帰省から

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8月19日の生臥竜塾
本日は初めに、小松崎氏からのこんな提案から始まりました。
今日の臥竜塾の報告を塾生が交代で報告をしていかないかという提案です。
というのも、毎回小松崎氏が報告をするのはいいのですが、小松崎氏自らの発信する機会が
少ないことに気づきます。更に塾で話を進めていくと、塾生それぞれが報告することにより
それぞれの色が出ることも面白いのではという結論にいたりました。実際に話をまとめる
ことを経験することで自分自信のスキルアップに繋がるとも勝手に思っています。
ということで先週は我らが塾頭の報告でしたが本日は本多が報告させていただきます。
ただ私は小さい頃から国語の成績は常に最下位に近いところを彷徨っていました。
ですのでつたない文章になるとは思いますが、皆さんお付き合いのほどよろしくお願いします。
小松崎氏の提案から一転し、お盆にそれぞれがどんな帰省をしたのかという話題に移っていきまいた。
まずは私が初めて岩手の陸前高田に行ったことから始まります。とはいっても実家が岩手とかではなく
友人の両親のお墓参りです。被災地に初めて訪れた私は今現在の復興状況を報告。
百聞は一見にしかずということを目の当たりにしました。
なんとも薄い話…
そこから塾長が口を開きます。
「私も大震災が起きてすぐに石巻に行ったよ。船が逆さまになっているところを
山下君と見たね。マスクをしていないと見れないほどの臭いだったね。」
など感想をいただきました。
ここまで立ち直り復興してきたんだねと実感すると話は立ち直る力の話へと移って行きます。
大震災もそうですが、戦争があった時代はもっと人が亡くなっていたことを振り返ります。
多くの人が亡くなり、自分以外の家族が亡くなり、一人で生きていく人もいました。
でもそんなことがあっても人類はここまで立ち直り、生きてきたのです。
塾長の奥さんは辛いことがあったときこんなことを言うそうです。
「戦争に比べたら大したことないわよ」
名言が一つ出ましたね。塾生一同、深く頷きました。
立ち直ることは結局、自分自身がどう考えるか、例え周りの人がなにかを言ったとしても
当事者は自分なわけです。子どもが立ち直るときも同じで、大人は子どもを立ち直らせるための
キッカケを与えるだけに過ぎません。現代の若者は少しのことですぐに鬱病になることがあります。
子どもたちのリジリエンシー(立ち直る力、回復力)をつけるべく保育者としての役割を果たしたいと
考えさせてもらえる話となりました。
そして、塾頭山下氏の帰省の話へ…
地元富山に帰り、十何年ぶりに町内のお祭りに参加したそうです。
町内の方と関わり感じたことはみんな老けていたということ。笑
その中でいつも毎年キャンプなどを仕切ってくれていて様々な体験をさせてもらった方と
お話をしたそうです。
毎年行っていたキャンプが少子化の影響で山下氏の世代で終わってしまっていたそうです。
自分の父親の世代から自分の世代まで頑張って続いていたことを考えると次に自分たちが支える側になってやっていきたいとも感じたようです。
更に少子化の波は大きなうねりとなり、外で虫取り網を持って遊ぶ子も減っていたこと、幼い頃に遊んでいた公園がなくなり空き地になっていること、少子化というのを肌で感じ、少し寂しさを感じたそうです。
その話から塾長の話へ…
キャンプの話題が出ていたので「最近はオートキャンプが流行り始めているよね」から始まります。
昔はもっと子どもを連れて色々な所へ行っていたことなど塾長の経験から貴重なお話をしていただきました。
家族で段々と遠くに行く旅行をしたり、キャンプに行くにしても段階を踏むといったこをしていたようです。
すぐにキャンプをするのではなく、
旅館→バンガロー→バンガローの外にテント→テントのみといった少しづつレベルアップ
することで慣れて行くという段階を経て体験をさせていたようです。
塾長の子育ては非常に勉強になります。
今はなぜなくなってきているのか、その背景には若者の「面倒くさい」という言葉が関係
してきているのかもしれないという見解です。
今では果物さえ食べるのがめんどくさいという理由からももやみかんを剥くのが面倒だから
買わないという傾向があるようです。なので今売れ行きが急増しているのがバナナです。
簡単に剥けるという理由からだそうです。なんとも寂しい現状ですね。
塾長は伝承がうまく行かなかった私たちの世代に責任があるかもしれないともおっしゃっていましたが、
しっかりと自分の息子さんには伝承されているようでした。
息子さんは子どもが生まれています。当時はめんどくさいと言っていたそうですが、今では
一緒に行っていたおかげでキャンプなどしたいと言っているそうです。
やはり、体験して楽しかったことを我が子にもさせてあげたいという伝承は当たり前のこと
なのでしょうね。そして子どもには自然と伝承していることがわかります。
他にも家族のみならず、研修旅行でもキャンプをし、グループごとに分け、同じ費用の中で
ご飯の美味しさを競い合ったりもしたようです。これは実際にやってみたいなと思っています。
他にも帰省した塾生の話やたわいもない話とありますが長くなりそうなので割愛しますが、
こうして、帰省した話から多くの話に派生していくことが多い臥竜塾です。
それぞれの話題が塾長によって何倍も大きくなった話に変わって行きます。
その学びには常に感謝の気持ちでいっぱいです。
その分私たちは日々の保育、子どもたちに還元していく必要があると塾が終わる頃に感じます!
なんとまとまりがなく長い文章ですいません。
最後になりましたが、本日のメニューです。
塾生である、若林氏の友人から頂いた、讃岐うどん会のアイドル
「池上製麺所るみばあちゃんのおうどんです」
ネーミングが素晴らしいですね!!かなり有名だそうです。
食べ方は「サラダうどん」にし、食しました!トッピングはレタスにツナ缶、コーン、
かにかまです。うどんのこしが強く食べ応えのある一品でした!!
更に、これだけでは足りないということで、ベーコンを使ったチンジャオロースーも
作り、お腹を満たしました。
本日、出来上がりを撮影するのを忘れていました。すいません…
るみばあちゃんのおうどん

るみばあちゃんのおうどん

そしてデザートは、山下氏、小松崎氏が地元で買ってきてくれた甘いお菓子です!!笑
とても美味しく頂きました!
(報告者 本多)

帰省から」への2件のフィードバック

  1. 本多先生、報告お疲れ様です。なんとも実りの多き会でしたね。
    中でも心に残るのは、塾頭の代でキャンプが終わっていたという話です。時代の流れを感じるというのでしょうか、自分の年齢を改めて感じるというのでしょうか。自分達が経験してきた良い思い出を子ども達にも味わってもらいたいと考えた時には、ここからは立ち上げる立場になることが往々にしてあるのだということを感じます。たくさんの先輩方からいただいた恩を返すような気持ちになります。それを下の世代へ残していくことが、伝承となるのではないかと思いました。
    やりたいことは増える一方ですね。一つ一つ現実のものにしていこうと、また、新しい気持ちになりました。

  2. 報告を読むたびにこの輪の中に勝手にいるつもりになって、なんだかニヤニヤしている自分がいます。立ち直る力、大切ですね。私を含めた最近の若い人の思いの中に「どうして自分だけが…」というものがあるように思います。自分だけではなく、周りの多くの人が苦しい、辛い思いを経験し、それを乗り越えてきたんだと思うことで、自分も力をもらえそうです。若者の面倒くさがる傾向は納得です。私の尊敬する人の一人でもある所ジョージさんの言葉に「面倒くさいことが幸せなんだよ」というものがあります。初めて聞いた時はどういう意味だかピンとこなかったのですが、少しずつこういうことkなとその意味がなんとなく想像できるようになってきました面倒くさいことを楽しんでできる人間になりたいなと思います。

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