2019/4/4
園に養蜂箱がやってきました。
近くで見たり、匂いを嗅いだり
2020年3月25日の報告に、
象徴機能を育てる為には色んなことを見たり聞いたりしないとその機能って発達しないってことだよね
と塾長の言葉がある通り、こういった経験も子どもたちの何かにきっとなっていたのでしょう。
忙しく通り過ぎてしまった2019年度を約1年後の今、子どもたちとの日々を、チームの先生方との日々を、振り返っていけたらと思います。
(報告 加藤)
おたのしみ会が終わりました。
本番当日よりもそれまでの過程が心に残るこの度の行事でした。
絵本『おばけのてんぷら』を題材に
皆で買い物へ行って、
料理の上手な看護師の先生にてんぷらを揚げてもらいました
熱々を皆で頬張りました
大道具作りも子どもたちで
劇で使った『天婦羅鍋』
チームの先生方から手厚いご協力をいただき、本当に感謝しかありません。
ブログ『臥竜塾』2012年12月27日『おたのしみ会の考察18』の中でこう書かれています。
子どもたちは、様々な経験、体験からいろいろなものを表現します。おたのしみ会で子どもたちに話し合いをさせようと思っても、それまでの体験が豊富でないと、アイディアを思いつきません。すると、つまらないおたのしみ会になってしまいます。ただ、話し合いをさせればいわけではありませんし、子どもたちに任せればいいわけではないのです。普段の保育、生活の中での導入が必要なのです。
本番の舞台は、ご観覧いただいた方々の目にどのように映ったでしょうか。子どもたちは、とても楽しかったようです。こうして、また一つ行事が終わり、その度に達成感のような清々しさと、寂しさを味わっています。
(報告 加藤)
先月31日、雑巾掛けをしようと広がった部屋を見て、
「皆で大きなかぼちゃの絵が描きたい」とのことで、
外へ出て描いてみることに
どう描き始めるのでしょう。
子どもたちで話し合い、
順番に線を引いていくことになりました
次の子、
また次の子、という具合です
その後は塗りたい放題
「よく見たらかぼちゃってオレンジだけじゃないね」
「手がハロウィンみたい」
「(この絵の名前は)『ハッピーハロウィン』にすると、ハロウィン終わったら剥がさなくちゃいけないから、、」
『しあわせのかぼちゃ』に
ブログ『臥竜塾』2012年12月28日『おたのしみ会の考察19』の中でこう書かれています。
ここには担任の意図があるのです。おたのしみ会の出し物は、普段の子どもたちの生活、子どもたちの活動から取り出すのですが、その逆もあるのです。それは、おたのしみ会の出し物にし、その取り組みから、普段の保育の動機づけにしていくのです。子どもにつけたい力、子どもたちに取り組んでもらいたい活動を、おたのしみ会に取り組む中から、普段の保育につなげていくという保育もあるのです。
おたのしみ会で用いる装飾たちを子どもたちと作っていけたらと思いました。
(報告 加藤)
運動会が無事終わりました。
すいすい組(5歳児クラス)のリレーは接戦でしたが、走順など、子どもたちが決めました。
ホワイトボードに子どもたちのマグネット
場所が変わって、メンバーが変わって
決定したことを、話し合いに混ざらなかった子たちに確認
そして散歩へ
見事並べました
子どもたちで決めたことだからでしょうか。
ブログ『臥竜塾』2019年7月27日『シンガポールにおける参画』の中でこう書かれています。
参画は、大人が計画したものへの参加と違って、計画自体にも加わったり、企画から参加することです。その一つが子ども「選択」があるように思えます。
子どもたちの子どもたちによる子どもたちの為のリレーを目の当たりにし、その感動を来場者の方々と共有できたことをとても幸せに思います。
感動をありがとう
(報告 加藤)
「さすがすいすい(5歳児クラス)さん」
「昨年は◯◯ちゃんがよく気付いてやってくれてたよね」
職員同士の会話の元になったのは、
高く重なった食器を下ろしてくれたすいすいの子
今年もこのような姿と出会うことが出来、嬉しくなりました。
ブログ『臥竜塾』2019年9月4日『誤信念課題』の中でこう書かれています。
認知的共感は、自分と他人の状態が異なっていても、相手の立場、相手の視点に立てる能力ともいえます。心の理論は、その代表例だと言うのです。心の理論は、自分や他者の行動に対して、その背後に心の働きを帰属する能力です。
日々の生活の中の何気ない姿ですが、様々な要因がこのような姿へと繋がっているような気がして、今年も自然と生まれたこんな光景に思わず感動してしまいました。
(報告 加藤)