瓢鮎図 episode2

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塾頭も到着です

塾頭も到着です

小学校教員時代、泳ぐことが苦手な子がいました。一生懸命泳ぎを教えてあげ、何とか泳げるようになったその子。大きくなってから会う機会があり、あの時はとても嫌だった、水が嫌いになった、などと言われたそうです。塾長はとてもショックを受け、「若い頃は変な正義感に燃えてしまうもの」「あれは自己満足だったんだと思った」と仰いました。しかし数年後、その子のお母さんに会う機会があり、積年の思いでそのことを話すと「今サーフィンばっかりやっていますよ」とのことで、一同笑いました。

「タメを思ってやることが本当はタメになっていないことがある」それは食べ物の好き嫌いを無くしてあげようと思って色々としてあげた結果、それがトラウマとなって好き嫌いの多い大人になってしまうことがあることと似ています。

「熱心な保育者と虐待する保育者は紙一重」肝に銘じたいと思います。

そして話題は運動会について。組体操や鼓笛隊などで感動してしまう親心について、「わからないでもない」という流れから、「子どもたちの発達を保育者と共に確認し、成長した喜びを感じる」ことを目的とした自園の運動会を見つめ直すような話題へと発展していきます。

(報告者 加藤恭平)

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