広い心と深い愛で全部受け止めてね これからもどうぞよろしくです♪EPISODE 1

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新年度が始まり1ヶ月が経ちましたね。GWはいかがお過ごしだったでしょうか。

新入園児の子達も少しずつ新しい環境に慣れ、また、そうかと思えばまだ不慣れなところも多分にあり、という、とても日進月歩な一日を過ごしていることと思います。

そんな新入園児(3歳児クラスへの新入園児の女の子がこの度の報告のヒロインです)の姿と、それに関わろうとする異年齢児クラス(3・4・5歳児クラス)の子ども達の姿に感動したことがありましたので、報告します。

 

写真は新入園児の桃ちゃん(桃色の服を着ているから桃ちゃん)です。

写真は新入園児の桃ちゃん(桃色の服を着ているから桃ちゃん)です。

 

パズルをしていますね。このパズル、にこにこ組(2歳児クラス)のパズルです。

中々遊びに入っていくことができず、何か楽しめることはないかと持ってきたところ、少しばかり楽しむことができました。

 

続いて持ってきたのはこのパズル。

続いて持ってきたのはこのパズル。

 

左側桃ちゃんが遊んでいるのは、カラフルな色の型はめ。右側男の子が遊んでいるのは、〝リモーザ〟と呼ばれるものです。カラフルなボタン状のパーツを、柔らかいプラスチックのプレートの上に、押さえるようにはめて模様を作るモザイク遊びのできる玩具です。はめ込む時のプチプチとはまっていく感じがとても心地良いようで、男の子はすいすい組(5歳児クラス)ですが、改めて楽しさに気付いてしまった様子。

真ん中にいる女の子(すいすい組(5歳児クラス)の子です。紺の服を着ているので〝紺ちゃん〟)に見守られながら、集中して楽しむ二人です。

真ん中にいる紺ちゃん(すいすい組5歳児クラスの女の子です。紺の服を着ているので〝紺ちゃん〟)に見守られながら、集中して楽しんでいます。

 

その間にも何度かテーブルの下にパーツが落ちてしまうのですが、それを紺ちゃんが拾ってあげたりと、遊びをサポートしてあげていました。

別のパズルに興味が湧いて、開けようとする時もこぼれないように、また、開けやすいようにすっと手を差し伸べてくれます。

別のパズルに興味が湧いて、開けようとする時もこぼれないように、また、開けやすいようにすっと手を差し伸べてくれます。

 

優しいですね。そして、

何度目だったでしょうか。紺ちゃんの拾ってあげるという優しい行為に反応して、桃ちゃんも。

何度目だったでしょうか。紺ちゃんの拾ってあげるという優しい行為に反応して、桃ちゃんも。

 

一緒になって拾います。

一緒になって拾っていました。

 

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年3月5日『感情の伝染』の中でこう書かれています。

〝マイクを使って話をしようとするときに、マイクやスピーカーの音が“ワ〜ン”と耳障りな音が響くことがあります。それは「共鳴」という現象が起きているためです。(中略)学校では、振動数の等しい二つの音叉の一方を鳴らせば、他方も激しく鳴りはじめるということを実験しました。このことから、他人の考えや行動などに心から同感することを「共鳴」ということがあります。

辞書には、「共鳴」の同義語として「共感」ということが書かれてあります。しかし、私は少し違う気がします。共感とは、他者の感情を共有することで、いわゆるミラーニューロンの働きである、相手が痛みを感じる時に自分も痛く感じるとか、相手が苦しがっているのを見ると、自分まで苦しくなるなど、相手の感情も自らに鏡のように写し取って、同じように感じてしまうことを言います。

一方、「共鳴」とは、他人の思想、信条に触れることで、自分の心が揺れ動くことをいうような気がします。「共感」が「共に感じる」という心の中だけの動きに対して、「共鳴」は、「共に鳴る」というように、響きあうというように行動が伴います。〟

紺ちゃんの優しさ、親切心に〝共鳴〟し始めた桃ちゃんです。

紺ちゃんの遊び、遊び方に興味津々の様子。

紺ちゃんの遊び、遊び方に興味津々の様子。

 

ですが、桃ちゃんはこの後、この紺ちゃんの遊びを真似するのではなく、別の展開へと導いていきます。

続編にて報告します。

(報告者 加藤恭平)

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