7月24日 塾報告

今回の塾では、環境セミナーで受けた質問、「食事のマナー」について塾生みんなで考えました。

「ご飯に味噌汁をかけて食べる、ぶっかけ飯はいいのでしょうか?」という質問があったそうです。

たしかに、見た目を悪く感じることもありますし、おかずと一緒にご飯を食べてほしいと思うこともあります。

藤森先生は、ぶっかけ飯について、「文化も関係あり、一概に悪いとは言えない。日本食は味が濃いため、ご飯を食べて中和している面もある。文化の差が大きい。他に、箸で食べる文化もあれば、手で食べる文化もある。」と仰っております。

ぶっかけ飯のように、冷や汁やお茶漬けなどの汁を入れて食べるものもたくさんあります。

一概にどちらが悪いとは言えません。

食事のマナーに関して、文化の差がありますし、日本においても地域の差があります。

ご飯と味噌汁の置き方にも文化の違いがあり、一般的にはご飯が左側、味噌汁が右側に置くと思いますが、大阪では逆だそうです。

お寿司は斜めに置くのは右利きが食べやすいように置いていて、右利きと左利きも関係があるそうです。

私自身も、食べる前はご飯を左に置きますが、食べ始めると、左ではない食べやすい位置に置くこともあります。

子どもに配膳をする際は、左側にご飯を置くように伝えますが、食べ始めたら特に声をかけたりはしません。

その人が食べやすく美味しいと感じることができればいいのではないのでしょうか。

マナーを押し付けるのも違いますし、一緒に食事をする上で、みんなで美味しく食べられるように相手に配慮することが大切なのではないでしょうか。

食事を共にするということは、共に生きる姿勢にもつながると感じました。

次の質問です。

「なぜ新宿せいがでは、一斉にいただきますをしているのですか?」という質問があったそうです。

藤森先生は、「みんなが揃って食べられるのは人間だけ。動物はすぐに食べてしまう。目の前の欲望に負けてしまう。待つ力は食べる楽しみがあるからこそ身に付く。」と仰っています。

01歳児クラスでも絵本や紙芝居を読んで、食事を待ちます。それは気を逸らして、待つ力を育てているからです。

保育業界において、子どもに待たせることはいけないという風潮を強く感じます。

しかし、生きていく上で待たなければいけないことはたくさんあります。

急いでいるからといって、赤信号で進むわけにもいきません。

排泄の自立も、その場ですぐにしてしまうわけにはいきません。

やはり、待つ力は重要です。

ただただ無駄に待たせればいいのかというわけではなく、目の前に楽しみがあるからこそ待つことができます。待ち方も、見通しが持てるような待たせ方をしなくてはいけませんね。

食事に関する質問でしたが、全ては生きていくこと、人と関わることの大切さににつながっているように感じました。

(佐野)

7月10日の塾

7月10日の塾報告になります。

この日は夕涼み会の進捗状況の報告からはじまりました。

2年目の竹内とうや先生が夕涼み会のリーダーをしています。リーダーという役割を一生懸命に頑張ろうとする姿がありました。できるできないではなく、ひたむきに一生懸命にやることの大切さを改めて私自身にも問うていかなければいけないとそんな思いを抱いております。

次に、私が園長先生の京都出張に同行した際の報告をさせていただきました。

京都では、全国保育協議会の近畿ブロック保育研究集会が行われ、その分科会の助言者に園長先生がなっているための参加になりました。

分科会のテーマは「新たな時代の保育実践~すべての子どもにむけて~」というタイトルで行われました。私は当日の打ち合わせにも参加させていただき、園長先生が保育の方法が異なる方達にどのように助言し、どのように分科会をもっていくのかを目の当たりにして、そのすごさというと安易な表現ですが、すべての人が納得し、向かうべき先が見えるようなアドバイスをされていました。

また、実践発表後の助言という藤森先生の話の中で、私が最も印象に残った言葉が、先生がはじめに言った一言でした。それは「保育は切りとりではない」という言葉でした。

まさにこれを保育の中で私たちは大切にしていかなければなりません。日々の中で様々な企画を考え、実行することは子どもの経験においてとても重要です。しかし、そのような保育ばかりになってしまうことにもまた注意が必要です。園の子どもたちははるかに長い時間を園の中で過ごします。それはまさに「生活」です。その中にいかに環境として、大人の関わりとして学びを引き出せる環境を用意できるか、そんな存在でいることができるかをもっと考えていかなければいけませんね。そんなことをこの藤森先生の言葉から感じました。

最近の自分のテーマでもあるのですが、よく藤森先生は「子どもには大人の人格が伝わる」ということを言われます。このことからは、保育としての技術よりもまず人としてどうであるかが、保育の質に影響するということを教えられます。だからこそ、職場という場では、自分の人格を高めることを目指す修行のような場なのかもしれないません。と言っても、自分自身、この辺りが全然できていないので、日々、毎時間、毎分、意識していきたいと思っています。まさに、「我を省みる」という「省我(せいが)」の精神を常にもっていきたいです。

報告者 MOりぐCHI たつや

7月3日の塾報告

ナマステー!
塾生の小林です。これを書いているのは7月上旬なのですが全く暑い日が続いています……。
7月の初めでこんなに暑いのですから夏本番がくるのが恐ろしいですね。皆様どうか健康に留意され無理なくお過ごしくださいませ。

さて今日は7月3日に行われた塾の様子について報告させていただきます。この日はZOOM上の塾でございました。

全国各地の先生方も交えて様々な話題に花が咲きました。その中で私が最も印象に残ったのが藤森先生が紹介してくださった孫正義氏の言葉です。
AIの開発競争がいかに激化しているかという孫さんの言葉を紹介しながらそういった世界の変化の速度に比べると、日本の幼児教育が大きく遅れているのではないかという危惧を先生はお持ちになられている様子でした。

6月30日(日)にTBS系列で放送された「サンデーモーニング」にソフトバンクの会長兼社長である孫正義氏が出演されていました。
上記の言葉はその中で発言されたものでした。番組の中でAIの開発競争が激化していることが話題となり、孫さんは下記のことを話したそうです(下記から引用)。

 孫氏はAIの進化について「4年間で1000倍になったんです。能力が」と断言。「チップの数が10倍に、チップあたりの能力が10倍、それを扱うモデルソフト、これも10倍」と説明した。さらに「すごいのは、ここから4年間でもう1回、1000倍になる」と予告。「もっとすごいのは、そこから4年間でさらに1000倍になる」と続け、「オリンピック3回分は我々のマイルストーンに入っているから見えている。我々の開発の現場では、1000倍×1000倍×1000倍で10億倍」と語った。

孫氏は「今から3回のオリンピックで、人類の走る能力は10%くらい伸びるかもしれないけど、コンピューター、AIの英知は10億倍になるわけです」とあらためて確認し、現在のAIが米国の医師国家試験に合格するレベルであることも紹介。「これを『AIなんてなあ』『人間が作った物を人間が超えることなんてない』」との声があることも残念がった。

番組冒頭で、この30年間、日本から世界をリードするテクノロジーがあまり出ていないことを指摘していた孫氏は、「失われた30年を日本がもう1回、繰り返したくないのであれば、目をバーーンと開かなきゃダメですよ」と力説。右手を振り下ろすようにして「知識人が上から目線で、なんちゃってで言うんですよ、知ったかぶりで。『あんた専門家か?』って言いたいですよ。専門家でもないのに、知ったかぶりして上から非難するんじゃない。もっと心を開いて、素直に真正面から、進化に対して純粋に取り組まないと、日本はヤバイですよ」と、持論を展開した。

【日刊スポーツ(2024)孫正義氏「知識人が『なんちゃって』で非難」の現状憂う…進化に心を開かないと「日本はヤバイ」https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202406300000502.html (参照2024-07-10)】

塾で先生も言及なさっていたのですが、12年間(オリンピック3回分)でAIの能力が10億倍になるというのは衝撃的な内容です。
AIの進化が社会に及ぼす影響は絶大なものであると思います。そのAIの能力が10億倍になるということは、それがもたらす社会の変化は想像を絶するものでありましょう。AI以外の分野もAI技術と同様に(あるいはそのAIの進化もあいまって)大きく進化し続けており、社会の変革スピードは年々加速しているものと言えるかと思います。
そういった世界において保育をしている我々は「変われているのか」「変わっていけるのか」ということを、この度先生のお話をきいて改めて感じました。

未来を生きる子どもたちを教育する保育者は他の職業以上に、技術の進化や社会の変化に対して敏感である必要があると言えるかもしれません。そしてこれからの世界はどのような人材を必要としているのか、どのような資質が求められているのか、よく考えていくことが重要であると思いました。

またこのブログを書くにあたり、サンデーモーニングの孫さんの発言を調べたのですが、上記以外でも孫さんのコメントは興味深いものばかりでした。下記にも引用します。

37年半ぶりに1ドル160円を突破した円安加速についてもコメント。「テクニカルには金利だとか、その他いろいろあると思いますけど、構造的問題だと思いますよね。この30年間、日本の経済の底力、これがだいぶ弱まっているんだと思いますね」と語った。

続けて、身ぶりをまじえながら「30年前は、日本の自動車だとか、エレクトロニクスが世界最先端でね。新しい技術をリードしてました。半導体もそうでした。しかしこの30年間、新しい技術が日本からほとんど出てこなくなった。世界をリードするモノがね。その間、アメリカはものすごく進化して、これから進化するんですね。さらなる成長エンジンを国内に持っているかどうか、それが一番重要なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)だと思いますね」と熱弁した。

この30年間の停滞の理由については「日本でバブルが弾けましたね。不動産、その他ありました。それで羹に懲りて(なますを吹く)…」と、ことわざをあげながら分析。「保守的な経営が日本の主流になっちゃったんです。インターネットだとか、そういうものが出てきた時に『これはまがい物だ』と言いすぎたんですね。『若い者が何言っているんだ』みたいな感じで、昔の重厚長大な大経営者とか、メディアも含めてですね。新しいモノを低く見すぎたんだと思う」と語った。

孫氏は「それで若者が萎縮しちゃったんですね。大企業も設備投資を…半導体の設備投資を萎縮しちゃった。これはやっぱり構造問題だと思いますね」と繰り返し「もう1回、立ち直らせるためには、最先端の技術を真っ正面から取り組まなければいけないと思います」と持論を展開した。

【日刊スポーツ(2024)孫正義氏、円安根源は日本の保守的経営と分析…新技術を「まがい物と言いすぎた」と熱弁https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202406300000434.html?Page=2 (参照2024-07-10)】

進取の気性といいますか、新しいものを否定せず柔軟に受け入れて取り組むことの重要性について語っているものと思います。

先程の話にもつながりますが、我々保育者も旧態依然とした考え方に固執するばかりでなく、常に新しい考え方やデータに対して敏感にアンテナを張っていなくてはならないと思います。そして場合によってですが、それをきちんと受け入れて自らの考え方をアップデートしなくてはならないと感じました。

報告は以上になります。
ダンニャワード!
ピルミルテー!
(報告者 小林)

新メンバー加入!!

6月5日の塾報告です。

今回は現地での開催となりました。

そして、6月より新たに塾生が入ることになりました!

伊藤カレラ先生です!塾生に「伊藤」が二人になりましたw

伊藤先生は昨年まで他業種で仕事をされていましたが、

ご実家が保育園ということもあり、いつかは実家に戻る覚悟は心の隅にあったそうですが、

人生経験として、実家に戻る前に会社勤めをしてみたい!ということで、一般企業に就職をされたとのことです。

そこで約1年間、お仕事をされたのち、新宿せいが子ども園に就職し、「藤森メソッド」を学ぶ事になりました。

前職は都内の某高級スーパーでお仕事をされ、超多忙な日々を過ごされていて、

当時の話を聞き、私たちの職場環境と全く違うので、なかなか衝撃を受けました💦

さて、新しいメンバーが入ると、決まって塾生から質問攻めの会を開催するので、

伊藤先生に対しそれぞれ質問をしましたので、紹介できる範囲内でご紹介させていただきます。

Q好きな音楽のジャンル

→古めの曲!「2時間だけのバカンス」

年齢が若いのに、古い曲が好きなようですw

Qストレス発散方法

→ランニング!!結構長い距離を走って、最後の最後でダッシュをして追い込む!

 結構、自分を追い込むタイプのようです。

Q1番好きな漫画

→「呪術廻戦」「ワンピース」「ハイキュー」

  現代っ子ですねw

Q父親の好きなところ

→料理がとても上手!!3日かけて作るカレーorビーフシチュー

 父の姿は偉大ですねー。3日かけて作りながら、最終的にどちらかを決めるとのこと。3日もかけたら、どちらも絶対に美味しいに間違いないですね!

Q休日の過ごし方

→美術館巡り!六本木の「21_21」

 やはり美大出身ということで、美術館には興味があるようです。

Qサッカーのポジション

→足が速く体力があった方なので、サイドバックでした!

 サッカーはどうやら高校からスタートしたそうですが、足が早く、体力があるので、サイドバックで起用されていたようです!長友タイプですねw

Q好きな本、作家

→湊かなえ

ちょっと、この分野は私は苦手なので、ノーコメントで💦

Q名前で得たメリット、デメリット

→覚えてくれるのが早い!(メリット)

 女性やハーフと勘違いされやすい(デメリット)

車の名前が由来のようですw

Q川越の好きなところ

→街並み

Q好きな映画

→「バットマン」「ジョーカー」「バイオハザード」

Q新宿せいがで就職してみて

→まだ、数日ですが、とにかく大変です💦

 前職との大変さを聞いたところ、乳幼児施設はまた違う大変さがあります・・・と言われました。

Q子どもは好きですか?

→今は考え中です。ただ、人が変化(成長)していく姿を見るのは好きです

 その感覚はとても大切ですね!0歳児クラスから入園し、卒園するまでの6年間で、子どもたちが、どのように発達していくのかを見れるのは、カレラ先生にとっては、とても面白いかもしれません。

と、そんな伊藤先生です!

今後ともよろしくお願いします!!

(塾報告 山下祐)

5/29 塾報告

おはようございます。こんにちは。こんばんは。塾生の廣田です。5月29日の塾報告をさせていただきます。

この日はまず、今年度初の塾セミナーの日でした。塾生の小林先生による「子ども主体」をテーマにした発表が行われました。

塾セミナー開始直前の様子

小林氏の発表した内容で印象に強く残った内容を少し共有したいと思います。

“子ども主体の保育を行うための基盤として、藤森先生の提唱する「見守る保育の三省」があると話します。真心をもって、子どもの存在を丸ごと信じ、行動や活動を見守る、この意識がまず、子ども主体の保育を生むのではないか。つまり藤森メソッドは、子ども主体を実現するための保育なのだと。”

この三省に詰まっているという見方が私自身大変勉強になりました。日々の保育で子ども主体の意識を忘れぬために、振り返るために、三省を思い出すようにしたいと思います。

他の塾生も駆けつけて、小林先生にエールを送っていました

それでは、ここから塾の報告をさせていただきます。この日はオンライン(ZOOM)で行われました。

初めに、児童福祉施設における、マニュアルの話になりました。

マニュアルといっても、国、市区町村などから定められているものではなく、園独自で設けているマニュアルはどんなものがあるかという話でした。

実際にこの日の塾の少し前に、散歩に行く際の注意点、歩き方などの研修がありました。そこでは、1番の先生が先頭を歩き、ペースを調節しながら歩いていく。2番は1番の直ぐそばにつき、いつでもフォローができる状態にしておく。3番以降で、横断歩道での誘導や安全確認を行う。などの話がありました。

これもマニュアルの一つですよね。このマニュアル化をした経緯として、なにより「安全面の確保」があるのではないでしょうか。

多くの商品を買った際についてくるマニュアルですが、マニュアルというのは、使い方を守ってもらい、事故を未然に防ぐものだと思います。

園でのマニュアルも同じですよね。藤森先生も言うように、以前に危険なことがあったから、危険そうな箇所があるから、マニュアルを作るのです。危険を繰り返さないように。

では、すべてマニュアル通りに動くべきなのかといったら、そうではないでしょう。状況に応じて行動を変えたりする、応用力も大切だと思います。

そのために、チームでの協力は必要不可欠ですね。思考の共有のためにも、こまめに声を掛けあうことを私自身大切にしています。

「言わなくてもわかる関係などない。常に伝えろ。」サッカー日本代表の本田圭佑選手の言葉ですね。

話は藤森先生が教員時代に大切にしていたことの話へ。ある時、日記のコメントをなぜ書いてくれないんだと、保護者から言われたそうです。

その日記のコメントというのは、業務として書いているわけです。つまり、昼の休憩時などに書いたとしても全生徒分書ききれるわけありませんから、授業中に書いたりすることもあるでしょう。では、その書いている間は、子どもから目を離していることになります。藤森先生は、“子どもから目を離して親の要望に応え、日記を書く”ことよりも“目の前の子どもをしっかり見る”ことを選んだそうです。

教員時代の先生からも、今の見守る保育の大本の部分が見えるような気がします。日々保育をしていて、子どもたちを見ながら連絡帳の記載をする時がありますが、先生の話を聞いて、子どもを見る時間を大切にしたいと考えが改まりました。

そして、連絡帳で子どもの様子を伝えるだけでなく、保護者の方とお会いした時に、様子や育ちを直接お伝えすること、顔を合わせて話すことに重きを置きたいと思った次第です。

他にも議題は上がり、現在は廃盤となっている『こくごのはじまり』『さんすうのはじまり』のリメイクverを出そうという話に。

廃盤になってしまっているため、手元にないという先生も多いのではないでしょうか。

小学校で学ぶ算数や国語の教科書に沿って、乳幼児保育での実践に落とし込んだ内容が書かれています。今年はテーマが「数」ということもあり、新宿せいがでの夕涼み会も『さんすうのはじまり』を参考にして、内容が考えられています。

ここで“ちょこっと豆知識”の時間です。『さんすうのはじまり』がカラーなのに対して、『こくごのはじまり』がモノクロなのは、「表情」がわかりやすくするためだそうです。

藤森先生が出してきた本には、細部にわたって、こだわりが詰められています。

最後に、”学びがあるだけでなく、実際に行動に移してもらうための研修方法”はどういったものかという議題になりました。

そこで、現在茨城県の園で園長を務めている小松崎先生から「主体性をもって聞いてもらうためには、アクティビティがあったほうが良い。そこで参加者の抱いている課題や目的を引き出して、そこにフォーカスして話すことができたらよいのではないか。」

続けて「“正解なんてない”という言葉は、時には困ることもあると思う。だから“最適解はある”と伝えるようにしている。この子の発達、性格、状況、このおもちゃなら、こういう考えが出てくるよね、と話すようにしている。」という話がありました。

私自身、研修や先輩保育者との話の際に出てくる「正解はない」という言葉に悩んだことがあります。

人というのは、具体的なことに対しては行動に移しやすいですが、抽象的なことになると、行動しなくなる傾向にあります。なので「正解はないが最適解はある」という伝え方は、聞いている人に具体的な行動を伝えることができ、アクションを起こしやすくなる気がします。

「正解はない」と言いつつも、理論や発達過程にあてはめすぎて、考えが窮屈になってしまうことは避けたいと日々保育をしていて感じます。

藤森先生からのご提案では、実際の保育室を想定して、あなたならどう家具を配置して環境を作る?というアクティビティを教えていただきました。

子どもの動きを想定して、導線や遊びに夢中になれる環境を考える、良いきっかけになると思いますので、ぜひともやってみたいと思います。

今回の塾も多岐にわたって学びがあり、考える機会をいただきました。また次回の塾報告もお楽しみに。

ここまでご精読ありがとうございました!それでは失礼します。

報告者:廣田

5月20日塾報告

5月20日(月)の塾報告です。

今回は普段とは違い月曜日に現地開催となりました。

というのも、この日は次世代セミナーというものが塾の前に行われており、元せいが職員の臥竜塾生の先生方も多く新宿せいがこども園に来られていました。

懇親会な様子です。

この日は高田馬場にあるイタリアンレストランのEnさんのお料理でした。

懇親会の後は今回お料理を提供してくださったEnさんのシェフである鳥海さんの食に関するお話を聞かせていただきました。

鳥海さんは自然栽培や有機栽培のものを中心に使ったレストランを高田馬場でされています。

以前は、イタリアのミシュラン一つ星レストランで4年間セコンドシェフとしてやられてました。

全て自然栽培やオーガニックのものを使ったお料理を作られていたそうです。

山に行ったり自分たちの畑で作った無農薬のものも使われてたそうです。

話は野菜の選び方について、普段野菜を買う際、値段の安いものや形のいいものから選びがちですが、今スーパーで売られている種は種子消毒がされてたり農薬がかかっているものを栽培しているそうです。

理由としては発育が早く、どんどん出荷でき、売り上げが上がるからこのようなものを使っているそうです。

左が種子消毒された種で、左がされていない種です。

よく見る種のピンク色は農薬だそうです

主に種は『F1種』というものが使われており、これは作られた種です。

もう一つが『固定種』です。固定種は自らその種を花や実から取ったりするものです。

F1種から育った野菜から取った種を植えても再生しないとのことです。つまり1度しかしっかり育ちません。

なので、持続可能な種は固定種で味はいいですが、育ちがバラバラなのでなかなか綺麗に見えず、一般のスーパーとかには売られてないそうです。

なので、F1種の野菜を選ぶことが一般的だそうです。

また、国産の野菜と書いてあっても種は外国産のものがあったりし、日本の種は少ないそうです。

また、話は食材の遺伝子組み換えについてで、「遺伝子組み換えと聞くとなんとなく悪いんじゃないかと考えると思うですけど、今は遺伝子組み換えの表示はしなくてもいいというものが出てきており、消費者はわからなくなってきている」

「例えば、野菜を作るのに豚の遺伝子を入れたり、全く違う遺伝子を野菜に入れていくというのが遺伝子組み換えで、全く違う遺伝子を入れることで乾燥に強かったり味のいい品種を作ったりしている」

遺伝子組み換えは世界的に見ると減ってきていますが、日本は増えていっているそうです。

外国では法律で禁止されている農薬を日本ではホームセンターなどで買えたりし、使えたりするとのことです。

これらのことを自分で知識として入れて自分で判断して自分で生活していかないと危険だと鳥海さんはお話ししてくれました。

その辺に売っているからと信用せずに自分で見て聞いて判断していくことが生活していくことが体にとって大切になります。

この写真は、あるマッシュポテトの原材料などが記入されている部分の写真で、

ここにある、遺伝子組み換え不分別とは、混入が5%を超えているもの。

遺伝子組み換えが全部だと遺伝子組み換えと記入されているとのことです。

どちらにしても遺伝子組み換えと記入があるものは極力食べない方がいいとのことです。

また原材料名の斜線部以降は添加物の表示となっています。

その添加物の表紙の少ないものを買うことから始めるといいとのことでした。

同じ食材でも商品の裏などにある原材料名の斜線以降にある添加物の少ない方を選ぶなど少しずつ始めていけばいいとのことでした。

「食に関して知識を増やしていくことが子どもたちのためにもなるし、自分自身の健康や将来のためになり、自分の身は自分で守っていかないといけません。

情報源はYouTubeやSNSや本などで情報を入れていくしかないとのことです。

自分で見つけにいかないと見つけられないので、関心を持って調べていくことが大事になります。

私自身も今までとにかく安い食材をと思っていましたが、食事は毎日するものだからこそ、買う際に表紙も見たり、ちょっとでも体にいいものを選んだりと少しずつやっていくことが将来の自分や子どもたちのために大事になると感じました。

他にも食に関する様々なお話しをしてくださりました。

鳥海さん美味しいお料理とお話しありがとうございました。

最後に、この日臥竜塾生全員で撮った写真を共有して塾報告とさせていただきます。

報告者伊藤

6月19日塾報告

二週続けてzoom塾となりました。
森口先生は洗濯物干しながら。

6月19日の報告をさせていただきます。
家庭の事情がありますからリモートであると家事をしながら耳だけ参加しつつもこなせるのがいいところかもしれませんね。今のご時世こういったことが当たり前なのでしょうね。

さて本題にいきたいと思います。
今回は茨城にある(ここをクリック→)青山こども園の園長をしている小松崎氏からいろいろと面白いお話がきけました。
新宿せいが子ども園で働き、塾生として活動したのち、自園に戻られた方ですが、藤森メソッドをしっかりと理解し実践していることからとても参考になることばかりでした。


小松崎氏は自園に戻れ、こんなように計画を立てていたそうです。まず自園に戻って5年室内環境を整備する。5年終えたら、さらに5年園庭について整備しているくと計画していたそうです。今現在は園庭について整備を始めた段階だそうです。

園庭を整備するといっても簡単なことではなく、イメージ通りといっても子どもが関わる場所であることから慎重に行わなければいけないところでもありますね。
まず問題なのは何をするにも膨大なお金がかかるそうです。今は円安の影響からか、ウッドチップ、どんぐりを植えるにしてもいい土を入れなければいけないらしく、土台作りにもお金がかかるということでした。現場で働いている私からすると園長ともなると保育はもちろんですが、子どもが関わる根本の土台というのに悩まされることが理解でます。大型遊具の周りを整備するだけでざっと1000万とおっしゃっていました。そうなると自分たちでやってみるかという考えにもなりそうですね。

そんな話をしていると藤森先生からこんな計画をしているというお話を受けました。
ジャクエツさんと共同で「室内のゾーンを園庭に」
面白そうなことを考えているそうです。
例えば、外でおままごと(おもちゃや見立てるものは自然物で行う)、楽器は外でお鍋を叩いてみたり、ハンモックでのんびり本を読んでみたり、科学的なことも外でやったみたりと運動ではなく、室内のカリキュラムを外でやってみたいということで考えているそうです。

そういったことをしている実践園もあるようで実現されるとより面白い園庭になっていくのではないかとワクワクさせられました。やはり個人的に昔は田舎の祖母の家に行った際は森の中で葉っぱや木、何かの実などを使ったいろいろと見立てて遊んでいました。現代はYouTubeがかなりの割合を占めてきているので保育園、子ども園ならではの子どもの育ちとして、有効な手立てなのではないかと思ってしまいます。
小松崎氏の青山子ども園さんもそういった話を受け、どんな園庭へと変貌していくのか非常に楽しみであります。小松崎氏の熱心な取り組みには私も頑張らなきゃいけないと思わされ、とても良い刺激になりました。

他にも様々お話はありましたが割愛させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(報告者 本多悠里) 

6月26日 塾報告

こんにちは!6月26日の塾報告を中村よりいたします。

季節も変わり、東京はつい先日に梅雨入りしました。暑さも日に日に増していき、エアコンがないと眠れないような日々ですね。そんな中でも新宿せいがの子どもたちは毎日元気に登園し、パワフルに過ごしています!

さて、今日の塾は久しぶりの現地での開催となりました。塾の前にGTセミナーの実践発表があったため、その後の開催です。(セミナー後でしたので食事は簡単にカップラーメンでした!)

まず今日は食事を摂りながら〔NHKスペシャル ヒューマン なぜ人間になれたのか〕を観ながらのスタートでした。

今を生きる人類がどのような過程で生き残り、文化や伝統、民族、宗教などを受け継いできたのか。どのようにして他人と協力してきたのか。そもそもなぜ他人と協力する必要があったのか。協力した人類はどのようにして繁栄させたのか。そうした人間としての根本の部分を考古学や地質学、民俗学などの観点から研究した番組です。そして食事の後は藤森先生のお話をお聞きしました。

先生の話に真剣に耳を傾ける塾生の様子です。

現代人は誰かに“与える”ことや”分かち合う”ことが生まれながらにしてできます。それは、我々ホモサピエンス誕生した20万年前からの進化の過程の中で世界中にいる人々に受け継がれてきたものだと言います。逆を言えば“与える”ことや”分かち合う”ことをしなければ人間は生きられないということになります。

現代の情報社会では人との関わりを避けて、関わっても必要最低限の関わりしかもたない人が多くいますね。2019年末から2023年まで流行した新型コロナウイルスの影響も少なからずあると言われています。

新型コロナはリモートというパソコンの画面越しのコミュニケーションを急速に発展させたメリットと同時に、今まで当たり前にされていた人との関わりを希薄にさせる大きなデメリットももたらしました。

藤森先生は普段から人との関わりの中に新しい発見があると言います。人間が生きていくには人とのコミュニケーションが必要不可欠なのです。

例えば〔赤ちゃん〕。赤ちゃんは自分で何かをすることはできません。大人に身の回りのことをしてもらわなければ生きていくことができないのです。

ではどうするか。大人にお世話をさせるために先回りして仕掛けているそうです。まさに「赤ちゃんは生まれながらに有能である」と藤森先生は言います。

今、新宿せいがの年長児は毎週火曜日にお手伝い保育という取り組みをしています。これは0、1、2歳児および一時保育に出向き、それぞれのクラスで3歳以上離れた子の面倒を見るものです。

5月から初めたこともあり、年長の子たちは嬉しそうに取り組んでいます。私もクラスを覗きにいくのですがそこで見ていると、どうやらお世話をしてあげているというよりは、“お世話をさせてあげている子”も多くいるようです。まさに他者をコントロールしているのは言葉の話せない子たちなのかもしれませんね。

こうした関わりを設けると、年長の子どもたちは「より年長らしく」なります。自然と自分を律するように見えるのです。

日々こうした子どもたちの成長を見ることができる“保育”という仕事に就けていることに感謝です。(報告者:中村)

5月1日の塾報告

サワッディー・クラップ!
塾生の小林です。

今回は5月1日に行われた塾の様子について報告させていただきます。
この日はZOOMでの塾となりました。

楽しい雑談やそれぞれの近況報告など、いろいろな話題に花が咲いておりましたが
私が最も印象に残ったのはチームについてのお話です。

特に森口先生からあった「チーム保育におけるコミュニケーションの重要性」は膝を打つ思いでしたので少し紹介させていただきたく思います。

「クラスの保育者が集まってしっかりと情報共有したり、それについて話し合ったりすることはとても大切である」という話を佐野先生と私がした後に、下記のようなお話を森口先生はされておりました(小林による要約)。
 
集団で子どもを見るためには、職員同士で声をかけあったり、コミュニケーションをとれたりできるということが大切であり、それが保育者の質を考える上で重要なのではと最近思っている。
他の先生の意見をちゃんと聴けて、チームをみんなで進めるためにどうすればいいか考えられる人が素晴らしいと思う。みんなの合意点を見つけていくという姿勢が大切だ。そういう姿、こういう風にコラボレーションしていくのだということを子どもたちに見せていくべきではないか。

私の要約ですがおおよそこのようなことを仰っていました。
私が最も肝要であると感じたのは「その姿を子どもたちに見せていく」という部分です。保育を通じて、保育者の人格というものは子どもへ確実に伝わるものと思います。また大人が思っている以上に子どもたちは大人をよく見ており、その関係性すらも理解しているように思います。
これからの学校教育においては、協働的な学びや対話的な学びが益々重要になっています。その中で我々保育者はしっかりと子どもたちに、密にコミュニケーションをとりながらチームで協力し合っている姿を、保育の中で見せていくべきなのだと改めて思いました。

報告は以上です。
コップンクラップ!
サワッディー!
(報告者 小林)


5月15日塾報告

大変遅くなって申し訳ありません。

5月15日の塾報告です。

この日は現地開催です。

はじめに、新宿せいが子ども園の園庭の話になりました。

新宿せいが子ども園のすぐ近くに、自然溢れる「おとめ山公園」があります。

そこはまさに園庭と言っていいほど、散歩で利用してる公園です。

ちなみに、「おとめ山公園」は落合崖線に残された斜面緑地で、江戸時代におとめ山公園敷地周辺は、将軍家の鷹猟や猪猟などの狩猟場だったそうです。

そんな自然溢れる公園を、主に散歩で頻繁に利用させていただいております。

散歩ではおとめ山公園に行くことが多いですが、保育をしていて、ちょっとした時に外に出たい時などに園庭を利用しています。

新宿せいが子ども園に勤務し3年目ですが、その園庭にどんな意図があるのか、恥ずかしながら、意識せずに利用していました。

園庭は、子どもたちが木の後ろにしゃがみ込めるように木が植えてあるそうです。

また、土場と砂場の2箇所設けられており、すぐに近くには水場があります。

コンパクトな園庭ですが、水場と砂場、滑り台などの遊具が揃っております。

夏になると園庭にプールを出して水遊びを楽しみます。

どんな意図があるのか、私自身もわからないことばかりで、学びが足りないと感じてしまいました。

また、さらに工夫ができる場所でもあり、今後、さらに発展していきたいです。

さて、園庭の話の後は、新年度が始まり約1ヶ月が経った塾生の感想を聞きました。

◆中村先生(5歳児担任)

「日々、子どもたちの成長を感じます。

いろいろな人たちにフォローしてもらいながら楽しくやれています。

子どもたちの行動やコミュニケーションを見て成長を実感しています。」

◆ひろた先生(1歳児担任)

「子ども同士で楽しんでいるところが多い。ちっち(0歳児クラス)の先生方に助けてもらいながら、全体で動けているように感じます。」

◆伊藤先生(1歳児担任)

「休む子が多かった。初めてリーダーをやったが難しさを感じました。何をやったら子どもたちがこっちを向いてくれるか、手探りでやっています。」

◆紘武先生(1歳児担任)

「初めてのリーダーが難しかったです。オタマトーンという楽器を買ってみました。子どもたちがこれで引きつけられたらと考えています。」

やはり、新しい環境で子どもたちと信頼関係を築いていく中で、子どもたちをどのように引きつけるのか悩むところでもあります。

そこでアイデアの宝庫でもある本多先生からのアドバイスは「大人も巻き込むくらいがいい」とのことです。

職員が楽しんでいると、やはり子どもたちも”どうしたんだろう?”と不思議と興味を持ち始めます。

保育をしていると、どうしても気を張りすぎだり、忙しさの中で余裕を忘れてしまう時があります。

しかし、その中でも保育を楽しむということは忘れずにいたいです。

(報告)佐野学