大正の「アクティブラーニング」

9月11日の塾報告を行います!

本日は少し遅れての参加となり、塾長のご自宅に着いた頃には、ほとんどの塾生が食事を終え、映像を見ていました。映像の内容は一度置いておいて・・・食事のメニュー紹介から!!

今日は職員会議と塾が重なっていたので、手軽にできる丼モノにしました。

こちらです・・・

余談ですが、私はサーモンが大の苦手でして・・・。

富山出身なので鱒寿司は大好きなのですが・・・どうも東京のサーモンは・・・。

ですので、本多先生に食べていただきました。ありがとうございます。

あとは即席のお味噌汁です。

さて私が到着した時にはNHKスペシャルで大正新教育運動について見ていました。

中でも塾長が塾生達に見せたかったのは「及川平治」についてかと思います。

彼について詳しくは・・・

さすがですね!同じ名前だけに、しっかりとブログを書かれています。

そんな及川平治氏は当時から「アクティブラーニング」を実践していた先生です。

「アクティブラーニング」おそらく教育関係者ならば一度は耳にしたことがある言葉でしょう。こちらも塾長のブログから(笑)

映像で流れていた及川平治氏の授業方法を紹介させていただきます。

テーマは「熱の伝導」についてです。

及川氏はまず初めてに子ども達に言ったことは

「今からさつまいもを煮て、みんなにご馳走しよう!」

と言い、準備に取り掛かりました。

まず、大きな鍋に水を入れて、カマドに火をつけました。

やがて温度が上がり水が沸騰し始めると、部屋中に湯気がたまってきたときに、及川氏が児童に

「窓を開けて見なさい」

そうした現象から、冷たい空気は暖かい空気のところに入り込む性質があるのを知り、

この現象が、風が起きる性質となります。

そして沸騰したお湯の中に芋を入れて、煮ていきますが、

やがて芋に火が通ったら、かまどの火を消さなければいけません。

また及川氏が児童に

「かまどに蓋をしてみなさい」

児童がカマドに蓋をして、しばらく時間が経過してから蓋をあけると・・・。

火が消えていました。この現象に児童たちは驚きと同時に、

燃焼の原理を知ることになります。

そして、いよいよ芋が煮えて出来上がり上がりました!

「なぜ芋が煮えたのかな?」また児童たちに尋ねました。

沸騰した水から熱が伝わり・・・

その水は火から鍋を通して伝わり・・・

鉄の鍋は火の熱を伝えやすい!!

こうして芋煮から「熱の伝導」を体験から児童たちに教えたのです。

まさに私たち、見守る保育で大切にしていることの一つです。

及川氏はこう言っています。

子ども達の主体性を大切にしている我々と全く同じ視点ですね。

また及川氏は「八大教育運動」という講演会で「教師観の転換」を唱えています。

当時、この教育手法を「動的教育論」と提唱していますが、これを強く主張しています。

この番組を進めるパネリストの人たちのコメントもなかなか面白く、その中でも

「新教育運動の理念は理解できるが、どこまで子どもの主体性?」という疑問が上がっていました。

それに対して明確な答えは出ませんでしたが

「子ども達の水場を用意するのが先生の役割かもしれませんね」

なかなか考えさせられるエンディングでした・・・。

塾長が講演などで言われる「新しい子ども観」

まさに八大教育運動で及川平治が主張したのと同じ視点のような気がします。

かつて、日本の教師達も及川平治のような考え方を目指していたものが、

いつしか変わってしまったことに、映像を見ながら個人的に感じました。

最近の塾長の講演は「これからの保育」という演題が多いです。

AI(人工知能)をはじめとする、科学技術が私たちの想像を超えるほどのスピードで進化していく中で、

どう生き延びていくか?本当にそれが重要な気がしてなりません。

私の二人の息子が社会に出るのは約20年後です。

どんな時代になっても逞しく、生きて欲しいと強く願っています。

(報告者 山下祐)

三者三様

最近は暑さも和らぎ鈴虫の羽音が耳に心地よく響き渡るようになりましたね。

9/4の塾報告です!

今日は特別ゲストとしてせいがの森こども園の園長先生である筒井先生をお迎えして10名での塾になりました。

メニューは九州出張のお土産の鶏飯とシンガポール出張のお土産のチリクラブ風の焼きそばです!

盛り付けられた鶏飯

鶏飯は優しい味わいが、焼きそばはピリッとうま辛な味わいがたまりませんね。

暑い夏に辛いものを食べてみっしりと汗をかくのも楽しみ方のひとつです。

さて食事も一段落しいざ出張報告へ!

一番手はなんと私です。

今回がはじめての泊まりがけの出張ということで右も左もわからないままあっという間に時が過ぎてしまったという感覚でしたが、なんとか少ないながらも写真を撮り塾生の方々に報告をすることができました。

あとになって、あれも言えばよかった、あんな面白いこともあった、など思い出しては後悔するばかりです。次に繋げなくては!

次に森口先生の報告でしたが一泊二日で観光をする時間もなかったということで、鋼のメンタルで福山雅治風に講演を終えたことなどをさらさらさらっと報告していただきました。

携帯の画像で出張報告をしてくれました

最後は横田先生です。

私と同じ日数の出張であったにも関わらず私の5倍はあろうかという数の写真を撮りためていたようで細かく分かりやすく報告をしてくださいました。

写真を撮るという習慣が身に付いているのといないのではこうも違うのかと己の未熟さにただ呆れるばかりですがそこは伸び代として前向きにいきたいと思います!

そのなかで面白かった話のひとつがAIの発達による保育の変化です。

機械が発達し、人の表情や感情を機械が読み取ることが出来るようになってきているなかで、共感力や協調性がない人よりもAIのほうが保育を上手にやりとげるのではないのかということでした。

「あれとってよ」熟年夫婦でなぜか会話が成立するシーンとして思い起こされる言葉ですがもしかしたらAIにもこれができてしまう日が来るのでしょうか。恐ろしいですね。

男は背中で語る

最後にシロクマのアイスを食べながら西村先生の塾セミナーの打ち合わせをしました。

着実にレベルアップしていく先輩方の発表をただ眺めることしかできない己の無力さが悔しいですね。いつか力になれる日が来るのならば全力で取り組みたいと思います。

次回のセミナーを是非お楽しみにお待ちください!

シロクマ奪い合いの乱
秋の夜長に真剣な打ち合わせが続きます…

報告者 髙橋健一郎

シンガポール報告

報告が大変遅くなり申し訳ありません。

8月6日の塾報告をさせていただきます。まずは今回のメニューの紹介からします。夏の定番、ゴーヤチャンプルー、わかめと豆腐の味噌汁でした。それと、中国出張でのお土産でジャーキーを塾頭から頂きました。ありがとうございました。ジャーキーにはやっぱりビール!この組み合わせが最高!!夏の暑さもあり、ビールがとてもおいしく感じました。

みんなで手分けして調理します!
ドライアイスで遊ぶ西村先生

また今回の塾では大阪から外部臥竜塾生の邨橋先生も参加してくださいました!

食事をとりながら「西村先生、ゴーヤチャンプルーにあいますね」「どういうことやっ!」「いやー、美味しいね」なんて話をしながら食べていると、塾頭からすかさず、「どれくらいゴーヤチャンプルーうまい?」と質問。皆さんならどう答えます?毎回、塾でおいしいごはんを食べると、「これはうまい!」なんて話をするのですが、するとこの質問がとんできます。過去には「新幹線くらい!」や「東京タワーくらい」などなど、本多先生がいつも質問され答えるのでが、今回はあいにくの欠席。初めて自分に振られました。「うーん、BIG BOXくらい!」と返答。中笑いでしたOrz。

そして話題はSNSの話へ。最近、煽り運転のニュースをよく耳にします。どうしてこういったことをSNSにアップするのでしょうか。情報を得られるツールとしてはとても便利なものですが、その使い方に問題があるように思えます。塾長も「こういった問題のために、これからは情報リテラシーが大切」と話してくださいました。利用者の人間性が問われる問題ですね。そのまま、“ものの見え方”について話題がシフト。保育の現場でもこういった問題はたくさんありますよね。加藤先生は「例えば、子ども達が室内を走っていて、それを止めようと腕をつかんでしまったら、それはきっとその場面だけを見ていた人からはとてつもなく強い力で腕を引っ張っているように見えるね」。邨橋先生も「保護者やとくに女性の方と2人で話す機会があったときには、とくに気を使っている」と話してくださいました。自分はそんなつもりはなくても第三者からみたら違うとらえ方をされてしまうこともある。本当に気を付けていかないといけないですね。自分も1年目の時に、園で、園長先生に女性の来客があり「外の音がひびいてはダメかな」と思い会議室の扉を閉めて、先生とお客さんの密室の空間を作ったことがあります。その時に西村先生から「絶対にないんだけれども、特に女性の来客の時は扉はあけて誤解が生じないようにした方がいい」と教えてもらったことがあります。そんなことを思い出しながら話を聞きました。

そして、こういった問題が生じないために、邨橋先生は「違う見方でとらえられないように、保護者であったり、他者との信頼関係が大切だね。どうコミュニケーションをとって関係を作っていくかが重要だよね」と話をして下さいました。

そんな話をしながら食事を終え、塾は後半へ。

お皿などを片付けて部屋に戻ると、電気が消え、「ハッピーバースデー トゥー ユー♪」と歌とケーキが登場。西村先生の誕生日でした!!西村先生、おめでとうございます!

ケーキと笑顔が素敵な邨橋先生。

なんとケーキのろうそくを、こぶしの風圧で消していましたw。

ケーキはサーティワンのアイスケーキ。おいしくいただきました。

ケーキをいただきながら、話は塾頭からのシンガポール報告へと移っていきました。

7月17日から25日までシンガポールへ塾長と助手として塾頭がいかれました。シンガポールに104園ある大きな法人?であるmy first skoolが開催する年に一度のフェスティバル(展示会のようなイベント)に行かれたそうです。これは3日間あり、それぞれの園が一つのブースを出し、園の活動を報告したり、展示したりするようなものでした。塾長もこのフェスティバル内で講演をされたそうです。写真を見ながら塾頭からの報告を聞きましたが、とてつもなく大きな規模間のイベントでした。新聞記者であったり、なんと内閣府大臣も来られていたそうです。すごいイベントであることが伝わります。

シンガポール報告をする塾頭

内閣府大臣さんも塾長の講演を聞かれていたそうで、「聞けてよかった」と話されていたそうです。こんなにシンガポール内ですごいmy first skoolが「見守る保育」を取り入れていること、本当に世界に広まっていきますね。

そして今回のイベントの主役は調理さんらしく、保育園内の調理、食事の面をもっとピックアップしていこうということで、調理の先生が表彰されていたり、ブースでも調理体験ができるところあったりしていました。もちろん、MIMAMORU(見守る)を発表しているところもありました。

調理体験をしている様子

塾頭が多数あるMIMAMORUのブースを見ながら「成長展みたい」とおっしゃっていました。これまで、どんなことを考え、ゾーンを作っているのか。どんな風に見守るを取り入れているか、どんな風に空間をデザインしているかなどなど。

あるブースではピーステーブルでおいているものを展示してるところがあったそうです。こんな物を置いているんですと話があったそうですが、塾長から「そもそもピーステーブルはお互いの気持ちを話合う場所。あんまり物を置きすぎるとそっちに気がいってしまってちゃんとコミュニケーションをとるってところに行きにくいかもね。リッラクスのゾーンに置くのはいいけどね」と言われていました。ブースを回りながら、話を聞いたり、質疑応答を受けたりしたそうですが、その内容がちゃんと勉強している内容ですごいなと塾頭は感じたそうです。

ピーステーブルに置いている物

いつの日かギビングツリーでもシンガポールのようなフェスティバルが開催できると面白そうですね。

最後に塾頭が入国(シンガポールへ)する時の話をしてくださいました。入国手続きを終え、やっと着いたねなど安心していると、突然「へいっ」、「へい!!」と警察の人に声をかけられたそうです。そしてカバンを開けろと言われ、中を確認されたそうです。なんでも、薬物や違法なものを持ち込んでいないか無差別に確認しているそうで、しかし外国の方に急に声を掛けられる、ドキッとなってしますね。そしてシンガポール報告を終え、今回の塾は終わりました。

シンガポールの話を聞くと、素直にすごいなと感じ、自分ももっと勉強しなきゃと刺激になります。負けていられないです。

報告者 横田 龍樹

マメにコツコツ3

この度の出張先は島根県
手前に見える
赤褐色の瓦は、
日本三大瓦の一つ
「石州瓦」

島根県江津市にあります、有福温泉で一泊されました。

2日目はうさぎ山こども園にて2時間の保護者講演。

講演後、保護者から「(私が)英語が話せなくて困っている。子どもたちに英語を教えてほしい」という質問があったそうで、あなたが困っているのならあなたがやるべきでは、という返答をされたという塾長。海外での講演が多い塾長ならではの、これから、どんな言語を話せるかではなく、何を話せるか、という時代になるという教えに満ちた返答のように感じられます。

昼食はなんとも豪勢な
天丼
午後は別会場へ

島根県見守る保育研究会にて、リーダー対象の研修会が行われました。

講演の内容は昨今のハリスの話題を中心に展開されていきました。

夜は、石見神楽を見学

物凄い迫力ですね。

そして最終日は島根のGT園を対象とした講演会。5時間半もの講演が行われました。

「今後の保育の歩む方向」と題された田崎先生のメモから、その日の内容を伺い知ることができるかのようです。

  • 無藤先生のFasebook
  • 要領、指針、改定(元年)
  • ガイドライン 世田谷
  • 御茶ノ水
  • サピエンス前史
  • AI時代に向けて
  • EQ Creativity/Social skill
  • 脳機能
  • シナプスの刈り込み 選択
  • 愛着
  • 応答性
  • 集団社会化理論
  • ヒトという環境
  • リーダー論
  • オープン保育

これだけの内容を5時間半、淀みなく話される塾長。そしてその要点を簡潔に捉える能力を着実に磨かれている田崎先生。塾長の側でコツコツと積み上げているものが花開く時が必ずくることを感じずにはいられません。

塾長の教えに触れることのできる機会を大切に、日々の保育を鑑みていきたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

マメにコツコ2

自由遊びの大切さについて、先生は話をして下さいました。

ブログ『臥竜塾』2019年6月17日『反社会的ライフスタイル』の中で「この研究では双子を被験者とする発達遺伝学の方法論を導人し、思春期の子どもたちの反社会的仲間集団への帰属における遺伝的関与を測定したのです。このような仲間集団への帰属に関しては遺伝子が大きく関与していましたが、親の子育て習慣の影響は確認できなかったのです。親の姿勢、それが双子に共通するものであっても、それぞれに異なるものであっても、双子の仲間への帰属意識および反社会的行動への傾倒を説明するには至らなかったそうです。」こう書かれています。最新の研究が示すように、仲間集団、子ども集団が子どもたちの人格形成においてとても特別な役割を果たしています。子どもたちはその集団間に生まれる様々な事柄を自由遊びの中で十分に経験します。例えば提案をしたり、時に我慢をしたり、配慮をしたり、思いやったり、とするような、他者と関わる力、社会適応能力などの力を子どもたちは自由遊びの中で自然磨いていくことになります。

その自由遊びが昨今少なくなってきてしまっている問題があります。それは、親がその時間を奪って習い事をさせたり、塾へ行かせたりとしている現状があるからでしょう。しかしながら、某付属大学小学校の受験選抜方法を見てみても、ペーパーによるテストはなく、『行動観察』という、「ゲームなどで遊ぶ様子」を見るというものがあり、認知的な部分というよりも、ソーシャルスキルや高度なクリエイティビティをどれだけ携えているかを見るような項目が目につきます。受験に合格する為に自由遊びをしようというわけではありませんが、自由遊びを重ねた子どもたちを必要としているような内容になっている点がとても興味深く思えてくるところです。

ゾーンという環境、子どもたちが自分たちでゾーンを設定し遊んでいるあの時間を改めて大切に思うと同時に、今の子どもたちが抱えざるを得ない社会環境の中でもとても柔軟に生きているということを知る思いがしました。

食事も済み、片付けへ。マメにお皿を洗ってくれている高橋先生の、今日は誕生日のお祝いです。

ハッピバースデー
マーメー♪
フー♪
ありがとうございまーす
「豆 おめでとう」

マメな高橋先生へ、激励のメッセージですね。

Casaneoという、ミルクレープ発祥のお店を塾頭がチョイス。

何段にも重ね合わせたからこその食感と、生地とクリームの取り合わせが最高の一品でした。

食べながら
本日のラストへ

最後は田崎先生の出張報告です。

(報告 加藤)

マメにコツコツ

梅雨の晴れ間の臥竜塾。先ずは夕ご飯作りです。

マメな高橋先生。丁寧に野菜を切っていきます。
左利きです
ニラの準備は川邊先生。
丁寧に水洗い。

下ごしらえにも性格が出ますね。

そんな川邊先生から今日のメインの紹介
塾長が出張先で買ってきて下さいました
いつも本当に有難うございます

塾長がいただいてくるお土産を食べられるのは塾の醍醐味の一つですね。

もう一品。先程の野菜と肉を炒め合わせて、
レバニラ
そして、
ネギたっぷりの中華風スープ
田崎先生が入れすぎたかに見えたゴマ油の分量が絶妙な仕上がりに

味付けの妙を理屈よりも背中で示す田崎先生ですね。

料理と同時並行で行われる調理器具の片付け

中華鍋を油で熱して錆を予防。大切な調理器具の手入れを川邊先生、マスターされています。

そして完成
森口先生用

野菜嫌いな森口先生の為に森口先生プレートを考案。それを見た塾長から、
「こういうのなら食べられるんじゃない?」と野菜の増量が提案されました。果たして。

「これこれこの味。島根はこの味。」と森口先生。

島根県民のソウルフード赤てんに舌鼓を打ちながら、自然に野菜たっぷりレバニラへと箸を伸ばし、何とも自然に野菜を食べ始める森口先生。本人に聞くと、「こういうのなら大丈夫」とのことで、流石塾長。

最近のブームはスープに柚子胡椒

田崎先生のご実家では定番の食べ方とのことで、柚子胡椒大臣西村先生からも先日太鼓判が押されました。皆で食べると、食の楽しみ方も広がります。
食べながら、塾長から保育のお話をいただきました。
(報告 加藤)

的屋のような塾!!


遅くなりました。5月27日塾報告をします。今日は先生の自宅ではなく、ギビングツリーの事務所での塾となりました。

今日の塾のメニューは、焼きそば、お好み焼きです。ホットプレートを敷き、作っていきます。私自身も事務所での塾は初めてで、以前研修の時にこの部屋でお世話になったことを思い出します。ホットプレートを準備して作り始めます。



焼き具合を見る園長先生!

毎回塾の時は思うのですが、大人数時の仕込みが大変だと感じます。一番感じるのは、先生方がこの人数だったらの食材の量をいつも感覚で買われている姿。

経験というか分かってしまう所が凄いなとも思う今日この頃です。私だったら余らせり、逆に足りなかったりしてしまうのが目に見えます。

長崎みかんのジュース!!濃縮!二人の先生の地元!

それはそうと、先生たちが、お好み焼き班、焼きそば班に分かれて下拵えをしていきます。キャベツを切ったり、他の先生たちは違う役割を担ったりと、そんなときにふと流れてきた音楽番組。令和になった今日、あまり実感が沸かない今日この頃ですが、メディアは振り返っていきます。

尾崎豊の曲が流れ、懐かしむ先生方!

昭和音楽が流れると、懐かしいと同調する先生達、塾生みな年代が違うことから、流れてくる音楽に、懐かしさを感じながら塾は進んでいきます。ホットプレートの温度は高まり、さぁお好み焼きへ、西村先生が慣れた手つきでお好み焼きを焼いていきます。的屋のお兄さんみたいですね。

的屋のお兄ちゃん!よく祭りにいますね!

焼き終えれば、田崎先生、高橋先生コンビネーション腕がなります

真剣なまなざしで肉と格闘する高橋先生!

二人の阿吽の呼吸もありながら。焼きそばを量産していきます。そんな時ふとした音楽が流れると、私と本田先生は同い年で、流れてくる映像に懐かしさを感じながら、あの時代はアーティストはこうだったよねと話しに花を咲かせます。

おしゃれな本多先生!

高橋先生も若いのに分かっている様子(笑)。時代の流れはすごいなと感じた瞬間でした。

焼きを見守る園長先生!

昭和のプレビューが流れたとき、村下孝蔵の初恋ながれました。この曲は、僕が小学生の頃父親の車のなかでよく聞いてた曲でもあります。ここで、園長先生に質問というか、先生の時代ですよねと問いかけると、園長はもっとその前だということだと知って、どの時代の音楽を聞いてこられたのだろうなのだろうと思わされる一面も、そうこうしているうちに、焼きそばも出来上がりました。

田崎先生、高橋先生のコンビがすごかった。室内ですが、バーベキューしているような臨場感もあり、味も最高でした。

一息つき森口先生のセミナーのプレをみんなで共有。いいひと時となりました!

報告者 川邉

人体Ⅱ

6月19日の塾報告をしたいと思います。

メニューです。

豚肉ともやしの炒め物
西村氏が大分に行ったお土産を上の豚に添えて…うまい!
あかてんという島根の名物?を島根の安江さんからいただきました!
本当に美味しかったです!ありがとうございます!
お味噌汁
デザートは珍しい実のジャム!!
これなんだと思いますか!?…
正解は!!!

コーヒーの実でした!!
肝心なところが写っていません!!笑

美味しゅう頂きました。

本日は久しぶりに全員集合でございます。少し遅れて来てくれた森口氏が一言。
「男臭い」

でしょうね。
食事が進み、味噌汁の話題になると田崎氏から一言。

「柚子胡椒は味噌汁に入れると美味しいんですよ。」

西村氏「それはない。」  (バッサリ)

田崎氏「田崎家の伝統ですよ。」

西村氏「味噌に柚子胡椒はあかんて」(実際に入れて食べてみる。)「アリやな。」

田崎氏(ドヤ顔)

本日は私が来週に臥竜塾セミナーの『習熟度別保育のススメ』の発表を控えているためまだ完成ではありませんが、塾長を含め、塾生の皆様に見てもらいました。

▶︎▶︎早送り

塾長「いいんじゃない」

とプレ発表を終えてからの塾長の一言です。

この言葉、塾生からしてみたら、かなり嬉しいお言葉です。まだまだ個人的には詰めなくてはならないとこはたくさんあり、こんな風に話せればいいなと妄想はしているもののよく発表を終えてからあー、あそこ話せなかったな…となることがあります。ですのでそうないように努力したいと思っています。
今回の習熟度別保育のススメに関しては先々週に塾長から塾生みんなでレクチャーを受けています。その内容を21世紀型保育のススメに添いつつ、現在も進化し続ける塾長の考えも交えながら発表するために塾生全員で聞きます。私個人的に思うところはそのレクチャーが非常に面白く、素直に疑問に思ったこと、感じたことをその場で言い合えることです。その会話からセミナーに活かせるような内容が生まれたりもします。我々塾生が目標としているのは全員がしっかりとセミナーの内容を把握し、誰もがそのセミナーを発表できるようにすることです。
では頑張りたいと思います。

そしてその後、塾長から…「今一時保育で、双子の一卵性双生児を預かってるじゃない?遺伝子では同じなのに少し二人の性格が違うのは不思議だよね。」
という言葉から、NHKのこんな番組を見ました。
https://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/
これを見ましたが非常に面白かったです!!
まずはDNAだけでその人の顔を表現できるところから始まります。もうその時点でワクワクします。
テーマは「遺伝子」
遺伝子=全DNAの2%遺伝子=設計図
98%がゴミと言われているそうです。ただ、その98%の中に宝が隠れているという内容です。
少し難しいので詳しくはこの番組、ご覧ください。
簡単に申し上げるとその98%のゴミと言われているDNAでも骨を作る、筋肉を作る、がんを抑制する、アルコールを分解する、アルツハイマー病を防ぐ、アレルギーを抑えるといった様々な能力が隠れているかもしれないということです。
ちょっとよくわからないですよね…。説明が下手ですいません。

あとひとつ驚いたのが、最新の研究では、人は全て誰もがおよそ70個の突然変異を生まれ持って来るそうです。お母さんとお父さんから受け継いだ遺伝子の他に70個もの突然変異は誰しもあるということです。だから親の持っていない能力がドンと花咲くことがあることに納得します。
最後に、「人類の最近の進化のほとんどはDNAの98%に生じた突然変異によってもたらされている」と言っています。
多種多様な人間がいるので環境の変化が起こっても誰かが生き残るという人類の奥深さを感じさせ、人類をより知りたくなる内容でした。
気になる方はぜひ上のURLから飛んでみてください。
ただこの続編があるようで、どんでん返しがある塾長から聞いています。これは見て見たい…。

報告者 本多

上映会と距離の近さ

6月10日の塾の報告です!

今回の塾は3月に行った「塾生松元先生のお別れ旅行 in石川県&福井県」の写真や動画を西村君が編集してくれたものが完成したということで、食事をしながら鑑賞会をしました。

行ってから3ヶ月しか経っていませんが、編集してくれた動画を観ながら懐かしみつつ笑いながらみんなで観ました。驚いたのが、西村君の行ってくれた編集が1時間を超えるものでクオリティーが素晴らしく、とても面白い作品になっていました。

ご飯を食べた後は、塾長から「知らない人もいると思うけど、最初の頃の塾はご飯を担当した塾生がその日の塾の話題を提案して、それについてみんなで意見を言っていたんだよ」と話されたので、瞬間的に今回食事の担当をしていた僕に話題を振られるかな?と思った瞬間に塾長から「んじゃ、高橋君!何かテーマを出して」と一言。それに対して高橋くんからは「保育園の子どもにとって保育士はどういう存在であるのか」という話題を出しました。

それは以前に高橋君が先輩の保育士さんに「子どもとの距離が近い」と言われたことがありそれを考えていそうです。高橋君自身は塾長が「何かあった時にいつでも戻れるところをつくっておく」という考え方から「なら近くにいた方がいいのではないか」。また、逆に「子どもの集団をつくるために一歩引いたところから見ておいた方がいいか」と立ち位置を悩んでいたそうです。

高橋君の意見を知ったところで、次に同じクラスの横田君はどう?と塾長から。

横田君「以前は子どもと離れるように意識をしていましたが、最近は距離をとるだけが見守る保育じゃないと思うようにたりました・・・」

塾長「天悠君は割と距離をとる方だよね?」

天悠君「自分ではわからないですけど、その子によって合った距離のとり方をとるべきだと思うので、最初はちょっと離れたところから見ておいて様子をみるのが大事だと思います。」

次に川辺君が振られました。

川辺君『1年目の時、2歳児クラスで担任をしていた時に自分がリーダーをやっていても他の保育士さんのように締められないし、どうしようかと悩んでいたところに先輩の保育士さんから「川辺君はその位置でいいんだよ」と言われたことがありました。それはいろんな大人たちの1人ということで、その時はその言葉でしくっりきたのを覚えています』ということでした。

塾長がなぜその4人に聞いたかというと、彼らは将来自分の園に戻る予定の塾生だったからでした。塾長からは「新宿せいがで職員の一人として働いているうちならそれでもいいと思うけど、将来自分の園に戻った時にはそうは言っていられない。自分が上になった時に、自分はこういうタイプだから。とは言ってられないんだよ」と話してくれました。

将来園長になる彼らのために、園長としての必要な心構えを伝えていました。せいがでそのまま身を置く私としては、どんどん先輩となる上でもそういった見方は必要ですし、以前にベテランの保育士さんに「そのクラスメンバーによって自分はどういう役目、立ち位置なのかを考えることが大事だよね」と言われたことを思い出しました。

そして塾長から「模範解答として森口君!」と一言。

森口君『最近、「自分は個性的だ」と言う人は怪しいな!と思っているんですよね!』

「見守る保育とか、せいがのやり方というものをやってみて、やった上で自分だったらどうしたいとかって出てくるものが個性だと思います。やり方を知らないのに自分ならどう、というのは個性ではないと思うんですよね。子育てをしながら思いますが、自分が軸ではなく子どもが軸なので、それによって近い時もあれば遠い時もあるし、微妙な位置というものもある。なのでその時々でも違ってくるよね」ということでした。

それに対して塾長『私も孫には近いし色々と甘えさせてあげるけど、お金をもらい仕事とするのであれば私はしないと思う。親子関係での「いつでもいけるより所」という意味と園でのその意味は種類が違うので親のようになってはいけない。子どもが負の状況に陥った時に親子は愛着関係だが、保育士とは信頼関係のもとに成り立っていると思う』と。また多様性という意味に関しても「保育理念や目標という目指すべき山はみんな同じだけど、そこへ向かう道順、アプローチの仕方はそれぞれにあっていいと思う。道によっては景色がいい道もあれば、花が綺麗に咲いている道があるかもしれない。そういう意味ではいろんなパターンを子どもに見せてあげられるのはいいかもしれない。でも、行き着いた先が違う山になってしまっているのはダメだよね」と話してくました。

話を聞きながら、よく「距離が近い人や、遠い人」という言葉を聞いていましたが、どちらが良いか、ということではなくその時々でその子どもに合わせて変えていかなければならないし、そのチームの先生の立ち位置によっても変えていくことが保育者の専門性の一つなのだなということ。またそれには大前提としてみんなで同じ山へ向かいつつも、様々な道順を見つけながら進んで行くことが重要ということを改めて学んだ今回の塾でした。

最後になりましたが今回の塾のご飯は、天丼(天ぷらは塾長が外出されていたので外で買ってきていただきました)、冷奴、黒はんぺんのお吸い物(黒はんぺんは私が買ってきた静岡土産)でした。   (報告者 柿崎)

西村君がつくってくれ大作動画
動画の上映会
静岡土産の黒はんぺん
今回の塾ご飯

ファンタジーな世界②

さて前回の続きになります。

神様の中で一番偉い「天照大神(アマテラスオオミカミ)」が自分の孫の神様である「ニニギノミコト」に「日本をもっといい国にするように頑張って来なさい」と命じ、稲穂と神の3つの宝である鏡、曲玉、剣を持って日向高千穂という場所に降り立ちました。これが「天孫降臨」と言います。

降り立った場所に家を建て、過ごしていると美しい女性と出会い、

その女性と結婚し、生まれた子どもがウミサチヒコとヤマサチヒコです。

ウミサチヒコは釣りが上手で、ヤマサチヒコは山で狩りをするのが得意で、

ある時、二人で「とりかえっこしよう」とウミサチヒコが山へ、ヤマサチヒコが海へ行きました。

二人は何も取る事ができず、ヤマサチヒコは、ウミサチヒコが大切にしていた、釣り針を海の中に無くしてしまいました。謝っても一向に許してくれないウミサチヒコをみて、ヤマサチヒコはおじいさんに船を作ってもらい、海の世界に行くことを決心したのです。

海の世界を旅していると海の神様「トヨタマヒコ」の家の前にたどり着き、そこで娘である「トヨタメヒメ」と出会いました。

海の神様はヤマサチヒコを大切なお客さんとして迎え、ご馳走や踊りを披露しもてなしました。

しばらくしてヤマサチヒコはトヨタマヒメをと結婚する事になり海の神樣の家で暮らし始めました。

海の世界で暮らし3年が経過しましたが、ヤマサチヒコが溜息ばかりつくのを見て、トヨタマヒメが「自分の世界に帰りたいですか?」と聞くと「そうだ」と答えたヤマサチヒコ。

ヤマサチヒコが海の世界に来た訳を聞いたトヨタメヒメが父である海の神様に相談したところ、海の世界中の魚達を集めました。すると魚達が

「鯛が、口が痛いと言って来ていません」と聞き、鯛を呼び出して口の中を見ると、釣り針が刺さったままになっていたのです。海の神様は釣り針を取り、ヤマサチヒコに渡しました。

いよいよヤマサチヒコが地上の世界に帰る時にトヨタメヒメが言いました

「もうすぐ、あなたの赤ちゃんが生まれます。家を作って待っていてください」

そしてヤマサチヒコは釣り針と海の神様からもらった2つの魔法の玉を持ち地上の世界に帰りました。

地上に着いたヤマサチヒコが海の神様から教えられた通り、釣り針を返したところ、兄のウミサチヒコが怒って受け取らず、困ったヤマサチヒコは魔法の玉を取り出しました。

すると海の波がザブンザブンとやって来て、ウミサチヒコを溺れさせました。

「私が悪かった、許してくれ、なんでもいうことを聞くから、助けてください」

とヤマサチヒコに頼みました。

ヤマサチヒコをもう一つの魔法の玉を取り出すと、波が引き、ウミサチヒコが溺れずにすみました。

ウミサチヒコがなんでもいうことを聞いてくれるようになったので、トヨタマヒメを一緒に暮らす家を作り始めましたが、完成しないうちにトヨタメヒメが来てしまい「赤ちゃんが、生まれそうです」と言いました。

そして「私が赤ちゃんを産むときに、絶対に見ないでください」と言い、部屋の中に入って行きました。最初は我慢していたヤマサチヒコですが、とうとう我慢できずに、部屋の中を覗いてしまいました。

なんとそこにいたのは大きな鰐(フカ)でした。

ヤマサチヒコに本当の姿を見られたトヨタマヒメは悲しがり、生まれた赤ちゃんを残し、海の世界に帰ってしまったのです。

残された赤ちゃんは、ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコトと名付けられ、

トヨタマヒメの妹、タマヨリヒメが育てる事になりました。

大きくなったヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコトは自分を育てたタマヨリヒメと結婚し、4人の子どもが生まれました。

4人の子どもはやがて大人になり、4人息子の一人カムヤマトワレビコは兄弟達に言いました。

「私たちの祖先を日本を良くしようと地上に降りて、頑張って来た。しかし私たちは知らない場所がたくさんある。みんなで力を合わせて東の方角へ進み、日本全体が中心となるような場所を作り上げよう」こうして4人は何年もかかって東の方へ進みました。

長い長い旅の途中は戦いをしなければならない時もあり、目指した場所にたどり着いた時はカムヤマトイワレビコ、ただ一人になっていたのです。そこでも最後の戦いをしなければなりませんでした。

しかし、もう自分を守ってくれる兄弟はおらず、「もう勝てない・・・」と思った瞬間、空が急に真っ暗になり、ピカピカに金色に光る鵄が飛んできて、カムヤマトイワレビコの弓の先にとまりました。

この金色の鵄があまりにも光るの敵は目を開けることもできず、戦う事ができなくなりました。こうして最後の戦いに勝ったカムヤマトイワレビコは橿原(奈良)という場所を日本の中心にして、そこで初めて日本の天皇(神武天皇)となり、より良い日本のためにはたらきました。

本当にざっくりと書いたので、細かい部分は違うのかもしれません。私もいくつか調べてみましたが、色々と諸説がありました。神話というのを私自身、ちゃんと調べたのは初めてですが、まずはそれぞれの名前が長く、読むのに一苦労でした(笑)

話は変わりますが、先日、久しぶりの出張で塾長と鹿児島に行かせていただき、西郷隆盛を巡ってきました。

大河ドラマを見ていたということもあり西郷隆盛、大久保利通などの偉人たちが、実際にここで生活していたと思うと、本当に感動しました。

歴史上の人物が実際に住んでいた場所、お墓などを見ると、とても親近感が湧きます。

それに比べると神話というのは本当かどうか分かりませんし、実際に「海幸・山幸」の神話も読んで見ると、不可思議な出来事ばかりですが、神話というのはそこがいいのかもしれません。

神話と聞いて思い出すのが、ギリシャ神話です。

夕涼み会でプラネタリウムの解説をした時に「おおぐま座」の神話をプラネタリウムの解説の中で行いましたが、とても面白かったのを思い出しました。

ギリシャ神話も、日本神話も聞いて、「こんなのあり得ないじゃん!」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、そうではなく自分の中で神話のイメージを膨らませて、まずは楽しむことが大切のような気がします。

今まで、神話に対して避けていた自分がいましたが、今回報告を書くにあたって調べて見ると、自然と神話の魅力に惹かれている私がいました。

リアリティな世界だけを信じるのでなく、ファンタジーな世界を楽しむことも人生を豊かにする大切なことですね。(報告者 山下祐)