父親保育を経て

6月15日の塾報告をさせていただきます。

早速ですが、今回のメインテーマは「父親保育」でした。新宿せいが子ども園では、6月11日に父親保育という行事がありました。この行事では、園の保護者の方(お父さん)達がメインになり、1日保育をするというものです。その日にどんな活動にするのか、給食のメニュー、シフトなんかも考えていただきます。さて、そんな行事を終えて、塾生がどんな感想を持ったのか、それぞれ話していきました。

横田

自分は正直、テンパっていました。初めてのクラスの責任者という立場であったこと、お父さん先生の人数が当初の半分(3人)になってしまったことがあり、不安だらけのなか、父親保育が始まりました。そんな中でしたが、凄かったのは、その3人のお父さんたちのチームとしてのバランスがとてもとれていたことです。リーダーのお父さんはしっかりと子ども達をひっぱり、2名のお父さん達は子ども達を受け入れフォローするようなそんな感じのチームでした。

また活動の内容でも素直にすごいなと思えることがありました。ハサミを使った制作をしたのですが、ここでは、お父さんたちが子ども達の発達を考えていました。「きっと、わいわいさん(3歳児クラス)の子はハサミがうまく使えないかも。」と考え、あらかじめある程度切ってあり作ってある制作キットを用意していました。自分がこうした方がいいなど一言もいっていないのに … 。まさに、子ども達の発達を考えて(見る)、補償してあげる(守る)、「見守る保育」だなと感じました。父親保育に初めて参加するお父さんもいる中、心からすごいなと感じ、自分自身も原点を省みるような時間でした。

中村先生

「保育」ということなので、主体はあくまで子供、というのは平日と変わらないと思うんですが、父親保育というのもあって、お父さん達のモチベーションがすごいなと感じました。またお父さん達にとって、横のつながりを持てるようなイベントはとってもいいなと思いまいた。やっぱり、お母さんほどネットワークがすごいわけでもないし、そういう意味でもお父さん同士のネットワークができるのはいいですし、連絡帳にも、参加したかったです。というコメントが多数あったそうです。お父さん自身もとても楽しそうでしたし、自分もとても楽しい行事でした。ありがとうございます。

太田先生

初めての父親保育でした。

父親保育でしか体験できないようないい行事だなと思いました。

お父さん達にも個性がでるのも見ていて面白かったです。お子さんが男の子のお父さんは、女の子の接し方がとても優しかったり、逆に女の子のお父さん達は、泣いている男の子にどのように接するのか、など見ていて楽しかったです。また、午前チームと、午後チームのお父さん達で、子ども達との距離感が違いすぎるのも面白かったです。お父さんたちも、子どもの対応でうまくいかないことに対して、さまざまな方法を駆使して、対応していこうとしている姿が見られた。

小林先生

お父さんたちで自然と補い合って保育している姿がとても印象的でした。また、楽しそうに、コミュニケーションととりながらやっているのも凄かったです。ちっち組を担当するお父さん達は、わらす組の保護者の方がほとんどであったので、せいがの文化が継承されているのかもと感じたそうです。またこういう行事や経験を経て、子ども達も順応して世界が広がっていくんだなとも感じたそうです。

伊藤先生

お父さん同士の連携がとても取れていてすごいなと思いました。急なお父さんの休みに対しても、すぐに、人数調整していたそうです。今回にこにこ組では、散歩に行ったのですが、いつもは、目的地の公園にいくまでに必死になってしまいますが、お父さん達は、子ども達の道端の発見や気づきに一個一個に応えていたし、「ほら、ここにこんな虫がいるぞ!」なんて子ども達に教えてあげていたりもしていいなと感じました。

他にも、子ども達の普段とは違った姿を見らてれてよかったと思いました。例えば、普段は、「いただきます」をいてからご飯を配り始めるのですが、父親保育では、配ってから「いただきます」をしていました。ご飯が前にあると、「いただきます」まで待てないのでは … と心配になっていましたが、もちろん我慢できずに食べてしまう子もいましたが、ほとんどの子がしっかりと待てていました。またある子は、おかわりの時にどの先生が「おかわりくださいって言うんだよ」と促しても、お皿をあげるだけで言わなかったのですが、父親保育では、初めて「おかわりください」と言っていて、お父さん達の応答的な関わりがそうさせたのかなと思い感動しました。

最後に、いつもは、先輩の先生がいてくれるのですが、父親保育では、自分が質問を聞く立場で責任を感じることができ、とてもいい機会だなと思いました。

上記のように、それぞれが思ったことを述べました。そして、本多先生は、その後、過去の父親保育であったことを話してくださいました。

本多先生

父親保育でのメリットはやっぱり、お父さんが保育をわかってくれるところにあるよね。実際に保育に入っているからこそわかるものがあるよね。昔、あるお母さんが園の保育について思うことがあったそうで、クレームではないですが、言おうとした時に、父親保育に参加されていたお父さん(夫)が「そうはいっても、こう言う面もあるから。大変なんだよ。」とお母さんに話してくださったそうで。本当にそういうのがありがいよね。

今回の父親保育に参加してくださったYさんは、こういう経験をもっと世の中に広まってほしいと話していて、その参加できる敷居を低くしていきたいと思いました。

柿崎先生

今年は父親保育のテーマが「わ」であり、円や輪であるような感じでテーマがきました。こういうキーワードがもらえるのはとっても面白かったです。保育と調理が繋がっていて燃えるというか、わくわくするというか … 。

父親保育当日では、給食でちくわがでたのですが、いつもは輪になっているちくわではなく、半分に切られていたり、1/4に切られていたりします。しかし、テーが「わ」であったので、ちくわを輪の形にするために、いつも以上に薄く切って提供したそうです。

こうして言われて気づいたのですが、たしかに普段の給食で輪になったちくわは見ませんね。柿崎先生のこまやかに工夫や発想は本当にすごいです。

そして、自分のことで恐縮なのですが、自分は今回の父親保育を通して、改めて、普段の保育がすごいと感じることでできました。というのも、3、4、5歳児クラスの活動はお父さん達が考えてくださった活動に絞っていました。いつも見たいにお部屋と散歩の選択のように活動を選べるようにはしていませんでした。そして、当日やってみると、やはり、やりたくない子や、別の遊びがしたい子などが出てきました。しかし、その子達をほっとくわけにもいかず、なんとか説得して、参加してもらったのですが、こういったことをしても誰のためにもなりません。もちろん子どものためにもですが、大人の手も取られてしまいます。「選択」させること、「場所を作ってあげる」ことの大切さを身に染みて感じました。

それに対して塾頭が、

こういう話をもっとみんなに知ってもらうことが大切かな。

例えば、選択することが大切っていうのも、選択することが当たり前と思っていて、その背景を知らないよね。日頃、やっぱり当たり前のようにやっているから。でも、今回のように、半ば強制で活動を実行して、選択することの大切さを知ることができたんだよね。、そういうことを、理論で選択が大切と知ることと、実際に現場で知ることは違うと思うんだよね。実際に体験して現場で知ることが大事だよね。

父親保育は、他の人が自園にきて保育する訳で、それは、自分が他園に行ってみるのとは、感じ方や見え方が違う気がして … 。こういう機会はとても重要だよね。

本当にみんなの話を聞きながら、この父親保育という行事の面白さや大切さを知ることができました。そして、塾長から、実は、この父親保育という行事のために番号という考えが生まれたことを聞きました。それまでは、阿吽の呼吸で保育をしていたそうですが、お父さん達にせいがの保育を体験してもらうために、説明しやすいように番号が生まれたそうです。これは、知りませんでした。本当に見守る保育は知っているようで、まだまだ知らないことが多いです。日々勉強です。

今回の塾もとても楽しい時間でした!ありがとうございます!

zoomも盛り上がりました!

報告者 横田龍樹

来園

西村先生久しぶりに臥竜塾へ参加

6月8日の塾の報告を行います。

初めに、太田先生から出張報告をいただきました。
中野のアルテ子どもと木幼保園の方に塾長が3時間ほど講演をしてくださいました。内容は乳児保育だったそうです。
シナプスの刈り込みの話であったり…と報告をもらい、言葉に詰まってしまうこともあり緊張や色々な情報が入りすぎてまとまらなくなる気持ちが非常に伝わってきました。
「実際に現場にいて理論とかは頭に浮かばないですが、保育の方法や見守る保育を考えていくと、子どもの言葉発達だとか、身体に発達だとか、過去の実験例やエピデンスに基づいて理論立ててちゃんと保育の方法が確立されているんだなと現場で働かせてもらってそういうの物の上に成り立って僕たちの保育士というのは保育の質を担保していってるんんだろうな、まだまだ保育は深いんだろうなと思った。」とそのまま太田先生言葉を借りましたが本当にそう思います。

山下氏「一個でもいいからヒットするものがあれば、いいのかなと思う。それを回数を重ねていけば色々なことを学び、自分で園内を説明できるようになると思います。」

塾長「時間がある時に案内している、山下くん、森口くんの後をついて聞いてみるといいね。」

私自身太田先生のように学ぶ事に追いつかないという焦りみたいなものを感じていたことを思い出します。今もまだまだ学ぶことが多く日々頭をぐるぐるしています笑


その後はそのままブラ平司という流れでした。今回のブラ平司は中野周辺でした!


そして西村氏が出張で東京に来られたので臥竜塾にも参加してくださいました。新人の方で西村氏のことを知らない方もいらっしゃったので生い立ちから簡単に説明してもらいながら様々なお話をしてくださいました。

話は見守るスタンスをどう職員に伝えているか…

塾長「文化ってそういうもんで、なんかそこに流れる雰囲気があるんだろうね。ローテーションやると自分がリーダーをやった時にがうまくいかなかった時に他の人がリーダーをやっているのを見て、あぁやってやればいいんだと思ったり、自分がリーダーをやってた時にサブがあの時にこうしてくれればいいのにと思ったら自分がサブの時にやってあげるといった動きをするようにしていけば役割を交代をすることで何が必要かを学んでいっている。」

森口氏「先生がそういう仕組みを作ったということが人材育成にもつながって導いているってこともなりますね。」

塾長「教え教わるとではなく一週間ローテーションでリーダーを変えることでね。

森口氏「そこで自然と学んでいくんですね。」

西村氏「そこを先生がこうやるんだよとかではなく、そういう仕組みを作ることが大事ですね。」

塾長「言って伝わらないこともあるから自分がそういう立場になって経験することで学んでいく。」

『目指す山は一緒じゃなきゃいけないけど行く道は個人の自由』』

山を示すのは難しい、だから見守る保育があるとそれを山にできる。職員がここで起こることは見守る保育かな?と答えはないにしろ、自分で考える機会を得られる。
そう塾長はおっしゃいます。
まさにその繰り返しが大事なのではないかと思います。山の頂が見えるからこそどうやって行こうかをそれぞれが考え、模索し、時には職員とぶつかることもあるかもしれません。しかし、それも長いスパンで見た時にお互いどんな道で行きたいかを話し合っているわけで後々良い学びになるのではと個人的には思います。もちろんぶつかることなくお互いを尊重できることも良いですし、楽しくやれるものいいのでそれぞれの形にあったやり方でいただきを目指すことが大事なんだと改めて感じることができました。

西村氏は他にもたくさんお話をしてくださり、みのりある時間にしてくださいました。ありがとうございました!!

説教中です。嘘です。学んでことを熱心に教えてくれています。

報告者 本多悠里

“リーダー”とは…

6月に入り寒暖差のある日が続きますね。東京は例年より早く梅雨入りになったそうです。そんな6月に5月18日の塾の報告をさせていただきます!(遅くなりすみません…)

今回の塾は①伊藤先生からの報告、②テーマについての議論、③zoomでのオンライン臥竜塾の3部構成となっていました。それでは早速。

①伊藤先生からの報告

まずは伊藤先生より、藤森先生の水神保育園での講演について報告がありました。講演後に太田先生、伊藤先生とでひとりずつ話をし、また、藤森先生と移動中に話す機会もとても貴重でした!とのこと。

②今回のテーマについての議論

今回は報告者であるわたくし中村から、「リーダーの在り方について」をテーマとしてあげさせていただきました。というのも、私は5月21日の”令和4年度親子遠足”のリーダーで、その際にリーダーとしての在り方や、存在意義について考えることが多くありました。リーダーといってもせいがに入職してまだ2年目。私としては、威張ってどうとかではなく、やらなければならない事をまとめて、係のメンバーに振って一歩進めて、そしてまたやるべき事や意見をまとめて・・・というまとめ役に徹していました。でも、リーダーというのは人によって考え方は異なると思います。それを塾頭を始め、新人の先生方にも聞いてみました。

山下塾頭「生意気なやつがいたらまず叩いて、、、というのは冗談で(笑)難しいよね。十何年もいるとメンバーも変わってくる。少しずつ組織が変わって、自分の立ち位置や立場も変わってくる。その当時は独身で時間も自由に使えていたけど、今は結婚して子どもも産まれて、自分自身の環境も変わってきた。今自分が考えていることが物理的に出来なくて、もう少し時間があればと葛藤する時もある。ただイライラする時があっても、いい意味で自分の中で消化できるようになってきた。リーダー論というか、今度は若い子たちが結婚など環境が変わって悩む時がくると思う。そういときにどう関わってフォローしてあげるかが大切になるのではないかな。」

本多t「それこそ中村君と同じ2年目ぐらいの頃、成長展のリーダーをした。リーダーと言っても周りの支えがあって初めて成り立つんだとその時に強く感じましたね。周りのベテランの先生が細かい部分に気がついてくれて、リーダーは活かされているという感覚。その行事の最後に、「こんなリーダーで…」と言ったらベテランの先生が、いい意味で「わかってるよ」と言ってくれた。思っているように出来なくてもひたむきにやっていれば、周りは必ず支えてくれる。だんだん自分も歳を重ねてそれを理解してきた。」

加藤t「今年、2回目の父親保育のリーダーをしている。1回目はせいがに入職して2年目の時。その頃はやりたい事がたくさんあって、しかもそれをどんどんやっていいと言われて色々提案した。その中でもよく覚えているのが父親保育の後に腕相撲大会をやりたいと言ったんです。省我一武道会(笑)。今思えば、行事が終わってみんな疲れてる中で何を言ってるんだと思う。でも、サプライズで悟空のカツラを被った山下塾頭を筆頭に男性職員たちが出てきてくれて(笑)。その当時、ベテランの先生に「好きなことをやりなさい。じゃないとどんな人かわからないから」と言われてやらせてもらった。でもそれは多くの先生が賛同してくれて背中を押してくれて初めて出来るんだと知った。」

柿崎t「調理は少し特殊で…職員の入れ替えが多くなく、だからこそ言葉を交わさなくても動けてしまう事がある。阿吽の呼吸で動けるからこそ早く動ける一面もあるけど、その一方で意識してコミュニケーションをとらないとボタンの掛け違いに気づかない事もある。僕は自分から話すタイプではないからこそ気をつけていきたいと思っている。」

山下塾頭「言葉に出してコミュニケーションを取らないといけないよね。歳を重ねてくると感情的になってはいけないと思うようにもなるし。」

中村「その意識が変わってくるのは、やっぱり結婚だったり子どもが出来たりのタイミングですか?」

山下塾頭「んー、それよりも年数を重ねて後輩が増えることが大きいかな。自分の一言が重くなってしまう。何気ない一言が自分の年代や後輩とでは受け取り方が違ってくる。だからこそ、仕事において守りに入ってしまう事もなくないから、攻めきれない時もある。」

横田t「僕は1年目の頃、若気の至りで周りをよく見ずに進めてつまずくこともあった。2年目で運動会のリーダーをさせてもらったけど、その時森口先生に「大丈夫。焦らなくていい。すぐに焦るのは良くない。」と助言をしてもらった。周りをよく見る。周りと歩数を合わせること強く意識した。自分がというよりも周りを動かすための歯車になろうと思って進めたことが大きな経験になったかな。」

佐野t「せいがと前にいた園とでわらすのクラスを担当させてもらって、クラスリーダーもやっているが、本当に先生方と協力しないと回らないんだなと痛感する。特にせいがは人数が多いから大変で、、(笑)。2番のサブリーダーはもちろん、5、6の番号の先生がいてくれて初めて円滑に進むんだなと実感してますね。」

小林t「保育園でのことではないのですが。前職の会社員時代に先輩とバディを組んでいて、よくしてくれていた先輩がいたんです。一緒にやっていた時は会社に意見も言ったりして。でも、先輩が出世して役職がついてくると、言っていたことがだんだんと変わってきた。いざ聞いてみると、やりたくないと思う事もしなければならない。管理職(リーダー)には管理職の立場があると言われたんです。それもわかるし、リーダーや出世する人というのは、時には人に嫌われていることができる人の方が結果を出すこともあるんだと思いましたね。」

伊藤t「高校は部活で応援団のキャプテンをしていました。また、大学生時代に焼肉屋のバイトの教育係もしていて、壁にぶつかるとつい自分で抱えてしまうことが多かったが、周りの人が頼っていいんだよと言ってくれて気付かされましたね。」

太田t「今まで人の上に立つことはなかった。高校時代のバスケ部では副キャプテン。私が所属していた部活では上手い人がキャプテンをするという決まりだったから、練習メニューなんかもその人が決めていた。私は周りの意見拾ったり後方から支えることが向いていて、それに徹していました。」

園長先生「リーダーと言ってもその役割は多岐に渡ります。例えば、【週替わりのリーダー】。クラスの中で保育士から子どもに対して、命令系統があちらこちらにあると、子どもは誰を信じればいいのかわからなくなってしまう。また週替わりで担任がリーダーをすることで、色々な進め方をする人がいるんだということも子どもたちに経験してほしいと考えている。お集まりだって自分のペースで進めていい。何もピアノを弾かなければならないわけではない。自分なりに子どもの集め方をすればいい。【リーダー:実現したいことを示す】【サブリーダー:リーダーの実現したいことを補助する】そしてそれを下支えするポジションや役割がある。リーダーの時に自分が思った問題点を自分がその番号(役割)をする時にやればいい。

 【行事のリーダー】は、せいがでは入職2年目をリーダーとして選んでいる。その理由として、過去に囚われないやり方をしてほしいから。新しい着眼点を持って新しいやり方で進めてほしい。ベテランから新人に対するボトムダウンでは経験値の少ない人は対応が出来ないことが多い。リーダーをすることで人を頼る、人に頼むという経験を積んでほしい。

園長や主任などの【管理職】としてのリーダーは、周りがついてきたいと思われる人でないといけない。そのためにはまずは人格を磨くことが大切。そして、子どもと接する時も担任の先生を超えて接するべきではない。保育士と管理職としての役割を明確に切り分けること。立場を越えることはしない方がいい。ただし、人にやらせる以上は、自分でもできると思って出来なければならない。全職員のモデルとならなければいけないと考えている。」

③zoomでのオンライン臥竜塾

そしてその後は外部塾生の先生方とのzoomでした!近況報告や情報交換の他、伊藤先生の23歳のお誕生日や柿崎先生・沖山先生ご夫妻への出産の祝いなど盛り沢山の塾でした!

私としては親子遠足のリーダーも終わり、日々の保育に専念している毎日ですが、その時のふとした悩みや発見、時にはおもしろエピソードなど、暖かく聞き受け入れてくれる場があることに本当に感謝しています。②の”テーマについての議論”の内容がほとんどにはなってしまいましたが、これで今回の塾の報告とさせていただきます。

園長先生からのお祝いのお渡しです!
伊藤先生お誕生日おめでとうございます!
zoomも盛り上がりました!

報告者 中村 英知

怒るのではなく…

5月10日の塾報告をさせていただきます。

今回の塾は、前半に、オフラインでやり、後半ではzoomを使ってオンラインでのハイブリット式での塾でした。前半後半ともに、とても楽しい話でしたが、今回の報告では、前半の話をメインで書かせていただこうかと思います。

早速ですが、今日の内容に入っていきたいと思います。今回の塾では、初めに、報告者である横田の方から話のテーマを出させていただきました。自分が出したテーマは「子どもとの距離感」ついてです。現在自分は3、4、5歳児クラスを担当させていただいています。そして、昨年度は2歳児クラスを担当していました。当たり前ではありますが、担当するクラスといいますか、子ども達が変われば、援助の仕方も距離感も変わります。3、4、5歳児クラスで、このくらいはできるかなと思いつつも、余計な手を出してしまうこともあります。子ども同士が喧嘩をして、他の子が「先生、〇〇ちゃん達が喧嘩してるよ」と聞くと、「どうしたの?」と首をつっこんでしまったり、逆に、突っ込まなかったりすると、先輩の先生から「あそこは、ちゃんと関わってあげてないと。見守るの‘守る‘の部分ができないでしょ」と教えていただいたりします。

自分は、6年目になりますが、いつになっても、この距離感は難しいなと思い、他の塾生はどう考えて保育しているのか、悩んでいることはないのか聞いてみました。

太田先生

手を出しすぎたりすると、子ども達の成長の機会を奪ってしまうと思うと、やっぱりどうしたらいいか悩む部分はありますね。。。

伊藤先生

子ども達にあまり強く言えないくて、、、。他の先生達は言う時は言うし、メリハリがあるというか。まだ、厳しく言えないですね。

→本多先生:でも新人先生たちは知らないから言えないよね。逆に、新人の先生は、子ども達を受け止めてあげる存在であることも大切だと思う!

さの先生

もう、怒ってないですよ。まずは信頼関係だと思うので。接しないとどう言う子なのかもわからないので、まずは、話を聞くようにして、子どものことを見極めるように心がけています。怒るのは、本多先生や他の先生がやってくださっているのでwww

中村先生

自分去年わらすで、子ども達が先生を選んでいることがあった。きっと、これは怒られるんだろうなという時は、自分のところに来ていましたね。でも子ども達に「怒らない先生」と勘違いされるわけにはいかないので、他の先生達がどんな伝え方をしているのか、見るようにしていました。

塾長

研究で「赤ちゃんがはって行ってカドを曲がった時に、どのくらいで心配になって見にいくか」というものがあり、男性は、女性の3倍長く見に行かないという結果があるそうで、しかし今は、男性の方が早くいくようになってきている。男性と女性がいうわけではないが、感覚は違っているそうです。

塾長は、人に怪我をさせたり、怪我をする時以外は怒こる必要はないと思うそうです。人の命が一番大切なので、そこは理由もなく止めないといけないですが、片付けをしないや、ごろごろしているくらいで、怒る必要もないと思う。また怪我をさせないまでも、人の邪魔をしたり、迷惑をかけたりしますよね。私(塾長)はあまり職員を怒らないんですが、嫌なことをされた時は、すごく嫌な顔をするようにしています。先生たちも、怒るのではなく、露骨に嫌な顔をすればいいと思う。怒られるのも、遊びの一つになってしまうこともあるので、、、。恐怖与えるのはもっとおかしいし。

他にも怒るのではなく、環境を整えるのも大切。

例えば、子どもが、熱湯の入ったヤカンを触ろうとしていた時に、もちろん注意しますが、それは、子どもにではなく、置いていた大人に対してです。子どもは、置いてあったら触ってしまうし、「ダメでしょ!」ってよく言うが、ダメなのは、置いた大人でしょ。注意するくらいなら、そうならないような環境にしておくべきだと思う。怒って注意しても、子どもの成長に繋がらないよね。怒っているのは、大人が悪いのに、子どもが悪いように転換しているように感じてしまう。もちろん、怪我しようとか、危険な場面とか、言い聞かせなければならないことも多々あるとは思うけど、それは教えてあげればいいだけで、怒ることでもない。例えば、机から飛び降りている子がいて、もちろん注意しますが、まあ、そういうことも面白いよねと共感してあげることも大切。そして、今度、飛び降りられるところを作ってあげるねといって、飛び降りられる環境を用意してあげればいい話で、子どもの行動は、次、何を用意したらいいのかを示しているとおっしゃっていました。

本当にその通りですね。怒られた子どももですが、怒る大人もいい気持ちはしませんよね。くらい気持ちでの保育は正直、楽しいものではありませんし、楽しくなければいい保育もできない気がします。子どもたちの欲求を満たせる環境を作ることの大切さを感じました。

怒らないためにも、こんな事例もあったそうです。

片付けの時にどうしても、やらない子どもがいたりしますよね。以前、小松崎先生がやっていたそうですが、お片付けの箱に、しまうものの形の穴が空いた蓋をしてみたそうです。すると、お片付けが型落としのような遊びに変わり、進んでやるようになったみたいです。そういうのをすると、怒る必要がなくなるよねとも話されていました。保育で、叱らないではないですが、どうやったら楽しくできるかを考えるのも大切ですね。

本多先生:本当にこんなの楽しそうですよね!って気軽に言い合える環境も大切ですよね。

以前はお集まりになかなか来ないことがあって、その時は、椅子のどこかに、紙をはって、ラッキーボーイ、ラッキーガール的なものをつくったりもしたそうです。

すごいですね。確かにそんな楽しみがあったら座りたくなりますよね。そう言った発想、とても大切ですよね。

そんな話を終え、前半の塾が終了し、後半はzoomを繋ぎ、外部臥竜塾の先生方も参加され塾は進みました。それぞれの悩みや面白かった話を聞きながら、賑やかな雰囲気のまま、塾は進みました。園庭に亀がいたという話や、コロナによって変わった子どもの姿など、とても勉強になる内容でした。楽しい時間はあっというまですね。

素直に、「はっ」とさせられる話ばかりで、明日からの保育がとても楽しみなった、そんな内容の塾でした。

報告者 横田 龍樹

4月27日〜愛着と九州〜

4月27日の塾報告をいたします。

この日はまず園長先生から「愛着」についての話をしてもらいました。

どういう経緯で乳児担当性という考えが生まれるに至ったのかも詳しく聞かせてもらいました。それはボウルビィの愛着理論がもとになっているのですが、しかしこの理論は両親のいない孤児院で育てられた子どもの高い死亡率と発育の遅れから生まれた理論であり、これを保育に当てはめるのはどうなのだろうかという話は改めて、納得させられるものです。

人類はこれまでの歴史を通して、親と子どもだけで過ごしてきた時期はないと園長先生は解説します。か弱い存在であったホモ・サピエンスは毎年子どもを出産することで、種を繋いできた。そして、そのために子ども同士が集められ、共同保育をされることで、次の子の出産を可能にしてきた。その共同保育の中で、子どもたちは他者と触れ合うことが自然であり、様々な能力を育んできた。

また、私たちが守らなければいけない保育指針の中には「愛着」という言葉はひとつ記載されていないこと、「特定の人」という言葉はあるが、これはちゃんと解釈していかなければいけないこと。

改めて、園長先生があらゆることを総合的に見、現実の子どもから保育を構築してきたということを感じる時間になりました。

さて、次はzoomをつなげて外部塾生との交流の時間となりました。

まずは長崎県の西村くんからの出張報告です。

4月にあった長崎県見守る保育研究会主催の理論武装の会では西村くんが藤森先生と共に助手として、出張に同行しました!

長崎の見守る保育研究会の園の園長先生たちと藤森先生は臥竜塾よりさらに上の「見竜塾」という会をもっておられ、今回は久々にその見竜塾が行われたという報告がありました。みなさん、集まるのも久々で、近況報告が主になっていたそうですが、やはり、みんなで集まって話をするというのはいいですよね。

私も何度か見竜塾に参加させてもらったことがありますが、旅館の一室にみなさんが集まる、あの雰囲気、とても好きです笑。

藤森先生の研修の内容についてもsociety5.0時代に必要な力はまさに見守る保育藤森メソッドで大切にしてきた子どもたちの姿であることなどに始まり、そんなことから思うは、ずっと藤森先生が話してきたことをやっと現実的な取り組みとして考えがまとまってきたり、多くの人が気づきはじめたというそんな印象を受けるなということでした。

西村くんとしても、今回は移動の時間が多くあったこともあり、最近考えていること、悩んでいること、近況などの多くを藤森先生に話すことができて、とても充実した時間で、楽しかったという話がありました!

そして、長崎から先生と西村くんは鹿児島県に移動します。

鹿児島県でも、「保育を磨こう会2022」ということで、

鹿児島GTのみなさん、150名が集まっての研修会が行われました。私、森口もこの鹿児島から先生、西村くんと合流し、研修に参加させてもらいました。

感染対策をしっかりし、誰がどこの席に座っているからも把握し、万が一の時の対応もされ、大きな会場の中で、今回の研修会を実行された鹿児島の先生方の行動力の凄さを改めて感じました。

やはり藤森先生の話をライブで聞くということの大切さを改めて感じました。

同じ話であっても、耳からの感覚と、ライブでの体全体、五感を通して話を聞くのでは入ってくる言葉、関連する思考というのが全然違ってくるように思います。

報告は私の鹿児島報告にうつりましたが、私が特に印象的だったのが、その日の宿についてでした。

詳しくは控えさせていただきますが、某旅行サイトでの評価が4.9という宿ということもあり、どんなところなのだろうかと思っていたのですが、ナビが示すのは、どう見ても民泊施設。車内の誰もが、ここではないと思い、再度ナビを頼りに進むのですが、やはりそれでもナビが案内するのは民泊施設。

結果的に、ご飯も美味しく、温泉も素晴らしかったので、よかったのです笑。

見た目で判断してはいけませんね笑。

報告者 森口達也

2022/4/22 報告

順不同です
塾長はムネと長崎から

この日は総勢19名でのzoom塾となりました。

先ずは今年度より入職の先生方より近況報告。

伊藤先生「来週からリーダー。ドキドキです。」

横田先生より「元気よくいけば大丈夫」との言葉があり、緊張感があることはとても大切なことで、かつ、そんなフレッシュな気持ちや状況も楽しんで保育ができたら最高ですね。

太田先生は、下の番号に徹した週だったようです。

ぐんぐん組(1歳児クラス)の下の番号、経験がありますが、本当に大変です笑

頭と体をフルに使った2週間だったのではないでしょうか。

本当にお疲れ様です。

さて、話題は『臥竜塾セミナー』へ。

今年度始まる新しい取り組みがあります。

見守る保育 Fujimori methodにまだ触れたことのない保育者、のみならず、

どのような方にもこの保育を知ってもらいたい

そのような思いで、今年度のセミナーがスタートします。

パワーポイントを担当するのは森口先生。

「やっぱり面白い」

見守る保育 Fujimori methodは指針から生まれた保育であること

「指針を読み解いていくとやはりこの保育しかない、という確信を得る」

至言ですね。

また、指針を読み込んでも、実践がないと本当の意味での理解ができないのでは、という疑問も同時に湧いてきます。

見守る保育 Fujimori methodはまさにその具体例であり、参加していた西村先生からは、

「実際の保育の場面と結びつけて、実習生さんたちにも聞かせてあげたい」

との感想もあり、見守る保育 Fujimori methodを初歩から学ぼうと思う方に最適の内容となるのではないでしょうか。

ぜひ、ご期待いただけたらと思います。

さて、話題は、最近のそれぞれの園について、へ。

「伝承あそび、とは」

例えば、コマ、けん玉、ヨーヨー、など、それら伝承ゾーンにある遊びが「伝承遊び」とされています。

日本の伝統的な遊びを伝承遊びと呼んでいることを、セオリーのように思っていました。

しかしながら、西村先生の園では、それらは「多文化ゾーン」の中に含まれている、とのこと。

なるほど確かに、例えばコマはその昔を辿れば中国に由来があることでしょう。

塾長曰く

伝承遊びとは、「誰から誰に伝承されるのか」

「それは子ども同士」

子から子への伝承を伝承遊びというならば、その多くが伝承遊びということになるでしょう。だからこそ年長の子が年少の子に見せる機会はとても大切であり、それが園の文化となっていくのではないでしょうか。

塾長の教えに触れる臥竜塾。その教えに現場の視点を加えて取り組む臥竜塾セミナー。

様々な学びを通して、関わる全ての園の保育が豊かになっていくことを願う夜となりました。

(報告 加藤)

415

これなんだと思います?

MIAMIA TOKYO
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今森口氏がどハマりしているカフェであるお店で売られている物です。題名の415というのは我らが塾長の生誕73回目となる記念すべき日となります。塾生一同毎年どんなものを塾長にプレゼントするか熟考しています。その中で上がって来たのがこれになります。
そうです、中国ゴマです。




冗談です。




お香たてです。

しっかりと森口氏、塾頭から送られました。

温度差は否めないですが、楽しく塾生から送らせていただきました。

そして、塾の内容はといいますと。

乳児の異年齢児保育がどんな経緯で生まれていったを塾長がお話しいてくださいました。

森口氏が乳児を3つに分ける理由を聞いた際にこんな答えが返って来まいした。

塾長が省我保育園で園長をされていた時の話です。
もう何十年前の話でしょうか…
子どもの発達をより理解するために月齢で分けて保育をしている際に起きたことが、発達を追い越してしまうということ。月齢を分けて保育しているとそれぞれ発達のスピードが違うため、月齢が早くても遅く生まれた子よりも早く発達することがあります。細かく分ければ分けるほど逆転する可能性が大きいという事に気づきます。

さらに、2歳にいくときに1歳児が2歳に行きますが、そうすると月齢の高い子が2歳にいくが0歳と一緒にいた1歳児も2歳にいくと一個飛んでしまうという現象も起きる事に気づきます。

色々な問題も起きたそうです。0、1歳を3つに分けて保育をした時に、部屋が足りないので、2歳の部屋を使って0、1の保育を行い、2歳児クラスが3歳児の部屋を使い、3歳児クラスが4歳児クラスを使い、4歳児クラスが5歳児クラスの部屋を使うと5歳児はいくところがなくなってしまいます。

そこで4、5歳の部屋を3、4、5の部屋として使ったことから異年齢児保育が始まったそうです。一同そういう理由で始まったのか!と驚きました。

初めは異年齢に意識もなかったため、3歳は3歳で隅に集まり、お集まりをし、4歳は4歳で隅に集まりお集まりをし、5歳は5歳で隅に集まりお集まりをしていたそうです。その代わり朝の自由時間だけは一緒にしていたそうです。その考えならば全部一緒にした方がいいじゃんという考えに至り、今の形ができたという説明を受けました。

それを聞いた森口氏から一言。

「やはり、理屈じゃないんだよなー、塾長が始めたのって。これが大事ですよね。やってみてはまった形をやっていくんですね』

確かにですねー、この何年もの経験と試行錯誤からなる保育ですから間違いないですね。この保育がよく進め、せいがの森を保育園をこの形で3年くらいやっていたら、私保連の通信でドイツが出ていたそうです。ドイツも同じ保育をしてるじゃん!と思って行き始めたら、あんまりにも似ていて写真をとって帰って来て、写真を見せると、「これせいが?」という言われるほど。
他の方々は塾長がたくさんドイツを研究してドイツの真似をして作ったと思っていたそうです。
実際はそうではなく逆であることがこの話からわかりますね。
塾長が先に考えていたのが「なんだドイツも同じか」と思ったのが率直な感想だったようです。

森口氏は「本質が一緒ってことですよね、これが面白いんですよ」と感動の一言。「頭で考えるのではなく、子どもに見合う形を突き詰めていったら、これが出来上がったいったわけですよね?すごい!」

塾生一同感動しました。

ここに来て初めてその経緯を知り、保育の奥深さを理解した上でこの保育が成り立っている事に改めて感動します。

森口氏のいうように本質を変えずに子どもにとって何が良いのかを常々考え、保育して行きたいと改めて思います。

最後になりましたが、塾長、生誕の日に素晴らしいお話しありがとうございます。
そして、73歳おめでとうございいます!!!











zoomも行っています。

報告者 本多悠里


新メンバー加入

 最近はとても暖かい日が続いていてとても気持ちいですね。

そして、新年度を迎えたこととで塾にも新たなメンバーが4名加わりました!

一人目は、以前まで外部塾生として参加していた佐野先生が新宿せいがに入職し外部という枠が外れ、正式加入してくれました。今回の塾は家族の都合と言う事でZOOMで塾に参加してくれました。

二人目は、長崎出身の伊藤先生です。彼の叔父さんは長崎の園で見守る保育を行っている園長先生であるというご縁もあり、新宿せいがに入職され塾生としても参加してくれることになりました。

三人目は、太田先生です。彼の実家が富山県で保育園をされているというご縁もあり、新宿せいがに入職され塾生としても参加してくれることになりました。

四人目は小林先生です。彼は専門学校の実習の際にせいがで実習を受けたというご縁もあり、新宿せいがに入職され塾生としても参加してくれることになりました。彼も今回の塾は家族の都合があったのでお休みという形になりましたが、次回の塾から参加ということでとても楽しみです。

簡単な紹介でしたが、今年度から四人もの塾生が参加してくれました。

まず始めに、塾長から新入塾生に向けて講義がありました。

「幼稚園とは御茶ノ水付属小学校のプレスクールから始まった。なので園舎も小学校をモデルに造られている。教科も領域として設定されていた。

その時の先生が得意だったのがピアノで、その流れでずっと日本の保育者はピアノのイメージがある。幼稚園は学校の代わりなので「教師」、保育園は親の代わりなので「保母さん」という呼び方になった。

一番大きく変化したのが、平成元年に幼稚園教育要領の改定されたことによって、「幼児教育は学校のプレスクールではなく、子どもの発達をきちんと遂げる場である」とされたことでそれまで六領域だったが五領域に変わった。しかし未だに六領域だと思っている人や領域は教える内容だと思っている人がいるが間違えで、発達をみる切り口である。

赤ちゃんのハイハイは教えることはできないが、移動したいという目的があるので、行きたと思わせるモノやヒトという環境を整えることが発達をさせることだが、過剰に関わりすぐに抱っこしてしまう先生が優しい先生と勘違いされてしまう。

自分が環境を整える上で、たくさんのアイディアを持っておかないと応用がきかない。

塾は、ただ仕事をこなすだけではなく、みんながいろんな経験を積んでアイディアを広げていくことが大切。環境を通して行う保育はいろんなアイディアを持っていないとできない。以前に行っていたブラ平司もアイディアを広げるためにいろんな場所にいって見てみるし、街の中にたくさんアイディアがあるので、みんなにもいろんな経験をしてほしい。発明もいろんな経験を積んでいるからこそ生まれる。」というお話がありました。

21時からはZOOMをつなぎ、外部塾生も参加しました。

改めて新入塾生の自己紹介を伊藤先生、太田先生にしてもらい、続いて外部塾生の自己紹介、塾生自己紹介をしました。

そして近況報告ということで、みんなに話を聞いて行きました。

小松崎先生)最近自園で当事者意識がないかった人がその意識を持ってきてくれた。

佐野先生)せいがに入って人数が多いので名前と顔が一致しないです。

高橋先生)小松崎先生の園で当事者意識がない人に対してどう意識を持たせていったんですか?うちの園でもそういった事があるので・・・

小松崎先生)うちの園も3年かかっちゃっているんだよね(笑)人とか園の雰囲気だったりによってやり方は違うと思うから、自分の園に合うと思うやり方でやって欲しいな!

といった話から、「新入塾生に塾長の最初の印象はどうだったか」という話になりました。

伊藤先生)園長先生の印象は、初めて長崎でお話させてもらった時は緊張もあってちょっと怖かった印象だったけど、入職してから改めて話をさせてもらった時はいい感じで話させてもらったので良かったです。

太田先生)園長先生の印象は、初めてお会いしたときにすぐに面接をして、園内の案内を優しく丁寧に教えてくれて、誠実な印象がありました。

塾長からのご指名で、森口君は私の印象はどう?という質問に対して森口君は、

森口先生)先生の印象は好奇心が強いのと、一番大人に見えて良い意味で子どもっぽい感じもありますね(笑)何より集中力がすごくて、入り込んだ時の集中力がすごいので、こういうのも才能なんだなと感じました。

という話をしながら今回も盛り上がった塾でした。新メンバーも入り、今後いろんな発見や学びがあると思うし、最初からいる私たちも新たらしいメンバーからの考え方や意見に刺激を受けながら発展していくことがでとても楽しみです!   (報告者 柿崎)

小難避けて大難に遭う

3月23日の塾報告です。

今回はオンラインでの開催です。

メンバーはこちら・・・

最初は小松崎先生からコロナ関連の情報です。

どうも濃厚接触者の認定の基準が地域によって違うので、茨城の小松崎先生が少々対応に困っている・・・という相談から始まりました。

しっかりと濃厚接触者に該当しないようにマスクや子どもが食事をする時に、間隔をとっているのにも関わらず、濃厚接触者に該当させてしまうというのです・・・。

行政からしたら慎重に対応したいという気持ちがあるのでしょうが、

実際に現場で保育をする先生、一番は仕事をしている保護者からすると、登園自粛や休園になってしまうと大変だと思います。

そうしたトラブルを聞くたびに、コロナとちゃんと向き合える社会を作り上げていきたいですね。

さて最近まで塾生だった高橋くんですが、

彼も実家が小松崎先生と同じ実家が茨城の保育園でして、3月で退職して4月から実家の園で働くことになりました。どうやら3歳児クラスの担任らしいです・・・。

ぜひ、新宿せいが子ども園で学んだことを活かしてほしいですし、小松崎先生と共に茨城で広めてほしいですね!!

高橋くん!!期待しております!!

現在、新宿せいが子ども園では、ある計画が進んでいます。

今発表してしまうと楽しみがなくなってしまうので、伏せておきます・・・。

その計画の中で、森口先生が行きつけのおしゃれなお店があり、

参考になるということで、森口先生と担当職員が見学に行くことに!

ここで森口先生の癖というか、スゴイところというかw

お気に入りになると、とことん調べるのが森口くんのルーティン!

そのお店のコンセプトやオーナーの方の情報などを調べていくと・・・

どうやらお子さんが都内のG T園に預けているのでは?!という推測になり、

ちょうど、担当職員とお店に伺った際にオーナーさんに聞いてみると、

予想通り、G T園に預けていたのです!!

さらに、自分達の素性をお話しし、新宿せいが子ども園のことも伝えると

「え!?新宿せいが!?園長先生がレジェンドのとこですよね!?」

と知っていたのですw

さらに新宿せいがに見学来ていた!という・・・この展開には驚きますね!!

東京は広く、人口も多いですが、繋がりがあることに本当に感動しました。

さて、今日は臥竜塾の思い出話になりました。

まずは印象に残っている食事!!

柿崎先生プロデュース「白米と味噌汁」

これはとてもシンプルな食事ですが、味噌汁をとてもこだわって作ったのです。

味噌汁の出汁は昆布や鰹節などから取りますが、なんと玉ねぎの皮で出汁を取り、

具材も人参、玉ねぎと野菜オンリーでした。

小松崎先生が一番印象に残っているのは、

塾長作「赤ワインでじっくり煮込んだビーフシチュー」

確かに満場一致で「みんな印象に残っている」と口を揃えて言いました。

これは本当に美味しかったですねー。

また食べれる日が来るのを楽しみにしております・・・。

最後は森口先生が塾長と一緒に日本科学未来館へ行かれた際に、

塾長から名言が生まれましたので、その言葉を今回の報告の締めにします。

前日に雨が降ったせいか、細い路地に大きな水溜りがありました。

タバコの吸い殻などが落ちているで、とても汚い水溜りです。

踏みたくない森口先生はジャンプで避けようと思いました。

対して塾長は・・・

「こういう時は避けるのではなく、水たまりを踏んだ方がいいんだよ」

水しぶきが立たないように上手に歩きました。

そして森口くん・・・

大きく1歩!2歩!3・・・ツル!!

滑ってしまい、お気に入りのズボンに水たまりの水がかかってしまったのです。

その様子を見た塾長が

「小難避けて大難に合う」

意味:小さな災難を避けた結果、大きな災難に合ってしまう。時には多少の犠牲を払って、大きな災難を避ける方法もある

とても奥が深い言葉が生まれましたね。

リスクは避けることが大切ですが、時には少しのリスクを背負って、

大きなリスクを確実に避ける手段もあるということを学びましたw(報告者 山下祐)

ZOOM塾 保育における食

みなさんいかがお過ごしでしょうか??

少し遅くなりましたが、無事に新宿せいがでも卒園式を迎え保護者の方々から感謝の言葉をいただきました。嬉しい限りです。

新型コロナウイルス感染症の終息とはいきませんが、世の中、日々通常運転に戻ろうとしています。

色んな事を我慢して耐え難い日々を過ごしている中でも、生活する中で欠かせないのが、「食」です。誰もが予期しなかったパンデミックから既に2年以上が経過し、外食産業の経営環境に大きな影響を与え、居酒屋やファミリーレストランなどの業態で客足が遠のき、収益悪化に追い込まれています、市場ではステイホームの生活が強いられたこと外食の需要が大きく変化したことが背景にあるみたいですが、アフターコロナをにらみ、市場は色々なビジネスモデルを模索しているというニュースも日々見受けられます。

さて、今回の塾は冒頭にも書いた、「食」に関する話から始まりました。園のおいても配膳の在り方にしかり、食を安全に子どもたちにどのように提供するのか?保育園においても一緒です。子どもたちの食環境は以前と大きく変わりました。

このご時世ならではの、食事の在り方について考えていきます。今回各地にいる先生方のアイデアが飛び交い、給食も他の園では、お弁当箱の日をつくったりすることで、食品ロスに繋がったり、子どもたちも楽しめたりとメリットもあるのだという話に。色んな園が、試行錯誤してやっている話を聞きとても勉強になりました。

話は少し変わります、厚労省の保育所における食育に関する指針から抜粋しますが、現在を最もよく生き、かつ、生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことが保育所における食育の目標である。と記載されています。食育が、保育の一貫であると考えると、新型コロナウイルスの感染を防ぐ食事環境を整えるだけでは十分とはいえないのかなと思わされました。具体的に示される、食と健康、食と文化、食と人間関係、いのちの育ちと食といった食を営む力をどのように育んでいけばいいのか。子どもたちにちゃんと伝えていくのも学びなのかなと考えさせられます。

私の友人が上海にいるので、今の現状を送ってもらいました。

上海のスーパー1
上海プードン地区

中国の上海特別区域内では感染が拡大がしており、封鎖区域外への移動は出来ないため、行き来が制限され、それに伴い物が入りにくくなっており、この状態になっているそうです。世界ではこうなっている地域もあるんだよと、個人的には、子どもたちに食べ物の大切さを伝えていければと思います。

話が脱線しました(笑)戻します。

新宿せいがでもまた時代の変化に伴いながら、変わっていこうとしています。保育士に限らず、園を運営するにあたって、食を提供する事は必要不可欠なことです。このコロナの影響によって休みを余儀なくされたりと人材が足りなくなってしまうところも、アウトソーシングで調理の先生を雇ったりされている園さんもいたりするそうですが、やはりどんな形であれ、子どもの最善の利益の為に、食の安全は守っていかないといけないのだと私自身思わせて頂きました。

そのほか色んな話が多々ありましたが、割愛させてもらいます(笑)

最後に私からの質問で、このご時世で困ったことは?という質問をさせてもらいました!

鹿児島の松元先生からは、食事の際にテイクアウトで買った手羽先をこぼしてしまい…という小ネタを頂きました!深い話は秘密にしておきます(笑)

次に保育において、行事の話がありました。行事担当を決めるのにリーダーを誰にするのか??今の社会においてどのように進めていけばいいのか?考えていってるとの話に。新宿せいがでは、行事は園長先生のアドバイスを頂きながら、昨年をベースになにが悪かったか、良かったかを今の社会との擦り合わせをしつつ、試行錯誤しています。保育も時代の流れを読みながら今後やっていかねばならないのだと改めて思わされました。

これからも、コロナと共に社会が共存していかないといけないご時世において、非常に有意義な話の場になった事を感謝したいと思います。

報告者 川辺