おはようございます。こんにちは。こんばんは。そして初めまして。初めての塾報告をさせていただきます。令和5年度7月から臥竜塾に入塾しました、廣田優也(ひろたゆうや)と申します。この場をお借りして、簡単な自己紹介だけさせてください。今年度、新宿せいが子ども園に入職しまして、現在2歳児クラスの担任をしております。神奈川県出身で、好きな食べ物はラーメンと餃子、趣味は筋トレとサウナです。お勧めのサウナ、ぜひ教えてください!ということで、以降よろしくお願いいたします!
さて、本題に入りまして、9月13日に行われました、ZOOMでのオンライン臥竜塾の報告をさせていただきます。
園庭にとって必要なものは、広さではなく、質なのではないかという話や、これからの学校の教師は、ティーチングではなく、コーチングが求められるなどの興味深い話が多々あがりました。その中でも「運動」に関しての話が印象的でした。
今月末に新宿せいが子ども園では「成長展~からだの育ち~」が控えており、この日は予行の第一回が行われました。その中で藤森先生から「運動を見直していかなければならない」というお話がありました。皆さんは跳び箱を覚えていますでしょうか。小学生、中学生の時、ひょっとしたら大学や専門での授業でも久しく行ったという方もいるのではないでしょうか。そんな跳び箱も最近は、小学校などで必要性が問われていると言います。跳び箱のような、障害物に手をついて飛び越えるという運動が、児童期に必要なのかと議論になっているそうです。跳び箱を行う目的として、日本大百科全書には「障害物を征服する運動である。跳び箱という障害物を跳び越すことにより、基礎的な体力、跳躍力、機敏性、身体支配能力の向上とともに、注意力、勇気、決断、自信などの精神要素の養成も目標にしている。」とあります。確かに、跳び箱の高い段数を飛び越えることで、強い達成感を抱いた記憶があります。段数という数字が課題としてわかりやすくあることで、「6段の次は7段だ!」というふうにステップアップ、成長する感覚を持ちやすいのかと思います。保育所、幼稚園、子ども園でも運動会や運動遊びに跳び箱を取り入れている園も多いのではないでしょうか。そこで藤森先生は、跳び箱の必要性を今一度考えるべきだとお話しされています。転んだ時に手を付くために必要という声もあると言いますが、そうであるならば「段数をどんどん高くしていくのではなく、低くしていくべきなのではないか」そんなお話もありました。大事なことは、「長年やっているから」という理由で行うのではなく、本当にその活動、行為は必要なのか、目的は何か、立ち止まって考えることなのではないかと思いました。今回は跳び箱が例に上がりましたが、保育の中で「毎年やっていることだから」と、目的を考えずに行われているものが多くあるように感じます。子どもたちの発達や特性に応じた保育というのを心掛けたいと、改めて考えさせられた内容でした。
他にも、「園の設計図、図面を見て、自分たちならどうやって保育を行うか、どのような環境を設定するかを考えてみよう」というワクワクする新しい試みやYouTubeのサブチャンネルでのお話など、興味深いお話が多くあった、有意義な塾でした。
報告者 廣田優也