象徴機能 3

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ヘレン・ケラー

赤ん坊の頃に熱を伴う病気にかかった後、視力と聴力を失い、話せない状態となる。顔の表情で大雑把な喜怒哀楽は表現できるが、具体的な細かいことまでは表現できない。また、甘やかされて育ったため、要求が通らないと相手を叩いたり周りにある物を壊すなど時折かんしゃくを起こす。人形遊びが大好き。(wikipedia)

塾長は言います。

目も見えず、耳も聞こえず、話すこともできない。そうすると象徴機能が発達しないから、いくら手話で『水』と教えてもそれが何を意味するか、がわからない。思い浮かべようにも見たことがないし、聞いたこともないから、だから最初まるで動物を育てるかのように育てられる。その人が世界的な有名な人になるんだよね。

そして、彼女に象徴機能を身につけさせたのが家庭教師のサリバン先生。

子どもの頃は、これを見ても意味がわからなかったけど、ね

と塾長。そして、

象徴機能が育たないってことは、逆に象徴機能を育てる為には色んなことを見たり聞いたりしないとその機能って発達しないってことだよね

幼少期における象徴機能の発達についての塾長の見解ながら、成人してからの成長にも当てはまるように思えてきます。百聞は一見にしかずのように、想像をしたり、人の気持ちを考えたり、思いやることや、言動に配慮をすることなど、人生の経験値がそれを可能にさせるものなのかもわからないと思えてきます。

また、森口先生は、

ちっち(0歳児クラスの子どもたち)でも(象徴機能を働かせたやりとりを)やってると思う

と言います。互いに、言葉にならない言葉のようなものを交わしながら、落とし所を見つけてやりとりをするような姿は確かに想像することができます。

今年のテーマである、象徴機能。これから日々の学びの中で、より深めていきたいですね。

更に夜は深まります。

(報告 加藤)

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