3月14日の塾報告をさせてもいます。
森口氏に前回の温泉卵のリベンジをしてもらおうと思い、今回のメニューは照り焼き丼にしました。温泉卵の方はもう一度失敗しても面白いかなと思っていましたが、見事成功しておりました。見た目は少し崩れていますが美味しくいただくことができました。温泉たまごを作る際は是非森口氏までお問い合わせください。
照り焼きの上に温泉卵を乗せるだけのシンプルなメニューです。他はこのようなメニューとなっています。
さて塾報告に移りたいと思います。
今回の塾は駒沢こだま保育園でご活躍され、外部臥竜塾生でもある佐野さんも参加されています。
真面目に報告をしたいと思っておりましたが、初めは森口氏によるモノマネの時間でした。モノマネがうまいが故に色々とモノマネを振れることも多くなります。手始めに大好きな福山雅治から始まり、長渕剛、西田敏行、中尾彬、田中真紀子と続き、塾生を大いに盛り上げてくれました。なにやら、自宅のお風呂でこっそり練習をしているそうです。見たい方は是非お声かけくだい。
と、このような雰囲気になることはよくありますが、ここからがメリハリでスイッチが入っていきます。
本日の本題は
1、来年に向け、塾長の保育に関する本を出すこと
2、来年度、塾生が塾長のブログを分担してジャンルごとに分け、随筆集として本を出す予定であること
3、見守る保育から藤森メソットへ…というところでしょうか。
・塾長の出す保育に関する本の話題ではすでに目次が決まっています。
【あらゆる学問からの保育】
「人類の進化から見る保育」「人類学から見る保育」「民俗学から見る保育」「脳科学から見る保育」「住居学から見る保育」「社会学から見る保育」
【発達について】
「教育とは」「各年齢における環境」「運動遊び」「意図性」「行事」「5M」「チーム保育」「リーダー論」
と間違いや抜けている部分があるかもしれませんが、このような目次になるそうです。この目次を見る限り、全てがここに網羅されている印象を受けます。一つ一つをとっても理解することに時間がかかる内容ばかりです。それが一つにまとめられていることに驚きです。この本ができることを心待ちにしていたいと思います。
・塾生の本ですが、塾生が塾長のブログをジャンル別で分け、GTセミナーなどでも出していこうと予定しています。ジャンルに関しては保育に関わらず多くのジャンルがありますので楽しみしていただければと思います。
・「見守る保育から藤森メソットへ」からではなぜそうなったかという経緯をお話ししてくださいました。
長崎の先生が「先生が介入しないで見守って行きましょう」ということで「見守る保育」として広まっていったが、最近では「見守り保育」という保育もネットで調べると出てくることが多くなってきています。「大切なのは環境よりも大人の振る舞い方」といった保育や、「先生は見守りに徹する」といった保育、喧嘩をしても一切先生が入らずに1時間近くも子ども同士で話し合いをさせるなどの保育があるということ。間違ってはいないとは思いますが、この喧嘩に関してその園の方は「子どもたちなら解決すると思ったから見守っていた」とおっしゃっていました。それに対して塾長は、うちの園だったらこう答えていたであろうと言います。それは「あの子たちだったら解決すると思ったから」と。確かにこの違いは大きいと思います。それぞれの子どもの発達や特性を理解しているからこそ出る発言であるように感じます。もちろん解決が難しい子であったら援助を必要としなければならないのでそのまま見守っていたら解決にはなりませんね。最近は見守る保育でもこのような際どい違いが見られ、「見守る保育」を始めると言うと本来の「見守る保育」とは違った保育を想像されてしまうようになりました。
そして、見守る保育で一番大切にしているのは子どもの同士の関わりであり、さらにはその関わりは乳児から行われているということが一切出てきていないため、「見守る保育」というと先生との距離感としての議論ばかりになってしまっている。
本来の「見守る保育」というのが伝わりづらくなってしまったため、見守る保育から「藤森メソット」へとなったということです。「二者関係から子ども同士の関係に移していく」というのが主であることが念頭に置いているのがこの「藤森メソット」であります。
この説明が全てではないことを承知の上読んでいただけると助かります。
今回の塾も学びある会となりました。
(報告者 本多悠里)
「藤森メソッド」この言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立ちました。今から10年前、初めて就職をして「見守る保育」と出会いました。それから藤森先生の講演や話を聞いて、常に進化している事に驚きます。さらに、ここ数年の進化は科学的根拠も繋がり、信憑性、理論としても十分に固まってきています。シュタイナー、フレーベル、モンテソッリーも個人の名前です。そう考えると「藤森メソッド」というのは変でもありませんし、おそらくそういう時期なのかもしれません。そんなターニングポイントに自分が関わっていることに嬉しく思いますし、少しでも力になっていきたい!と強く思います。