阿武松(おうのまつ)

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先日、塾長と森口氏は新宿区立成立70周年記念式典に参加された際、88歳になる4代目三遊亭金馬さんの落語を聞いたそうです。演目は「阿武松(おうのまつ)」という、江戸時代に活躍した6代目横綱「阿武松緑之助」を主人公にした落語です。

[あらすじ]

能登の七海村の阿武松(当時は「長吉」)が江戸に出て、相撲取りの武隈文右衛門に弟子入りをする。しかし、あまりの大飯喰らいのために部屋を追い出されてしまう。郷里に帰ろうとしたが、それも面目なく、いっそ身投げをして死のうと思う。その前に、せめてお腹いっぱい「おまんま」を食べてからに死ぬことにしようと決め、板橋の旅籠に投宿して此の世の食い納めをすることに。あまりの食いっぷりのよさに感心した主人の善兵衛は、長吉の話を聞いていたく同情。根っから相撲好きの彼は「コメの心配はするな」といい、根岸の親方・錣山(しころやま)喜平次を紹介してくれた。ここで小緑の四股名をもらった長吉は番付もどんどんあがって大出世。入幕をはたして四股名も小柳長吉にあらためる。そして、ついに「おまんまの敵」の旧親方の武隈と土俵で対決する日がやってくる。「お前の旧師匠武隈関との割りが出た。しっかり働け」と錣山から激励される。「武隈関に負けたら板橋の旦那に会わせる顔がございませんで・・・」と言っておまんまの敵と対峙し、武隈を倒した。この取り組みが長州侯の目にとまりお抱えとなり、阿武松緑之助と改名、後に晴れて第6代の名横綱阿武松に出世するというおめでたいお噺。

この落語を聞いて、以前「ぶらへいじ」で深川を訪れた際に立ち寄った【富岡八幡宮】とのつながりを発見したそうです。そこには、歴代の名横綱の石碑があり、そこに「阿武松緑之助」の名も書かれていたのです。江戸勧進相撲発祥の地として有名な富岡八幡宮には、「巨人力士身長碑」や「巨人力士手形足形碑」 があり、力士たちのそれはそれは大きな手形や身長が石碑に残されており、参加した職員で自分と比べたりしながら楽しんでいました。

知識は、ただ持つべきものでなく、別な部分とのつながりに気づいたりして、自分や周りの人々が豊かになるためのものであることを教えてくれます。

そんな落語を披露していた4代目三遊亭金馬さんは、88歳です。人が面白いと感じるのは、自分が想像や予想していない時ということで、年寄りは非常に面白いと。なぜなら、“朝、目が覚めると足が痛い”ということがあるからだそうです(笑)。そこで、病院に行くと大抵「それは老化です」と言われます。しかし、「廊下は走れるのに、走れなくなるのはおかしい」と(笑)。自虐ネタともとれる話ですが、歳を重ねることを楽しんでいるといった印象を受けました。そのような、話をおもしろおかしく進める落語家さんの姿を学ぼうと、今度皆で仕事終わりに落語を見に行こうという話になりました。こういった見方やノリも、「話す力」となって仕事に活きていくのでしょうね。

そして、森口氏から、富山の「あぶらでん保育園」の竣工式に参加した時の報告を聞かせてもらいました。公設民営で、定員が200人。非常にオープンな空間で、木のぬくもりを感じさせ、ドアをホワイトボードにしたり大きなロフトなどの遊び心も感じました。何よりも、五島理事長先生のパワフルさが印象に残ったと森口氏。全国に仲間がいるということは、本当に素敵なことですね。

塾頭、山下氏のお父様から頂いた富山名物「ホタルイカ」‼︎ありがとうございます‼︎

塾頭、山下氏のお父様から頂いた富山名物「ホタルイカ」。ありがとうございます‼︎

しゃぶしゃぶ‥‥ 酢味噌やポン酢と一緒に。絶品でした‼︎

しゃぶしゃぶ‥‥
酢味噌やポン酢と一緒に。絶品でした‼︎

塾長からのお土産「白エビのかき揚げ」

塾長からのお土産「白エビのかき揚げ」

贅沢な夕食です‼︎

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デザート

デザートも‼︎

(報告者 小松崎高司)

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