ひまわりのような まっすぐなその優しさを温もりを全部 これからは僕も届けていきたいです EPISODE1

新年度が始まりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

新しい体制になり、ワクワクした気持ちでいっぱいの毎日で、僕はにこにこ組(2歳児クラス)からの持ち上がりでわいわい組(3歳児クラス)になりましたので、移行を遂げた子ども達のその後の姿をリアルタイムで見守ることができることが、嬉しくて仕方ありません。

現在の子ども達の姿を報告したい気持ちを一度横に置いて、今回は、時間がちょっと経ってしまったのですが、移行時に見ることのできた子ども達の姿、それを追う職員の姿勢から、とても多くのことを学ぶことができた出来事があり、昨年度の締めくくりとして、報告をさせていただきます。

その出来事は給食の配膳時に、突然起こりました。

ご飯が落ちています。

ご飯が落ちています。

わいわい組(3歳児クラス)の子が配膳をこぼしてしまいました。

椅子にはお味噌汁も…。

椅子にはお味噌汁も…。

 

意外とよくある光景なのではあるのですが(笑)

意外とよくある光景なのではあるのですが(笑)

移行時ということもあり、僕はにこにこ組(2歳児クラス)の場所から、初めてちゃんと意識をして、この後の流れを見ておこう、と思ったのでした。

しかし、あれ?こぼしてしまった本人は水道へ行ったっきり中々戻ってこず、時間ばかりが経過していくような、そんな感じがしました。

思わず、見ているだけに思われた黒いボーダーの女の子に声をかけてしまいました。

思わず、見ているだけに思われた黒いボーダーの女の子に声をかけてしまいました。

「なんで拭くのを手伝わないの?」

すると、

「だって紫ちゃん(後に登場するこの度の報告の主人公です。紫のボーダーの服を着ています)が〝やらないで!〟って言ったんだもん…。」

とのこと。僕は何だか驚いてしまいました。

この黒のボーダーの女の子は、紫ちゃんの言葉を受けて、手伝ってあげたいと思う気持ちを抑えながら、見守っていたのですね。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2008年10月7日『自己中』の中でこう書かれています。

〝子どもが少ない少子時代の今では、子ども同士がぶつかり合うことが少なくなってきています。物が豊富になったため、ものを取り合ったり、譲り合ったりしないで済むようになりました。物だけではなく、時間も、空間も自分だけのために確保できるようになりました。そのような意味において、幼稚園・保育園という場は、子どもにとって、貴重な場だといえます。多くの子どもが共に生活するうえで、さまざまな場面で、譲り合っている姿を見ることができます。

 今回の保育指針の改定の背景に、子どもが人と関わる経験が少なくなってきていると書かれてあります。人と関わることで当然トラブルも発生しますし、自己中のぶつかり合いも起きます。しかし、その中から人に共感する心が育っていきます。もともと人とは、社会という集団を構成するようにできています。〟

相手の気持ちを尊重して、こぼした本人に〝手伝う〟という行為を譲った黒のボーダーの女の子。子ども同士の関わりの中で育まれたものを、ありありと感じ、感動してしまいました。

今回の報告も、何回かに分けてお伝えしたいと思います。この後、こぼした本人が登場し、面白い展開を見せてくれました。次回に続きます。

(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています 完結編

箱根美術館を後にし、次の目的地、(http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/)へ向かいました

そこで面白かったのがこんな比較です。

強羅公園内にある噴水です。洋式のデザインになっています。

強羅公園内にある噴水です。洋式のデザインになっています。

 

泊まった旅館の前にあった滝です。

泊まった旅館の前にあった滝です。

 

「水の使い方一つにしても全然違うね。」と藤森先生。全てに人の手が入り、美を加工して表現する洋式のスタイルと、あくまで自然の景色をそのままに美を表現しようとする日本人のスタイルとの違いを教えてくださいました。箱根美術館の散策コースの景観を思い出し、なるほど日本の美というものを、実際に目で見て体感をして比較することで、より実感として感じられたような思いがしました。

 

公園内でパチリ!

公園内でパチリ!

そこから少し離れた駅まで歩いて帰ることにしました。

途中、〝箱根天然温泉 てのゆ〟http://(http://www.tenoyu.jp)にて昼食を摂りました。(箱根通の本多先生オススメの温泉です。)

そして大平台駅に到着。その距離約4.4km!

藤森先生を先頭に歩いて行くのですが、先生のペースの速いこと速いこと(笑)

皆で気持ちよく体を動かし、帰りもロマンスカーで帰りました♪

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2008年7月7日『卒業アルバム』http://(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2008/07/post_993.html)の中でこう書かれています。

〝私は、卒業は、希望を持って次へ進むステップだと思います。何かが終わるのではなく、これから始まるのです。〟

西田泰幸先生。先生が築き上げて下さったものの大きさを感じています。先生が残して下さったものを大切にしながら、離れていても臥竜塾生、先生と一緒に、これからも見守る保育を、もっともっと多くの人に知ってもらえるようにがんばっていきたいと思います。

卒業は悲しいことではないのですね。終わりではなく始まりを知った卒業旅行。報告は以上です。

また皆で旅行に行ける日を、心から楽しみにしています。
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(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています EPISODE 4

夜は、2部屋を予約していただき、藤森先生の就寝される方の部屋で、皆で軽くお酒を飲みながら、談笑をしました。

そこで、西田先生に塾生からプレゼント。車の免許を取得中の西田先生にキーケースをあげました。

開けてみるとそこには予想以上にリーズナブルな風合いのキーケースが…

そういうサプライズが、特に塾長と塾頭は大好きです(笑)

驚いていただいたところに、誰もがご存知有名ブランドのキーケースを渡したのでした。

そんなサプライズもあり、夜は深まっていくのでした。

そして次の朝。

ホテルの前でパチリ!

ホテルの前でパチリ!

 

場所を変えてもう一枚!

場所を変えてもう一枚!

マイナスイオンを全身に浴びて出発!!!

お子さんが体調を崩され、ここで塾頭山下祐先生とお別れです。

お子さんが体調を崩され、ここで塾頭山下祐先生とお別れです。

電車の扉が閉まり、走り出す電車を追いかけようと電車に合わせて早歩きになる塾頭山下祐先生。

感動の別れ…と思いきや旧ブレーキ!(塾頭が!笑)

最後まで笑いを届けてくれる塾頭山下祐先生でした。

箱根登山鉄道(http://www.hakone-tozan.co.jp)からの景色です♪

箱根登山鉄道(http://www.hakone-tozan.co.jp)からの景色です♪

電車は、箱根美術館(http://www.moaart.or.jp/hakone/)のある、『強羅駅』を目指します。

先頭が入れ替わる為、色んな景色を見ることができます。

箱根登山鉄道の〝見た目が全然ゆるくない〟(?笑)と評判のゆるキャラ〝のびりやま てつみち君〟です。

箱根登山鉄道の〝見た目が全然ゆるくない〟(?笑)と評判のゆるキャラ〝のぼりやま てつみち君〟です。

 

〝見た目が全然ゆるくない〟など、そんな面白い紹介をふんだんに織り交ぜながら車内を明るく楽しくしてくれた車掌さんです。

〝見た目が全然ゆるくない〟など、そんな面白い紹介をふんだんに織り交ぜながら車内を明るく楽しくしてくれた車掌さんです。

 

そんな名物車掌さんに写真を撮って(笑)もらいました。

そんな名物車掌さんに写真を撮って(笑)もらいました。

藤森先生のお茶目な姿を披露してしまいました(笑)

 

そして強羅駅に到着♪

そして強羅駅に到着♪

そこから歩いて1分もかからない所に〝箱根美術館〟がありました。

そこで一枚パチリ!

そこで一枚パチリ!

 

竹の美しさ、

竹の美しさ、

 

苔の美しさを堪能しながら、館内を目指します。

苔の美しさを堪能しながら、館内を目指します。

館内は基本的に写真禁止だったのですが、縄文時代の火焔土器や土偶、桃山時代の陶器など、魅力溢れる館内をゆっくり歩いて行きました。

 

窓もきれいな場所に面して作られていて、設置されているソファーに座るとまるで一枚の絵を見ているような気分になります。

窓もきれいな場所に面して作られていて、設置されているソファーに座るとまるで一枚の絵を見ているような気分になります。

 

そしてまた散策へ。少しすると、見えてくる茶室〝真和亭〟(http://www.moaart.or.jp/hakone/space.html#teapint)にて、御茶を一杯いただきました。

なんとも清々しい空間ですね。

なんとも清々しい空間ですね。

 

このように施されています。

このように施されています。

 

開放的なつくりです。

開放的なつくりです。

 

まるで絵を見ているような感覚になります。

まるで絵を見ているような感覚になります。

 

そこで一杯。

そこで一杯。

 

あっ、

ん?

 

あぁ(笑)

あぁ(笑)

本多先生も脱帽の空間でした。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年7月18日『理念と美』(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2014/07/理念と美.html)の中でこう書かれています。

〝保育園、幼稚園という建物は、子どもを収容する箱ではありません。そこで、子どもが生活し、子ども同士の触れ合いの中で学習していく場なのです。再三このブログでも強調していますが、ドイツでは、「建物は第二の教師である」という感覚を持ちます。だからといって、機能的であればいいということではありません。機能を追求していくと、そこには「美」が生まれると思っています。そしてその美は、周りに攻撃的に存在するのではなく、周りと調和をし、周りと一体となって新たな美を産みだします。その環境をの調和によって新たな美を作り出す技を、私は日本人が世界の中で優れている民俗な気がします。それは、四季があり、豊かな自然に囲まれているからでしょう。また、鋭く、細やかな感性も日本人は持ち合わせている気がします。

私は、それらを、茶室から強く感じます。〟

本当に美しい空間で、藤森先生の仰るように、このような空間、環境の中で育てば、心穏やかで、豊かな人柄になっていくのだろうなぁ、と漠然とながら思えてきます。「建物は第二の教師である」という言葉通り、保育園の園舎というものの重要性を、日本は改めて見直す必要があるようにとても感じます。

そんなことを思いながら、それぞれに御茶を楽しみ、ほっと心を和ませたのでした。

(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています EPISODE 3

〝箱根海賊船〟を後にして、次に訪れたのは、〝箱根☆サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム〟です。(詳しくはhttp://www.tbs.co.jp/l-prince/をどうぞ♪)

入場します♪

入場します♪

 

ほらまたあのポーズ!(笑)

ほらまたあのポーズ!(笑)

正直なところ、僕は〝星の王子さま〟を読んだことがなく、なので、館内の説明員の方の説明で初めて内容に触れる、といった感じでした(笑)

しかし、とてもいいお話ですね。お土産に本を買って帰りましたが、帰り道でも読み切れる程の短さで、人生の真理を描きつつ、当時の人の人生観を表しているような、壮大な作品であると思いました。

〝心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ〟

作品を象徴する言葉で、文中に出てくる数々の名言の中でも特に代表とされる王子さまのセリフです。

このミュージアムの中に、作者サン=テグジュペリの幼少期を過ごした部屋や、作品を描いていた当時の部屋が再現されていました。

ふと西村先生が、「藤森先生の子どもの頃の部屋を再現しましょう」と(笑)

それぞれに色んなインスピレーションの湧いた見学となりました。

さて、一泊二日の旅行の1日目。時間もいい時間になってきました。〝箱根☆サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム〟を後にして、バスに乗って一路、本日のメイン(?笑)であります、宿泊先へ♪♪

雰囲気がありますね♪

雰囲気がありますね♪

 

バスの急勾配・連続カーブでよもやダウンかと思われた小松崎先生を癒すかのように、いい風が吹いていました。

バスの急勾配・連続カーブでよもやダウンかと思われた小松崎先生を癒すかのように、いい風が吹いていました。

 

面白い川ですね。

面白い川ですね。

 

本日の宿泊先〝天成園〟(http://www.tenseien.co.jp)に到着♪

本日の宿泊先〝天成園〟(http://www.tenseien.co.jp)に到着♪

 

心躍ります♪

心躍ります♪

チェックインを済ませ、早速お風呂へ♪

体を洗って清めた(?笑)後、藤森先生を囲んで塾生全員で数ある浴槽の一つに浸かりました。

温泉内は広く、外の露天風呂の一角に皆で入ったのですが、若林先生は中で迷ってしまい(笑)食事の時間も近付いていた為、若林先生が入った瞬間に皆あがるという(笑)何とも面白い出来事もありました。

とても開放的で気持ちのいい温泉でした♪(本多先生の顔…笑)

とても開放的で気持ちのいい温泉でした♪(本多先生、顔…)

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年10月1日『湯治』(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2013/10/湯治.html)の中にこう書かれています。

〝私は、よく温泉好きといわれます。以前ブログで書いたと思いますが、私は高校生までは入浴は銭湯でした。育った地域の下町では、ほとんどの家庭は銭湯に通っていました。ですから、私は自分で好きな時に、一人でのんびりとは入れる家庭風呂にあこがれていましたから、ホテルで、小さくてもいいのでのんびりひとりで入れるバスはあこがれました。しかし、我が家で小さい風呂に入るようになってから、大きな風呂に手足を思い切り伸ばせることが楽しみになってきました。しかし、そうはいっても、温泉はそれほど好きではありませんでした。それは、「湯あたり」なのでしょうか、温泉に入った後、だるくなるからです。また、せっかく温まりたいのに、寒い中で入る露天風呂もあまり好きではありませんでした。

それが、年を取るにしたがって、疲れをいやすのに、温泉にゆっくり浸かることが効果的になってきました。ということで、最近は、講演などに地方に行くときには、終わったその晩は、ゆっくりと温泉に浸かって、のんびりすることにしています。そうすることによって、次への活力を取り戻そうとしているのかもしれません。そんな温泉の効果を感じます。〟

藤森先生は温泉がお好きなのですね。この回のブログには、温泉についての解説も書かれていますので、紹介させていただきます。

〝日経新聞に「ヘルスツーリズム 湯治現代風に復活 温泉+散歩で病気予防/観光との連携課題」という記事が掲載されていました。そこには、「日本に古くから伝わる“湯治”が、現代の生活様式にマッチした“ヘルスツーリズム”としてよみがえろうとしている。ドイツを手本に、温泉やウオーキングで疾病の緩和や予防につなげる健康保養地作りに取り組んだり、温泉に滞在して療養する人の費用を補助する自治体もある。宿泊や飲食など地域の活性化への効果を期待する声がある一方で、定着には医療と観光の連携など課題もある。」

確かに、日本には「湯治」という「温泉に入浴して病気を治療すること」という治療方法がありました。そして、その目的として、疲労を回復させる「休養」、健康を保持し病気を予防する「保養」、病気の治療をする「療養」の3つがあります。どこか体の具合がよくないときに、知識や医療の技術が十分に発達していなかった時代、その伝聞されていた効能に期待して、温泉に入浴したり飲泉するなど、多くの人が温泉療法によって病気からの回復を試みていました。

そして、明治時代以降、医学の近代化が図られて西洋医学が中心になっていくのですが、湯治の近代化として滞在型温泉療養施設の建設がドイツのエルヴィン・フォン・ベルツ博士から提案されています。これは実現しませんでしたが、いくら医学が発達しても、江戸時代に定着していた湯治文化はすぐに廃れることはなく、細々でも続いていました。

一方、ドイツでは「クアオルト」という「健康保養地」というものがあります。これは、温泉や気候、海といった自然の力を活用し、予防や治療をする地域を指します。(1)病院などの治療施設(2)専門医(3)交流施設(4)滞在プログラムがあるという条件で、州がクアオルトを認定しています。そして、医師が処方すればクアオルトでの治療が保険の対象になるそうです。ドイツには、2007年統計によると、計374カ所(2007年)あるそうです。〟

温泉の良さを改めて感じます♪

そしてお待ち兼ね…

食事は超豪華なバイキング♪

食事は豪華なバイキング♪

 

期待に胸が高まります♪

〝食事〟という名の幸せな戦い、聖地に乗り込む勇者達の後ろ姿です

なんとも美味しいお食事でした♪中でも、本多先生はデザートのチョコクッキーを、塾頭並びに塾生は、もずくを好んでそれはそれは大量に食べました(笑)西村先生はデザートを挟んでから、カレーを食べるという奇行を(笑)西田先生はそんな西村先生を「アンダー25はすごいね」と言いつつ、デザート後に焼きたてステーキの列に並ぶという、なんともアグレッシブな食事の時間となりました。

「黒烏龍茶があるから大丈夫です♪」「黒烏龍茶でプラスマイナス0です♪」と笑顔で語る西村先生と若林先生を見て、とても応援したい気持ちになり、このブログと出会うことができましたので、最後に添えさせていただきます。

『臥竜塾』ブログ2014年8月5日『無力状態』(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2014/08/無力状態.html)の中にこう書かれています。

〝病気になるのは、生まれつき自分は弱い体質であり、遺伝的なものであると多くの人が思っていますが、実は、自分たちが考えているよりもずっと、自らの肉体的健康をコントロールする力を持っているものだとセリグマンは言います。健康について、「私たちの考え方によって健康状態が変わる」「オプティミストの方がペシミストよりも感染症にかかりにくい」「オプティミストの方がペシミストよりも健康的な習慣を持っている」「オプティミストの方が免疫力がある」「オプティミストの方がペシミストよりも長生きであることが証明されている」

日本では、「病は気から」という言葉があり、その註釈には、「心配事や不愉快なことがあったりすると、病気になりやすかったり、病が重くなったりするものである。気持ちを明るく持ち、無益な心配はしないほうが、病気にかかりにくかったり、病気が治りやすかったりするということから。」とあります。まさに、昔から同じことが言われているようです。〟

二人の考え方はまさにオプティミストそのものではないでしょうか。

健康で長生きをして、いくつになっても皆で集まって旅行に行ったり、楽しい話をしたりしたいなぁと改めて感じた夜でした。

(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています EPISODE 2

箱根の関所を後にして、次は、そこから歩いて数分のあの有名な地へ訪れました。

ここが、かの〝箱根駅伝〟のスタート地点であり、ゴール地点です。

ここが、かの〝箱根駅伝〟のスタート地点であり、ゴール地点です。

何だか感動してしまいます。

ここでも1枚パチリ!本多先生はこの瞬間に生まれたこのポーズを最後まで粘り強く貫き通しましたとさ…(笑)

ここでも1枚パチリ!本多先生はこの瞬間に生まれたこのポーズを最後まで粘り強く貫き通しましたとさ…(笑)

ここで昼食をとりました。皆で食べたカレーはとても美味しかったです♪

さて腹ごしらえも済み、いよいよお楽しみへ♪

大きな船がやってきました!

大きな船がやってきました!

〝箱根海賊船〟と呼ばれる船で、芦ノ湖の美しさを一望することができます。(詳しくはhttp://www.hakone-kankosen.co.jpこちらのサイトからどうぞ♪)

そこでも1枚パチリ!

そこでも1枚パチリ!

 

2枚パチリ!

2枚パチリ!

 

3枚パチリ!(笑)

3枚パチリ!(笑)

 

4枚パチリ!(笑)

4枚パチリ!(笑)

本当に記念になります。

そして出ました!本多先生のこのポーズ!(笑)

そして出ました!本多先生のこのポーズ!(笑)

藤森先生が写っておられないということは、このお写真、全て藤森先生撮影のものです。本当に有難いです。

肝心の景色はというと…

肝心の景色はというと…

きれいですよね。この神社、その昔塾頭山下祐先生と本多先生2人で訪れたことがあるそうです。2人の歴史の長さ、絆の強さというものを、何だか改めて感じた思いがしました。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2009年10月20日『広告』の中で、2009年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で〝きずな〟をテーマに、優秀賞を受賞した作品のことが書かれていました。

〝私は優秀賞を受賞した作品も好きです。ここには、「人生、何年生になっても“絆”を大切に。だいじょうぶ。友達100人なんていらないんだよ。たった一人の親友がいるだけで、“ひとりぼっち”から卒業できるはず。友情って。広さじゃなくて、きっと深さなんですね。」というものです。絆、友達というとみんなと仲良くなるとか、多くの人とつながらないといけないと思いがちですが、人の多さではないことは、子どもたちの保護者の人たちにも知ってもらいたいことです。〟

そして、『臥竜塾』ブログ2009年6月28日『友』の中には、こう書かれています。

〝私は、今ある雑誌で映画批評を書いています。その欄で、来月は児童文学の中でも全世界で親から子どもへと70年も読み継がれてきたドイツのケストナーの作品の映画を紹介しました。その作品の中で私が紹介したかった作品は「点子ちゃんとアントン」ですが、残念ながらDVDは廃盤になっていて普通では手に入らないので断念しました。ちなみに私は中古で手に入れたのですが。そこで、「エーミールと探偵たち」と「飛ぶ教室」を紹介しました。「エーミールと探偵たち」の私が子どもころに映画化された作品については、このブログでも書いた気がしますので、本では「飛ぶ教室」を中心に紹介しました。

この作品の中でケストナーの多くの作品のテーマである「友情」について描いています。映画の中で、子どもたちが歌うラップの歌詞にその考えが表れています。それは、真実を見つめることを恐れずによく見つめること。正しいことは勇気を出してぶつかることで世界は広がり、きっと、進むべき道が見つかるはずなので、自分をもっと信じてくよくよするなと歌います。そして、時間がかかるかもしれないけれど、敵対しているグループも、いつも権威をかざしている先輩も、男女の間でも心が一つになることを子どもたちは実感します。そして、その友情の「飛ぶ教室」は、信頼できる先生がいることで飛ぶことができるのだと歌うのです。

友情について歌ったもう一つの歌詞があります。「僕たち二人は、もう友達を捜さなくてもいいね。僕たちはもう見つけたから。お互いに友達と呼べる人がいるから、もうけっして独りじゃないね」この喜びをこう表わしています。「I used to say I and me Now it’s us, now it’s we」(いつも「I(僕は)」や「me(僕の)」という言葉を使っていたのが、これからは「us(僕たちの)」「we(僕たちは)」と言えるようになった)

この友達関係は、心臓手術を受けたばかりで、幼な心に死の危機を予知し、孤独だったダニー少年と多くの仲間と人間を襲い、多くの人を殺し、警察から追われている「ベン」という一匹の黒いネズミです。1切れのパンで知り合った少年とねずみの交遊は、少年はねずみに全てを話せる友を求め、ねずみは純粋な少年に裏切ることのない信頼を見いだしたのです。ですから、少年はねずみの名前があの悪名高いベンと知ってもなお暖かい愛情を贈り、友情の証にこの歌詞のような「ベンの歌」を作って捧げたのです。

「ベン、みんなは君を邪険に扱うけれど、僕はみんなの言うことなんか聞かないよ みんなは君の良さがまったく分からないから。君をきちんと見てみたら、考えが変わるだろうって思うよ ベンみたいな友達がいれば、人の価値がちゃんと分かると思うけど。」という歌詞は、その映画主題歌を子どもの頃に歌っていた、一昨日亡くなった歌手マイケル・ジャクソンの心境のような気がします。

この映画「ベン」の主題歌「ベンのテーマ」をマイケル・ジャクソンが歌ったドーナツ盤のレコードを私は持っています。映画を見て、その歌に感動したからです。そのジャケットの子どものころのジャクソンの写真は、とても愛くるしく映っています。〟

友情というものの大切さ、そして、その有難さというものは、いつも感じていながらも中々口にできないものであったりしますね。二人の言葉のやりとりの中に「あの時はゆうりがいてくれて本当助かった」「たすくんがいてくれたから」という言葉がたくさん出てくることに、驚きます。〝妻が入院をして、お見舞いに行くその日まで、花を買うことをもったいぶる必要は無い〟という格言通り、僕らは、友人に、仲間に、「いつもありがとう」「君がいてくれて、本当によかったよ」と、感謝の気持ちという花束を捧げる必要があるのかもしれません。

船で過ぎてゆく神社を懐かしそうに見つめながら、当時のことを語る塾頭と本多先生の横顔を見て、そんなことを感じたのでした。

(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています

先日、我らが塾生西田泰幸先生が、地元金沢へ帰られました。

塾を卒業されるにあたり、藤森先生と共に、いざ箱根へ。

今回の報告は、〝卒業旅行〟の模様をお伝えしたいと思います。

新宿からロマンスカーで出発!

新宿からロマンスカーで出発!

こういう集合写真を、折々で藤森先生が撮って下さいます。

いつもそうなのですが、藤森先生は写真を撮るスピードがあまりにも速いです(笑)その速さは並大抵の速さでなく、もちろんロマンスカーよりも速いです(笑)このスピードを体感されたい方は、来年度から装いを新たに始まります〝臥竜塾セミナー〟『ブラ…』はい!お楽しみです(笑)の回に、ぜひお越し頂ければと思います。(きっと藤森先生が写真を撮って下さる、と皆で期待しましょう笑)

いざ乗車!

いざ乗車!

席をくるっと回して、最高な感じに♪電車の席をこうすると、ぐっと旅行気分が高まりますね♪

藤森先生は僕らの後ろの席で一人、座っておられました。僕らのわいわいとした雰囲気を、後部座席から見守って下さっていました。

あっという間に箱根に到着。

先ず、箱根の〝関所〟に訪れました。

先ず、箱根の〝関所〟に訪れました。

 

門の前で一枚!

門の前で一枚!

江戸時代交通史の重要な遺跡であり、この関所を通って当時の人はこの先へと足を運ぶことができました。中には〝獄屋〟と呼ばれる牢屋など、その当時の風景がそのままに復元され、訪れる人を圧倒します。

(詳しくはこちらのサイトをご参照ください♪→http://www.hakonesekisyo.jp/index.html)

〝遠見番所〟と呼ばれる場所からの一枚です。とても美しい景色ですね。

〝遠見番所〟と呼ばれる場所からの一枚です。とても美しい景色ですね。

 

写真 中の御茶屋さんで一服。今年度、新宿せいが保育園の夕涼み会で展開された〝野点〟が設置されていました。

中の御茶屋さんで一服。今年度、新宿せいが保育園の夕涼み会で展開された〝野点〟が設置されていました。

 

皆でみたらし団子を食べました♪

みたらし団子を食べました♪

 

御茶屋さんの前で記念撮影♪

御茶屋さんの前で記念撮影♪

本当に記念になります。

探索中にこんなものを発見!

探索中にこんなものを発見!

そこに座ってみると…

なんともご利益のありそうな!(笑)

なんともご利益のありそうな!(笑)

学びながら、また、時にこんな風に楽しみながら(笑)関所を後にしました。

本多先生はここで〝竹傘〟を購入!

本多先生はここで〝竹傘〟を購入!

以降、最後までかぶり続けるという(笑)本多先生の信念の強さを感じさせますね。

さて、こんな感じで、旅行の様子をお伝えしていきます。

しかし、書いていて、改めて感じ入ることがあります。

それは、藤森先生、という人のお人柄です。

こんなにも楽しい時間、塾生という〝仲間〟との時間を、傍で見守り、そして、育んで下さいます。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2015年2月24日『師とは』の中にその答えの一端を見つけることができるように思います。

〝『孟子』巻第七 離婁章句上に、「人之患 在好爲人師」という言葉があります。この言葉は、「人の患は、好んで人の師に為るに在り」ということで、「人の悪いところは、大したこともないのに、とかく他人の先生になりたがることだ。」ということです。その言葉を評して、吉田松陰は、『講孟余話』のなかで、「而して己が為にするの学は、人の師となるを好むに非ずして自から人の師となるべし。人の為にする学は、人の師とならんと欲すれども遂に師となるに足らず。故に云はく、記聞の学は以て師となるに足らずと。」と書いています。

この言葉は、「自分を磨くための学問は、願わなくとも自然に望まれて師になるものである。ところが人のためにする学問は、人の師になりたいと思っても、結局、人の師となることは出来ない。だから孟子は、こう言っている。単に古い書物を読んで暗記する人の講義は、質問を待つだけで、聴く人の意欲や学力を考えることが出来ないので、師となる資格はない」と言っているのです。

(中略)

また、孟子の性善説に傾倒し、すべての人間の本性が善であると信じて疑わず、どのような人間にも可能性があることを信じ続ける人間観と教育観に貫かれています。彼は繰り返し、人間には賢愚の差はありますが、どのような人間にも潜在している才能があり、これをうまく引き出すことができれば、必ず立派な人間になることができると述べています。不要な人間は一人もいないというのです。

そして、「自分が塾を開くのは人に教えるためではない。世にすぐれた人を見つけ、親しく交際し、自分のとらわれているところを解き放ち、愚かなところを矯正したいためである」というのです。松陰にとっての塾生達は、共に学ぶ仲間であり、彼にとっての師匠でもあったのです。

私たち自身も、子どもたちと同じ学習者であるのです。教育というのは、共に学び、共に持っているものがお互いに刺激し合いながら引き出されていくということなのです。科学活動でいえば、興味のある疑問について調べたり、共通の関心ごとを一緒に探究したり、いっしょに博物館に行って感動したりする仲間なのです。もし、科学活動を子どもたちに提供するとしても、それを通して教師も日々成長していく仕事なのです。教えることをこのようにとらえることで、素晴らしい成果が得られるようになるのです。〟

藤森先生は師であると同時に、学習者である、ということをこの回のブログは伝えています。藤森先生が、師というもの、学習者というもの、そして、教育というものをこのように考えられておられるからこそ、僕ら塾生はこうしてその学びの輪の中に身を置くことができ、伸び伸びと楽しく学んでいくことができるのですね。改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

それでは次の場所へ移動です。長期連載の予感です(笑)お付き合い下さい。

(報告者 加藤恭平)

勇気の鈴がリンリンリーン♪ 遅番・戸締り・ルンルンルーン♪

先日、遅遅番(12:00から20:30までの出勤の番)で、我らが誇るベテランの先生と一緒になりました。

普段からその先生の面白さ、ユーモア溢れるその一端には、毎日触れていたつもりだったのですが(笑)この日の出来事は、是非とも報告せねばと思い、筆をとりました。

遅遅番では、〝戸締り〟というなんとも魅力的な夜だけの活動(?笑)があります。

ちょっと特別な感じで子ども達とエレベーターに乗ってみたり、敢えて電気を全部消して肝試し風にしてみたりと、各々先生方それぞれに楽しまれているかと思うのですが、僕の場合は電気を全部消して楽しんでいます(笑)

見て下さい。この複雑な表情(笑)

「だってちょっと怖いんだもん…」

今回の主役はにこにこ組(2歳児クラス)の青い服の男の子(以下 青くん)です。行きたいんだけどちょっぴり怖くて…でも行きたいんだよな…というような複雑な表情が滲み出ていますね。

よく見ると手に何か持っています。

よく見ると手に何か持っています。

これ、短い時間ながら声を録音する機能がついています。カラスの声(?笑)のような声に加工されてしまうのですが、録音の仕方次第ではっきりと聞き取ることができます。

先生がゆっくりと近付いてこられました(笑)

先生がゆっくりと近付いてこられました(笑)

 

そして吹き込んで下さいました。

そして吹き込んで下さいました。

「おばけこないでー。」(笑)

「怖くなったらボタンを押せば大丈夫だから。」(笑)

「怖くなったらボタンを押せば大丈夫だから。」(笑)

武器(?笑)を手に入れ、同時に勇気を手に入れた青くん。

単身エレベーターに乗り込んだものの、やっぱりちょっと複雑な表情に(笑)

単身エレベーターに乗り込んだものの、やっぱりちょっと複雑な表情に(笑)

エレベーターを降りると、そこは闇の世界…

一歩歩く毎にボタンを連射していました(笑)

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年3月8日『ユーモア』の中でこう書かれています。

〝私の園の職員が、「どんな時に幸せを感じるか?」という問いに対して、「朝起きて、今日も園に行ける!と思うときに幸せを感じる。」と言いました。逆に、最近多い「現代うつ」と言われる若者は、朝起きて、今日も職場に行くと思うと気持ちが悪くなるようです。また、家を出るまではいいのですが、次第に職場に近づくにつれて具合が悪くなると言います。職場が居心地がいいのか、居心地が悪いのかは、その職場の雰囲気が大きな要素になります。

そして、その職場が楽しいと、いい仕事ができます。脳科学では、気分がいいと、ヒトは最高の能力を発揮しますし、頭の回転が速くなり、情報の理解力が上がり、複雑な問題にも正しい判断を下すことができ、考え方も柔軟になることがわかっています。明るい雰囲気のもとでは、人は他人や物事をより前向きに見ることができます。そうなると、自分の目標達成能力についても楽観的に考えられるようになり、創造性や決断力が向上し、他人の役に立とうとする意欲も高まります。「仕事はつらいもの」とどこか思っている節があります。我慢して働くことが偉いと思う人がいます。しかし、悲観的な見方や、暗い職場は、効率が悪いのです。笑いは、不真面目ととらえ、ユーモアはふざけていると捉える人がいます。

職場におけるユーモアの研究によれば、タイミングの良いジョークや陽気な笑いは、創造性を刺激し、コミュニケーションの端緒を開き、一体感や信頼感を強め、仕事をより楽しくしてくれると言います。交渉の途中に楽しいジョークが出れば、金銭的譲歩を引き出せる可能性も大きくなると言います。この良い雰囲気は、チームにおいては特に重要だと言われています。リーダーがチームを熱意と協調の雰囲気に導けるかどうかで成功が左右されるのです。そうではなく、集団内に感情の葛藤があってメンバーの注意力やエネルギーが共通の目標からそれるようなことになれば、業績に悪影響が及ぶのです。研究によると、全体的な雰囲気が前向きな経営陣ほど、よく強調しあい、業績も良いことがわかっています。別の言い方をすると、仲の悪いトップによる経営が長くなればなるほど、全体の採算は悪くなるのです。〟

思わず人がクスッとしてしまうようなユーモアを多分に生み出す人がトップにいるからこそ、新宿せいが保育園はいつも笑いに溢れ、楽しい話題に事欠かない毎日を送れるのだと思います。

そんなユーモアたっぷりな先輩の姿勢を見て、改めて先輩方から学ぶことの多さに気付かされるような、そんな出来事でした。

(報告者 加藤恭平)

☆Happy Happy Valentine☆

先日はバレンタインでしたね。何だか男の人は、心がウキウキしたり、そわそわするような(?笑)、あの学生の時のような気持ちになったりしますね。(僕だけでしょうか笑)

新宿せいが保育園には、この時期(2月の最初の週あたりから)、すいすい(年長)番というものが始まります。14時頃から1時間ほど、各クラスの先生が1名、その時間にそれぞれ子ども達にしてあげたいこと、子ども達としたいことを持ち寄って、設定保育を行う時間です。

先日ある先生はマーブリングを、またある先生は、英語を用いての色当てクイズなど、楽しい時間を過ごされていました。にこにこ組(2歳児クラス)にいると声が聞こえて来るのですが、その楽しそうなこと楽しそうなこと♪

そんな先日の金曜日、クラスの子ども達のノートも書き終わって一息ついていると、

ひそひそした声です。

ひそひそした声です。

「せーの…。ハッピーバレンタイン!」

なんとも嬉しいプレゼント!

なんとも嬉しいプレゼント!

調理の先生のアイディアで、毎年バレンタインのお菓子をつくってプレゼントしてくれるのです。

もちろん女性の職員にも♪

もちろん女性の職員にも♪

 

こうして各クラスに、

こうして各クラスに、

 

幸せを届けにきてくれます♪

幸せを届けにきてくれます♪

 

男性職員には嬉しいメッセージつきで、これがまたなんとも嬉しいのです。

〝いつも とてもおもしろくしたりした せいかつをしてくれて ありがとう〟

〝いつも とてもおもしろくしたりした せいかつをしてくれて ありがとう〟

幼い文脈から、なんとも言えない気持ちが溢れ出てくるようで、とても感動してしまいます。

その日の夕方、今年度入社した調理の職員も、嬉しそうに見せにきてくれました。

〝だいすき いつもありがとうございます だいすきです〟

〝だいすき いつもありがとうございます だいすきです〟

 

「やっぱり、嬉しいものですね。」

「やっぱり、嬉しいものですね。」

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年10月5日『人生の幸せ』の最後の段落にこう書かれています。

〝彼(アメリカ人心理学者マーティン・セリグマン氏)は、科学的に扱いにくい「幸せ」という観念を追求しています。まえがきの中で、三つの異なった観点を示しています。第1に、“心地良い人生”のために「大切なのは幸せになりたいという意欲」と信じ、ポジティブな感情を拡大するためのスキルを学ぶこと。第2に“物事に没頭する人生”のために「あなたにとっての強みと美徳」を発見し、職業、恋愛、友情、子育て、娯楽に最大限に使えるよう人生を練り直すこと。第3に、“意義のある人生”のために、「幸せというゴールを目指して」、何か自分よりも大きな存在に帰属し、奉仕するため、自分の才能と力を再考の形で使うことだとしています。

私は、そんな幸せな人生をそれぞれが送れるような手伝いができる職場でありたいと思っています。〟

 

〝私は、そんな幸せな人生をそれぞれが送れるような手伝いができる職場でありたいと思っています。〟

つくる喜び。貰う喜び。そして、食べる喜び。挙げればキリがない程、携わった子ども達、大人達の嬉しい思いがこの企画に溢れんばかりに感じられます。

毎年幸せを運んでくれる調理の先生に感謝の気持ちでいっぱいになります。そして、このような素晴らしい職場で働けていることに、またまた感謝の気持ちでいっぱいになります。今年も素敵なバレンタインを、本当にありがとうございます。

 

最後は最高の写真が撮れたので、この写真でおしまいにします。ミスターダンディ!

最後は最高の写真が撮れたので、この写真でおしまいにします。ミスターダンディ!

(報告者 加藤恭平)

GTO〜Great Teacher ONI〜 当日のお楽しみ編 pt.2

豆まきの日の楽しみは、豆をまいておしまいではないのです。

①まずは、その日の給食です♪

毎年恒例〝オニライス〟♪

毎年恒例〝オニライス〟♪

 

配膳時に一人一人その場で盛り付けていくので時間がかかりますが、

配膳時に一人一人その場で盛り付けていくので時間がかかりますが、

 

色んな顔があって、そしてどこかその子に似ていたりして(笑)皆嬉しそうに配膳していきます。

色んな顔ができて、そしてどこかその子に似ていたりして(笑)皆嬉しそうに配膳していきます。

 

卵アレルギーの子も♪

卵アレルギーの子も♪

 

もちろん職員も♪

もちろん職員も♪

 

とても楽しくて美味しかったです♪

②そして、その日のおやつはなんと♪

午睡から起きてくることの早いこと早いこと♪

お昼寝から起きてくることの早いこと早いこと♪

 

のりを出して〜♪

のりを出して〜♪

 

ごはんでーす♪

ごはんでーす♪

 

桜でんぶに〜♪きゅうりに〜♪たくあんに〜♪

桜でんぶに〜♪きゅうりに〜♪たくあんに〜♪

 

巻き巻き巻いて〜♪

巻き巻き巻いて〜♪

 

完成☆

完成☆

 

切りまーす♪

切りまーす♪

 

「おぉー!」湧き上がる歓声!

「おぉー!」湧き上がる歓声!

 

みんな美味しそうに南南東を向いて(笑)食べていました♪

③そして、毎年とても素敵だなぁと思うのですが、

〝升(ます)〟はその日の内に持ち帰り升♪(ウマイッ!)

〝升(ます)〟はその日の内に持ち帰り升♪(ウマイッ!)

 

豆を添えて持ち帰るようにするのです♪

豆を添えて持ち帰るようにするのです♪

お家でもできるように、との配慮です。素晴らしいです本当に。

次の日のノートには、お家で豆まきをした、という話題でいっぱいになります。

伝統の伝承が、このように成されています。少しの工夫、ちょっとのアイディアが光る新宿せいが保育園の節分です♪

(報告者 加藤恭平)

 

GTO〜Great Teacher ONI〜 当日のお楽しみ編 pt.1

さて、節分当日がやってきました。

 

にこにこ組(2歳児クラス)わいらんすい(3・4・5歳児クラス)は、3Fホールに集まって、節分についての紙芝居などを楽しみます。

にこにこ組(2歳児クラス)わいらんすい(3・4・5歳児クラス)は、3Fホールに集まって、節分についての紙芝居などを楽しみます。

 

ちょっと、そわそわしている子ども達(と職員)です(笑)

ちょっと、そわそわしている子ども達(と職員の皆様)です(笑)

 

その頃、下の階(ちっち組0歳児クラス ぐんぐん組1歳児クラス)では、

 

何も知らず(?笑)に楽しそうです。

何も知らず(?笑)に楽しそうです。

 

さぁ、いよいよ登場します!

さぁ、いよいよ登場します!

 

一目散に逃げる子ども達です。

一目散に逃げる子ども達!

 

自然、職員のうしろに隠れる子ども達です。

自然、職員のうしろに隠れる子ども達!

 

その鬼が、

その鬼が、

 

入ってきました!

入ってきました!

 

「鬼はーそと!福はーうち!」

「鬼はーそと!福はーうち!」

 

鬼は去っていきました…(笑)

 

その頃、3Fホールでは…

 

節分には欠かせない〝やいかがし〟の説明中です。

節分には欠かせない〝やいかがし〟の説明中です。

 

節分のお話を聞き終えた子ども達は、下の階へ移動。子ども達は何となくソワソワ。

 

やっぱり、何て言うのでしょうか、わくわくしてしまいますね(笑)

 

皆で歳の数だけ豆を食べます。

皆で歳の数だけ豆を食べます。

 

にこにこ組(2歳児クラス)の〝升(ます)〟はこんな感じです。

今年のにこにこ組(2歳児クラス)の〝升(ます)〟はこんな感じです。

 

わいらんすい(3・4・5歳児クラス)の〝升(ます)〟はこんな感じです。

今年のわいらんすい(3・4・5歳児クラス)の〝升(ます)〟はこんな感じです。

 

嬉しそうな本多先生です(笑)

嬉しそうな本多先生です(笑)

 

さぁ、いよいよ登場です!

さぁ、いよいよ登場です!

 

「わぉー!」

「わぉー!」

 

「うわー!」

「うわー!」

 

にこにこ組は、もうなるだけ遠くに自分の身を置きたくて(笑)後ろへ後ろへ下がっていました!

にこにこ組は、もうなるだけ遠くに自分の身を置きたくて(笑)後ろへ後ろへ下がっていました!

 

「僕が鬼をやっつけるよ!」「鬼なんか怖くないし!」と言っていたあの子もこの子も、豆を投げるどころの話じゃありませんでした!(笑)

「僕が鬼をやっつけるよ!」「鬼なんか怖くないし!」と言っていたあの子もこの子も、豆を投げるどころの話じゃありませんでした!(笑)

 

そして、鬼はわいらんすい(3・4・5歳児クラス)の鬼が怖くない子達の投げる豆によって去っていきました…

 

終わった後の床(リノリウム)をご覧下さい。

 

まさにダイナミック!部屋中豆だらけ!(笑)

まさにダイナミック!部屋中豆だらけ!(笑)

 

それをホウキや掃除機で集めて、掃除をします。

それをホウキや掃除機で集めて、掃除をします。

 

このダイナミックさが新宿せいが保育園の豆まきの最大の魅力の一つと思っています(笑)

 

掃除はわいらんすい(3・4・5歳児クラス)と職員の方々にお任せし、にこにこ組(2歳児クラス)は、近くの神社にお散歩に出ました。

 

どこか開放感というか、達成感のようなものを、子ども達の背中から感じたりします(笑)

どこか開放感というか、達成感のようなものを、子ども達の背中から感じたりします(笑)

 

「あ、花が咲いてるー。」

 

女の子がふと気付いて教えてくれました。

 

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2006年2月2日『文化の伝承』の中に、こう書かれています。

〝文化を伝承していくことは、多様性の世界観の中で、さまざまな社会集団を結びつけ、よりよい新しい時代を作っていくために、過去の知恵から学んでいくというものである気がします。〟

 

昔の人も、子育てには手を焼いたのかもしれないなぁと、ふと思いました(笑)

 

春の訪れを願い、子ども達の健やかな成長を願い、また、自身の中に潜む何かしらの〝改善したいこと〟、そんな願いを鬼に託して、節分という行事が生まれたのかもわかりませんね。

 

節分が春の訪れを教えてくれます。このような素晴らしい行事を伝承していく責任が、僕たち保育に携わる人間にあるように、改めて感じるこの度の豆まきでした。

 

春の足音がもうそこまで近付いてきていますね。

春の足音が聞こえてくるようですね。

 

(報告者 加藤恭平)