先日、皆が大好きな我らが誇るベテランの先生(以下 大先生)のお誕生日がありました。
いつもはケーキでお祝いする職員のお誕生日ですが、昨年から引き続いて、大先生の大好きなハンバーガーでお祝いをしました。
この日、運良く大先生は職員室で係りのお仕事中。午睡中の時間を使っていざ準備開始!クラスの先生にハンバーガーの買い出しに行っていただき、残った職員でその日の連絡帳、装飾の準備、と分担をしました。この辺りのチームプレーは、さすが見守る保育で培われた〝チーム保育〟のチーム感、そのものだと思います。
生臥竜塾セミナーにて、ドイツのおもてなしを模したテーブルがとても素敵だったので、真似てみようとチャレンジ。すると、
「そんなに面白いことやるなら、早く言ってよ(笑)」
と、塾頭山下先生が装飾をしてくれることに!感謝です!!!
西村先生に協力してもらい、いよいよ大先生を呼んできてもらうことに。
僕らは、おままごとゾーン、ロフトにそれぞれ隠れて、大先生が来るのを待ちます。
「にこにこの部屋にクラスの先生が誰もいません。」
西村先生の誘いが上手すぎて(笑)慌てた様子で階段を駆け上がってこられました。
「本当だ誰もいない…え、なんで…あ!すごい!だましたな!(笑)」
と最高のリアクションで答えて下さいました(笑)
誕生日の歌を歌って、僕らも登場。
そして、実食!
皆で美味しくいただきました。
各クラス共に、それぞれの誕生日のお祝いを、こうして楽しくやっています。
見守る保育の織りなす〝チーム保育〟に必要不可欠な結束力、そして日々のコミニュケーションをより楽しいものに、より円滑なものにと育んでいく、大切なイベントだと思っています。
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新しています『臥竜塾』ブログ2013年4月12日『組織のEQ』の中で、こう投げ掛けられています。
〝その会社は社会奉仕と教育を社訓としていたにもかかわらず、社長は目の前の利益にしか関心がなかった。ライバル社がほとんどなかったので、社長は多少質を下げても顧客を失う心配はないと考えていた。さらに、この社長は社員の福利厚生を軽視する態度を隠そうともしなかった。「どんどん雇って使い捨てればいい」というのが決まり文句だった。もっと悪いことに、この社長は他者を尊重する気持ちのかけらもない男だった。ある日、若い社員が社長を含む数人に、「今日は私のバースデーなの」と言ってケーキを配った。みんなは笑顔で「おめでとう」と声をかけたのに、この社長は近くにいたマネージャーに向かって大声で、「何だ、このバカ騒ぎは。君は部下をまともに働かせることもできないのか」と言った。そして、ケーキを配った社員の方へ向き直り、彼女を頭のてっぺんから足の先まで眺めて、「おまえも、こんなカロリーの高いケーキを食べてる場合じゃないだろう」と言ったのだ。
こんな組織はどうなっていくのでしょうか?〟
その答えを、2010年4月1日『遊び心』の中に見つけることができるように思います。
〝ある人から、私の園の質の高さは、「遊び心」にあると言われました。その理由のひとつに男性職員が多いことがある気がします。男性は、いつまでも赤ちゃんのようなところがありますが、それは、私の園の男性にそういう人が多いのかもしれません。しかし、その発想を「馬鹿みたい!」と言わないで、一緒に遊び心に乗ってしまう女性の職員がいるからということも理由でしょう。しかし、その遊び心は、もしかしたら最近の日本の特徴なのかもしれませんし、その心が日本を救うかもしれません。〟
皆で大好きな先生の誕生日をお祝いすることは、ひいては日本を救うことになります。そういう思いで、1年に1度のそれぞれの大切な日を、皆で楽しんでいます。
午睡明け、子ども達が起きてきました。お皿以外はそのままにして、どんな反応をするか見てみることに。
興味津々の様子ですね。そんな子ども達を見ていたら、いいことを思いつきました。
新宿せいが保育園では、17時までを通常番として、それ以降を遅番やにこにこ番(にこにこ組の担任だけでなく、各クラスからも職員が入ってくる体制となり、18時頃までにこにこの部屋で過ごします)、などの体制を組んで、保育にあたっています。
そのにこにこ番の時間で、大先生の為に皆でプレゼントをつくろう!と提案をしてみました。
たくさんできたところで、この日一緒に保育にあたっていた職員に大先生を呼んできてもらうことに。
「大変です。クラスにきてください。」
またまた誘い方が上手すぎて(笑)慌てた様子で階段を駆け上がってきてくれました。
子ども達も大喜びで、その後、皆で藤森先生作詞・作曲のお誕生日の歌を歌ってお祝いしました。
祝っても祝い足りない程の御恩を大先生に誰もが感じています。子ども達もまた然りで、日々を重ねれば重ねるほど魅力的になり、皆から慕われて、喜ばれるような、大先生のような存在になりたいと心から思います。
大先生、本当におめでとうございます。この1年も、素晴らしい1年になりますように!!!
(テーブルデザイン:塾頭山下祐 西村宗玲 報告者:加藤恭平)
大先生、おめでとうございます!!
そして、テーブルの装飾をパパッとやってしまうセンスと行動力にも脱帽です!いいなと思ったことをすぐに行動に移すことの大切さを教えてもらいました。子どもたちもきっと刺激になったのではないかと想像します。また、そのようなお祝いムードは園全体に伝わっていき、楽しい、嬉しいを共有していくのではないかなとも感じました。誰かの嬉しいが、私の嬉しいになるというのは本当に素晴らしいことですね。改めて、おめでとうございます!
「そんなに面白いことやるなら、早く言ってよ」…なんとも素敵な言葉ですね。面白いものに飢えていますね〜。そのような感覚でいれば、きっと普段の生活の中にある些細なところで気がつかないような事象にも、面白さを感じとることが出来そうですね。そして、そのような面白さを、自分たちで自ら作り出そうとする姿勢が、新宿せいがの先生たちから感じることができます。真剣な面白さは、子どもにも影響して、良い遊びへと発展していくのですね。