栃木の実家に帰省し久しぶりに家族全員が集まったということで、みんなで那須塩原へ温泉旅行に行ったそうです。また、親戚同士で集まった際に、よく将棋や囲碁などをやっていて、将棋ではあの人が強く、囲碁ではあの人が強いと大体決まっていたそうです。しかし、今回久しぶりに将棋の強い親戚に挑んだところ、見事に勝ったそうです。本人曰く、昨年まで学童クラスを担当していてよく子どもたちとやっていた成果が出たのかもと言っていました。

山下先生は、富山の実家に今年開業した北陸新幹線ではなく、飛行機で帰省したそうです。というのも、まだ子どもが小さく狭い空間にあまりいれないという理由から早く着ける飛行機を選んだということでした。飛行機で帰省したのですが、子どもが電車が大好きということで、『陸新幹線「かがやき」をじいじに買ってもらおう(笑)』という計画のもとおもちゃ屋さんへ行ったり、山下先生のお母さんが還暦を迎えられたということでそのお祝いをしたそうです。また、石川県にある大きいプールへ行き、初めての大きいプールに抱っこしながら入っても子どもがすぐに出たがりプールサイドを走りまわっていたところ、子ども用の足を入れて乗るタイプの「はやぶさ」の浮き輪を見つけた瞬間、目の色変えて笑顔でプールに入って遊んでいたそうです。

加藤先生は、葛西臨海公園へ行き、観ていたら奥さんが「お寿司が食べたくなっちゃった」と一言(笑)。その足でお寿司屋さんに行ってきたそうです。また奥さんは平日の休みを取らなかったということで、子どもといっぱい遊んで絆を深めたということでした。また、夜に子どもが寝た後、奥さんとテレビを見ていた際に、木村拓哉さんと松たか子さんが出ていて、村拓哉さんの上から発言に対して奥さんがキュンキュンしていたので、加藤先生が「俺もたまに上から発言をするけど嫌がるじゃん」というと奥さんが「あれは可愛がっている上からだからいいの」という事を聞き加藤先生が、「そういう事か!!」と理解し即実践してみたりと、家族の絆が深まったそうです。

西村先生は、実家がお寺という事で、お盆の時期は家のお手伝いをすると、お檀家さんと甲子園の話や時事問題についてなどいろいろな話をし、わからないことは調べたりすることからとても成長できる季節ということでした。また、地元に図書館が新しくできたという事で、お父さんと相談し「見守る保育」の本を寄贈しようかと計画してきたそうです。

また時期的に、戦争についてのテレビ番組がよくやっていたことから観る人も多く、戦争を通じて「環境」についての話になりました。 戦争という状況下では人を殺さないと自分が殺されてしまうので、「人を殺すのはいけないこと」とわかっていても、引き金を引いてしまう環境が感覚を麻痺させてしまう。 また、金を引いてしまったことでヒトを殺すことに「快感」を覚えてしまうという実話の映画もあるように、そういった体験や話を聞くことで、人まではいかないものの、動物などを殺すことで「体験してみたくなったからやった」という事件も実際にあった。そういった事から、何でも「悪いこと」と理解しつつも人に怒られると「だってみんなやってるし」といった感じで、自分のいる環境や世界でそこが普通になってしまい、常識がずれていってしまう。また、先生や大人がいう事、感想は刷り込まれてしまうので気を付けなくてはならない。という話にもなりました。

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そして今回のご飯は、私が母親側の田舎の青森県へ行った際にお土産を買ってきたので、それを使って青森の郷土料理である「せんべい汁」と「十和田バラ焼き」を作り「津軽漬け」という数の子や細かく刻んだ昆布や大根が入った白米に合うようなお土産に買ってきました。個人的にせんべい汁は初めて食べたのですがとても美味しく、大量に作ったのですがみんなもたくさんお変わりするほどみんなも気に入ってくれていました。もう一品は山下先生からの富山県土産「鱒寿し」でした。たまにお土産で買ってきてくれるのですが、いつもながら絶品でした!! (報告者 柿崎)

みんなのお盆休み&環境によって・・・」への3件のフィードバック

  1. 日本各地には様々な文化があって、人にはそれぞれいろいろな物語があるのだなということを感じる内容でした。それが、なんだかとてもいいなと思いました。街を歩くたくさんの人々それぞれに家庭があって、地元があって、実家があって、仕事があるんですよね。そんな人たちが社会を作っていて、社会を動かしているんだなとなんだか不思議な気持ちに包まれながら(うまくこの感情を言葉にできないのですが)、そんなことを感じました。ある人が戦争当時、一億玉砕と言っていた大人が、終戦になりころっと変わったのを見て、人は信用できないと肌で感じたということを言っておられました。これは環境や社会の雰囲気で、人は変わってしまうということなのかもしれません。大きな集団でも、小さな集団でもその集団なりの価値観というものが間違った方向にいかないように私たちは気をつけなければいけませんね。

  2. 多くの情報量によって、知らない情報・知らなくてもよい情報などが目や耳を通して入ってくる現代社会に対して、「見ない・聞かない」という選択肢を自ら選ぶ技術も必要になってきそうであると感じました。あるSNSは「見て」、他のものは「見ない」という勇気を持つ場面を自ら選択できることは、自分をコントロールする力でもあるかと思います。しかし、その行動を自ら起こす事が困難なのが子どもたちであるはずです。「自分のいる環境や世界でそこが普通になってしまい、常識がずれていってしまう」「先生や大人がいう事、感想は刷り込まれてしまうので気を付けなくてはならない」という言葉がありましたが、情報量をコントロールする力も重要なようですね。

  3.  お正月にお盆の時のことを振り返るのもオツなもので、昔の人が嬉しいことがあった時に用いる表現として「盆と正月がいっぺんにきた」という言葉があるように、盆と正月には本当に楽しいことが待っているものです。心のんびりとコメントを書ける喜びを感じています。
     休み明けの皆の報告を読んでいて、お正月明けの臥竜塾がとっても楽しみになりました。それにしても美味しかったこの日のメニューです。食べる楽しみも臥竜塾の魅力の一つですね。今年もよろしくお願いします!

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