ご存知の方も多いと思います。「自己評価」です。
今年も例年のように年長さんが給食の後片付けを行い、全てが終わった後に先生から
「何を頑張りましたか?」と聞かれ、自分が頑張った項目を伝えると、
それに応じたシールをもらうことができ、それを自分専用のシール台帳に貼っていきます。
この取り組みを始めて、もう8年くらいになるかと思います。
それまでに色々なドラマがありました・・・。
子ども達の中には、どうしてもシールを多く集めたいという思いがあり、
友達が貼ってあるのをバレないように剥がして、自分の所に貼ってしまう子がいました。
それに対して、他の子どもが言った言葉が印象に残っています。
「俺たちは別にシールのためにやってないし!」
そもそもなぜ掃除をするのか??
私は、それを子ども達には日頃から伝えているつもりでした。
シールをもらうためではなくて、汚れている部屋で食事はしたくないから
掃除をする。そのプロセスの中で自分が頑張ったものを教えて欲しいですと・・・。
その男の子が言った一言で、私の伝えたかった思いが実った瞬間でした・・・。
去年の出来事です。
シールだと剥がれて落ちてしまうので、ペンで塗ることにしました。
最初は順調にそれぞれが塗っていましたが、半年過ぎると明らかに、
ずば抜けて多い子どもが現れました。
それと同時に「今日は塗りたくない・・・」という子ども現れたのです。
よくよく話を聞いてみると、どうやらずば抜けて塗っている子に、
自分の所に塗って欲しいと言われたそうです。
それがだんだん嫌になってきた「塗りたくない」と言ったそうです。
このエピソードのオチはまた別の機会に・・・。
さて今年はどうしようか?と年長の担任と相談した結果、
今年はこの形式に!
今年も始まったばかりで、年長の子ども達も憧れの雑巾掛けに、いつもテンションマックスで取り組んでくれています。
さて、今年はどんなドラマが待っているのか・・・楽しみです!!
(山下)