新年会

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 先週行われた臥竜塾の新年会の報告をさせていただきます。
今回は2人が事情により欠席であったため少し寂しい雰囲気になるのかなと思っていたところ、zoomで西村氏、小松崎氏、邨橋氏が参加してくださいました。変わらぬ雰囲気で話は弾んでいきます。

左上:西村氏 左下:ヤン 右下:小松崎氏

 一つ面白いなーと思ったことを書かせていただきます。

 西村氏が今は寺の修行から帰られて実家である、平戸の保育園にいらっしゃいます。そこで環境を見直すことを考えているようでした。

 まずはよく新宿せいが子ども園にもラキューというおもちゃがありますが、これをひとまず外してみようとなりました。
理由としては年長限定で出していて遊んでいましたが、そこには子ども同士の関わりが希薄になっていることに気付いたそうです。確かにラキューというおもちゃは割と一人で黙々と作品を作るために集中しますし、面白いおもちゃだと思います。しかし西村氏の園ではこのパーツ欲しさにトラブルになることも少なくなかったようです。それが欲しいから…横取りしてしまうこともあるかもしれません。そう考えた時に環境を作る上でどんなことを大切にしなければならないかを考えた結果が、

「シンプルに子ども同士の関わりがないものは排除していこう」

という結論に至ったそうです。
ラキューがいけないというわけではなく、それぞれの園に合った形で環境を作る上で西村氏の園ではその考えになっています。もちろん一人で集中する時間も必要だと思いますし、やれる時間もあっていいと思います。しかし、今の状況としてはゾーンとしては作らなくていいかなという結論ですね。ラキューでも関われる環境があるであればそれはそれで良いのでしょうね。

西村氏は続けてこう言っていました。
「ただそこの考えに至るまでに少し時間を要しました。どうやって環境って作っていたっけな?」と。

そういったところが自分のブランクなのかなとおっしゃっていて、長い間違う環境に身を置くことで再度戻ってきた時に感覚が鈍るのも無理ないなと思います。ただ、西村氏に関してはそんなブランクも感じさせないくらいもう感覚を取り戻している気がします。すでに学童でYouTubeを開設しているそうです。こちらをクリックで飛んでいきます。

西村氏は新宿せいが子ども園にいた時、見学者の案内を日々こなしていたこともあり各クラスの特徴や大事にしていることを見学者に話していたため、人に教えることこそが学びというのを日々実践していました。その甲斐もあり環境づくりに大いに役に立っているというお話もいただけました。

やはり人に教えることがより自分の中に落とし込んでいけるのだなと今回のお話を聞いてより強く思う次第でした。
毎年新人の方が入られて教える立場になった時に自分にもいい機会なんだと思いよりよく関われたら面白いチームになるのかなと今回の臥竜塾で学ばせてもらいました。

小松崎氏、邨橋氏からもたくさんお話をしてもらい勉強になりました。今回は西村氏の話をピックアップしましたが機会があれば他の方々の話もしていけたらと思います。

報告者 本多悠里

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