9月6日の塾報告を行います。
今回はオフラインでの塾でした。
この日はちょうど環境セミナーの最終日でした。
その中で見学された他園の先生方から山下たすく先生や森口先生への質問や相談された話などの共有がされて、改めて考えさせられることが多くありました。
その中でも環境セミナーでは、私自身も3歳児の担任で他園の見学されてる先生方から質問を受け、「給食の際の食器はなぜ陶器のものも使用されてるんですか?子どもたちが落として割れませんか?」尋ねられました。
確かになんでだろう…。と思い分からなかったので、近くにいた山下たすく先生に共有させていただくと、
「わざと割れるようにしてます。割れることで子どもたちも今後気をつけようと言う気持ちにもなれるし、割れた音はかなり大きいので、周りの子たちにもその意識ができると思うので割れるようなものを使用してます。割れることも子どもにとってもいい経験です。」と言うお答えでした。
普段保育していると当たり前のことでも、他園の先生方からの質問や相談を受けることで、普段気づかないようなことや気にしなかったことも気づくことができるので、私自身も学びとなるいい機会となり、まだまだわからないことばかりで改めてもっと見守る保育藤森メソッドを学んでいきたいなと感じました。
また話は、保育者の番号について。
新宿せいがでは、保育者のその週の役割を番号で決めています。
1番はリーダーで2番はそのサブで…のように、決めることで役割をはっきりさせています。
その番号ですが、昔はなく阿吽の呼吸でやっていたところ父親保育のために番号を決めてやったのが今の保育者の番号に定着したとのことでした。
今のせいがは、番号を固定しながらもそれぞれの保育者が柔軟に動いてるとのことでした。
わいらんすい組(3.4.5歳児)の番号。あくまでも参考です。
ですが、他園では、番号を決めることで意識し逆に回らなくなるということもあるそうです。
番号を固定することでそれ以外のことはやらないということもあるそうです。
確かに私も始めの頃に番号ってなんだろう?番号の仕事だけをやればいいのかな?と悩んでいる時期もありました。
その頃ある男の先生から「番号はサッカーのフォーメーションやポジションと同じだよ。」と教えていただきました。
「ポジション(ここで言う番号)はそれぞれ決まっているけれど、ディフェンス(守り)の選手が攻めている時はそのポジションを他の選手が埋めればいいし、セットプレーで高さが武器の選手がいたらその選手にお願いをして、そのポジションを他の選手が埋めればいいよね。それと同じで周りを見て臨機応変に動けばいいし、得意不得意はあるからお互いでカバーし合えればいいよね。」と言われたのを思い出しました。
サッカーが好きだったこともあり、それでいいんだとその頃とても納得できたのを今でも覚えています。
運動遊びで運動を教えることが得意な先生がいたら、他クラスでもその先生に教えてもらうようにお願いをし、その先生が抜けたところはほかの先生がはいったり、ほかにも音楽が得意な先生がいたら、朝の会の伴奏をお願いしたりと、お互いの得意不得意をカバーし合えばいいと教えていただきました。
今回の塾では、普段当たり前にやっていたことや感じていたことを改めて思い出すことができ、また知らなかったことを聞くことができ、学びの多いとてもいい塾となりました。
これからも学ぶ姿勢を大切にし、様々の人に話を聞き初心を忘れずやっていきたいと思える時間でした。
他にも、
・日々の保育の話
・運動会に向けて
など様々な話をしたあっという間の塾でした。
報告者 伊藤