さて食の話題はまだまだ続きます。
ドイツの給食の話になりましたが、
ドイツでは冷凍食品を使用しているそうです。聞いた瞬間「え!?」と思うかもしれませんね。
確かに、私も冷凍食品と聞くと体にあまり良くないと思ってしまいます。
しかし、そのあとの塾長の話しを聞いて「なるほど!」と考え方が変わりました。
まず畑で収穫した野菜をすぐに使用し、調理し、それをすぐに冷凍するそうです。
なので野菜を運ぶ時に使用する防腐剤などの薬品は使用しないので、
安心、安全な食事を提供できるというシステムです。
お次は柿崎先生から添加物の話しをしてもらいました。
今年の臥竜塾の新年会や、数年前の忘年会を行なった高田馬場にあるイタリアンのお店が主催の
研修に参加してきたそうです。
そこのお店は過去に紹介していると思いますが、有機野菜を多く使用した、
イタリアンのお店で、とにかく食材にとても気を使っているお店です。
実際にサラダなんかは一つ一つの野菜の味が濃く、本当に美味しい野菜を提供してくれます。
聞くところによると、オーナーがイタリアで修行をしたお店が、
食材に大変、気をつけたお店だったそうで、初めて食の大切さを修行中に学んだそうです。
それを一人でも多くの人に知ってもらうために、安心安全な野菜を使用した食事がメインです。
もちろんお魚、お肉料理もあり、こちらも絶品です!
さて柿崎先生に話してもらったのは、まずはジュースの話です。
よく濃縮還元100%と書かれたフルーツジュースが売っていると思います。
見た目も、書いてあることも瞬間的に体にも悪くないジュースと思ってしまいますね・・・。
では柿崎先生からのレクチャーをまとめてみました。
フルーツジュースは色々な種類のフルーツが入っています。
まず様々な種類のフルールを鍋の中に入れてグツグツと煮込みます。
この時点で既に怪しいですね(笑)
しかもフルーツといっても傷んで悪くなりそうなものや、農薬まみれのフルーツだったりと、
見た目も、味もダメになったフルーツを使用しているそうです・・・。
もうダメですね・・・。
そこに「果糖ブドウ糖液糖」という、とんでもなく甘い液体も一緒に鍋の中に入れて、
グツグツと煮込むわけですが、この「果糖ブドウ糖液糖」という液体が大変危険なものです。
甘みを出すために使用しているのが、遺伝子組み換えのトウモロコシを使用して、
甘みを出しているそうではありませんか!!
この液糖は後ほど違う意味で大活躍するので覚えておいてください。
その液糖とフルーツを長時間、鍋の中でグツグツと煮込み、
濃度が200〜300%くら位になるまでグツグツ煮込み、
そして出来上がった濃度が高いフルーツジュースの素を工場に運び、
それに水を足して、濃度を100%に戻し、
結果「濃縮還元100%ジュース」の出来上がりになるわけです・・・。
はい、明日からフルーツジュースを飲むのを躊躇うのではないでしょうか?
そして先ほど「果糖ブドウ糖液糖」ですが、この液糖は何でも返信します。
例えば・・・
黄色の色素、レモン香料と炭酸水を混ぜると「CCレモン」が完成!
カラメル色素、香料を混ぜると「コーラ」が完成!
といった具合に、簡単に身近に販売しているジュースに返信してしまう優れもの??なんです。
またペットボトルのお茶も安心と思っている方も多いと思いますが、実はそうでもないそうですよ。
よく考えると緑茶があんなに長時間、ペットボトルの中で綺麗な緑色を保てる訳がありませんよね?
それには添加物を入れているため、色が保てる訳です。
あとは食パンもそうですよね。普通の食パンは3、4日もすればカビが生えるのに、
スーパーで安く売っている食パンは長持ちしますが、それも添加物のお陰です。
カット野菜もそうですよね。野菜を切ると断面が茶色に変色するのに、
カット野菜は綺麗なままです。これも添加物のお陰です・・・。
こう考えると、今の暮らしには添加が充満している事に気付きます。
ここ10数年の間に子どものアレルギーが増えてきたのは、
もしかしたら添加物が原因かもしれませんね・・・。
塾生もみんな口を揃えていったのは
「じゃあ、何を信じて食べればいいんだ??」確かに、そうですね。
添加物を全く除去するのは相当意識して買い物をしないといけませんし、
そう言ってもお金もかかると思います。
また日々、仕事と育児の両立で忙しい毎日の中で意識するのはとても難しいですし、
逆にストレスが溜まってしまいそうなイメージです。
私個人の意見としては、バランスが大切のような気がします。
毎日、手作りの食事を用意するのが一番ベストかもしれませんが、
時にはお弁当や惣菜、外食に頼って、家事を少し楽にするのもいいと思います。
実際に私も平日の週一回はお弁当や惣菜に頼って、少し楽をします。
そうする事で、次の日からまた頑張れるし、息子たちともちゃんと向き合える気がします。
でも、こうした知識を知っておく事で、買い物の時でも少し意識した食材を選ぶことができますし、
結果的に添加物を避ける事に繋がっていくと思います。
子どもが生まれて、なるだけ食には気をつけてきたつもりですが、
なかなか難しいですし、知らないことが多くありますね。
そんな話をしながら加藤先生が持ってきていただいた、
珍味を噛み締めながら食について考えた塾でした。(報告者 山下祐)