板氷②

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前回の報告には、じつはまだ続きがあるのです。

あの氷のあとに、また西村君が4階に行き、何やら作業を始めたのです。

そもそもあの氷の出所ですが、4階に私達が作業中だった、よく工事現場にあるセメントなどをこねるための大きな箱(トロ船と言うそうです)に水が溜まっており、それが凍って出来たのです。

そのトロ船にまた水を入れ始めました。

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「また作るの??」

「そうですよ、次は少し工夫して・・・」

どうやら次の板氷は只者ではないようです(笑)

何をするのか見ていると。

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そうなんです。トロ船に水を入れた後に花弁を散らしたのです。

「これで凍ったら綺麗ですよね!」

「確かに!これは綺麗な氷ができるかも!」

そして・・・次の日。

2人で楽しみに見に行くと

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少し花弁が偏ったけどもちゃんと固まってました!

それを前回同様、子ども達に見せに行きました。

子ども達の反応も上々!!興味深々に氷を見ていました。

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一回目の実践を活かして、二回目は工夫をして同じ物を子ども達に見せない・・・。

さすがですね!私は思いつきませんでした。

自然の力を借りて子ども達に科学への興味を引き出す。

まさに「共生と貢献」です。

自然という大きな力と人間の知恵を共に合わせて

子ども達に自然界へ興味を示し貢献する。

西村くん本人はどこまで理解しているのか分かりませんが(笑)

何よりも子ども達を楽しめせようという気持ちが自然と理念に向かっています。

本来、理念というのはそういうモノなのかもしれません。(報告者 山下祐)

板氷②」への2件のフィードバック

  1. 「そうですよ、次は少し工夫して・・・」という姿勢、素晴らしいですね。私も花を散らすなんて思いつかないだろうなと思いました。それはまさに、そのことを楽しんでおられるからなのかなと想像しました。大人も楽しみながら、子どもたちへの興味を引き出す、大人が楽しんでいるからこそ、子どもたちもまたその姿勢から影響を受けていくのかもしれませんね。楽しく仕事をするのが一番ですね!何事も楽しむという姿勢の大切さを教えていただきました。

  2. 西村先生の素晴らしい感性ですね。そして〝自然という大きな力と人間の知恵を共に合わせて子ども達に自然界へ興味を示し貢献する。〟山下先生の感性もまた本当に素晴らしいと思います。なるほど本当にその通りですね。理念に自然と寄り添うことができるのも、お二人が助手として藤森先生の傍にいることでの経験の蓄積がそうさせるのかもわかりません。まるで芸術のような氷の出来栄え、本当にきれいだと思いました。

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