11月14日(火)の生臥竜塾
スタートは、森口先生からこの日に玉川大学教授の大豆生田さんが来園した際のお話です。
大豆生田教授から保育の質の三本柱を塾長にお聞きしたいという趣旨で来園されたそうで、その三本柱が「園内研修」「同僚性・リーダーシップ」「家庭・地域」だったそうです。
この三本柱について塾長が答えてくださった中で、森口先生が「地域のお祭りなど地域の人たちが集まれる場を共有するシステムを作っていくことが重要」と塾長が言っていたことが最も印象的だったそうです。
ちなみに新宿せいが子ども園での1つの例として、会議室を開放して地域の人たちが集まって話し合える場を提供しています。
また、動画を撮ることについては「動画を構えることは子どもを理解していることにつながる」というお話があったそうです。確かに、保育現場に携わっていると動画や写真を撮る際に直感のようなものが働く印象を受けます。
この塾長と大豆生田教授の対談は、保育ナビの4月と5月に連載されるそうなので、より詳しく知りたい方はぜひそちらをご覧ください。
次に森口先生と西村先生の2人が参加している童心社での会報告です。
今回の会で印象に残ったのは、童心社の会長さんの言葉だったそうです。それは、理論や難しい話をするのも大切だが、もっと現場の保育士さんが実践できるようなわかりやすい話をしていくこと、そういう実践を作ることも大切ではないかということでした。それは、ちょうど塾長が最近話をしていることと全く同じだったようで、森口先生やに西村先生もかなり共感したとのことでした。
そこで塾長から、ある社会学者の提案を教えていただきました。
・集団があるから「いじめ」が生まれる
・家庭学習であれば「いじめ」がなくなるかも
というものです。しかし、そうなれば社会が作れなくなるので不可能ですね。
そんな中、学校教育の補完に縦割りの子ども社会を作れば「いじめ」がなくなると、ある進化生物学者が言っているそうです。
これが「0歳児からの集団の意味」につながるものがある気がします。
次に11月10日(金)にあったGT関東の報告を西村先生が話してくれました。
遠藤先生による集団的敏感性のお話があったそうで、モノトロピーという「ひとりの特定の人に愛着関係を持った方がいい」が今まで脚光を浴びていたが、否定され始めていて、現在では「複数の人と愛着関係を持った方がいい」が注目を集めているそうです。
これは、「0からの集団の意味」に通じるものがあると思いますし、塾長からはチーム保育の考え方につながるとおっしゃっていました。
乳幼児の頃からシチュエーションに応じて大人を選べるようになることは、将来的に見た人間関係の幅や社会的適応力にも影響を及ぼしていくようにも感じました。
また「子ども同士の関係にいかに大人が目配りできるか」というお話もあったそうで、そこらへんのお話においては遠藤先生の講演の動画を録ってくださったそうなので、塾生が全員揃った塾で見る予定です。乞うご期待!!
そして塾長から、先生と言えど特別ではないことを伝えたいために先生でも「~さん」と子どもたちが呼ぶところもあるが子どもたちの中で先生は特別な存在であると考える。よって、例えば普段は森口くんだけど、子どもたちの前では森口先生と呼ぶそうにしているそうです。しっかり意識して見習っていこうと思います。
最後にメニュー紹介です。
今回はカルディコーヒーのヒット商品で、テレビでも紹介された塩レモン鍋つゆを使った鍋1品にしました。
しかし、スライスレモンを一緒に煮込んでしまった結果、苦味が…(笑)
タイトルにもありますが、久々の失敗となってしまいました…。あの西村先生の箸が止まるほど…(笑)ですが、塾長の「私は好きだけど。」の一言に救われました。さすが塾長は優しい(涙)皆様はレモン鍋をする際にはスライスレモンは見栄え用であって、決して煮込まないようお気をつけください。今度個人的にリベンジしてみます!
しめはチーズリゾットにしたのですが、こちらは苦味が調和されて美味しく食べることができました!
そして!!柿崎先生の34回目のバースデーが祝われました!!
柿崎先生!改めておめでとうございます!!
(報告者 若林邦彦)
何とも学び深い一夜でしたね。塾長の言葉に共通するもの、以前から仰られていたことが肯定されるお話が各場所で話されているように感じられます。いじめの話題についてもとても勉強になりました。
そして、柿崎先生お誕生日おめでとうございます。34本のろうそくは圧巻ですね。とても輝いています。