今が大切(3月12日の報告)

いつもお世話になります。森口でございます。

胃の調子も随分良くなってきた森口です。

3月12日の塾の様子を報告いたします。

この日の塾は藤森先生の「思い出は忘れてしまうけど、思い出すことはできる」という言葉が印象に残った塾になりました。

というのも、特に子どもの思い出に関することなのですが、子どもは過去を振り返るものではなく、前に前に気持ちがいくものだということを藤森先生は常々言われます。

これをはじめて聞いた時に、私は「そうか、だから子どもはうんちを流すのを忘れてしまいがちなんだな」という拡大解釈をしたのを思い出しました。

失礼しました。

だからこそ、「子どもは思い出に浸らないんだよ。浸るのは大人だけ。でも、何かのきっかけにふと保育園のことを思い出すことはあるよね。それくらいでいいんだよ」ということを藤森先生は言われます。

人は過去や未来を意識しすぎてしまうと不安になってしまうのかもしれません。私自身が不安感が強いタイプの人間なので、そのことを肌で感じます。

所ジョージ氏も「過去は過ぎたことだし、未来は起こってもいないこと。常に今しかない。今の連続しかない」と言っていました。

そして、「心配事の9割は起こらない」ということも科学的な根拠がある事実だそうです。

あまり詳しくないので、知ったようには言えませんが、座禅も、今を見つめるための行いですね。こうやっていろいろな情報を集めても、知っていても、やはり実際にそのことを意識する、行うことはとても難しいですね。知るだけではなく、それを体感させていくような技術を会得したいと思う日々です。

話がそれてしまいました!

卒園のシーズンということもあり、私たちはついつい思い出に浸ってしまい、どこか寂しい、悲しい気持ちを持ってしまいますが、子どもたちはその先の楽しさにワクワクしていますし、同時に子どもたちにはそうであってほしいというのは私たちの願いでもありますね。

どんな時にも希望をもって、ワクワクしながら生きてほしい。

そんなことを子どもたちの姿からは教えられますし、藤森先生からも改めて教えてもらいました。だからこそ、私たち大人も「寂しい、寂しい」と送り出すのではなく、「これから先は楽しいことがいっぱいだよ」という気持ちで子どもたちを送り出していきたいものですね。

また、私が印象に残っている藤森先生の言葉を改めて塾生に紹介させていただきました。

それは、「子どもたちには生きることの楽しさを教えていきたい」というものです。

これも、思い出の話とつながりますね。

いろいろと不安な情報の多い現代だからこそ、これらのことを私たち大人が意識して子どもの接していきたいなと思いました。

その後は藤森先生が行かれたドイツ視察の写真を見せていただき、学びを深めました!

報告者 森口達也

12/18 保育者の専門性がより求められていく

おはようございます。こんにちは。こんばんは。廣田です。

寒い日が続いておりますが、皆様お身体の調子はいかがでしょうか。朝のニュース番組を見ていると、毎日のように感染症のトピックが目に入ります。感染症の流行期は、子どもたちの体調に配慮して保育を行うとともに、自分たちの身体のケアも怠ってはいけません。

健康でいることも保育者の立派な仕事だと思うので、しっかり栄養を摂って、よく寝て、免疫力を高めていきたいですね!

それでは、12/18のZOOM塾報告をさせていただきます!

この日は最初に、あるニュースの記事に関する話になりました。

それがこちらです。

ご覧になった方も多いのではないでしょうか。乳児期に保育所へ通っていない子どもたちは、保育所で生活をしていた子どもたちよりも、対人スキルや問題解決能力などの発達に遅れが見られたという研究結果に関するニュースです。

環境省が約4万人分のデータを基にして出した研究結果とのことです。この記事に対して注目したのは記事に対するコメントでした。

現役の保育者や保護者からは、やや批判的なコメントが多かった印象があります。

これを見てより一層、藤森メソッドの魅力、取り組みを広めていきたい、そういった気持ちになりました。

藤森先生は「この先、保育者の専門性が多く求められることになる。保育施設も淘汰されていくことになるかもしれない」、そう話します。

やはり私たちが行っていることは、託児ではなく、保育なのだと再認識したとともに、保育者としての専門性を高め続けていきたいと決意する、そんな議題でした。

この他に、藤森先生より環境の話もありました。

ある園での実際の環境を見させていただいたのですが、そこでの取り組みで印象的だったことが、園庭の環境づくりです。

その園は広大な敷地の園庭があるのですが、わざと砂利道にして平坦な道を減らしたり、凹凸のある道にしたりしています。

この環境づくりの意図として、「園内で怪我をしないように」ではなく「町で怪我をしないように」というものがあるそうです。

園内で安全な環境が用意されていれば、確かに園での怪我は少ない。では子どもたちは、どこで怪我を回避するすべを学んでいくのか、そういったところに着目して、環境づくりを行っているとのことでした。

藤森先生が成長展~からだの育ち~にて、「跳び箱のような普段使わない運動能力を見せるのではなく、街中の障害を避けるパルクール的な運動を見せよう」と話していたことに繋がるものだと思いました。

安全性だけでなく、子どもの本来必要な育ちを促す環境づくり、これも保育者の専門性が問われる重要なものだと気づかされました。

最後に、“東京都 魅力ある保育”についての話となり、塾生でその内容を見させていただきました。

魅力ある保育

新宿せいがでの取り組みや森口先生による、藤森メソッドについてのお話が見れますので、ぜひ内容を見ていただければと思います。

非常にわかりやすくまとめられており、新人の職員さんに研修資料として見ていただければ、藤森メソッドへの理解を深めてもらうこともできるのではないかと思います!

それでは、次回の報告もお楽しみに。ご精読ありがとうございました!

報告者:廣田

1月8日の塾報告

皆様方あけましておめでとうございます。

と、言いましたがすでに年が明けて一週間以上経ちました。

本年最初の塾は1月8日ZOOMでの開催となりました。

本日の主な話題として、塾生の年末年始の話を一人ずつ順番に行いました

私竹内は、実家である長崎に里帰りをしまして、のんびりと過ごさせていただきました。帰省中に地元で最近新しくできた体育館「ハピネスアリーナ」へといきまして、地元のプロバスケットチームである「長崎ヴェルカ」の試合のパブリックビューイングをしてきました。あまり多くはない人数での開催でしたが、応援への熱の入り方がすごく非常に盛り上がったものとなっていました。試合は無事に地元チームが勝ちまして、その喜びを見ず知らずの人たちと分かち合える経験は、非常に貴重な経験となりました。

さて、私の話はここまでにしておきまして他の塾生の年末年始どのように過ごしたかをご紹介していきたいと思います。

全てをご紹介するとあまりにも長くなってしまうので、私が勝手ながら厳選したいと思います

本日のZOOMの様子となります。

高橋先生…友だちと何か面白いことをやろうという一心で、限界ギリギリまで走った。高橋先生自身は40kmほど走ったそうです。

中村先生…奥さんの実家へと帰省。東京に戻ってからは神社巡りをしたそうです。浅草にも立ち寄ったそうですが、浅草寺はあまりにも人が多く近寄れなかったそうです。

太田先生…地元へと帰省し、中学・高校の同窓会に参加した。参加率が高く、50人ほど参加したそうです。

邨橋先生…東京に行く予定があったがいけず、のんびりとすごした。年始は親戚で集まって、3日には餅パーティーをしたそうです。

藤森先生…今まで出張などで忙しくて読めていなかった新聞を読んだとのことです。また新しく作られた「臥竜塾」のブログや園だよりの巻頭を書いていたとのことでした。

皆さん思い思いの年末年始をすごされていました。日々の疲れをリフレッシュできたのだと、話から伝わってきました。

最後に藤森先生からお話がありました。

異年齢保育では下の年齢の子が上の子を見て様々なことを学び、伝承していく。それこそが子ども主体の保育といえる。それは保育士も一緒で下の人たちが、先輩の姿を見て保育のやり方を学んでいくとおっしゃっていました。

私はまだ保育士になって2年目ということでまだまだ下の立場であります。日々の保育でも先輩方の姿を見て、見よう見まねで保育をしている最中です。藤森先生のこの言葉を受けて、自分の保育の学び方は間違ってはいないと思ったのと同時に、これからも日々精進していこうと思った次第でございます。

報告者 竹内とおや