広い心と深い愛で全部受け止めてね これからもどうぞよろしくです♪EPISODE 1

新年度が始まり1ヶ月が経ちましたね。GWはいかがお過ごしだったでしょうか。

新入園児の子達も少しずつ新しい環境に慣れ、また、そうかと思えばまだ不慣れなところも多分にあり、という、とても日進月歩な一日を過ごしていることと思います。

そんな新入園児(3歳児クラスへの新入園児の女の子がこの度の報告のヒロインです)の姿と、それに関わろうとする異年齢児クラス(3・4・5歳児クラス)の子ども達の姿に感動したことがありましたので、報告します。

 

写真は新入園児の桃ちゃん(桃色の服を着ているから桃ちゃん)です。

写真は新入園児の桃ちゃん(桃色の服を着ているから桃ちゃん)です。

 

パズルをしていますね。このパズル、にこにこ組(2歳児クラス)のパズルです。

中々遊びに入っていくことができず、何か楽しめることはないかと持ってきたところ、少しばかり楽しむことができました。

 

続いて持ってきたのはこのパズル。

続いて持ってきたのはこのパズル。

 

左側桃ちゃんが遊んでいるのは、カラフルな色の型はめ。右側男の子が遊んでいるのは、〝リモーザ〟と呼ばれるものです。カラフルなボタン状のパーツを、柔らかいプラスチックのプレートの上に、押さえるようにはめて模様を作るモザイク遊びのできる玩具です。はめ込む時のプチプチとはまっていく感じがとても心地良いようで、男の子はすいすい組(5歳児クラス)ですが、改めて楽しさに気付いてしまった様子。

真ん中にいる女の子(すいすい組(5歳児クラス)の子です。紺の服を着ているので〝紺ちゃん〟)に見守られながら、集中して楽しむ二人です。

真ん中にいる紺ちゃん(すいすい組5歳児クラスの女の子です。紺の服を着ているので〝紺ちゃん〟)に見守られながら、集中して楽しんでいます。

 

その間にも何度かテーブルの下にパーツが落ちてしまうのですが、それを紺ちゃんが拾ってあげたりと、遊びをサポートしてあげていました。

別のパズルに興味が湧いて、開けようとする時もこぼれないように、また、開けやすいようにすっと手を差し伸べてくれます。

別のパズルに興味が湧いて、開けようとする時もこぼれないように、また、開けやすいようにすっと手を差し伸べてくれます。

 

優しいですね。そして、

何度目だったでしょうか。紺ちゃんの拾ってあげるという優しい行為に反応して、桃ちゃんも。

何度目だったでしょうか。紺ちゃんの拾ってあげるという優しい行為に反応して、桃ちゃんも。

 

一緒になって拾います。

一緒になって拾っていました。

 

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年3月5日『感情の伝染』の中でこう書かれています。

〝マイクを使って話をしようとするときに、マイクやスピーカーの音が“ワ〜ン”と耳障りな音が響くことがあります。それは「共鳴」という現象が起きているためです。(中略)学校では、振動数の等しい二つの音叉の一方を鳴らせば、他方も激しく鳴りはじめるということを実験しました。このことから、他人の考えや行動などに心から同感することを「共鳴」ということがあります。

辞書には、「共鳴」の同義語として「共感」ということが書かれてあります。しかし、私は少し違う気がします。共感とは、他者の感情を共有することで、いわゆるミラーニューロンの働きである、相手が痛みを感じる時に自分も痛く感じるとか、相手が苦しがっているのを見ると、自分まで苦しくなるなど、相手の感情も自らに鏡のように写し取って、同じように感じてしまうことを言います。

一方、「共鳴」とは、他人の思想、信条に触れることで、自分の心が揺れ動くことをいうような気がします。「共感」が「共に感じる」という心の中だけの動きに対して、「共鳴」は、「共に鳴る」というように、響きあうというように行動が伴います。〟

紺ちゃんの優しさ、親切心に〝共鳴〟し始めた桃ちゃんです。

紺ちゃんの遊び、遊び方に興味津々の様子。

紺ちゃんの遊び、遊び方に興味津々の様子。

 

ですが、桃ちゃんはこの後、この紺ちゃんの遊びを真似するのではなく、別の展開へと導いていきます。

続編にて報告します。

(報告者 加藤恭平)

物語を理解する

先日の報告で「入園、進級を祝う会」の事について書きました。

あの行事のあとに少し嬉しかったことがあったので報告させてもらいます。

「ぞうくんのあめふりさんぽ」という本を塾長が読み聞かせをし、その横で塾生が役になりきって演じました。

 

その日の午後にお部屋にいくと女の子が木のベンチに座って本を読んでいました。

何を読んでいるのかな?と見てみると、

午前中に行った「ぞうくんのあめふりさんぽ」でした。

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どういう経緯かどうか分かりませんが、おそらく午前中に見て、実際に自分で読んでみたくなったのでしょうね・・・なんだか嬉しくなって報告させてもらいました。

ただ塾長は発表会で子ども達の劇をさせる場合は、十分に物語を子ども達が理解していないと台詞も動きも覚えにくいから、題材にする絵本を自然と読み聞かせを多くするなどをしたほうがいいです。と言われます。

あと、去年の3、4、5歳の担任の先生はクラスごとに発表する絵本を子ども達が自然と読みやすいように置いたり、ペープサートなんかも用意して、子ども達が自分たちで自由に演じれるような環境を用意していました。

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それでも、なかなか物語を理解しにくいようでしたら、思い切って先生が演じるのもありかもしれませんね(笑)(報告者 山下祐)

2016年度塾セミナースタート! その2

 

その1では、ワークショップ形式で行う理由を書いてきました。その2では、4月のテーマ『お茶と落雁』についての実際のワークショップについて報告させていただきます。前回報告した内容のスライドに引き続き、お茶について、話をさせていただきました。

まずは、お茶の歴史から(笑)お茶は平安時代に遣唐使によってもたらされました。当時、伝来した中国茶は、今の烏龍茶に似ていたことから、このお茶の色が現代人の言う茶色になりました。しかし、当時はこのお茶文化がなかなか定着しませんでした。それが、鎌倉時代に入り、栄西が中国から持ち帰ったお茶を長崎県の平戸に植えます。そこから、お茶を飲む習慣が普及していったと言われています。ちなみに長崎県平戸市は私の故郷です。(笑)

ただ、お茶をやってますと言うと、先生の趣味でやっているように思われてしまうかもしれません。それを、指針に当てはめていくことで、保育と言えます。お茶を通して経験してほしいことは、めりはりやおもてなしの心などです。では、具体的に指針に当てはめていきましょう。

まず、指針の第3章「保育の内容」を読むと、1に保育のねらい及び内容が書かれています。ここには、「養護」と「教育」に関わるねらいと内容が記されています。この「養護」から見ていきます。「養護」は、「生命の保持」と「情緒の安定」の2つの柱から成り立っており、情緒の安定の中に、お茶が当てはまるものがありました。情緒の安定のねらいの中に、

「一人一人の子どもの心身の疲れが癒されるようにする。」

という項目があります。これは、近年注目されている「ティーセラピー」にも関わっているなと感じました。ティーセラピーでは、お茶とセラピーが融合したもので、お点前の稽古から、お茶を通して心を落ち着かせるということに目的が変わってきています。心身の疲れが癒されるようにする手段の1つとして、お茶が有効的だと言えると思います。

次は、「養護」と「教育」の「教育」を見ていきます。「教育」は、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5つの領域から成り立っています。「環境」領域の内容の中に、

「①安心できる人的及び物的環境の下で、聞く、見る、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。」

と書かれています。茶室という安心できる空間で、畳に触れ合ったり、お茶を味わったりと感覚の働きを豊かにすると考えられます。また、

「⑤季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。」

「⑧身近な物を大切にする。」

というのは、茶道具を通して、経験することができます。主に、茶碗や棗(抹茶の入った容器)は、その季節の柄の入った物を使用します。また、お菓子もその季節の旬のものを食べますし、茶室の中には、旬のお花を生けます。このようなところで、季節の変化に気付くことができますし、その茶道具はもちろん大切にしないといけませんね。

5領域の中の「言葉」領域のねらいには、

「①自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう」

と書かれています。そして、内容の中には

「③保育士等や友達の言葉や話に興味や関心を持ち、親しみを持って聞いたり、話したりする。」

「④したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたことを自分なりに言葉で表現する。」

「⑤したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねたりする。」

と書かれています。これらは、お茶をやると子ども達は自然と自分の言葉で表現しますし、分からないことは尋ねたりするので、これらの経験はしていると思います。

最後に「表現」領域のねらいには、

「①いろいろな物の美しさなどに対する豊かな感性を持つ。」

「②感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。」

とあります。茶道具の美しさもそうですが、新宿せいが保育園の茶室からは日本庭園が見ることができます。その中には、日本の美を感じることができますね。

また、内容の中には

「①水、砂、土、紙、粘土、などの様々な素材に触れて楽しむ。」

「③生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気づいたり、感じたりして楽しむ」

「⑤様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。」

とあります。まさに、落雁の食感や味を楽しむ場ですし、茶室の静かさを感じたりと、五感で感じるような体験ができる場だと思います。

このように、保育指針にお茶を当てはめてみると、いろんなところに当てはまるものがありました。そして、このお茶をセミナー参加者の皆さんに実際に体験してもらいました。詳しいお点前のことはあまり言わず、飲み方だけ少し写真を使って説明をし、2グループに分かれてお互いにお茶を点て合い、作った落雁を食べて、お茶を飲みました。茶室の狭い空間にたくさんの大人が座っているので、会話が弾むのか、参加者の会話が去年のセミナーより多い気がしました。また、落雁作りでも、作りながら会話が生まれるので、距離が縮まるのも早いようです。次回のセミナーの際にも、報告がしやすい雰囲気ではないかなと思っています。参加者からの報告があれば、また私から報告していこうと考えています。

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西村 宗玲

フワフワ浮いてる あの雲に乗れるくらい 頭やわらかくなります♪ EPISODE FINAL!

「さぁ、ここからちょっとペースを上げようか。」

藤森先生が仰いました。山下先生家のご子息がベビーカーの上で寝てしまうだろうことを予想して、少しゆっくり目に歩いていたとのことでした。

そういう藤森先生の優しさにとても感動します。

隅田川の脇を歩いて行きます。

隅田川の脇を歩いて行きます。

 

 屋形船です。

屋形船です。

以前、ブラヘイジで屋形船に乗ったこともあるんですよ♪

そして到着!

そして到着!

江東区芭蕉記念館に着きました。

館内は撮影禁止な為、HPをご覧ください。(太文字の江東区芭蕉記念館をクリックしてみて下さいね。)

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年5月9日『芭蕉に学ぶ』の中でこう書かれています。

〝松尾芭蕉の人生に「禅」と「荘子」が大きく影響しますが、この二つから彼はどのようなことを学んだのでしょうか。その両方とも非常に難しく、研究者でさえ、それを読み解くことは容易ではなかったはずです。それを芭蕉は、読み解くだけでなく、自分の排風に取り入れているのです。ここに、私は研究者と現場の人との違いを感じます。

 芭蕉は、禅の典籍に通暁し、中国古典に造詣が深かったかというとそうではなかったようです。田中氏(白百合女子大名誉教授である田中善信氏)によると、貧しい家庭に育ち、十分な教育を受けなかった芭蕉には「碧巌録」や「無門関」などの禅の教本を読み解くほどの力はなかったと言います。中国思想書についても「荘子」以外の引用はまず見当たらないそうです。にもかかわらず芭蕉は『俳聖』と称されるほどになります。それを田中氏は、芭蕉は天地自然の変化や何気ない人々の会話から宇宙の真理を読み取る、常人を遥かに超えたきわめて鋭い感性の持ち主だったと考えています。と同時にすべてを捨てきって俳諧一筋に人生をかける姿勢がそのまま禅の実践だったからだと考えています。

 私も、保育は、俳句と同様に人に対する深い造詣と、人生に対する真摯な探究、そして広い視野が必要だと思っています。それは、単に書物からだけ学ぶことではなく、身の回りすべてから学ぶ感性と、好奇心と興味から学習するものだと思っています。それは、それまでの芭蕉のように野心があり、才気におぼれていては、決して不易は見つからないのです。自己を深め、自らの変革を遂げるEQ力がなければならないのです。〟

館内には旅の際に着ていた服などが展示されていましたが、今の時代では考えられないような、簡素で、質素なものです。その姿で旅を続け、一つの道を極めていった人間であることを知ると、とても圧倒されるような思いになります。

大変勉強になりました。

大変勉強になりました。

 さて、目指すは次なる目的地、富岡八幡宮へ。

横断歩道があるとついやりたくなってしまいます。

(笑)

(笑)

 

西村先生ありがとう!

西村先生ありがとう!

 

富岡八幡宮に到着です。

富岡八幡宮に到着です。

 

記念に一枚!

記念に一枚!

富岡八幡宮のHPに、〝翁(伊能忠敬)は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮に銅像が建てられました。〟とあり、納得。勉強になります。

歴代の相撲取りの手形の像もありました。

歴代のお相撲さんの手形の像もありました。

 

この手は…

この手は…

 

そう藤森先生です。

そう藤森先生です。

 お相撲さんの手と藤森先生の手の大きさ、あんまり変わりませんね(笑)

お参りをして、おみくじを引いて帰りました。

お参りをして、おみくじを引いて帰りました。

そして、しばし休憩ということで駅近くのカフェへ。偶然見つけたにも関わらず、席は貸切状態で、しかもとてもおしゃれで綺麗なカフェでした。藤森先生と歩くとこういう奇跡がしょっちゅう起きます。

加藤はここで失礼させていただきました。

この後は月島でもんじゃを食べられたそうです♪

この後は月島でもんじゃを食べられたそうです♪

 

あれ?柿崎先生!(笑)

あれ?柿崎先生!(笑)

ここからの参加の柿崎先生。好物の酎ハイを片手に最高の笑顔ですね。

こんな感じでこの日のブラヘイジはお開きとなったのでした。

楽しさの中に学びがあります。

そして、ただ歩く中にも得る様々なインスピレーションとの出会い。

そして、何より運動になるんです。

身も心も喜ぶブラヘイジ。

多くの方々と一緒に行ける日を楽しみにしています。

(報告者 加藤恭平)

フワフワ浮いてる あの雲に乗れるくらい 頭やわらかくなります♪ EPISODE 2

深川江戸資料館に到着しました。

〝江戸時代へタイムスリップ〟

〝江戸時代へタイムスリップ〟

 

期待が高まりますね。

 

この方も、

この方も、

 

この方も、

この方も、

 

ここ深川市に縁のある方ということで、とても感心してしまいました。

この方々も、あさりを食べたのでしょうか。何だか感慨深い気持ちになります。

さて中へ。

当時の八百屋さんが再現されていました。

当時の八百屋さんが再現されていました。

すごいクオリティです。

店先に座る塾頭(この表情、笑)

店先に座る塾頭(この表情、笑)

 

隣のお米屋さんでは、こんな体験コーナーも。

隣のお米屋さんでは、こんな体験コーナーも。

励まされていますね(笑)

そのお店の名前や、例えば誰のお家なのかといったことがわかるように、このように障子に直接書くのですね。

そのお店の名前や、例えば誰のお家なのかといったことがわかるように、このように障子に直接書くのですね。

 

中に設置されてあるものも、本物そのもののようです。興味津々ですね。

中に設置されてあるものも、本物そのもののようです。興味津々ですね。

 

 よ!大将(?笑)!

よ!大将(?笑)!

 

と思ったらお客さん!

と思ったらお客さん!

どっちも似合いますね(笑)

とてもリアルなサンプルです。

とてもリアルなサンプルです。

 

夕涼み会などで使えそうな雰囲気です。

夕涼み会などで参考にできそうな雰囲気です。

 

このように売られていたのですね。

このように売られていたのですね。

 

こちらはお蕎麦屋さんです。

こちらはお蕎麦屋さんです。

 

中はこんな風になっています。

中はこんな風になっています。

 

 あ(笑)

あ(笑)

なのでさっきの写真は、よく見ると肩が触れていません(笑)

時折、館内全体が暗くなり、雨の音がしたり、雷が鳴ったりと、雰囲気がガラリと変わる工夫がなされています。

また、資料展示室や、映像による解説のブースもあり、十分に来た人を満足させる工夫が施されていました。

春の江戸はこのような雰囲気だったのでしょうね。

春の江戸はこのような雰囲気だったのでしょうね。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2014年11月9日『屋台』の中でこう書かれています。

〝現在も外食をすることが多いですが、江戸時代の屋台での食事は、一種の外食でした。しかし、私の子どもの頃の屋台といえば、銭湯の出入り口のわきで商売をしていたおでんの屋台でした。銭湯帰りに鍋を持っていっておでんを買って、家で食べました。おでんは、今ではコンビニで売っていますが、当時は、なぜか屋台でしか売っていませんでした。同じように、江戸時代は、てんぷらは屋台でしか売っていませんでした。それは、幕府は、てんぷらを家で揚げることを固く禁じていたからです。それは、江戸の町はたびたび大火に見舞われたため、火災の発生を恐れたからです。ですから、自宅でてんぷらの商いをする場合でも、てんぷらを揚げるのは屋外でなければならなかったのです。

屋台でしか売っていないてんぷらは、庶民のものでした。町民や丁稚などが食べていたようで、武士が食べる時には、手ぬぐいなどで顔を隠して食べる姿が描かれています。屋台での食事は、日本料理の一端を担っていたことは確かです。しかし、当時の屋台といっても、商品を並べる台の上に簡単な屋根を付けたもので、現在のように車は付いていたわけではなく、移動はしませんでした。移動するときは、たたんだのです。どうも、お祭りの時に並ぶ夜店のような雰囲気でしょうか。それか、博多の中州ラーメン屋台のような感じかもしれません。

以前にも紹介した「守貞漫稿」にはこう書かれてあります。「屋台は据えたままで不要のときには他へ移動する。鮓とてんぷらを売る屋台が多い。その他の屋台もあるが、みな食べ物の屋台だけである。酒肴を売る屋台、菓子や餡餅を売る屋台などもあるが、鮓とてんぷらを売る屋台は夜間人の往来の多いところでは、1町に3~4か所ある。」

ここに書かれてあるように、屋台で売られていたのは、すしと天ぷらが中心でしたが、他には、煮しめ、ウナギのかば焼き、麦飯、おでん、餡かけ、焼き団子、焼き芋、ぼた餅、はじけ豆、ゆで卵、大福、水菓子、麦湯、そば、するめなどがあったようです。この中に、ずいぶんと今でも屋台で売られているものがありますね。また、地域おこしの中に屋台村というのがありますが、屋台というと、庶民のたまり場というイメージが今でもあるのでしょぅ。〟

このようなブログを読んで自然、予習をさせていただいているからでしょうか、何となくスッと頭の中に入ってくるような、初めましてではなく、「なるほどなぁ」と頷きながら見て歩けるのは、やはり藤森先生のお陰です。

深川江戸博物館。大変見応えがありました。

さぁ次の目的地へ。すると、山下先生ご夫妻のご子息がベビーカーの上でスヤスヤと眠ってしまいました。なんとも可愛いですね。ここで先生方は家路へ。

最後に、江戸区芭蕉記念館を訪れました。次回の報告で最後になりそうです。

(報告者 加藤恭平)

 

フワフワ浮いてる あの雲に乗れるくらい 頭やわらかくなります♪ EPISODE 1

4月2日(土)、今年度初の藤森先生主催〝ブラヘイジ〟が開催されました。

とても楽しかったので、写真と合わせて、この日のことを簡単に報告してみたいと思います。

この日の参加者です。夜の部(?笑)に柿崎先生が加わります。

この日の参加者です。夜の部(?笑)に柿崎先生が加わります。

先ずは清澄庭園へ。都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線〝清澄白河駅〟から歩いて3分程のところにありました。

道中も藤森先生から〝半蔵門線〟の名前の由来を聞いたり、ちょっとした会話の中にとても知恵が含まれていて、聞いていてとても楽しいです♪

その中でも床屋の話題になった時が印象的でした。

藤森先生は八王子に住まれていた際によく行く床屋があったそうです。そこの床屋の人は、藤森先生に配慮してのことなのか全く話しかけてこない(笑)会話のない中、淡々と髪を切られていく藤森先生。雑誌を読んだり、逆にこちらから話しかけてみたりとなりそうなものですが、藤森先生は淡々と髪を切っていくその人を見ていることが大好きだったようです。

 

「人が何か夢中になったり、一生懸命やっていることを見守ることがもともと大好きなんだよね。」

と仰っていました。何だか、とても胸に響くものがありました。

庭園の中で一枚!

庭園の中で一枚!

きれいな園内です。〝伝統〟をテーマに取り組んできたこともあり、このような景色、景観にとても心が癒されるようになりました。

とても広々としています。

とても広々としています。

 

まるで絵か何かのようですが、生きています。

まるで絵か何かのようですが、生きています。

 

スカイツツリーと園内の塔をセットで見られるスポットも!

スカイツツリーと園内の塔をセットで見られるスポットも!

まさに〝歴史が交差する場所〟ですね。

歩きながらちょっとしたところで座って休憩をしたりします。そのちょっとした時に藤森先生がよくお菓子を下さったり飴を下さったりするのですが、それがまた何とも美味しい!いつも本当にご馳走さまです。

若林先生はスタンプを押していました。

若林先生はスタンプを押していました。

旅の記念ですね♪

外国のお客様も多く見られていて、とても日本の景観を知る上で貴重な場所であることを感じました。

庭園を出て、ブラリお土産屋さんへ。

庭園を出まして、ブラリお土産屋さんへ。

雰囲気のあるお土産屋さんですね。ここで美味しそうなふりかけや炊き込みご飯の具などをそれぞれに購入♪お家に帰ってからの楽しみが増えました。

時間は12時をそろそろ回る頃。お腹も空いてきました。

本日の昼食はあさりたっぷり〝深川飯〟♪

本日の昼食はあさりたっぷり〝深川飯〟♪

この辺りは海が近いので昔からあさりが盛んに食べられていて地元の名物になっています。食べても食べてもあさりが出てくる、こんなに満足する程にあさりを食べたのは初めてでした♪あさりから出た出汁がご飯に染み込み、たまらない味に♪

いつか皆さんで食べに行きたいですね。

こんな所で午前の部は終了。次に目指すは〝深川江戸資料館〟です♪

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年6月12日『テーマのヒント』の中でこう書かれています。

〝私の子どもが小さかったころは、よく家族で地域のウォークラリーに参加していました。保育という仕事は、そんなことが、仕事のうちだということができる職業であることに感謝しています。

しかし、いろいろな体験をすることが大切であるといっても、そこから感じ取る感性がなければなりません。何気なく見過ごしていることでも、そこにはヒントがたくさんあるのです。私は、職員と時間があるときには「ブラヘイジ」という、地域を歩く会を持ちますが、ただ見学して歩くのではなく、そこに保育のヒントがたくさんあり、それをレクチャーするという意図もあるのです。店のディスプレーを見て、「これは園の装飾に使えるね!」、しゃれたグッズの店に行くと、「これをあそこに置くといいかもね!」、ドイツに行ったときにも、園の見学だけでなく、店を見て歩くときにも、道を歩くときにも何かヒントがないかを探します。たとえば、ビアホールに入ったら、ビールの原料のホップが梁からぶら下がり、壁にはビールをかたどったリースがかけられています。

こんな装飾を見ると、園での装飾の参考になります。それは、職業的「性」ではなく、職業的「楽しみ」なのです。〟

保育という仕事が何とも楽しい仕事であることを改めて感じます♪

それでは次回、続編にて午後の部の様子をお伝えします。

(報告者 加藤恭平)

伝統を引き継ごう・・・

新年度が始り、どの園も賑やかになっていることでしょう。

新宿せいが保育園も多くの新しい新入園児を迎え、毎日楽しく過ごしています。

 

4月の初めに「入園進級を祝う会」がありました。

毎年、この行事は職員室チームが担当することになっているので、毎回携わっています。

 

一応、ルールというか、何でも職員の好きなことをやるのは意図がないので、

必ず今年のテーマに沿ったこと企画しています。

今年のテーマは

「伝統を引き継ごう」です。

ちなみに・・・過去に行ったのは・・・

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これは一昨年ですね。

「笑点」の「大喜利」を真似てみたのですが、その年のテーマは「季節を感じよう」です。

笑点とは全く関連していないですよね(笑)なので、お題として

「季節の野菜でダジャレを作ってください」というお題で大喜利をしてもらいました。

少し無理矢理感があるでしょうか(笑)

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これは去年です。

新宿せいが保育園に来られた方は必ず見ていると思いますが、

2階から3階に上がる階段の途中に「ぞうくんの散歩」の絵が描かれてあるのをご存知かと思います。

あれは塾長が初年度に壁に描いた絵ですが、そもそもなぜ「ぞうくんのさんぽ」なのか?

というところですが・・・

 

新宿せいが保育園が開園した時は、全員が新入園児でした。

その初年度の入園式の時のプログラムのなかで塾長から絵本の読み聞かせがあり、

その読み聞かせをした本が「ぞうくんのさんぽ」だったのです。

そして去年のテーマは「伝統を見直そう」だったので、初年度の伝統を見直そう!ということで、

再度、塾長に読み聞かせをしてもらい、その隣で職員が動物になりきって演じたのです。

 

ここまで読めば今年の「入園進級を祝う会」で何をやったか分かりましたよね?

今年は「伝統を引き継ごう」なので去年の伝統を引き継ぐために、塾長に再度読み聞かせをお願いしました。

ちなみにご存知のとおり、この絵本には「ぞうくんのあめふりさんぽ」という二作目があります。

今回はこの二作目を読み聞かせ&演じました。

有名な本なので知っている方も多いと思いますが、今回、私が何が一番「さすがだ!」と思ったことがあります。

それは塾長が子ども達の前で読み聞かせをする時に何気なく言われた一言です。

「この本に出てくる動物は、ゾウとカバとワニとカメだけど、誰が一番力持ちかな??」

子ども達は一斉に

「ゾウ!」「カバ!」

と答えました。すると塾長は

「実は水の中ではカメくんは一番力持ちです。」

「えぇ~!!?」

子ども達は驚きました。あんな小さい動物が一番力持ちなんて・・・。

そうなると、子ども達は「なぜカメが一番力持ちなのか?」と理解するため、ストーリーをちゃんと理解するために静かに話しを聞いてました。

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私はとくに本を子ども達の前で読み聞かせをするわけではありませんが、

読み聞かせをする前にだいたいの先生は「はい!静かにしてください」と言うでしょうね。私もそう言います。

そうではなく、子ども達に物語の世界に入り込ませるような、そんな言葉がけをすると、自然と子ども達は集中して聞いてくれるのかもしれません。(報告者 山下祐)

ひまわりのような まっすぐなその優しさを温もりを全部 これからは僕も届けていきたいです EPISODE FINAL!

さていよいよこの度の報告の主人公、紫ちゃん(紫っぽい色の洋服を着ていたからです)の登場です。

 

雑巾をとってくることにどうやら苦戦していた様子。

雑巾をとってくることにどうやら苦戦していた様子。

 

なるほど、だから戻ってくることに時間がかかったのですね。

 

そして、到着。

そして、到着。

 

こぼれたお盆をずっと持っていてくれたお友達も、ほっと一安心といった様子。

 

一生懸命拭いています。

一生懸命拭いています。

 

ここでちょっと、引いて撮った一枚があります。

 

職員がこのやりとりを少し離れたところから見守っています。

職員がこのやりとりを少し離れたところから見守っています。

 

この職員の距離感!この一枚の写真が、結果としてこの度の報告での感動へとつながる伏線となっています。この度の報告で僕が一番お伝えしたいのは、この職員のこの距離感です。最後まで見ていただくとおわかりいただけることと思いますので、続けます。

 

さて、椅子は拭き終わりました。

さて、椅子は拭き終わりました。

新宿せいが保育園では、テーブルはピンク、椅子は黄色、床は青、という具合に、それぞれ場所別に拭く物の色が分かれています。ちっち組(0歳児クラス)から見ているからでしょうか、習慣化され、子ども達は色を把握して、場所別に使い分けています。

なので、床に落ちてしまったご飯は青です。

なぜか黄色をお友達に渡して(笑)青を取りに行く紫ちゃん。

なぜか黄色をお友達に渡して(笑)青を取りに行く紫ちゃん。

 

持ってきました。(別件なのですが、写真左上をご覧下さい。お友達は黄色を洗いに行っていました。優しい!)

持ってきました。(別件なのですが、写真左上をご覧下さい。お友達は黄色を洗いに行っていました。優しい!)

が、何だかためらっています。

しゃがむものの、中々拭き始めません。

しゃがんだりするものの、中々拭き始めません。

 

するとらんらん組(4歳児クラス)の子が助っ人に来てくれました。

するとらんらん組(4歳児クラス)の子が助っ人に来てくれました。

 

慣れた手つきで「よいしょ。」

慣れた手つきで「よいしょ。」

 

流しへ。

流しへ。

 

「…ありがとう。」「へへ。」

「…ありがとう。」「へへ。」

いい場面ですね。

なぜかその場面に水を差すように(?笑)割って入ってきたボーダーの男の子。

なぜかその場面に水を差すように(?笑)割って入ってきたボーダーの男の子。

なんでしょうね。そして、

紫ちゃんは、

紫ちゃんは、

 

改めてご飯をよそってもらい席へ。

改めてご飯をよそってもらい席へ。

 

手伝ってくれたハンサムボーイは、

丁寧に雑巾を片付けて、

丁寧に雑巾を片付けて、

 

颯爽と席へ。

颯爽と席へ。

席に戻ったハンサムボーイのことを褒めようと、声をかけました。

すると、意外な答えが返ってきたのです。

「◯◯先生が、ボーくん(先ほど流しで割って入ってきたボーダーの男の子)にやってあげて、って言ってたのを聞きつけてきたの。」(ボーくんが割って入った理由がなんとなくわかりました、笑)

〝聞きつけて〟なんて難しい言葉をよく知っていますね。それより!

先程の職員の配慮がこの展開を生んでいたことに感動しました。

子どもが自分で気付いて自分でやった、という美談であればそれはそれで魅力的な出来事だったのですが、僕はそれよりも、ご飯を拭くのをためらった紫ちゃんを見て、職員が事態の収拾を図ったこと(実は椅子を拭き終わるまでに相当な時間がかかっていました。笑)、そして、最初に頼んだ子が動かない姿を見て、ハンサムボーイが動いた、という一連の流れに感動しました。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2010年9月5日『すばる』の中でこう書かれています。

〝最近、「集団」という言葉に興味を持っています。それは、個性を殺すものとして否定されることが多く、それに優先して「個々に」「一人ひとりに」が言われてきたからです。しかし、「個々」という自己主体性や自尊感情は、集団の中で自己を見つめたときに生まれてきます。また、人が生きていく特性として集団の中でさまざまな役割を持っていることが重要になってきます。また、私の生きる理念である「共生」と「貢献」も、ともに集団が必要なのです。(中略)

人は、個人差というそれぞれ違った役割をもって生まれてきています。それぞれ違った役割を持つのは、人類という種を子孫に残すためであると言われています。子どもは何もできないと思い、子どもに教えたり、与えたりするのではなく、子どもが本来もっている能力を信じて「引き出し」、それを「はぐくむ」。それがMIMAMORU─見守るという日本独特の距離感で子どもと関わることであり、エデュケーション(引き出す)という教育本来の姿を具現化する重要なアプローチであると思うのです。〟

〝見る〟だけでなく、〝放任〟するでもない。適切な援助と適切な配慮で、一人の子どもの奉仕の気持ちを引き出し、やってあげた側も、やってもらった側も、そして、それを見ていた側の気持ちも涼やかに嬉しくなるような場面を構築した職員のその保育は、まさに〝見守る保育〟だと思いました。

新鮮さ残る4月も後半ですね。このような職員の姿勢を胸に、今日も新しい気持ちで保育に臨みたいと思います。

(報告者 加藤恭平)

ひまわりのような まっすぐなその優しさを温もりを全部 これからは僕も届けていきたいです EPISODE1

新年度が始まりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

新しい体制になり、ワクワクした気持ちでいっぱいの毎日で、僕はにこにこ組(2歳児クラス)からの持ち上がりでわいわい組(3歳児クラス)になりましたので、移行を遂げた子ども達のその後の姿をリアルタイムで見守ることができることが、嬉しくて仕方ありません。

現在の子ども達の姿を報告したい気持ちを一度横に置いて、今回は、時間がちょっと経ってしまったのですが、移行時に見ることのできた子ども達の姿、それを追う職員の姿勢から、とても多くのことを学ぶことができた出来事があり、昨年度の締めくくりとして、報告をさせていただきます。

その出来事は給食の配膳時に、突然起こりました。

ご飯が落ちています。

ご飯が落ちています。

わいわい組(3歳児クラス)の子が配膳をこぼしてしまいました。

椅子にはお味噌汁も…。

椅子にはお味噌汁も…。

 

意外とよくある光景なのではあるのですが(笑)

意外とよくある光景なのではあるのですが(笑)

移行時ということもあり、僕はにこにこ組(2歳児クラス)の場所から、初めてちゃんと意識をして、この後の流れを見ておこう、と思ったのでした。

しかし、あれ?こぼしてしまった本人は水道へ行ったっきり中々戻ってこず、時間ばかりが経過していくような、そんな感じがしました。

思わず、見ているだけに思われた黒いボーダーの女の子に声をかけてしまいました。

思わず、見ているだけに思われた黒いボーダーの女の子に声をかけてしまいました。

「なんで拭くのを手伝わないの?」

すると、

「だって紫ちゃん(後に登場するこの度の報告の主人公です。紫のボーダーの服を着ています)が〝やらないで!〟って言ったんだもん…。」

とのこと。僕は何だか驚いてしまいました。

この黒のボーダーの女の子は、紫ちゃんの言葉を受けて、手伝ってあげたいと思う気持ちを抑えながら、見守っていたのですね。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2008年10月7日『自己中』の中でこう書かれています。

〝子どもが少ない少子時代の今では、子ども同士がぶつかり合うことが少なくなってきています。物が豊富になったため、ものを取り合ったり、譲り合ったりしないで済むようになりました。物だけではなく、時間も、空間も自分だけのために確保できるようになりました。そのような意味において、幼稚園・保育園という場は、子どもにとって、貴重な場だといえます。多くの子どもが共に生活するうえで、さまざまな場面で、譲り合っている姿を見ることができます。

 今回の保育指針の改定の背景に、子どもが人と関わる経験が少なくなってきていると書かれてあります。人と関わることで当然トラブルも発生しますし、自己中のぶつかり合いも起きます。しかし、その中から人に共感する心が育っていきます。もともと人とは、社会という集団を構成するようにできています。〟

相手の気持ちを尊重して、こぼした本人に〝手伝う〟という行為を譲った黒のボーダーの女の子。子ども同士の関わりの中で育まれたものを、ありありと感じ、感動してしまいました。

今回の報告も、何回かに分けてお伝えしたいと思います。この後、こぼした本人が登場し、面白い展開を見せてくれました。次回に続きます。

(報告者 加藤恭平)

悲しいことがあると 開く生臥竜塾の表紙 卒業旅行のあの人は優しい目をしています 完結編

箱根美術館を後にし、次の目的地、(http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/)へ向かいました

そこで面白かったのがこんな比較です。

強羅公園内にある噴水です。洋式のデザインになっています。

強羅公園内にある噴水です。洋式のデザインになっています。

 

泊まった旅館の前にあった滝です。

泊まった旅館の前にあった滝です。

 

「水の使い方一つにしても全然違うね。」と藤森先生。全てに人の手が入り、美を加工して表現する洋式のスタイルと、あくまで自然の景色をそのままに美を表現しようとする日本人のスタイルとの違いを教えてくださいました。箱根美術館の散策コースの景観を思い出し、なるほど日本の美というものを、実際に目で見て体感をして比較することで、より実感として感じられたような思いがしました。

 

公園内でパチリ!

公園内でパチリ!

そこから少し離れた駅まで歩いて帰ることにしました。

途中、〝箱根天然温泉 てのゆ〟http://(http://www.tenoyu.jp)にて昼食を摂りました。(箱根通の本多先生オススメの温泉です。)

そして大平台駅に到着。その距離約4.4km!

藤森先生を先頭に歩いて行くのですが、先生のペースの速いこと速いこと(笑)

皆で気持ちよく体を動かし、帰りもロマンスカーで帰りました♪

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2008年7月7日『卒業アルバム』http://(http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2008/07/post_993.html)の中でこう書かれています。

〝私は、卒業は、希望を持って次へ進むステップだと思います。何かが終わるのではなく、これから始まるのです。〟

西田泰幸先生。先生が築き上げて下さったものの大きさを感じています。先生が残して下さったものを大切にしながら、離れていても臥竜塾生、先生と一緒に、これからも見守る保育を、もっともっと多くの人に知ってもらえるようにがんばっていきたいと思います。

卒業は悲しいことではないのですね。終わりではなく始まりを知った卒業旅行。報告は以上です。

また皆で旅行に行ける日を、心から楽しみにしています。
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(報告者 加藤恭平)