Red floor philosophy episode 16『社会的ルール』より

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中に風船を入れて遊ぶボールカバーのようなものなのですが、

クラスの先生もかぶってみたりして、

クラスの先生もかぶってみたりして、

 

こんなような遊びが流行っていたからでしょうか、

こんなような遊びが流行っていたからでしょうか、

 

当時約1歳2ヶ月の二人。写真右の子が手に持ったカバーを、

当時約1歳2ヶ月の二人。写真右の子が手に持ったカバーを、

 

被せようとします。

被せようとします。

何とも可愛らしいですね。

でもやっぱりかぶせるのはやめて、

でもやっぱりやめて、

手をまごまごさせた数秒後、

あるものを手に取ります。

あるものを手に取ります。

この動画を撮って下さったクラスの先生が、写真左の子につけようとして嫌がって落とした、

写真左の子のスタイです。

写真左の子のスタイです。

 

それを手にとって、

それを手にとって、

 

大きく広げて、

大きく広げて、

 

つけてあげようとします。

つけてあげようとします。

 

嬉しそう!

嬉しそう!

12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2017年8月23日『社会的ルール』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

「人間社会は、『互恵性』という社会的交換が重要なのです。(中略)互恵性は、言い換えれば、相互に強力的であることへの期待というお互いの『協力』のめばえ、もしくは、定着になると思われています。実際、人間の協力に対する意識はとても強いものがあるそうです。少し前のブログで紹介したハムリンらの研究のように、生後わずか6ヶ月であっても『援助』というポジティブな行動を好むとされています。」

先生がスタイをつけようとするのを傍で見ていたという写真右の子ですが、例えば給食時に1歳児クラスの子どもたちがエプロンをつけ合うような姿を日常的に見ていることを思い、また、上記のようなブログに触れ、子どもの心根にあるものを理解すると、このような行動を1歳の子がするというのは当然と言えば当然なのかもわからないという気持ちになります。

そして改めて思うのは、子ども同士の触れ合いを許容する日常、子ども社会を助長させようとする保育があるからこそ、このような姿に出会うことができる、ということです。

(報告者 加藤恭平)

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