29歳と理想像

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9月1日(火)の生臥竜塾

今回の塾にも、ゲストティーチャーが来て下さいました。保育環境研究所ギビングツリー会員園の園長先生方4名です。そんな園長先生方に、ちょうど本日で29歳になった私から、「29歳の時に何をしていたか?何を思っていたか?」「理想の保育士像は?」という質問をさせて頂きました。箇条書きではありますが、報告させて頂きたいと思います。

 

【伊藤先生】

◯29歳の時

・29歳で園長になる

・保護者から多くのご指摘を受けていた時期

◯理想の保育士像

・一緒に話せる人

・現場で一緒に考えたり悩んだり、子どもたちのことを考えてくれる人

・園の雰囲気は、園長の雰囲気だけじゃない部分もあるので、雰囲気作りは難しいと感じている

 

【小川先生】

◯29歳の時

・「すげーとがってましたね」

・臨床試験の施設にいた

・負けるのが嫌でがむしゃら

・分からないことが分かることに無償の喜びを感じていた

・一体何のために仕事をしているのかと考える →貢献度

・平成14年に保育の世界に入り、最初は抵抗があった

・2005年7月、保育のお手本探しをしている時「環境セミナー」で藤森先生と出会う

◯理想の保育士

・とにかく失敗してもいいから、チャレンジできる人

 

【相山先生】

◯29歳の時

・29歳で園長になる

・それまでは、千葉県のカー用品店に勤務し、そこで「日報」を書く

・上司からは「謙虚であること」「世の中は見えていることや分かっていることの裏の方が多い」「何事もバランス」ということを学ぶ

・「謙虚」が苦手であり、調子に乗っていた

・そこで自ら力技で謙虚になろうとする →「まだまだ」と、自分を過小評価していた

・それでは次にいけないということを知り、自分なりに評価をしようと考える

◯理想の保育士

・こんな人、というのは浮かばない

・人が理想になってくれるわけではないので、今いる人たちと作り上げる

・みんなが落ち込んでいる時にそうでない人がいたりなど、反対の人たちの存在が大切

・色々な人たちがいて、そこでやっていくことが必要

 

【西村先生】

◯29歳の時

・個人的には一番幸せな時 →29歳の5月に結婚

・昔は園の調理を担当していた

・調理室からは職場の人間関係、人の性格や体調も知ることができる

・様々な人に、調理室に入るといいよ提案している

・保育的には悶々とした日々が続いていた

・25歳〜42歳 保育を研究

・40歳くらいで藤森先生に出会う

・園長になって、これまでの理念や建物の構造等、全てをぶっ壊した

・そして、反動もあった

◯理想の保育士

・職員を育てるのが楽しい

・採用は「縁」でとる

 

【藤森先生】

◯29歳の時

・教員時代であり、保育園に入る頃

◯理想の保育士像

・一生懸命さや必死に慕ってくれる人 →可愛く見える

・園の全職員が可愛い →1人ずつそれぞれの可愛さがある

・好きだと思ってくれる人がいれば、気持ちがいいだろうなぁ

・そのような関係の中で死にたい

・今ではセミナーの参加者すらも可愛く思う

・すまして付き合うのは嫌だ

・大体の園長は自分の園の職員は可愛いと思っている

・反対する人には説得するのではなく、「向こうが思わないんだったらいいや」と思う

 

【塾生:加藤氏】

◯理想の保育士像

・ツイてる人

・「私幸せです」と言っている人

・風通しのいい園がいい

 

【塾生:若林氏】

◯理想の保育士像

・仲間思いで明るい人

・チームを意識できる人

・いい雰囲気を作る人

 

【塾生:柿崎氏】

◯理想の保育士像

・自分の仕事を本気で楽しめる人 →仕事が続くし発見が多い

・プライベートの談笑が保育の話

・心の底からこれが好きだなって思っている人

→仕事に行くのも楽しいだろうし生きててハッピーだなと思う

 

【塾生:本多氏】

◯理想の保育士像

・これだというのはないかも

・どんな方が来てもこちらが合わせる

・バランスがとれる人

・チームを組んでいて自分のポジションを考える

 

【塾生:小松崎】

◯理想の保育士像

・学ぶ事に積極的な人

 

【塾生:西田氏】

◯理想の保育士像

・自分にないものを持っている人

・人と人の関係で、どう変わっていくか、また、自分がどう変わっていけるか

 

【塾生:西村氏】

◯理想の保育士像

・裏表のない人 →普段と保育をしている時が変わらない

・わざとらしさがあるのは嫌い

 

【塾頭:山下氏】

◯理想の保育士像

・第一印象 →「こいつは俺に合うな」

・勘やフィーリングで採用するだろうな

 

このように、各々の意見を伝え合い、合間に楽しい会話も盛り込まれながらの塾でした。そんな中、塾長が最後に「縁だよね。どうせ出会ったらいい縁にしたい。」と言っていたのが印象的でした。私は、「縁」というのはそこで完結するものであると思っていました。つまり、AとBが出会った時点で「縁」は生まれ、そこで、それは良い縁であったのか、それともそうでなかったのかがはっきりするものと思っていたからです。しかし、「どうせ出会ったらいい縁にしたい」という言葉から、いい縁にできるかは環境次第、そして、自分次第でもあるのかなということを感じました。

 

【番外編】

共感し合った2人

共感し合った2人

これは、オナラや便意の催し方について、初めて自分に共感をしてくれ、その事について真剣に話せる人と出会ったという2人の写真です。2人の座り方も、自然と同じ体勢になっていました。縁ですね。今後も、さらにいい縁へとなればいいですね。

 

最後に、今回の塾メニュー紹介です。

ネバネバ丼・豚汁

ネバネバ丼・豚汁・長崎の高菜・塾製らっきょう

ゲストティーチャーの園長先生方から、たくさんのお土産も頂きました。ありがとうございました!

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そして、名店「ユーハイム」のケーキで29歳のお祝いをして頂きました。ありがとうございました!

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(報告者 小松崎高司)

29歳と理想像」への2件のフィードバック

  1. ゲストティーチャーのみなさんのこれまでの実体験による生の体験談、歩みの歴史は今後の自分が経験するかもしれないことへのアドバイスでもあるのではないかと感じました。また素晴らしい場になっているんだろうなとも感じます。私はこれから29歳にいく訳ですが、「◯◯な自分」に少しでもなっていればいいなという理想像のようなものがぼんやりあります。そんな理想像に近づけるよう頑張りたいです。ちなみに私の理想の保育士像は…柔軟な人、全ての人に敬意を持って接することのできる人になるのかなと考えたりしました。

  2.  素敵な誕生日になりましたね。園長先生方の当時のお話というのは、本当に貴重で、時代は少し違うかもわかりませんが、同じ年齢の時に置かれていた立場、状況というのが、皆様それぞれだということに、人の歴史というものの面白さを改めて感じたような思いがしました。
     人に慕われ、その輪の中で人生を終えたられたら、という藤森先生の言葉はとても印象的でした。また、同じ体勢で体の仕組みについて話し合われるお二人の姿も印象的でした(笑)本当に、笑いあり、感動ありの会だったと思います。

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