5月9日に行われた臥龍塾の報告をさせて頂きます。今年から臥龍塾に加入させていただき、初めての報告になります。よろしくお願いします。
さて、今回の主なメニューは「焼うどん」と「筍ごはん」に「味噌汁」でした。
今回も味付け、料理の手順など柿崎先生が丁寧の教えてくださりながら料理を作っていきました。「焼うどん」はめんつゆで味付けをしていきながら、柿崎先生が味を見ながら、塩を足したり、胡椒を足したりしていました。味を見ながら料理をすることは正直、自分はできません。ネット見た情報を頼りに決められた量、調味料を入れるといった具合です。毎回柿崎先生の料理する姿、すごいと思います。自分も上手に料理できるようになりたいものです。「筍ごはん」は塾長の奥さんがご用意してくださっていました。ありがとうございました。「焼うどん」、「筍ごはん」、「味噌汁」どれもとても美味しかったです。あっという間に全て完食しました。加えて田崎先生からのお土産で「長崎雲仙ハム」を頂きました。マヨネーズなど、何も調味料は加えずに頂きましたが、これがとてもうまいっ。こんなに美味しいハムは食べたことないくらいでした。デザートには本多先生からのお土産として「焼きまんじゅう」を頂きました。焼きまんじゅうはこれまで食べたことがなく、面白い食べ物でした。オーブンでまんじゅうを焼き、特製のタレをつけて食べました。もちろん美味しかったです。田崎先生、本多先生、ありがとうございました。
今回の塾の話はまず、森口先生、西村先生がいかれている勉強会で学ばれていることから始まりました。自分なりに感じたことを書きます。今回のお話の柱は大きく分けて2本でした。一つ目は「保育の音環境」について。二つ目は「これからの研究のありかた」についてでした。
「保育の音環境」について
近年、保育施設の騒音が問題になっています。確かに子供の声は大きいことがあります。なぜ大きくなってしまうのでしょうか。ある研究結果から「赤ちゃんはカクテルパーティー効果を持っていない」と報告されているそうです。カクテルパーティー効果とは、騒音の中でも聴きたい音のみを抽出してきくことが聞くことができる力です。保育施設の音を測ってみると、80デシベルから、100デシベルの音がなっているらしく、電車の中の音の大きさと類似するらしいです。つまり、園児は電車の中で1日を過ごしている状況に近いのです。その中で大人が会話ができるのはカクテルパーティー効果を有しているからです。では、その力を持っていない園児は電騒音の車の中で会話しようと思ったら自然と大きな声になるのもわかる気がします。しかし、全ての会話が不快な騒音につながるわけではないとお話されていました。子供の声がヒートアップするのは共感してもらえない時であるそうです。友達に共感してもらえるようにすればいいそうです。そのためには話す力、聞く力を伸ばせばいいとお話されていました。「このブロックここにいいんじゃない?」「いや、そっちよりこっちがいいよ。」「あっ、本当だ!」といった具合に質の高い会話は騒音にはつながらないそうです。先生は子供の話に共感し、子供通しの会話の質を高めることが騒音問題の解決につながるのではと話をされていました。
「これからの研究のありかた」
ある教授が研究されている音環境の話を塾長が読まれるのですが、書かれている内容、言葉があまりにも難しく、理解が追いつかない場面が多々ありました。自分の勉強不足を痛感します。自分の力ではこれを明日からの保育実践に下ろすのは難しいです。全てがそうとは限りませんが、保育現場での研究では、すごくわかりやすい内容なのですが、理論の流れが見えづらく、説得性にかける研究もあるそうです。そういった中、塾長が研究者と保育現場の両方が手を取り合って研究すればいい研究になると話されていました。園で調査したデータを研究者の手で解析していき、理論の通った論文に仕上げればいいとお話されていました。新宿せいが子ども園では、子供の声の大きさと会話の質に関係があると予想してデータを収集しているそうです。そのデータを分析しかつ解析していき結果を出していくそうです。塾長から、解析の部分を自分に任されました。非常に光栄にことで、自分の力が少しでも役に立てればと強く思います。
今回の話も非常に勉強になることで、こういった場に身を置けていることをとても嬉しく思います。毎回、塾に参加すると、いろいろなことを考え、明日から頑張っていこうという気持ちになります。早く立派になりたいという気持ちがいっぱいで焦りがちですが、一つずつ勉強していき、自分のものにしていけたらなと感じました。
報告は以上です。
ありがとうございました。
報告者 横田龍樹