1月6日(火)の生臥竜塾
2015年最初の生臥竜塾は新年会を行いました。
今年のメニューは西村君の提案により、塾生各自年末に実家に帰省し、尚皆地元が異なることから地元の特産品、または旅行先の特産品を一品持ち寄るという形を用いて行われました。
西村君が提案してくれたこの案は、お節は正月の三が日、女性が作らなくて良いように日持ちするようなものを作るという側面にちなんだそうです。
いつもの生臥竜塾は食材を買ってきて料理するというスタイルなので、今回の持ち寄りスタイルの生臥竜塾はその分の時間が省かれ、塾長のお話を聞ける時間や皆で話し合える時間が多くとれました。
さて、早速内容に移ります。
最初は臥竜塾新年会の恒例であるお屠蘇を全員でいただきました。
お屠蘇をいただくとき、たいていの宴席では、年長者から盃を下げていきますが、このお屠蘇は逆です。
年少者から年長者へと盃を順にすすめます。
若者の精気を年長者に渡すという意味合いが含まれているのだそうです。
次は食事に移り、塾生各自持ち寄った一品の紹介と正月のエピソードを各自報告し合いながら食べ進めました。
初めに塾頭の山下先生。
山下先生は富山県のご出身で、「かぶら寿司」と「昆布かまぼこ」の二品を持ってきてくださいました。かぶら寿司は、北陸の郷土料理でカブの間にブリの切り身を挟んで、それを米麹に漬け込んで発酵させたなれずしの一種だそうです。このかぶら寿司は、市販されているそうですが、市販のものは甘すぎるので山下家のおばあさまが手作りで作ってくださったとのことです。そしてこのかぶら寿司は毎年の臥竜塾新年会の看板メニューです。もう一品の昆布かまぼこは、富山県のオーソドックスなかまぼこで、かまぼこの内部にまで昆布が渦巻いていました。
次に本多先生。
本多先生は東京都のご出身ですが、奥様のご実家が横浜ということもあり、横浜で有名な「崎陽軒のシウマイ」を持ってきてくださいました。ご実家が横浜の奥様に横浜で「美味しいものは?」と聞いたところ崎陽軒のシウマイを提案してくださったそうです。
次に今回塾報告を書かせていただいている若林。
若林は栃木県出身ですが、本多先生同様に地元のものではなく、旅行先の小田原で買って持って参りました。小田原の有名な特産品というわけでもなく、泊まった旅館のお土産NO.1とNO.2の「チーズちくわ」と「いわし揚げ」を持ってきました。
次に小松崎先生。
小松崎先生は茨城県のご出身で、地元特産のメロンを使った「メロンカレー」と「栗カレー」を持ってきてくださいました。化学調味料や保存料などは一切使用しない優しい味のカレーです。メロンは小松崎先生のご実家のある鉾田市が生産量日本一で、栗は茨城県が生産量日本一だそうです。
次に西田先生。
西田先生は石川県のご出身で、ご実家のある金沢市は加賀料理が有名で、代表的なのが治部煮と麩料理で今回は生麩と村雨の壺がモチーフとなった髙木屋の「茶壺志る古」をデザートに持ってきてくださいました。
次に柿崎先生。
柿崎先生は千葉県のご出身で、「えび、いか、あおさ、海苔、ゴマの風味が1袋で味わえる豆爛漫の磯小判」「大粒落花生に信州味噌をたっぷりまぶした豆爛漫のみそピーナッツ」「きな粉大豆に静岡の抹茶を加え、ほろ苦く仕上がった豆爛漫の抹茶きな粉豆」と千葉県の特産品である落花生をふんだんに使った豆爛漫セットをデザートに持ってきてくださいました。
最後にこの案の提案者である西村先生。
西村先生は長崎県のご出身で、長崎の特産であるボラの卵巣を塩漬けにしたもの、そう!「カラスミ」を持ってきてくださいました。
このように今回の臥竜塾新年会はとても各地の名産が折々の豪華なメニューとなりました。
そこで塾長が「チーム料理だね」とおっしゃってくださいました。
正にその通りで、誰がメイン担当等を事前に決めたわけでもないのに大きな被りもなく、実にバランスが良かったです。
日々同じ学び舎で学び合っている者同士、分かり合っているといったところでしょうか。
最後に2015年の塾生の役割確認をし、お開きとなりました。
今回は各地元でのエピソードや特産品の話で盛り沢山な会となり、私自身全く知らなかった各地の特産品やその謂れなど、時には塾長が説明してくださり、とても良い学びとなりました。
改めてこの生臥竜塾は保育に限らず様々な学びを提供してくださる場なのだと改めて思った今回の生臥竜塾でした。
(報告者 若林)
どれもとても美味しそうです。私は特にシュウマイとメロンカレーが気になりました。もう、メロンパンカレーの上にシュウマイをのせて食べながら、カラスミやちくわなどなどをいただきたいくらいです。日本全国、その土地土地に様々な料理や特産品がありますね。知っているものから、知らないものまでたくさんです。今回のみなさんのおみやげも初めて知るものがたくさんありました。日本にはまだまだ知らないこと、美味しいものがたくさんあると思うと、この足でこの舌で感じてみたいなと思います。そんな思いが沸き起こるブログでした!
とても良い新年会になったようですね。全国各地の美味しいものをこうして揃えて口にできる機会というのは、そう滅多にあるものではありません。まして気のおけない仲間同士で食卓を囲むのですから、美味しさは2倍、3倍ですね。
僕は実家は東京は立川なのですが、母方の実家が福島にあり、お正月は福島に行きました。福島の名産と言ったらあれとあれかな、立川だったらあれとあれかなと、勝手に想像して楽しく読ませていただきました。