Blue floor philosophy episode 18『遊びの機能』より

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面白い工夫と出会いました。

カエルを箱の中へ入れる玩具

カエルを箱の中へ入れる玩具

指先の力加減が必要で、わいわい組(3歳児クラス)の子にはちょっと難易度の高いこの玩具。本来は箱を立てて使うのですが、

横にして遊び始めました

横にして遊び始めました

入った

入りました

それを見た友だちも

一緒に

一緒に

数分後

数分後

皆わいわい組(3歳児クラス)の子たちです。

ブログ『臥竜塾』2018年5月26日『遊びの機能』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「ヒトの遊びが長期間に及ぶのは、ヒトの子どもには学習すべきことが山ほどあり、その学習に長時間が必要であると同時に、最終的な成人役割を習得するためには安全な環境が必要であることによるというのです。この観点は、人間としての意味としてとても重要ですね。仲間との遊びを通じて身につけられる相互作用や教訓は、おそらく他のどんな要因よりも社会化を促進し、その社会で男性あるいは女性として生きていくとはどういうことかを学習する機会と柔軟性を子どもに与えるだろうと言うのです。

ヒトは、未成熟期が長いと言うのは、ある意味で遊びが長期間に及ぶことであり、それは、遊ぶことから学習することに長時間必要だからです。その遊びからの学習は、仲間との遊びを通じて身につけられる相互作用や教訓は、おそらく他のどんな要因よりも社会化を促進するからであり、その社会で男性あるいは女性として生きていくとはどういうことかを学習する機会と柔軟性を子どもに与えるからだと言うのです。この子どもにとって人生における大切な時期に携わっている私たちは、そのことをもっと認識すべきでしょう。さらに、この時期における将来社会で生きていくための学習は、まさに「遊び」なのです。」

遊びたかったけどどうしても上手く出来なかったこの玩具を、少しの工夫で遊び易いものにしました。その工夫は同じ感覚でもってその遊びを捉えていたであろう友だちの関心を集め、そして子ども同士のやりとりに発展していきます。子どもたちで子ども社会を形成する、遊びがその礎となっているように思え、遊びの重要性に改めて気付かされる思いがします。

また別の日

別の日

流行とは、こうして生まれていくものなのでしょうか。

(報告者 加藤恭平)

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