ラッキープール 〜こうして面白い遊びを これからも探すでしょう〜

先日から、改めて臥竜塾ブログ〝リーダー論〟のカテゴリーに上がっている回のブログを読み返しています。

胸がわくわくします。本当に面白く、勉強になります。臥竜塾ブログの右側に検索欄があり、そこに〝リーダー論〟と入れても読むことができますし、下にスクロールしていただいて、『カテゴリー』の欄の中の〝リーダー論〟をクリックしていただいても読むことができます。

保育者であれば、職場でリーダーとしての立場にいないと感じられている方にも必見の内容で、というのも「保育者は子ども達にとっては時に遊びをすすめるリーダーでもあるよね。」との藤森先生のお言葉の通りで、日々の保育に直結した、臥竜塾ブログファンにはたまらない(笑)項目だと思っています。

例えばこんな回があります。

『臥竜塾』ブログ2013年3月12日『ユーモアとコンピテンシー』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝有効的なユーモアは、後で考えればつまらないジョークでも、張り詰めた空気の中で笑いや微笑みを誘うことができれば、それで十分だと言います。それは、「笑いを誘う」というよりは、「場を和ませる」ということなのでしょう。そのために、私は空気を読む力と、瞬時にその場に必要な空気を感じる力が必要だと思っています。〟

〝こんな調査があります。役員の中からリーダーの地位に昇進する者を選ぶための面接で、どの役員が面接中に何度笑いを取ったかを記録し、誰が二年後に優秀なリーダーになったかを追跡調査しました。その結果、優秀なリーダーになった役員は、平凡な役員の二倍も面接官を笑わせていたことがわかったそうです。

 そうしてみると、優秀なリーダーは、緊迫した状況に置かれたときでもユーモアを忘れず、その場の空気を変える前向きなメッセージを送っていることがわかったのです。〟

優秀なリーダーの定義のような、そんな言葉に出会うことができます。

そんなことを頭の片隅に置きながら保育にあたると、すると先日こんな場面に出会うことができました。

一番右、輝く映るは我らが誇るベテラン先生です。

一番右、輝く映るは我らが誇るベテラン先生です。

子ども達が熱狂して見ているその視線の先には、

わかりますでしょうか。

わかりますでしょうか。

 

滝!(笑)

滝!(笑)

大喜びの子ども達です。

時々入浴剤を入れてみたり(笑)

時々入浴剤を入れてみたり(笑)

 

こんなに面白いことをしていたら、それは自然子どもも大人も集まりますね(笑)

こんなに面白いことをしていたら、それは自然子どもも大人も集まりますね(笑)

このような先生の傍で働くからこそ、僕達も面白いことをやってみよう、これはどうだろうと色々と考え、実践してみようとする気持ちになるのだと思います。

何より、滝をつくったりと遊んでいる先生が誰よりも楽しんでいるようにも感じられます(笑)

ユーモア。遊び心。誰しもが持っている感性を自然なままに表現できる環境程素晴らしいものはないように思われます。改めてこの環境で働くことのできる今に感謝の気持ちが湧いてくると同時に、自分もまた、そういうリーダーになりたいと思うこの度の出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

everyday, marshmallow day!!! EPISODE FINAL

 

「おかわりくーだーさい。」

「おかわりくーだーさい。」

 

早速何人かの子がおかわりに来ました。面白かったのがその殆どがわいわい組(3歳児クラス)の子でした

年齢別で考えることではないとは思いながら、やはり幼い子には我慢することや、先の見通しを持つこと、また、保育者が大勢の前で言ったことを理解することというのは、簡単なことではないのかもしれません。

そんな中、面白かったのがらんらん組(4歳児クラス)の子達で、

二人で手遊びを始めました。

二人で手遊びを始めました。

 

「もうすぐ麺が来るんだよー。」このボーダーの男の子はおかわりに来る子に話しかけ、自分の気持ちを逸らしていました。

「もうすぐ麺が来るんだよー。」このボーダーの男の子はおかわりに来る子に話しかけ、自分の気持ちを逸らしていました。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年5月6日『動機』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝ミシェルが行った「マシュマロ実験」はいろいろと面白い結果が出ました。(中略)この実験で最良の結果を出した子どもたちは、気を逸らす方法を独自に考え出していたのです。一部の子どもは実験者が戻ってくるのを待つあいだ、ひとりでしゃべったり歌ったりしていたのです。

 私の園でも、いろいろな場面で子どもたちは「待つ体験」をします。子どもたちは、待つことができるように様々なことを考えます。友達とおしゃべりをする、手遊びをするなどです。〟

まさにブログに書かれている通りで、子ども達は独自に気を逸らす方法を考え出していました。

そして調理の先生登場!

そして調理の先生登場!

 

〝待つ〟ことを見事達成した子ども達です。

〝待つ〟ことを見事達成した子ども達です。 

『臥竜塾』ブログ2016年8月13日『運命か?』の中にはこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝ミシェルは、子どもでも大人でも自制心を育むことは可能で、前頭前皮質を意図的に使ってクールシステムを活性化させ、ホットシステムを調整できると言っているのです。

 彼は、これを可能にするスキルがあれば、刺激にコントロールされることを免れられるので、その時々の衝動やプレッシャーの言いなりになる代わりに、自制を達成し、真の選択ができるのだというのです。

 彼は、現代科学が与えてくれる主要な教訓を挙げています。それは、私たちの脳の構造は、DNAと子宮内での発育によってあらかじめ運命付けられているのではなく、以前に思われていたよりも順応性があり、私たちは積極的に関与し、自らの人生をどう生きるかによって自分の運命を形作られるということを挙げています。〟

私たちは〝待つ〟ことを始めとした〝自制心〟という力を育み、鍛えることによって運命を、人生を切り開いていくことができる、ということです。

子どもの時からこのような環境で過ごすことの大切さを改めて感じると同時に、保育者としては子ども達にこのような力をぜひともつけて社会へ羽ばたいてほしいと思うところですね。

そして私たち大人も。より良い人生を手に入れる方法は目の前に広がっていたということを感じたこの度の出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

everyday, marshmallow day!!!

 

空っぽのボールです。

空っぽのボールです。

 

皆に大人気絶品ミートソースがこの日の給食。配膳時に皆が〝いっぱい〟を言うので、あっと言う間に売り切れ(?笑)てしまいました。

 

おかわりしたい子に、と余っていた手付かずの麺お椀一杯分をボールに入れました。

おかわりしたい子に、と余っていた手付かずの麺お椀一杯分を優しくて可愛い職員がボールに入れてくれました。

調理の先生からは、「今おかわり分を茹でていますのでちょっと待っていて下さい」との連絡が。

ここで、皆に聞いてみました。

「ちょっとでもいいから今すぐおかわりしたい人は並んで下さい。そのかわりおかわりはちょっとです。」

「今調理の先生が麺を茹でてくれています。いっぱい食べたい人は待っていてください。」

「これマシュマロテストみたいですね。」と先ほどの職員が気付いてくれました。本当に、まるで、マシュマロテストそのものだと思いました。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2016年3月17日『実験結果』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝マシュマロを一つ置いておき、食べないで待っていれば、あとでもう一つあげるといい、もしどうしても食べたければ、ベルを鳴らせばいいよと言って部屋を出たときにどのような行動をするかを観察したのがマシュマロ実験とか、マシュマロ・テストとか呼ばれるもので、ミシェルらが行ないました。これは、主に欲求を満たすこと(欲求充足)を、先に延ばすことが出来るかということをテストしたもので、自己抑制力とか誘惑に打ち勝つ力だとか、我慢をする力だとか、意志の強さなどに関係してくるものです。〟

今年度の成長展のテーマは〝自制心〟です。テーマが決まり、そこにスポットを当てると、こういう場面にすぐに出会えるような気がして、不思議ながらいつもわくわくします。

それは逆を返せば、子ども達が成長をしている機会、保育者や研究者がその対象にしたいと思えるような事象に、実は毎日は溢れていて、それに気づけないだけなのかもしれませんね。

さぁ検証の結果はいかに!次回報告します。

(報告者 加藤恭平)

写真で二言三言

 

お椀が7個、お皿が7枚。

お椀が7個、お皿が7枚。

 配膳の時の写真なのですが、とても感動したので報告します。

新宿せいが保育園では配膳も異年齢のグループで行っています。2Fと3Fに分かれて食べ、お当番になったグループはお当番をした階で食べます。

以前、流れるままに配膳をしていたら、お当番さんのお皿やお椀が足りなくなってしまったことがありました。

なので基本は、先にお当番さんのものは確保しておき、配膳を始める、といった段取りになっています。

その日は配膳を始めようと思った矢先、もう既にこうして確保してあったのです。

忘れやすい僕なので(笑)とても助かりました。

職員にお礼を言うと、「私じゃないですね〜。誰でしょうね。」とのこと。

するとその会話を聞いて、「やっておいたよ〜。」と声をかけてくれたのはすいすい組(5歳児クラス)のこの日のお当番の女の子でした。

前回の報告で紹介させていただきました、11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年11月28日『社会の一員』。結びにこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝教育とは、文化を伝達するだけのものではなく、もう一つの大切な論点があるとデューイは考えます。それは、子どもたちに社会をつくり直していく能力を身につけさせることだとしています。既存の文化を伝えるとともに、新しい文化を創り出していける力、その新しい文化を創り出して、その新しい文化によって社会をつくり直していく能力を身につけさせることが重要であるとしたのです。これは、とても新しい考え方です。また、その力をつけるための教育も変わってくるはずです。日本の教育の目的である、社会の形成者としての資質は、その一員として、社会の中で「共生」する力と、社会に「貢献」する力が必要になるのです。

 それは、社会を存続させる際に大切な活動が教育の中で、「更新(リニューアル)」ということを重要視しました。その新しい文化を創り出す能力が「成長」の証です。社会を取り巻く環境や状況は変わっていきます。しかし、環境や状況が変わっても社会が滅びずに連続していくためには、単に文化を伝えるのではなく、文化を新しく創造していく、あるいは更新していくということが重要なテーマとなると考えたのです。

このことをデューイは、『民主主義と教育』の中で述べています。すなわち、教育の大切な役割は、「大人が子どもに文化を伝達し、子どもを社会の一員とする。」「子どもに新しい文化を創造する能力を身につけさせる」「変動する環境に適応できる力を教育によって育てる。」としたのです。〟

大げさかもわかりませんが、上記の〝子どもに新しい文化を創造する能力〟という部分、まさに当てはまるように思いました。本来お当番の仕事ではないことを自分で想像し、創造しています。

〝共生と貢献〟。こうして子ども達に貢献してもらいながら、大人が助けられ、そして助けてもらった恩を子ども達に返す。それはまさに共生であり、子ども達は共に社会を築かんとする共同体、仲間なのだということを改めて感じた出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

やさしさに包まれたなら きっと 目にうつる全てのことは メッセージです

6月1日から、らんらん組(4歳児クラス)に新入園児として1人、お友達が増えました。

この日は6月2日。

この日は6月2日。

入園2日目にしてお当番が回ってきました。大人でもドキドキしそうなタイミングですが(笑)やり方を教わって一生懸命に取り組むこの子です。

「あ、僕はもう少し多くがいいなぁ」

「あ、僕はもう少し多くがいいなぁ」

 

 「お見本くらいにしてもらえる?」

「お見本くらいにしてもらえる?」

容赦ないですね(笑)

「…いっぱいですか?ちょっとですか?」「ちょっとでお願いします。」

「…いっぱいですか?ちょっとですか?」「ちょっとでお願いします。」

優しい眼差しと、その子が緊張しないような言い方で手元を見つめる青い服の男の子のは、すいすい組(5歳児クラス)のお兄さんです。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年11月28日『社会の一員』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝以前、新教育運動におけるイエナプラン校の提案の中で、学校を一つの社会として見るために、異年齢で構成することが当然であると考えていることを紹介しました。デューイも学校を「典型的な仕事によって学校を小型の共同体、胎芽的な社会とする」と述べています。その時の社会とは、「共通の進路にしたがい、共通の精神と共通の目的に関わって働いているがゆえに、結合されている一定の人々からなるもの」であると定義しています。それは、子どもが共通の目標に向かって、協同で活動を行い、主体的に参加するという民主主義の社会です。日本における教育基本法の教育の目的で「平和で民主的な社会」を作るためには、民主的な学校でなければならず、それは、将来、社会の一員になるための準備でもあるのです。デューイにとって、そのような活動が行われている場が「社会」であり「共同体」であるということで、学校そのものを小型の「社会」、子どもの生活の場としての「共同体」にしていくことが大切だと主張しました。〟

配膳という仕事に貢献することで、多くの子ども達と関わりを持つことができ、また、配膳に並ぶことでその子と関わることができます。この子のお当番での働きは〝共通の精神と共通の目的に関わって働いている〟ということであり、〝共通の精神と共通の目的〟とは即ち園の理念〝共生と貢献〟であると言えます。この子達はその目標に向かって、主体的に社会を形成している、と言うことができるように思います。

また、このようにも書かれています。

〝日本の教育の目的である、社会の形成者としての資質は、その一員として、社会の中で「共生」する力と、社会に「貢献」する力が必要になるのです。〟

給食の配膳一つにしてもこの理念が行き渡り、そして、これから社会を形成していく未来そのものの子ども達に、この力がこうして育まれているということに改めて気付かされたような思いがしました。

7月に入り、今ではすっかりお当番にも慣れたこの子です。お当番デビュー日の写真をたまたま見返し、こうして互いに育み合いながら、子ども達は日々成長をしているのだということを実感として改めて感じたこの度の出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

 

ALWAYS どんなに君が遠くへ歩いていったとしても ずっと見守ります

「見守れませーん!(笑)」

面白いでしょう?(笑)我らが誇るベテラン保育者のある日の言葉です。

伝承あそびゾーンにお手玉を所構わず投げてあそんでいたわいわい組(3歳児クラス)の男の子です。

伝承あそびゾーンにあるお手玉を所構わず投げてあそんでいたわいわい組(3歳児クラス)の男の子です。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年9月18日『楽観主義を使う場合』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝私は、「見守る保育」で、見守っていていい場合と、行けない場合を思い浮かべ、共通なものを見出します。例えば、「リスクの大きいことに直面した場合や、将来の見通しが不確かな時は、見守ることは避けた方がいい」と思います。例えば、子どもが、遮断機が降りているにもかかわらず踏切を渡ろうとする、信号が赤であるのに大きな道路を渡ろうとするときは、すかさず大声で制止しなければなりません。また、一時保育の子で、その子の発達や姿を理解していないときには見守ることは危険です。

 また、「子どもたちには想像もつかないような先のことを考えたり、将来について助言をしたりするときには、最初は見守っていない方がいい」と思います。それは、子ども本人の力の限界を超えているからです。また、「子どもに共感していることを示したい場合は、最初は見守っていず、信頼関係が出来上がってから、見守ってあげる方がいいかもしれない」と思います。全く、楽観主義のときと同じですね。やはり、保育の中で、子どもとの関係の中で、どんな状況にでもやみくもに見守っていればいいというものではないのです。柔軟な見守る姿勢を学んでいこうということを提案しているのです。〟

わいわい組(3歳児クラス)の子にとってまだまだあそびのルールが浸透、確立されていなかった4、5月。このようなことが多くありました。それもユーモアに変えつつ、見守れる子へと促していく先生です。

「こうやるものだよねー?」

「こうやるものだよねー?」

声を聞きつけて駆け寄ってきたすいすい組(5歳児クラス)の子達。もちろんルールがわかっています。

「とりあえず一個にしてみようよ。」

「それで、投げたらキャッチ。投げたらキャッチ。」

「そうそう。そういうこと!」

「そうそう。そういうこと!」

 

先生の真似をしてやってみています。

先生の真似をしてやってみています。

「あとは、こういうのもいいかも。いくよー。」

先生の手にあったお手玉を、

青い服の子へポンっ。

青い服の子へポンっ。

「やってみて。」

黄色い服の子もポンっ。

黄色い服の子もポンっ。

 

ポンっ。

ポンっ。

「じゃ次ふたりでやってみたら?」

ポンっ。

ポンっ。

 

キャッチ。

キャッチ。

こんな風に促した数分後。

「投げたらキャッチ。投げたらキャッチ。」

「投げたらキャッチ。投げたらキャッチ。」

と楽しみつつ、

頭の上に乗せてみたり(笑)

頭の上に乗せてみたり(笑)

 

あそびの中に先生が入る前のような所構わず投げる、というようなことはしなくなっていました。

あそびの中に先生が入る前のような所構わず投げる、というようなことはしなくなっていました。

放任の中で子どもは育たちません。時にあそびの中に入り、提案していく。そして子ども達の様子を見てスッと抜けて、ある距離でまた見守っていく。その繰り返しの中で、見守れる環境というのが順々に出来上がっていくのだということを改めて感じたこの度の出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!〜誕生会編〜 EPISODE FINAL!!!

 

「今日はですね。給食の紹介をロボットにしてもらおうと思います。」

「今日はですね。給食の紹介をロボットにしてもらおうと思います。」

 おもむろに始まりました。

これから登場する柿崎先生扮する〝カキーボ〟の紹介をしています。

これから登場する柿崎先生扮する〝カキーボ〟の紹介をしています。(写真右、西村先生はBGMをスタンバイ!笑)

 山下先生が仕事がしやすいようにベテランの先生が給食を持ちます。素晴らしいチームワーク!

「それでは登場です!」

BGMに合わせ、ゲートが開かれました!

BGMに合わせ、ゲートが開かれました!

 

!

 

!!

!!

 

!!!

!!!

自然と子ども達が道を開けます!笑

全体像です(笑)

全体像です(笑)

カキーボは、

  • 歩くことができない
  • ロボットなのにメニューを覚えられない為、一つ一つ手に書いてあるメモを読む
  • 子ども達が興奮して距離を詰めてくると手の平をかざして「危ない。」と声をかける(笑)

他にもあったように思いますが(笑)子ども達にも職員にも大ウケのこのロボットはこの後の誕生会で何度も出演を果たすことになります。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年6月4日『誕生会の出し物』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝誕生日会のメイン内容も、年度によって様々です。(中略)私の園では、各クラスに男性職員がいますので、私から見るとかなりふざけたような内容の時もありますが、子どもたちは大喜びです。逆に、まったく乗らないときもあります。子どもたちは正直です。しかし、月に1回は、園全員で集まって一緒に歌を歌ったり、踊ったりする機会も大切です。これは、まさに大きな異年齢児保育の日なのです。〟

これだけ大笑いできる企画ができるのも、やはりそれを温かく見守る職員の存在があってのこと。大人が楽しむことで、子ども達も自然と楽しくなるようです。カキーボが去ってもその熱は収まらない様子で、年齢など関係なく、友だち同士でその興奮を伝え合う子ども達の姿が印象的でした。

大いに盛り上がり、会は終了。

毎月行われる行事、誕生会。『臥竜塾』ブログ2014年1月22日『特別な日』にあるように、

〝保育指針にも書いてありますが、生活リズムは、情緒の安定につながるのです。しかし、江戸時代では、なかなか波乱万丈ということは起きません。そこで、人為的に「ハレ」(平家物語に見えるように「諸行無常」ということが、良いときには戒めとして、悪いときには期待としてその時を受け止めました。それは、時として暮らしにメリハリをつけ、生活の支えともなりました。それを、「ケ」と「ハレ」としたのです。その代表が、まず食事だったのでしょう。ですから、「ケ」の食事が朝餉、昼餉、夕餉であり、「ハレ」の日の食事は、神聖な食べ物である餅や赤飯を食べたり、お酒を飲んで祝ったりして、特別な日であることを示しました。)を作り出す必要があったのです。それが祭り、能狂言、正月などの行事です。それが年中行事であり、こういった「ハレ」の日には農民も毎日の農耕を忘れ、思いっきり楽しみました。日常、変わらずにおこなっている農作業の合間にも、「あと何日で祭りがある」とか言って、退屈な労働にも耐えることができたのです。「ケ」の中に「ハレ」の要素を取り入れて、人間は生きてきたのです。〟

これからも、子ども達にとっても、大人にとっても、期待感溢れる、楽しくてわくわくするような〝ハレ〟の日のような行事であってほしいと、心から思いました。

(報告者 加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!〜誕生会編〜 EPISODE 3

 

「今回の給食のテーマは精進料理です。」

「今回の給食のテーマは精進料理です。」

 精進料理とは魚や肉などを使わない料理です、と説明があった後、後ろのスライドにその料理達が映し出されました。

「例えばこんな料理、」

「例えばこんな料理、」

 

「こんな料理、」

「こんな料理、」

 

「これとか、」

「これとか、」

 

「これもそうですね。」

「これもそうですね。」

「ツッコムところだよ!(笑)」と見ていた職員から声が(笑)

「肉使ってるじゃん!(笑)」と子ども達からようやくツッコミが入り、本題へ。

「このような料理のことを言いますね。」

「このような料理のことを言いますね。」

 

これは西村先生のご実家のお寺の映像で、

これは西村先生のご実家のお寺の映像で、

先日帰省した時に動画を撮ってきてくれたのでした。

「あー!保育園にあるやつー!」

「あー!保育園にあるやつー!」

 

「こんな感じで、皆で集まって、

「こんな感じで、皆で集まって、」

 

お経を聞きます。」

「お経を聞いたりします。」

実際に西村先生がお経をあげてくださいましたが、やはり見事。

自然と手を合わせる子も。

自然と手を合わせる子も。

そこで行われる修行というのは壮絶なものだそうで、例えば肉、魚を一切食べない生活一つを例にして話されていましたが、何日もの間そういったものを食さないとほっぺを押しても戻らなかったり、怪我をしても感覚がなく、痛みを感じなくなるのだそうです。

「〝いただきます〟というのは、命をいただくということ。」

あなたの命を私の命にかえさせていただきますということなんだよ、と西村先生。子ども達も真剣な表情で聞いていました。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2010年1月7日『登山』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。ぜひ読まれてください。)

〝ここ(「世鏡抄」)には、教育上、最も重要である期間は、赤ちゃんから七歳までの期間であると言っています。今、OECDが提案していることに、最も重要な機関が0歳児から8歳までであるというものがありますが、この世鏡抄でも、ほとんど同じことを言っています。(中略)子どもの成長過程において四恩の道(一切衆生の恩、父母の恩、国主の恩、そして仏・法・僧三宝の恩)をしっかり教え、命の大切さ、他人への貢献を教えるのが専門性であると言っています。(「世鏡抄」。作者、成立年代は不明。室町時代頃か。国人領主層の子弟を七歳から十三歳まで教育していた真言宗系の寺院でまとめられたもの。諸説あり。)〟

新宿せいが保育園の保育理念は〝共生と貢献〟。共に生きるものを大切にし、そのものによって生かされているということを、こういう機会を通して、改めて子ども達の心の中に浸透していくのでしょうね。

そして、誕生会特別メニューの紹介です。

そして、誕生会特別メニューの紹介です。

そして、いよいよあのロボットが登場します…!

(報告者 加藤恭平)

 

行事ってこんなに楽しい!〜誕生会編〜 EPISODE 2

さて質問タイムが続きます。

すると、こんな質問が出ました。

「好きなお友達は誰ですか?」

「んー難しいな!」「究極の質問だなこれは!」と塾頭。

塾頭の優しさを感じますね。

「◯◯ちゃんです。」

「◯◯ちゃんです。」

言われた子は嬉しいもので、ただ、言われるかな、と期待していた子にとってはちょっぴり寂しいこの質問。この後この質問が続くのですが、最後の子からこんな答えがありました。

「好きなお友達はみんなです。」

「好きなお友達はみんなです。」

流石すいすいさん(5歳児クラス)ですね。職員からも拍手が出ていました。

みんなで藤森先生作詞作曲〝おたんじょうびのうた〟を歌い、

いよいよ〝出し物〟です♪

いよいよ〝出し物〟です♪

今回はプロジェクターを使った出し物のようですね。

今回はプロジェクターを使った出し物のようですね。

期待が高まります。

期待が高まります。

新宿せいが保育園は、昨年度からテーマとして〝伝統〟を引き継いでいます。

今回は西村先生が工夫を凝らし、〝伝統の食事〟ということで〝精進料理〟について話をしていただきました。

「それでは始めますね。」

「それでは始めますね。」

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年6月3日『誕生会』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝インタビューの後は、おたのしみタイムです。この内容はやはり係が決めますので、年度によって違います。私は、内容についてはあまり口出しをせず、職員のアイデアを尊重しますので、ずいぶんとさまざまな企画を体験しました。〟

命の大切さについて。西村先生は話を始めました。

(報告者 加藤恭平)

大野くんのリーダー論

先日、ニュース番組をみていたら興味深い内容だったので、紹介したいと思います。

みなさんも「NEWS ZERO」を一度はご覧になったことがあるかもしれません。

アイドルグループ嵐の櫻井翔さんがキャスターとして出演していますが、その日は嵐のリーダー大野智さんを招いて対談をしていました。その内容が「リーダー論」です。

 

15日に最終回を迎える大野さん主演ドラマ『世界一難しい恋』のコラボレーションとして実現した同対談。

櫻井さんがドラマ撮影時の様子を聞くと、大野さんは

「端っこにいる。仕切ることはできない」と答え、

櫻井さんが

「真ん中にいるじゃん。座長なんだなって思うけどね」と言うと

「周りがフォローしてくれるから成立している。役も嵐もそんな感じになるんだなって、僕は」と言いました。

 

大野さんはまた、当初は

「リーダーってまとめるイメージがあった」と言い、

ラジオ番組などで進行を任された時は「参った」と苦笑したそうです。

「グデグデになったのを覚えている」と振り返り、

「正直、みんなの考えが理解できなかった自分がいて、それじゃダメだよ的なのはちょっとあった」と明かした。

 

その後「みんなも大人になってきて、逆になった」と大野さん。

櫻井さんが「気負わなくていいやって?」と確認すると、「うん」とうなずいた。そして

「やっぱ一人じゃ無理だなと思う。メンバーがいて安心がある。一人だと冗談言うことすら怖い」

と打ち明け、櫻井さんが

「5人でいるから大野智流のリーダーでいられる?」と聞くと、

「いられるし、成立している」と話した。

 

櫻井さんは、リーダーとしての大野さんについて

「引っ張っていくとか先頭に立つとか、そういう感じではなく柔軟な感じ」と言いました。

『世界一難しい恋』最終回にニュースキャスター役として出演する櫻井さんは、

「撮影現場でも彼は輪の中心にいる。意識のないところで現場を引っ張っているんだろうなと思う」と語った。

最後に大野さんは

「みんな、それぞれが好きなことをやっていて、僕はそれをただ見守っているだけ・・・」と。

 

また、村尾信尚キャスターが

「周りがフォローしたいという人は、”無私の精神”が宿っている人。このことがリーダーの条件の一つ」との考えを示しました。

 

まさに「無私の精神」というのは「省我」と同じではないでしょうか。

 

塾長のリーダー論の一つに

「私心を持たないこと」と言われています。

 

いま塾長のブログでも書かれていますが、新宿せいが保育園の理念「共生と貢献」

共に生きるということは、自分勝手でもなく、相手がいてこその自分であり、お互いに支え合い、そしてお互いに貢献していく。

「省我」「私心を持たない」「無私の精神」言葉は違いますが、私は通じるものを感じます(報告者 山下祐)