zoom臥竜塾5

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コンピュータでどれだけ書類を簡素化するかって取り組んでるけど、ドイツとか見ると、ITで簡素化するより、書類をなくす方向へ行ってるんだよね。〝書類がなくなる方向〟。だから私は最終的に書類をIT化するんじゃなくて、なくなる方向にいくんじゃないかなと思う。

理由の一つが、

345歳児クラス、その日にあったことの掲示

これを読んだ時に、例えば「今日は誕生会でマジシャンが来ました。子どもたちはとても喜んで楽しんでました」と書いてあったとしたら、マジシャンが来ました、まではいいんだけど、子どもたちが楽しんでましたっていうのは書いた人の感想かもわからない。楽しんでない子もいたかもしれないし、だからそれをパソコンでIT化するというのは違和感があると思うんだよね。
昨年訪れたドイツはそれを全部やめて、部屋の前にタブレットが置いてあって、誕生会の動画を見せていて、楽しんでるかどうかは保護者が判断する。やったことを動画で見せたるだけで、先生たちは書類を一切書かないで、だからそっちに行くような気がするんだよね。

内容は345歳児クラスの先生の言葉を受けて、展開されていきます。

見学者が、子どもの塗り絵がファイルしてあるのを見たいって言った時に、対応した先生が「描いた子どものものなのでその子に聞いてみないとわかりません」と。それで聞いてみたら、「見てもいいけど、それなら僕が説明する」って言ったの。だからやっぱり自分で説明する、子どものものなんだよねそれは。

それを先生が勝手に説明するべきでない、っていうので、いわゆる作品とか子どもの姿とかはその子どものプライベートのものだっていう考え方なの。

日本もそっちにいくかもしれない。
その時に、書類は簡素化じゃなくて、なくす方向に行くのではないかなと思った。

今回の影響を受けて、これから保育がどう変化していくか、塾長の考察は続きます。

(報告 加藤)

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