退院祝いから学ぶ人生観

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8月1日の臥竜塾は、森口君が7月17日から31日の2週間入院していたので、その復帰祝いをしました。
森口君に手術と入院生活の感想を聞くと、「入院だけなら良いが、手術はしなくていいのであればしない方が良い」そして『主治医の先生が31歳の方で、その先生から「手術が本当に嫌なら、始まる1秒前までに申告してくれれば中止することができます。私の場合だと過去に1人だけ申告した方がいました」という事を聞いたので、手術をあまりしたくはなかったので申告するかどうかをギリギリまで悩み続け、全身麻酔のマスクをかけられた瞬間に意識が無くなり目が覚めた時には手術が終わっていました(笑)』という事でした。また、術後の2,3日は点滴の管がずっとつながっているのであまり動く気が起きなかったそうですが、点滴が外れると自由になり「どこへでも行ける(笑)」みたいな解放感だったそうです。そして、入院中の部屋が4人部屋だったのですが、そのうちの1人が癌患者の方がいたそうで、健康の大切さと、入院が長期になると気が滅入ってくるので、長くいてはいけないなと感じつつ、後半に隣のベッドのおじいちゃんと仲良くなったそうで退院するのがちょっと寂しかったとの感想でした。

塾長も42歳の時に死んでしまうかもしれないほどの大病を患い、手術経験があったことからその時のことを教えてくれました。
当時塾長は地域等で様々な役についていた事から、同じ役同士の人や教え子、そして保育園で働く園長の仲間などたくさんの人がお見舞いに来てくれたそうです。そのお見舞いに来てくれた人達と話していて気付いた事があったそうです。
役の関係で来てくれた人は、もちろん心配で来てくれている人もいましたが、今後復帰できるのか否か、それはいつ頃なのか、復帰できないのであれば次の人を決める準備など見極めに来ている感じだったそうです。つまり、生きるか死ぬかの塾長を様々人がお見舞いに来てくれたが、その中でも塾長の「地位」と「名誉」などをどうにかしようとする人が見受けられたそうです。しかし、本当の意味で心配し親身になってくれた人を後で快気祝いをするために忘れないようにメモをしたら200人の名前を書いていたそうです。そういった時に、友達関係の人は本当に心配してくれたり親身になってもらったが、助けられたなと感じたのは、管理職だったため、入院して困ってくるのは書類や運営になってくる。そういうのができる仕事関係の仲間によって助けられたと感じたそうです。
塾長の手術が終わり治った時に塾長は奥様に『残りの人生で3つ捨てたいものがある。それは「地位」と「名誉」と「お金」は持っていても意味がない。それより人に感謝されるような事をしたい。いざ何かあった時に親身になって助けてくれるから、200人の名前を死ぬ前までに400人にしたい』という話をし、そこから自分の人生が変わったそうです。

塾長と森口君以外の塾生は入院経験がまだないのですが、塾長が「女性は出産をするときに入院する機会があるが男はあまりないので、命等に問題が無ければ入院してみるのも経験だね。」と一言。
確かに入院した時の大変さや、必要になってくるものなどは、それを経験した人にしかわからなかったりします。塾長が感じたように「地位」と「名誉」と「お金」ではなく「人に感謝される生き方」の方が大切と気が付くことが出来たり、健康のありがたさを感じる事が出来たり様々な事が学べる入院生活も良いのかな?と思いつつ、個人的には入院したくはないのが本音ですね(笑)

そして、今回のごはんは時間的に早めに食べたかったこともあり、チキンカツをスーパーで買い、チキンカツ丼を作り、インスタントの味噌汁が今回の夕飯でした。森口君は退院してもまだお粥などの軟らかいものしか食べることができなかったので特別に、お粥の上に刻んで食べやすくしたチキンカツをのせました。
デザートには毎年夏に恒例となったかき氷と、西村君の誕生日という事でちょっとしたケーキを食べました。そして今回はTシャツのプレゼントをしました。このTシャツは西村君の好きな「ソフトバンクホークス」と、「キャプテンサンタ」がコラボしたTシャツで、家族みんな好きという事もあり家族には買っていたそうなのですが、自分の分だけ買っていなかったという事でとても喜んでくれていました。(報告者 柿崎)

今回の夕飯 チキンカツ丼とみそ汁

今回の夕飯
チキンカツ丼とみそ汁

 

森口君バージョン

森口君バージョン

 

夏の恒例となったかき氷

夏の恒例となったかき氷

 

西村君のお祝い

西村君のお祝い

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