面と線と点 向き合う

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2014年1月7日『面と線と点』の中でこう書かれています。

フレーベルが考えた恩物は、子どもが自由に遊んでいる中で、いろいろな仕組みや形状に感覚的に感じ取り、気づいていくことを意図していると言っても、恩物を与えることによって、「知らせていく」というやり方は、教育的色彩は強く感じます。しかし、恩物の効果として、「子どもに内在する自発性と探究心を導き出します。」「美的感覚を発達させ、情緒を安定させます。」「想像力、創意力、表現力を育てます。」「筋肉のコントロールを促します。」「集中力を向上させ、論理、数学的な思考力を育てます。」とあるのは、これだけ指導の仕方が細かく決められているとしたら、現代では少し疑問を持つ部分があります。

 しかし、やはり学ぶべきことも多いと思います。例えば、確かに恩物は、子どもの学習原理に合わせて単純な物から複雑な物へ、簡単な物から難しい物へ、具体的な物から抽象的な物へと連続的に学習できるように、有機的で体系的に構成されています。これは、その通りに行うかということは別にして、幼児の自由な遊び方を許さないほど系列化・体系化された保育方法は参考になります。

開設された新しいゾーン

楽しいようです

「パズルと積み木を組み合わせたみたいな感じかなぁ」

気付くと3人に

・1つのスペースに1〜2人まで

・玩具は1スペースに1つ

簡単なルールで始めてみましたが、意外とルールを守って遊んでいました。

そして、片付けへ

「これ、片付けが難しいね」

「頭のいい人しか(片付け)出来ないよ」笑

最後は、協力して片付けていました

2014年1月8日『向き合う』

子ども集団があり、複数の保育者がいる保育園、幼稚園で、果たしてこの序列化した恩物を丁寧に子どもたちに知らしめることができるのか、また、その必要があるのかというを考える必要があると思います。子どもと恩物と向き合うのであれば、家庭でも十分と体験できます。むしろ、家庭の方が両親から丁寧に体験していく手順を教えてもらうことができます。それとも、塾とか、小さい子どもの家のような環境で学ぶべき手順の気がするのです。

園にしかないだろう環境の中で、園でしか出来ないであろう成長をしている子どもたちです。

(報告 加藤)

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