3週間ぶり!!

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約3週間ぶりの臥竜塾です!!
みなさんお久しぶりです。
今週の月曜火曜とGT職域別セミナーがあり、全国の会員園の看護師、栄養士、調理師、事務員、用務員などの先生が研修に参加されて、私も用務員という立場で研修に参加させていただきました。
このセミナーのきっかけと言うのも「見守る保育」を実践するにあたって
「調理における見守る保育は?」「看護は?」「事務の立場は?」「用務員は?」
と保育園で働く全ての人が「見守る保育」を実践するにはどうしたらいいのか??
と塾長が全国の保育園、幼稚園に園内研修に行くと質問が多く出たこともあり、
ギビングツリーが開催に至った理由です。
さてさて、早速塾の報告をさせていただきます。
まずはGTメーリングリストでもお知らせしました、年間講座「臥竜塾の教え」ですが、
お陰様で定員一杯となりました。
それに先立ち、今後は塾長から各講座のポイントをレクチャーしていただくことになりました。
今回は4月の「環境の面から」私と西村君の二人で発表したいと思います。
ご存知の通り来年度から園児の定員が大幅に増えるにあたって、お部屋の作りも大きく変更になります。
そこで来年度に向けて、いくつか新しくなる環境があるので、
そこでの意図を塾長からレクチャーしていただきました。
内容はここで書いてしまうとネタが無くなってしまうので・・・当日までお楽しみです(笑)
また毎回GTが主催するセミナーでは「藤森平司の教え」という冊子を100円で販売していました。
これも既に持っている方もいると思います。
塾長が毎日ブログを書かれていますが、その中でも保育に関した内容を抜粋し、それに対しての塾生のコメントを書いてある物です。そちらの方も一年間で約300冊ほど購入していただきました。
本当にありがたいです・・・ただ購入をしたいただいた方には塾長が描いた野菜をハガキに印刷したものを一枚プレゼントしているので、そっちが目的かもしれませんね(笑)
また来年度も新しい内容で作成するので、そちらの方もお楽しみに!!そして塾長のハガキも!!

さて、そこから西村君の話しになりました。
先週、長野GTの勉強会が長野県の飯田でありました。
長野と言っても縦に大きな県なので、飯田はその下の方に位置するので、
一度、愛知の豊橋に出て、北上するという経路なので、とても時間を要するため、
前泊で塾長の地元、諏訪湖の付近に泊まったそうです。
今の季節、諏訪湖は氷が張っていて、その風景を写真で収める人が多くいたそうです。
その風景を西村君が見て
「あそこで写真を撮っている人と、アイドルの追っかけは一緒じゃないですか」と・・・。
聞いた瞬間は「??」と思いますが、よくよく聞くと、西村君は言うには、
「対象が自然か人かだけで、写真を撮るためにお金と時間をかけているのは同じだとおもいます。
むしろあの人たちの方がカメラにお金をかけてます・・・。あと雰囲気も同じ匂いがします。
それは素人が近づくと、『近づくなオーラ』を発して、質問をすると上から目線で知識を披露すると思います(笑)だから一緒ですね」
それを聞いて一同納得・・・。
しかし塾長が言ったのは
「確かに一緒かもしれないけど、自然の風景を写真で撮っている人はその写真で図鑑や本を作り、世の中に還元しているかもしれない。
いま、理念に掲げている「共生を貢献」があると思うけど、これを考えた時に、人はただ単に共に生きているだけでいいのか?とずっと考え・・・そうじゃなくて、
ただ生きるのでなく、他に貢献する必要があると思ったから「共生と貢献」を掲げるようにしたんだよ。お互いとお互いを認め合う、そんな社会が大切だと思う・・・。」
よく塾長の講演の中で保育の仕事というのは自分の趣味を活かせる場所だと言われます。
例えば喫茶店を巡る事や美味しい店に行く事が好きな人でも、そのお店に飾られている装飾を参考に、
保育室や食事スペースを飾ることが出来ます。
カラオケが好きな人でも子どもと一緒に歌うこともできますし、運動が好きな人も同様です。
自分の好きな事を少し工夫することで職場に貢献できるのは保育園だけかもしれません。
よく見学者の方からの質問で装飾はどのように考えて作っていますか?
と聞かれることがあります。
それに対して「居酒屋から学んでいます(笑)」と答えると笑われますが、
本当にそうなんです。まぁ居酒屋と言うよりも、よく塾長と出張に行った時に先方さんと夕食を
一緒にする時に、少し高級なお店を案内された時に、よく塾長と
「あの、和風な装飾は使えるね」
「あの花瓶の飾り方は、真似したいね」
と話していました。
本当に街中を歩くと保育園に活かせる物がたくさんありますね・・・。
と話がだいぶづれてしまいましたね!
さてさて、話は二転三転しテレビの話しになりました。
ある番組で未来のスマートフォンについて特集していたようです。
どうやら自分の腕でスマホの画面を映して操作ができるようです。
仕組みとしては腕時計よりも細い腕輪に小型のプロジェクターが内臓しており、
その腕輪がスマホ本体と連動しており、腕輪に内蔵されたプロジェクターからスマホの画面を、
自分の腕に投影して、それをフリックして操作すると言った仕組みで、防水加工もされており、
お風呂に入りながらも可能だそうです。
なんだか信じられませんが、現実に出来るようです・・・。
今から数年後には街中で腕を触っている人が主流になるのでしょうか。
その次は、NHKの「ネクストワールド」という番組で、将来外国語は必要がなくなるという内容を放映していました。
今でもパソコンを使えば簡単に何語でもある程度まで翻訳が簡単にできてしまいます。
それが面と面を向かってお互いに外国語で話しても、コンピューターが同時通訳してしまうほど、
翻訳機能が進化しているそうです。
それが現実になると確かに英語を学ぶ意味がなくなってきます。
それよりも話すための内容が重要になってきますね。これはずっと塾長が講演でも言われている
内容です。いくら英語を話せてもコミュニケーション能力が低ければ何の意味もないですし、
話す内容もなければ、通訳を用意しても話すことができません。
そうなると、求められる力は話す力、聞く力です。
少しづつ時代が塾長に追いついてきましたね・・・。
とまさに「ネクストワールド」という言葉通りの内容が放送されています。
さて次の話題は・・・
「ドイツと日本の子どもに対するイメージが違う」という話になりました。

まず、日本とドイツで園庭で遊ぶ子どもの姿の違い、ということで塾長が話したのは、

日本では園庭で遊ぶ子ども達は走り回ったりと大声を出して楽しそうに遊んでいる姿に対して、
ドイツは楽しく遊んではいるものの、そこまで大声を出して遊んでいる感じはしません。
私もドイツ研修で見てきましたが、そう言われてみると確かにそうだったように思います。
よく日本は散歩に出かける場合、「エイエイオー!」という掛け声で元気よく出発しますが、
ドイツは子どもたちに集中させてから静かに出発します。
外は危険がたくさんあるので、テンションをあげて出発すると注意散漫になってしまい、そっちのほうが危ないからだそうです。
実際に塾長達のツアーで森の幼稚園を見学する時も、電車の車両は違う車両に乗ってくれと頼まれたそうですが、
直前になって、やはりそれでも子どもは気になってしまうから別々で来て欲しいと頼まれたそうです。
それだけドイツの保育士は子ども達を集中させ散歩にでかけるのですね。
どうしても日本は子どもに対しての印象は「子どもは元気で声をだすもの」

と捉えている人が多いと思います。もちろん元気なことは悪いことではありません。
しかし一日中、テンションを上げて遊ぶのではなく、一日のうちに心を落ち着かせる時間も必要ではないか?と塾長は言います。
外に気持ちを発散するのと反対に、気持ちを中に押し込めるといった、
お寺の座禅ではありませんが、精神を集中させる時間も必要ということと、
来年のテーマが「伝統」ということもあり、新しい空間に茶室を作っています。
そこでは定期的に子ども達が給食を卓袱台で、そして正座で静かに食べるといった活動を盛り込んでいく予定です。
と言った感じで今回の臥竜塾はお開きになりました・・・。
久しぶりということもあり、かなりの文量になってしまいました・・・。
さてさて恒例のメニュー紹介です。
まずは下の二枚の写真は沢庵と白菜の漬物です。
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新しい環境の一つに漬物小屋を作ってもらい完成したので、
そこで早速作ってみました!!
来年度は食育の一環で「味噌」を作る予定です。
そして・・・
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・ごはん
・鮭水煮缶の味噌汁
・大根のサラダ
・チキンロール 照り焼き味
・鶏皮とキノコの炒め物 にんにく風味
・自家製 白菜とたくあんの漬物
となっています。
ちなみにご飯は保育園に精米機があるので、玄米を精米して無洗米にしました!!
久しぶりの塾でしたので、なんだか全員テンションがあがってしまいました!
小松崎先生はテンションが上がりすぎて、ちょっとした事件を起こしてしまいました(笑)
詳しくは本人に・・・(笑)
それでは今回の報告でした(報告者 山下祐)

3週間ぶり!!」への2件のフィードバック

  1. 待ちわびておりました!久々の臥龍塾報告、ありがとうございました。盛りだくさんで、とても刺激的でした。来年度の新しい環境の意図、これはとても気になります。きっと参考にできることも多いと思うので、、、気になります笑
    ネクストワールド、本当に未来はどのようになっていくのでしょうか。わくわくすることも多いですが、いい方向に行ってくれるといいですね。未来のスマホの話で思い出したのは「2045年問題」ということです。2045年に人工知能が人類の知性をこえると言われているそうです。なんだかとても怖い話のようでもあるのですが、こちらもいい方向に進んでくれたらなと思います。
    ドイツと日本の話も考えさせられました。テンションを上げる方向というのは私も自然と結構な場面でやっていることがあります。私の勤めている園でもテーマが「伝統」になりました。伝統ってなんだろうということをみんなで考えたりしていますが、この心を落ち着かせる時間というヒントをいただきました。ちょっと考えてみたいなと思います。いろいろなきっかけをいただけるので、本当にありがたいです。
    小松崎さん…気になってますよ〜笑

  2.  報告お疲れさまです!年間講座「臥竜塾の教え」、満員御礼とのことで本当におめでとうございます。今年から見龍となり、始まっていった臥竜塾、なんとも幸先のいい出だしですね。
     茶室は今完成間近といったところですが、漬物小屋にしても藤森先生の遊び心を存分に感じる素晴らしいものになっています。臥竜塾生を始め、新宿せいが保育園の先輩方の遊び心に心奪われ、腹筋を鍛えさせられる毎日ですが、やはりその大元は藤森先生であると言わざるを得ないと思います(それは僕の勝手な解釈でありますが、笑)。
     新宿せいが保育園にある遊び心の中に必ず共通するものがあり、当たり前のことではあるのですがそこには意図があり、それは子どもを中心にし、軸に据えながら創作されるものであるということです。子どもを放って大人がふざけてやっていることではないのです。茶室も大きな意図があります。小さな科学者の取り組みや、落ち着いてから散歩に出かけるということもそうで、日本の〝元気な子〟の捉え方を見直す必要があると思います。それは、どのようにして子どもの〝心〟を育むかということを問うことであると思うからです。

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