こんにちは。塾生の小林純平でございます。 桜が咲くこの季節は、別れもあれば新たな出会いもあり、環境や関係の変化を強く感じる時期でもあります。
今回は、3月19日に行われたZoomでの塾の報告をさせていただきます。 当日は、塾生それぞれの近況を共有する時間が多く設けられました。せいがの職員からは、ちょうどクラス移行の時期と重なっていることもあり、新しい環境の中で試行錯誤しながら日々を積み重ねている様子が語られました。
昨年度、3・4・5歳クラスでフリーとして関わっていた2年目の水田先生は、今年度より1歳児クラスの担任となり、大きな環境の変化の中にあります。報告の中では、新しい環境を楽しむ気持ちがある一方で、これまでとは異なる視点や動きが求められることに戸惑いを感じている様子が語られました。特に、子どもの安全を守るための配慮やリスクの捉え方が大きく変わり、これまでのやり方や考え方そのままでは対応しきれない難しさがあるとのことでした。本多先生から、日々の動きの組み立て方や環境設定、乳児特有のリスク管理について具体的に学びながら、一つひとつの場面で判断を積み重ねているという話がありました。 また、当初は部屋に入るだけで子どもたちが大泣きしてしまう状況もあったそうですが、関わりを重ねる中で少しずつ安心して過ごせるようになり、今では自ら近づいてくる姿も見られるようになってきたとのことでした。この変化は、関わり方を調整し続けられてきた結果であり、環境の違いに向き合いながら実践を重ねられてきたことの表れであると感じました。
今回の報告を通して特に感じたのは、新しい環境に対して柔軟に適応していくことの大切さです。これまでのやり方や経験にとらわれすぎるのではなく、まずは目の前の環境や子どもの姿を受け入れ、その中で求められている関わりを実際にやってみること。その積み重ねの中で見えてきた手応えや課題をもとに、これまでの経験と結びつけながらよりよい関わりへと更新していくことの重要性を改めて感じました。 私自身、以前はBtoBの仕事に携わっていましたが、現在のように年に一度、関わる対象や環境が大きく変わる働き方は今でも新鮮に感じています。環境が変わることで、自分の中にあった前提や常識が揺さぶられ、これまでの経験がそのまま通用しない場面にも多く出会います。しかし、だからこそ一度立ち止まり、「なぜこの関わりが必要なのか」「この場面では何を優先すべきか」と問い直す機会が生まれます。そして、その問い直しの中で、これまでの経験が別の形で活かされていく感覚もあります。 新しい環境に適応するということは、単にこれまでを捨てることではなく、一度受け入れた上で再構成していく過程なのだと感じています。まずはやってみること、その上で振り返り、よりよい形を模索し続けること。その循環こそが、保育の質を高めていく原動力になるのではないかと考えさせられました。
今回の報告は、環境の変化の中で戸惑いながらも前に進もうとする姿と、その中で生まれる学びの価値を改めて実感する機会となりました。 読んでくださり、ありがとうございました。(報告者 小林)