ちっち組(0歳児クラス)での散歩の前のできことです。
この時期、散歩の前には上着を着て、靴下をはくという準備があります。
自分では上着を着れなかったり、靴下をはけなかったりするので、大人がやることがほとんどなのですが、
ふと見るとある子が、必死に自分で靴下をはこうとしている姿がありました。
まだまだうまくはくことはできないのですが、教えられている訳でもないのに自らやろうとする姿がそこにはありました。
いろいろな理由はあるのかもしれませんが、きっと同じ環境で過ごしているぐんぐん組(1歳児クラス)の年上の子どもたちを見ていたから
なのかもしれません。そして、さらにいいなと思うのは、その後ろにいる子が靴下をはこうとしている子の様子をじっと見ています。
この子もきっと、頑張って靴下をはこうとしているこの姿を見て、刺激を受けているのではないでしょうか。
見守る保育の三省の一つに
「子どもに真心をもって接しただろうか〜子どもと接するときは、保育者の人格が子どもたちに伝わっていきます。
偽りのない心で、子どもを主体として接することが見守るということです〜」
とあります。
子どもには保育者の人格が伝わっていきます。
先ほどの、写真の子どもたちのように、
私たち保育者の姿も子どもたちはよく見ています。だからこそ気をつけなけばいけないこともたくさんあります。
保育の技術だけではく、人として思いやりを持っているか、相手の気持ちを考えることができているか。
そんなことを大切にして子どもと、大人と関わっていかなければいけないなと改めて思いました。
報告者 森口達也