友だちの世界

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夕方、

すいすい組(5歳児クラス)の子たちが作っていました

「お城」をイメージして作ったとのことで、二つの作品が二人の手によって作られました。それぞれ独立しているのですが、「隣で作っているのを見て僕も閃いたんだ」と一人の子が教えてくれました。

大作の予感です。片付けて周囲を綺麗した時の、いわゆる「映え方」が楽しみですね。

片付けの時の最近のすいすい組の一部の子たちの小さな流行で、「変なロボット作り」というものをこの日もやっていて、

散らかっているブロックでそれを作ります

片付けるより楽チンで楽しいとのことです

そろそろ落ち着いてきた様子で、カメラを向けようとすると、

「あー、これ(変なロボット)が写っちゃうか」

「それなら二段に重ねて、少し奥にずらしたら?」

片付け方、写真の撮られ方にも、協力と工夫を見せてくれた二人に感動してしまいました。

ブログ『臥竜塾』2019年6月29日『友だちの世界』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

親よりも「友だちの世界」のルールを優先することが子どもの本性だとすれば、「子どもはなぜ親のいうことをきかないのか」という疑問にはなんの意味もないと言います。逆に不思議なのは、宗教や味覚のように「親のいうことをきく」ものが残っていることだというのです。

保育者はもちろん親ではありませんが、親の言葉さえ子ども集団の前では殆ど意味を成さないのであれば、ああしなさい、こうしなさいという保育者の言葉はどれ程の意味を持っているのでしょうか。子どもが子どもたち同士の関係性の中で、片付ける、工夫する、

クリエイティブな思考力を通わせ合いながら作品を作り上げる

などのことが遂げられているようなこの状況が自然と生まれることについて、考えさせられます。

(報告 加藤)

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