新年度1発目!!

4月4日臥竜塾報告をさせて頂きます。

前回、田崎先生のブラヘイジ報告が途中だったので、その続きが今回聞けました。しかし、その前に今年の臥竜塾セミナーの日程をみんなで決めました。GTメールでも流しましたが、以下の通りです。

4月25日(火) 文字

5月23日(火) 数

6月20日(火) 科学

7月25日(火) 文字

9月26日(火) 数

10月14日(土) ブラヘイジ

11月21日(火) 科学

12月19日(火) 文字

1月23日(火) 数

2月27日(火) 科学

 

以前にも報告であったと思いますが、今年のテーマは「文字・数・科学」です。

最近の塾長の講演にもつながる話で、セミナーでもお話するので、ここでは詳しくは書きませんが、学力の3要素や、幼児期に育む10の力などから文字数科学を考えていこうと思います。(まだ、私自身話すことがまとまっていないので、こんな簡単な報告になりました)

では、田崎先生のブラヘイジ報告の続きです。

杜子春の話で終わっていたと思いますが、そういえば…と他の先生が思い出したのです。ちゃんこを食べて、杜子春の碑を見る前に、回向院というお寺の見学に行きました。このお寺は、今から約360年前の明暦3年(1657年)に開かれた浄土宗のお寺です。この年、江戸には「振袖火事」の名で知られる明暦の大火があり、市街の6割以上が焼土と化し、10万人以上の尊い人命が奪われました。この災害により亡くなられた人々の多くは、身元や身寄りのわからない人々で、当時の将軍家綱は、このような無縁の人々の亡骸を手厚く葬るようにと隅田川の東岸、当院の現在地に土地を与え、「万人塚」という墳墓を設け、遵誉上人に命じて無縁仏の冥福に祈りをささげる大法要を執り行いました。このとき、お念仏を行じる御堂が建てられたのが、回向院の歴史の始まりだそうです。この起こりこそが、「有縁無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在まで守られてきたのが、回向院の理念だと、HPに書いてありました。(笑)

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この回向院の報告をした田崎先生ですが、ブラヘイジから2週間近く経っていたせいで、ワードでしか思い出せませんでした。そこで、出て来たワードが、「鼠小僧!!」でした。ブラヘイジに参加した先生は、「あー!」という反応でしたが、参加できず報告を聞いていた先生は「ん?」という反応です。それは、そうですよね。

なぜ、鼠小僧なのでしょうか。それは、回向院には鼠小僧のお墓があるからです。本名は、鼠小僧次郎吉というそうです。時代劇で義賊として活躍する鼠小僧は、大名屋敷から千両箱を盗み、町民の長屋に小判をそっと置いて立ち去ったと言われ、その信仰は江戸時代より盛んでした。その長年捕まらなかった運にあやかろうと、墓石を削りお守りに持つ風習が当時より盛んで、現在も特に受験生が合格祈願に来るそうです。私たちもみんなで、墓石を削って来ました。これまでみんなが削ったため、今の墓石は三代目だそうです。

回向院を後にし、前回報告であった杜子春の碑を通って、勝海舟の生誕の地へと向かいました。今は、生誕跡地として、家族づれで賑わう公園となっています。すると、田崎先生に塾長から、勝海舟は何をやった人?という質問が飛んで来ました。それに対する田崎先生の答えは「西郷隆盛…坂本龍馬」でした。みんな「おー」という反応。勝海舟についてあまり知らない私は、「へぇー(苦笑い)」でした。(笑)そこで、塾長からしっかりとした解説がありましたが、まだ、私もあまり理解してません。

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この後は、神田川と隅田川の合流地点を見て、浅草橋へ。そこは造花などの問屋街で、ちょうど入園シーズンだったので、各クラスへ桜の造花を買って帰りました。

神田川と隅田川が落ち合った

神田川と隅田川が落ち合った

以上が、2週に渡った田崎先生によるブラヘイジ報告でした。出張がないため、次の回辺りまで、ブラヘイジ報告が続くかと思います。そして、今回が平成29年度最初の臥竜塾でした。新しい仲間も増え、楽しみになってきました。今年度もどうぞよろしくお願いします。

最後に、メニュー紹介です。今回は、塾長が頂いた国産牛100%のハンバーグ!

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そして、昔ながらの日本の洋食屋を意識して、ハンバーグにご飯、味噌汁のセットです。

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西村 宗玲

新臥竜塾生加入

3月28日(火)の生臥竜塾報告

来年度から新宿せいが保育園に就職する横田先生が今回の生臥竜塾から参加してくれました!

ということもあって、今回は横田先生の自己紹介からスタートです!!

名前「横田龍樹(よこた たつき)」1992年7月13日生まれ 今年25

中高は一貫の進学校で、工業系の大学・大学院を卒業し、今年度から新宿せいが保育園に就職。

出身は「南国のまち 宮崎 花と緑と水のまち」で、叔父が宮崎にある稗田保育園の園長先生で、お母さまが主任をされているそうです。

男3兄弟の二男で、趣味は登山、体を動かすことが好き、学生時代にしていたスポーツは剣道。

昔は数学教師になりたいという夢があったが、大学院で「コンピューターと人がどう向き合っていくか」についての研究に没頭していくことを選択した。

例えば、ニンテンドー3DSの3Dの機能に対して、見づらいといった意見が出ているので、他の方法でより良い形を実験しながら模索していくそうです。

小論のテーマは「ミラーニューロン」に関してだそうです。ミラーニューロンに関しては塾長の書かれている臥竜塾ブログでも取り上げられ、詳しく書いてくださっているので下記をご覧ください↓

「ミラーニューロンの発見」

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2012/08/%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%81%ae%e7%99%ba%e8%a6%8b.html

このミラーニューロンの発見は14回に分けて連載されているので、続けてご覧ください。

「ミラーニューロン」と検索をかければ、他にもたくさん出てくるので、そちらも合わせてご覧ください。

ちなみにミラーニューロンに関する最新のタイトルは「絶対ではないミラーニューロン」です↓

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2015/10/%e7%b5%b6%e5%af%be%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ad%e3%83%b3.html

続いて、塾生1人1人から横田先生の自己紹介に関しての質問タイムへ

田崎「塾生の1人1人の印象は?」

これは田崎先生が初めて生臥竜塾に参加した際に行ったもので、田崎先生は別の人の答えを知りたかったのでしょうね(笑)

ですが、横田先生はまだ日が浅いので、この質問は持ち越しに…

ということで、田崎先生は別例で「横田先生の第一印象を言う」ことに!

A「自己紹介のお話が上手で、正直に言うと自分よりバカな人が入ってきて欲しかった(笑)」

西村「中高一貫を選んだ理由は?」

A「友達に誘われたのが発端で、特に大きな理由があるわけではない」

若林「いつから、なぜ剣道を始めたのか?兄と弟も剣道をやっていたのか?」

A「兄の影響で幼稚園のころから始めて、弟もやっている」

森口「剣道での得意技は?」

A「相面が得意」

森口先生も学生のころ剣道をやっていたので、詳しく、相面が得意と言う人は自信がある人と言っていました(笑)

小松崎「なぜ登山が好きか?」

A「辛さを乗り越えた先にある達成感がベタだけど好き」

本多「叔父の園長先生、久松先生の印象は?」

A「歩くウィキペディア、尊敬している存在」

加藤「彼女はいますか?」

A「…」偽りなく話してくださいましたが、プライベートなことなので伏せておきます。

柿崎「好きな食べ物、嫌いな食べ物は?母親の好きだったメニューは?3日続けて食べても飽きない食材は?」

A「好きな食べ物は魚系、嫌いな食べ物はほとんどないけど強いて言えばレーズン、母親メニューはイカの煮物、3日食べても飽きないのはうどん」

佐野「東京の印象は?」

A「まだ日が浅くバタバタしているので、今のところ寂しいという印象」

今回も外部臥竜塾生の佐野先生が参加してくださいました!

山下「横田先生の志は?」

A「社会を変えるならば人を変えるしかない、人を変えるならば教育を変えるしかないと思っているので、社会を良い方向に変える勢いで子どもに尽くしていきたい」

以上で質問タイムは終了しました。この機会によって、私自身横田先生をより知ることができました。今後ともよろしくお願い致します!

続けて3月25日(土)に行われたブラヘイジ報告を田崎先生がしてくださいました。

朝10時に保育園に集合し、塾生以外の職員も参加し、両国に向かう。

今回は来年度の新宿せいが保育園のテーマである「地域(日本)を知ろう」の材料探しで、葛飾北斎の作品が展示されている隅田北斎美術館へ。

田崎「個人的に美術館や博物館は今まで行ったことがなく初めてだったので、自分には興味がないんだろうなと思っていたけど、思った以上に集中して見ている自分に驚いた」という感想に

塾長「初めての経験は1度きり、次からは2回目になってしまう。良い経験をしたね。」とおっしゃっていました。

私も初めての経験を大事にしていこうと改めて思い、その初めてとの出会いがブラヘイジにたくさんあると思うので、今後もっと積極的に参加していきたいと思えました。

次に相撲の聖地とされる両国国技館の近くまで来たので、お昼はちゃんこ鍋に!!

すると塾長一行からオーダーをとった店員さんが別の店員さんに怒られていたそうです。

塾長一行は全員で1番安いメニューを人数分頼んだそうですが、その店員さんはそのままオーダーを持ち帰ってしまい、サービスの本質について他の店員に注意されてしまっていたそうです。

内容は1番安いメニューを人数分頼むより、量も具材の種類も豊富なメニューを4人テーブルで3人前にした方がコストも減らせるというものでした。実際に塾長一行はこのサービスを受け、みんな満足の結果が得られたそうです!

サービスの本質を考えさせていただく、良い機会となりました!

その後両国小学校の近くに芥川龍之介作の「杜子春」の一説が刻まれた碑があったそうです。

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芥川龍之介作の「杜子春」の一説

 

この一説がどういう意味なのか、塾生がよりわかりやすく知るために塾頭自らが杜子春を読んでくださいました。

今回は時間がきてしまい途中になってしまいましたが、次回の生臥竜塾でこの続きから田崎先生に話していただくことになっています。乞うご期待!!

最後にメニュー紹介です。

しばらく丼続きだったので、今回は和風パスタとオリーブオイルを付けて食べるガーリックフランスパン、コンソメスープと塾長が出張のお土産で買ってきてくれた蒲鉾です!

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今回のメニューの全体像

 

今回もみんなで囲って美味しくいただきました♪

(報告 若林)

阿武松(おうのまつ)

先日、塾長と森口氏は新宿区立成立70周年記念式典に参加された際、88歳になる4代目三遊亭金馬さんの落語を聞いたそうです。演目は「阿武松(おうのまつ)」という、江戸時代に活躍した6代目横綱「阿武松緑之助」を主人公にした落語です。

[あらすじ]

能登の七海村の阿武松(当時は「長吉」)が江戸に出て、相撲取りの武隈文右衛門に弟子入りをする。しかし、あまりの大飯喰らいのために部屋を追い出されてしまう。郷里に帰ろうとしたが、それも面目なく、いっそ身投げをして死のうと思う。その前に、せめてお腹いっぱい「おまんま」を食べてからに死ぬことにしようと決め、板橋の旅籠に投宿して此の世の食い納めをすることに。あまりの食いっぷりのよさに感心した主人の善兵衛は、長吉の話を聞いていたく同情。根っから相撲好きの彼は「コメの心配はするな」といい、根岸の親方・錣山(しころやま)喜平次を紹介してくれた。ここで小緑の四股名をもらった長吉は番付もどんどんあがって大出世。入幕をはたして四股名も小柳長吉にあらためる。そして、ついに「おまんまの敵」の旧親方の武隈と土俵で対決する日がやってくる。「お前の旧師匠武隈関との割りが出た。しっかり働け」と錣山から激励される。「武隈関に負けたら板橋の旦那に会わせる顔がございませんで・・・」と言っておまんまの敵と対峙し、武隈を倒した。この取り組みが長州侯の目にとまりお抱えとなり、阿武松緑之助と改名、後に晴れて第6代の名横綱阿武松に出世するというおめでたいお噺。

この落語を聞いて、以前「ぶらへいじ」で深川を訪れた際に立ち寄った【富岡八幡宮】とのつながりを発見したそうです。そこには、歴代の名横綱の石碑があり、そこに「阿武松緑之助」の名も書かれていたのです。江戸勧進相撲発祥の地として有名な富岡八幡宮には、「巨人力士身長碑」や「巨人力士手形足形碑」 があり、力士たちのそれはそれは大きな手形や身長が石碑に残されており、参加した職員で自分と比べたりしながら楽しんでいました。

知識は、ただ持つべきものでなく、別な部分とのつながりに気づいたりして、自分や周りの人々が豊かになるためのものであることを教えてくれます。

そんな落語を披露していた4代目三遊亭金馬さんは、88歳です。人が面白いと感じるのは、自分が想像や予想していない時ということで、年寄りは非常に面白いと。なぜなら、“朝、目が覚めると足が痛い”ということがあるからだそうです(笑)。そこで、病院に行くと大抵「それは老化です」と言われます。しかし、「廊下は走れるのに、走れなくなるのはおかしい」と(笑)。自虐ネタともとれる話ですが、歳を重ねることを楽しんでいるといった印象を受けました。そのような、話をおもしろおかしく進める落語家さんの姿を学ぼうと、今度皆で仕事終わりに落語を見に行こうという話になりました。こういった見方やノリも、「話す力」となって仕事に活きていくのでしょうね。

そして、森口氏から、富山の「あぶらでん保育園」の竣工式に参加した時の報告を聞かせてもらいました。公設民営で、定員が200人。非常にオープンな空間で、木のぬくもりを感じさせ、ドアをホワイトボードにしたり大きなロフトなどの遊び心も感じました。何よりも、五島理事長先生のパワフルさが印象に残ったと森口氏。全国に仲間がいるということは、本当に素敵なことですね。

塾頭、山下氏のお父様から頂いた富山名物「ホタルイカ」‼︎ありがとうございます‼︎

塾頭、山下氏のお父様から頂いた富山名物「ホタルイカ」。ありがとうございます‼︎

しゃぶしゃぶ‥‥ 酢味噌やポン酢と一緒に。絶品でした‼︎

しゃぶしゃぶ‥‥
酢味噌やポン酢と一緒に。絶品でした‼︎

塾長からのお土産「白エビのかき揚げ」

塾長からのお土産「白エビのかき揚げ」

贅沢な夕食です‼︎

贅沢な夕食です‼︎

デザート

デザートも‼︎

(報告者 小松崎高司)

モノマネから始まる会

3月14日の塾報告をさせてもいます。

森口氏に前回の温泉卵のリベンジをしてもらおうと思い、今回のメニューは照り焼き丼にしました。温泉卵の方はもう一度失敗しても面白いかなと思っていましたが、見事成功しておりました。見た目は少し崩れていますが美味しくいただくことができました。温泉たまごを作る際は是非森口氏までお問い合わせください。

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照り焼きの上に温泉卵を乗せるだけのシンプルなメニューです。他はこのようなメニューとなっています。

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塾頭、西村氏、森口氏でホワイトデーのお返しに職員室の先生にロールキャベツとクリームシチュー、サラダなどのフルコースを提供したそうです! これはその余りです。笑

塾頭、西村氏、森口氏でホワイトデーのお返しに職員室の先生にロールキャベツとクリームシチュー、サラダなどのフルコースを提供したそうです!
これはその余りです。笑

さて塾報告に移りたいと思います。

今回の塾は駒沢こだま保育園でご活躍され、外部臥竜塾生でもある佐野さんも参加されています。

真面目に報告をしたいと思っておりましたが、初めは森口氏によるモノマネの時間でした。モノマネがうまいが故に色々とモノマネを振れることも多くなります。手始めに大好きな福山雅治から始まり、長渕剛、西田敏行、中尾彬、田中真紀子と続き、塾生を大いに盛り上げてくれました。なにやら、自宅のお風呂でこっそり練習をしているそうです。見たい方は是非お声かけくだい。

と、このような雰囲気になることはよくありますが、ここからがメリハリでスイッチが入っていきます。

本日の本題は

1、来年に向け、塾長の保育に関する本を出すこと

2、来年度、塾生が塾長のブログを分担してジャンルごとに分け、随筆集として本を出す予定であること

3、見守る保育から藤森メソットへ…というところでしょうか。

・塾長の出す保育に関する本の話題ではすでに目次が決まっています。

【あらゆる学問からの保育】

「人類の進化から見る保育」「人類学から見る保育」「民俗学から見る保育」「脳科学から見る保育」「住居学から見る保育」「社会学から見る保育」

【発達について】

「教育とは」「各年齢における環境」「運動遊び」「意図性」「行事」「5M」「チーム保育」「リーダー論」

と間違いや抜けている部分があるかもしれませんが、このような目次になるそうです。この目次を見る限り、全てがここに網羅されている印象を受けます。一つ一つをとっても理解することに時間がかかる内容ばかりです。それが一つにまとめられていることに驚きです。この本ができることを心待ちにしていたいと思います。

・塾生の本ですが、塾生が塾長のブログをジャンル別で分け、GTセミナーなどでも出していこうと予定しています。ジャンルに関しては保育に関わらず多くのジャンルがありますので楽しみしていただければと思います。

・「見守る保育から藤森メソットへ」からではなぜそうなったかという経緯をお話ししてくださいました。

長崎の先生が「先生が介入しないで見守って行きましょう」ということで「見守る保育」として広まっていったが、最近では「見守り保育」という保育もネットで調べると出てくることが多くなってきています。「大切なのは環境よりも大人の振る舞い方」といった保育や、「先生は見守りに徹する」といった保育、喧嘩をしても一切先生が入らずに1時間近くも子ども同士で話し合いをさせるなどの保育があるということ。間違ってはいないとは思いますが、この喧嘩に関してその園の方は「子どもたちなら解決すると思ったから見守っていた」とおっしゃっていました。それに対して塾長は、うちの園だったらこう答えていたであろうと言います。それは「あの子たちだったら解決すると思ったから」と。確かにこの違いは大きいと思います。それぞれの子どもの発達や特性を理解しているからこそ出る発言であるように感じます。もちろん解決が難しい子であったら援助を必要としなければならないのでそのまま見守っていたら解決にはなりませんね。最近は見守る保育でもこのような際どい違いが見られ、「見守る保育」を始めると言うと本来の「見守る保育」とは違った保育を想像されてしまうようになりました。

そして、見守る保育で一番大切にしているのは子どもの同士の関わりであり、さらにはその関わりは乳児から行われているということが一切出てきていないため、「見守る保育」というと先生との距離感としての議論ばかりになってしまっている。

本来の「見守る保育」というのが伝わりづらくなってしまったため、見守る保育から「藤森メソット」へとなったということです。「二者関係から子ども同士の関係に移していく」というのが主であることが念頭に置いているのがこの「藤森メソット」であります。

この説明が全てではないことを承知の上読んでいただけると助かります。

今回の塾も学びある会となりました。

(報告者 本多悠里)

 

 

韓国報告と保育の質の高め方について

今回の臥竜塾は、塾頭も参加できたので、久しぶりのフルメンバーでの塾でした。

そんな中、今回は以前に韓国へ保育園の見学に行った西村君の報告から始まりました。

韓国の保育園は保育料を無償化したことで、とても分厚いマニュアルによって統一化されマニュアルに沿った考えで保育運営をすることで補助金が出るという考え方になったということでした。そしてそこには保育園や、幼稚園も関係なくそのマニュアルに沿って保育をしていくという事でした。つまり、国から発行されているマニュアルなので、それに沿えない園は補助金が下りないという制度に変わったそうで、保育の質が高いマニュアルであればとても合理的な考えだなと感じました。そのマニュアルに書かれているのかはわかりませんが、見学した園の中に「本棚の横には必ずソファが置いてある」「大きめのブロックがおかれている」「音楽ゾーン」「ごっこゾーン」「プロジェクトによって保育を深めていく」などなど共通点がたくさんあったという事でした。それぞれの園がすべて同じというわけではなく、その中で園の個性や特徴が表れていて、環境などは違いますがマニュアルのあり方などがなんとなくドイツで見学したミュンヘンの「バイエルン」という指針のあり方に似ているなと感じた報告でした。

西村君の韓国報告

西村君の韓国報告

現在、日本でも様々な保育について話し合われていますが、「日本の保育の質をどう高めるか」という事について考えました。例えば、ただ「自発的な子」としてしまえば、昔は自発的に兵隊に行く子を育てていた。という例もあった中でどうしたら質が高められるか話し合いました。「保護者が望む質の高さと、保育者が考える質の高さの認識が違っているのでは…」という意見も出てきました。保護者が園に望むものは様々ですが、実家が保育園で後々実家に戻って保育をしやすくするためには、塾長は「こういう保育をした方が子どもにとって良いという保護者の認識を変えていきたい。今現在も保護者の要望として、英語や体操教室をとりいれてくれという声が多いが、調査によると小学校に上がるにつれてあまり良い結果が出ていない、という研究結果が出ている」と話していました。上記に書いた韓国は法律として変えていったという事でしたが、日本でも指針を創る人たちは分かっているはずだが、表し方が難しいのでは・・・。そのためにも現場からの発表や研究が大切。そして、保育の場合は結果が表れるのが何十年後となり結果が見えにくい。結果が出たすぐの学年がフューチャーされがちになってします。「こんな保育をしているからこんな子に育ちます」という研究報告が保護者や外部への発信が必要、という話にまとまりました。

確かに英語や体操などもできた方が良いとは思いますが、将来何十年もある子どもたちにとって、幼児期にしか学べない様々な事の重要性を発信していく必要があるのだなと私自身感じた今回の塾でした。

そして今回のメニューは、豚キムチ丼温玉添え、さつま揚げ、なめこのみそ汁でした。

塾長は辛いのがあまり得意ではないのですが、豚キムチ丼に温卵を添えることでまろやかになることで大丈夫だと思い、以前の塾で半熟卵を完璧に作っていた森口君に温卵を作ってもらう事にしました。そしてここから事件が幕開けしました・・・。

「前回成功させてるから大丈夫っすよー!」と自信満々に引き受けてくれた森口君は、先ずスマホでレシピを調べて、その通りに作り始め数十分後に「できましたー!」と声をかけてくれました。すべてのものが作りあがり丼にご飯、豚キムチをのせ、温泉卵を割ったところ、うっすら白くなった状態の生卵が出てきました(笑)「えー!?何でー!?」と言っていましたが、そのまま「豚キムチ丼生卵添え」という事で美味しく頂きました(笑)そしてデザートはスーパーで安かったパイナップルを食べたのですが、これもなかなかすっぱかった今回の夕飯でした(笑)   (報告者 柿崎)

本日の夕飯

本日の夕飯

すっぱいパイナップルと以前頂いた狭山茶

すっぱいパイナップルと以前頂いた狭山茶

新年度にむけて

2月28日の塾の報告をさせていただきます。

まず初めに、私は毎週火曜日の臥竜塾を楽しみにしています。なぜ楽しみかというと、塾長の話を聞き保育について学ぶことができること、塾生に囲まれた暖かい雰囲気が好きだからというのが理由ですが、もう一つ、おいしい手料理を食べることができるからです。私は料理が苦手なのですが、塾の先輩方は料理が上手で、毎週おいしい手料理が食べられます。いつかは、私が先輩方に料理を振る舞う日を思いながら、今回の料理もおいしくいただきました(笑)
それでは、今回のメニューを紹介したいと思います。今回は私がメニューを決めることができるということで、キーマカレーとお吸い物にしました。キーマカレーは私の大好物だから、お吸い物は西村先生がシイタケを持ってきてくれるということで、シイタケを使った料理となるとやっぱりお吸い物かなと思ったので、このメニューにさせていただきました。そして、食後のデザートには、チョコモナカジャンボとモナ王を用意しました。

キーマカレーとお吸い物

キーマカレーとお吸い物

 

シイタケを持ってきてくれました1

シイタケを持ってきてくれました!

 

デザートにおいしくいただきました!

デザートにおいしくいただきました!

多めに作ったのに、すぐになくなってしましました…。
今回のキーマカレーもお吸い物もとても美味しくいただきました!!

さて、今回の塾で話した内容を紹介していきたいと思います。
最近、世間で話題になっているある幼稚園についてテレビを見ながら話しました。テレビの内容では、専門家からの意見として「教育基本法第14条に触れる可能性がある」とのことでした。保育に携わって感じたことですが、保育にはさまざまな方針や考え方がありますが、良し悪しは別として、子どものためにと思っていることは共通すると思います。そして、保育士として子どもを第一に考えることというのは大切なことですね。塾生全員が、改めて自分たちの保育を見つめなおすいい機会になりました。
そして、次の話題は、新年度の臥竜塾セミナーでの取り組みについてです。新年度の臥竜塾セミナーでは「もじ・かず・かがく」に特化したセミナーをやらせていただきたいと思います。今のところ、座学が半分で、ワークショップが半分になる予定です。楽しく、学び多いセミナーが展開できればと思っていますので、新年度もよろしくお願いします!

そしてそんな話の中、西村先生から「問題です!」と「もじ・かず・かがく」の「かず」にちなんだ問題を出してくれました。(以前、塾長から聞いた話だそうです)
問題:江戸時代、象の重さはどのようにして計測されていたでしょうか?

この問題に対し、「水が満帆に入った水槽に像を入れて…」と小松崎先生。
すぐに、「そんな水槽ないやろ!!」とすぐにツッコミが入りました(笑)
みんなが考える中、柿崎先生が「船に像をのせて、船の沈み具合で計測するんじゃない?」と回答。西村先生の解説によると、船に像をのせて、沈んだところにチェックをつけといて、像を降ろし同じ深さに沈むまで米俵をのせて計測していたそうです。「米俵の重さは決まっているから」とのことでした。私はさっぱりでしたが、小松崎先生も柿崎先生もすぐに水を使うことに気づいたことが素晴らしいですね!
そして、塾長からもいくつか問題を出していただきました。ここで紹介したいと思うので良かったら一緒に考えてみてください!

【問題】
① 2つの体重計にまたがってのると、体重計の表示はどうなるか?
② 四角いテーブルの四隅にそれぞれ1山、2山、3山、4山ずつ山を作ります。これを真ん中に集めて山を作ると(?)山できるか?
③ マラソンで5位の選手を抜きました。あなたは何位ですか?
④ 空気に重さはあるか?

ちなみに私の正解率は4問中1問。打率にすると2割5分だからまあまあですね(笑)
この問題をみんなで考えることで、塾生それぞれが文系か理系か知ることができました。
そして、若林先生と西村先生は数学が得意だということが分かりました。「今度、百マス計算やろう!」ととても盛り上がりました。
そのあとも、塾生それぞれの学歴について話し、盛り上がりました。塾長からは今後大学のセンター試験がなくなり、問題も変化していくこと、そしてこれからは、どれだけ暗記できるかではなく、どれだけ新しいことを生み出せるかが大切になることを話してもらいました。今回の塾も、とても充実した時間を過ごすことができました。

最後に、先ほどの問題の答えを書きたいと思います。
【答え】
① 2つの体重計にまたがってのると、体重の半分ずつが表示されるそうです。子どもたちと一緒に2つの体重計の合計から、体重を求めるのも面白いかもしれませんね!

② 正解は1山です!ちなみに私は正解しました!
論理的に物事を考える人は、10山と答えたりするそうです。

③ 答えは、5位です。4位だと思ってしまいますよね…数の面白いところですね!

④ この答えは、水の中で風船に水を入れても重さは変わらないことから、空気の中で空気を入れても重さは変わらない。

4問中正解はいくつだったでしょうか?

この辺で、28日の塾の報告を終わりたいと思います。

報告者 田崎 天悠

 

イルカは魚じゃないんですか?


2月7日の塾の報告をさせていただきます。

まずはメニューの紹介です。この日は京都出張からの帰りということ、また塾長の喉にいいメニューをと思い、九条ネギを使ったネギ鍋にしました。

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京都で九条ネギを調達しました!

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そして、この日はなんと塾頭(2人目のお子さんが誕生したこともあり、現在塾はお休みしておられます)が3ヶ月ぶりに塾に参加されました。
改めて塾頭の存在の大きさを感じる塾になりました。いつもの場所に塾頭がいるというだけで塾の雰囲気が変わります。塾長と塾頭が揃って座っている姿を久々に見て、なんだか嬉しくなりました。
何かが起こると、塾頭の的確で、鋭いツッコミが入るのですが、これが本当に絶妙で、思わず西村先生は「塾頭が帰ってきたぞ~」と嬉そうに漏らしていました。まさに塾生みんなの気持ちを代弁するかのような、言葉で、本当に楽しく塾が進んでいきました。

そして、ネギ鍋を食べながら、まずは私の方から前回の塾以降に行った富山~石川、長崎、京都の出張の報告をさせてもらいました。いいいいい

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GT富山。 五島先生(昨年まで新宿せいがで働いておられました)のドイツ報告から始まりました。

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西田先生もお元気でした!

富山ではGT富山研修と、幼稚園の先生向けに「子ども園で求められる質」ということについて塾長が講演されました。GT富山では午前中に「問題提起」ということで、ある園さんでの保育実践の様子から子どもへの関わりはこれで良かったのだろうかということを参加者の皆さんで考えるという時間がありました。
その中の一つにこのような場面がありました。
345歳児の子どもたちが園庭で遊んでいます。その子たちがフェンスの近くで帽子を投げて遊んでいました。しばらくするとその帽子はフェンスを越えて園の外へ出てしました。そこで子どもたちは網を持ってきて網の棒の部分で帽子をたぐりよせ見事に帽子を取ることに成功します。それを近くで見ていた先生は「頭を使ったね」と声をかけるという場面でした。この場面を見て、何かを感じるか、子どもへの関わりはそれで良かったのかということを参加者のみんなでグループに別れて考えました。
その後、各グループから出た意見として、「帽子は投げるものではないので、遊んでいたら注意をする」「網本来の使い方ではないのではないか」と言った意見が出ました。
ここで、塾長から「みんなだったらどうする?」と塾生に投げかけられました。
その問いに本多先生は「フェンスの近くだから一応、一言はかけるかな」と答えられました。

当日、そのグループ討議が終わった後に、各グループからの意見を聞いて、塾長から一言という時間があったのですが、ここでの塾長の一言がとても印象的でした。
「昨日、ちょうどテレビを見ていたら、選抜甲子園の出場校が決定していましたね。その時、みんなは何をしたか。帽子を投げていましたね」と塾長から。私は会場でこの言葉を聞いて、「おお!!」と心の中で唸ってしまいました。そして、続けて「ドイツに行った時にある実験を参加者の人としました(水の層の上に油の層があり、そこにインクを垂らすと、油の層をこえ、水の層にインクが辿り着くと花火のような模様になる実験)。その時に、なかなかインクが落ちないため、参加者の人がコップを揺すったり、息を吹きかけてなんとかインクを落とそうとしました。ゆっくり待ってなさいと言いたくなりますが、その時、ドイツの人はなんと言ったか。”あなたは素晴らしい科学者”だと声をかけたのです」というお話をされたのですが、帽子を投げること、網を使って帽子を取ることに関して、どう捉えるべきかズバッと塾長に教えていただける時間になりました。
その後は富山から石川県の「とりやのの保育園」さんに移動し、塾長による園内研修が行われました。とりやのの保育園さんには新宿せいが保育園で開園から5年ほど勤務された先生がおられるということで、塾長もその先生と久々にお会いすることができていました。

また、長崎出張では、昭徳保育園さんでの園内研修と長崎県の保幼少連携に関する研修で塾長が講演されました。特に印象的だったのが、保幼少の連携は先生たちが子どもの発達理解をすることで、幼児期における教育の本当の意味を知ることが大切ということを塾長の話からは感じました。小学校、保育園、幼稚園が子どもの発達を理解し、それぞれの時期の教育の本質を知ることが連携になるということを感じました。
また、京都出張では6月に行われる私保連の全国大会の打ち合わせ、助言者によるリレー公演が行われました。その時の様子がとてもエキサイティングだったのですが、また詳しく報告させてもらおうと思っているので、お待ちください!
そして、出張での報告が終わると、塾長から来年度に向けてのお話がありました。

最近、塾長は笑顔になること、笑い転げることの大切さをブログなどでも言われていますが、今回の塾もそんな大笑いする話題がたくさんありました。塾頭の鋭いツッコミに笑いが起きたり、田崎先生の天然ぶりもまたみんなの笑いを誘いました。

一つここで紹介させていただきます。イルカプールの水はきっと汚いからかかりたくないという私の発言から、田崎先生の何気ない一言から話は始まりました。
「え?イルカって魚ですよね」
と田崎先生から、いつものみんなが「いやいや」となる発言が!
「いや、イルカは哺乳類でしょ」とみんなから総ツッコミが入りました。
しかし、思い込みの激しい田崎先生(笑)は譲りません。
「え?水の中にいるから魚じゃないですか!」
と強気な発言!
しかも田崎先生は「海が友達!」という幼少期を過ごしていたので、兼ねてから「海のことならなんでも聞いてください」と豪語していたのですが、まさかのイルカは魚発言にみんなからもツッコミの嵐。
しかし、そこで塾長から天の一言が!
「じゃあワカメも魚だね」
さすが塾長という一言でした笑
まだまだ楽しい話はたくさんあったのですが、ここではなかなか紹介しきれないほどでした。

真面目な話もしながら、みんなで笑い合う楽しい時間を過ごすことができました。

報告者 森口達也

こぼれ話こぼさぬ日々を

冬も深まる臥竜塾。先ずはメニューの紹介から。

この度の出張で藤森先生が買って下さいました〝もつ鍋〟。

この度の出張で藤森先生が買って下さいました〝もつ鍋〟。

 

 この日は二人が活躍してくれました。

この日は二人が活躍してくれました。

 

実に美味しそう。よだれがこぼれてきそうです。

実に美味しそう。よだれがこぼれてきそうです。

 

ご飯と、もう最高でした。藤森先生、いつも有難うございます。

ご飯と、もう最高でした。藤森先生、いつも有難うございます。

 

食べながら、先ずは藤森先生から映画『スターウォーズ』の最新作を見たとの報告が。行く前にトイレを済ませたにも関わらず開始1時間でトイレに行ってしまった助手森口先生の〝こぼれ話〟に笑いつつ、そういえばこの日の塾生の中でスターウォーズをきちんと見ているのは小松崎先生だけだったことがわかり(笑)藤森先生から改めてスターウォーズの解説をしていただきました。

「全部見た気になりました。」とは本多先生(笑)

「全部見た気になりました。」とは本多先生(笑)

本当にそうで、藤森先生の解説を聞くと、その瞬間全てがわかったような気持ちになるから不思議です。これは藤森先生のもつ〝フォースの力〟なのでしょうか。

〆はラーメン

〆はラーメン

 

こぼれんばかりだった濃厚なスープをたっぷり吸ってこのような塩梅に。とっても美味しかったです。

こぼれんばかりだった濃厚なスープをたっぷり吸ってこのような塩梅に。とっても美味しかったです。

さて、話は変わって、森口先生の出張報告。

モニターを使って、写真にコメントを添えながら報告してくれました。

モニターを使って、写真にコメントを添えながら報告してくれました。

塾生一同、毎回楽しみな森口先生の出張報告です。今回は、GT宮崎、GT熊本、GT長崎と、一週間九州を巡る出張でした。

「宮崎は衝撃でした。」とは森口先生。

飫肥(おび)城に、

飫肥(おび)城に、

 

鬼の洗濯岩

鬼の洗濯岩

 

こちらは宮崎県南で最も有名な神社とされる〝鵜戸(うど)神宮〟からの風景。

こちらは宮崎県南で最も有名な神社とされる〝鵜戸(うど)神宮〟からの風景。

 稗田保育園久松先生エスコートの元、何とも印象深い時間となったようです。

GT宮崎の皆様と。

GT宮崎の皆様と。

次の日は、場所を移動して、GT熊本へ。

『幼保連携型認定こども園 なぎさこども園』さんの園内研修に参加。

『幼保連携型認定こども園 なぎさこども園』さんの公開保育に参加。

 

園のパンフレットもとても素敵です。

園のパンフレットもとても素敵です。

 

玄関は緑視率が高く、

玄関は緑視率が高く、

 

10ヶ条のポスターもセンス抜群!

10ヶ条のポスターもセンス抜群!

 

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また、文字数ゾーンにあったという玩具にもとても惹かれます。

また、文字数ゾーンにあったという玩具にもとても惹かれます。

 

なるほど、

なるほど、

 

素晴らしいアイディアですね!

素晴らしいアイディアですね!

 

牛乳のフタに銀紙を巻いてお金に。

牛乳のフタに銀紙を巻いてお金に。

 「子どもの時やらなかった?」と藤森先生。今に活きるアイディアに満ちていました。

そして、二つ目の公開保育先のまんごく保育園さんです!

なるほど!これも科学ですね。

なるほど!これも科学ですね。

 

感情表現パネルにも取り組まれています。

感情表現パネルにも取り組まれています。

 

獲れた野菜は触れられるようにして展示。

獲れた野菜は触れられるようにして展示。

 

天井には何ともインパクト大なクジラが!

そして 天井には何ともインパクト大なクジラが!

 

写真 2017-01-21 9 43 09

 

報告する森口先生の声も弾む、なぎさこども園さん、、まんごく保育園さんでした。とても刺激になります!

因みに夜の懇親会では

因みに懇親会では

 

外部塾生の姿を確認!

外部塾生の姿を確認!

元気そうで何よりです。

そしてGT福岡→GT長崎と巡り、今回の九州出張は終了。本当にお疲れ様でした。

さて、最後に森口先生からちょっと真面目な〝こぼれ話〟をいただきました。

5歳児クラスの担任をもつその先生は製作に苦労されていたそうです。〝簡単〟〝普通〟〝難しい〟に分け、毎週決まった時間に子どもたちに取り組ませるそうなのですが、果たしてこれは必要なのでしょうか?という質問を受け、思わず「そんなに苦労されるならいらないんじゃないですかね。」と言いたくなるところだったそうですが、藤森先生はその先生にこのようにアドバイスをされていたとのことです。

「子どもたちの発達を知る為にはいいと思います。」今までにその園が取り組まれてきた方法やその先生の努力を頭ごなしに否定せずに、〝相手を尊重しながら保育を伝えていく〟という方法で藤森先生はその先生の質問にお答えになられていたということで、塾生一同、とてもタメになる〝こぼれ話〟をいただきました。

柿崎先生、田崎先生のお土産をいただきながら、こぼさぬよう丹念に注いだお茶をのみました。

柿崎先生、田崎先生のお土産をいただきながら、こぼさぬよう丹念に注いだお茶をのみました。

〝こぼれ話〟と言えば、ひょんな話の流れから〝紙芝居・絵本の読み方〟についても藤森先生からとてもいいお話をいただきましたので、そのお話を載せてこの度の報告を終えたいと思います。

  • 紙芝居は紙芝居専用のケースに入れて読む

→〝ここまで引く〟などの注意書きによる演出の効果が最大になる為。

  • 風下で読む

→風上に子どもたちがいることで、風が目に入りにくくなる。

  • 窓ガラスが子どもたちの後ろにくるようにする

→眩しさで紙芝居が見えないことがないように配慮する。

  • あらかじめ内容を読む(〝下読み〟をする)

→絵本の場合、読み手が字を目で追うことで絵本が読み手側に傾いてしまい、子どもたちからすると、見え辛くなってしまう為。

とても勉強になります。日々の保育に活きること尽くめのこの度の臥竜塾でした。

(報告者 加藤恭平)

ようこそ、臥竜塾へ!

1月17日の臥竜塾の報告をさせていただきます。

今回は、こんなに面白いネタをよくここまで隠してたな!!という話から。(本人は隠したつもりもなく、話す機会がなかったようです)

塾長が先週末、長崎への出張だったため、この話が分かったそうです。と言うのも、やはり長崎と言えば、私の父もですが、田崎先生のお父さんも長崎のGT園の園長として、研修に参加されます。そこで、塾長に年末のエピソードを話しており、それを聞いた塾長は驚き、帰ってきてすぐ、私に話をしてくれました。私は「なんでそんな面白い話今まで話さなかったんだ!よし、塾で聞いてみよう!」ということで、今に至ります。そうです、この田崎先生のお話です。

田崎先生と田崎先生のお父さん、どちらも田崎先生ですので、お父さんは「田崎パパ」と呼ばせていただきます。

年末の休みには、早く田崎先生に会いたい田崎パパは、29日の一番早い飛行機で帰ってくるように言ったそうです。田崎先生も8時代の早めの飛行機を予約し、帰る準備は万端!そして、当日の朝になり、8時過ぎた頃に、田崎パパに息子からの着信が…。「あれ?飛行機に乗ってる時間じゃないかな?」と不思議に思いながらも、電話に出ると、なんと、寝坊した!!という電話でした。塾で、田崎先生本人に話を聞いてみると、起きたら7:30だったそうです。

年末年始の飛行機ですので、次の便が取れるはずもなく、田崎先生は新幹線で帰ることにしました。しかし、これまた年末年始の新幹線です。指定席はなく、自由席で博多まで6時間、立ちっぱなしだったそうです…。長崎新幹線もまだ開通してませんので、博多から特急に乗り換えて長崎まで。結局実家に着いたのが、17:00を過ぎてたという話でした。

これには、塾生みな大爆笑。最初に書きましたが、こんな面白いエピソードなんで今まで話さなかったんだ!とみんな笑いながら言うのですが、田崎先生は話す機会がなかったと、少し恥ずかしそうに話すのでした。(笑)飛行機に乗る日の寝坊は怖いですね。私も学生時代の帰省の際、寝坊が怖かったので、朝まで起きてて、そのまま空港へ向かい、飛行機で寝るということを何度かやっていました。

そして、GT長崎の話が出ましたので、そのまま塾長と森口先生の出張報告へ。個人的に、羨ましかったのが、今回のGT長崎の開催地が長崎市内だったということです。私は、長崎県の平戸市出身とは言いますが、中学高校の青春時代を過ごしたのは長崎市で、思い出いっぱいの地です。その街を塾長と歩きたかったなという思いがありましたが、機会はまだまだありそうなので、次回に期待です。(笑)

さて、話を戻しましょう。GT長崎、恒例のスケジュール通り、金曜日は見龍塾。今回は伊王島での開催ということでした。先ほど話にも出た、田崎パパや私の父もこの塾のメンバーで、臥竜塾の兄弟塾のようなものでしょうか。森口先生はこの塾の雰囲気が大好きなようで、毎回写真付きで報告をしてくれます。今回は、見守る保育や塾長がやっていきたいことを話したそうです。というのは、指針に沿った保育ということは大前提であって、長崎のGT園では、指針には足りない部分で見守る保育の特徴の1つである、「集団の力」を引き出すような保育を展開して欲しいという話だったようです。

GT長崎2日目は、公開保育。今回の公開保育は、長崎GT園の最古参「かき道ピノキオ保育園」とその姉妹園の「愛宕保育園」だったそうです。新宿せいが保育園の1年目からの職員は、研修旅行でお世話になったそうですが、私も含めて若いメンバーは知らない園でした。また、愛宕保育園は園舎の建て替えをしたそうで、それのお披露目も兼ねていたのでしょう。

見学した森口先生の感想は、やはり最古参だからか、環境はとても充実してたそうです。特に、今年、科学の実験などを子供たちとやってる森口先生が興味を持ったのが、「学びの部屋」という文字数科学に特化した小さいお部屋だそうです。子供達も集中して、文字数の経験ができるようです。それと、森口先生が「めっちゃ登れるやつ」と独自の表現で連呼し、興奮していたのですが、室内にアスレッチック遊具があるそうです。

姉妹園の愛宕保育園は、建て替えたということで、白を基調としたモダンで綺麗な建物だったそうです。ここには、「めっちゃ登れる」遊具はなかったようですが、やはり環境はとても充実していたということでした。

3日目は、毎回400人ほど集まる講演日です。午前中は、昨年行った韓国報告。そして、午後1発目は森口先生のドイツ報告です。森口先生の感想は、今までのドイツ報告で一番やりやすかったということでした。私もGT長崎で話をして思うのですが、反応がとにかく良い!(笑)笑って欲しいところで、必ず笑ってくれるし、ここ伝えたいところというところで、頷きがとても多いのです。しかし、今回は塾長の韓国報告で、写真を出しただけで笑いが起きたそうです。塾長も「何が面白かったんですか?」と聞いてしますほど。反応が良すぎるとこんなこともあるんですね。

そして、ドイツ報告が終わると、塾長の講演に戻ります。今回はGT長崎が2017年の出張始めということで、最新の話をしたそうです。

ここまで、田崎先生の面白エピソードからGT長崎の話をしてきましたが、実は今回の臥竜塾には、お客さんが2名いらっしゃっていました。足立区の恵YOU保育園の先生方です。そのうちの1名はGT長崎にも参加されており、GT長崎の話をしながら、少し感想も頂いていました。では、お2人のご紹介をしましょう!

1人目は、植松先生です。歳は24歳で、大学を卒業し、信用金庫に勤めていたそうですが、昨年10月末に退社し、そのまま11月1日から恵YOU保育園に就職したそうです。というのも、実は恵YOU保育園のHPには代表者として載っていますが、植松先生の息子さんなのです。学生時代もいつかは保育園を継ぐだろうなとは思っていたそうですが、お母さんからすぐには継がせないが、継ぎたいと思ったら、継いでくれと言われていたようです。就職するに当たって、信用金庫を選んだきっかけは、営業でいろんな会社の社長さんと関わりがあるそうです。そこで、色んな話を聞くことで、経営者の立場の考え方が分かるし、将来保育園を経営するときに役に立ちそうだと思ったとおっしゃってました。しかし、1年半ほど働いて、秋葉原で営業をしていたある日、お母さんから、すぐにでも保育園に戻ってきて欲しいと電話があり、辞めて就職したそうです。乳幼児教育も初めてなので、就職してからは、研修三昧。いろんな研修に参加して、学んでいる途中だそうですが、見守る保育しか知らないということでした。これは、新卒で新宿せいが保育園に就職した私もそうですが、せいがの保育しか知りません。他の保育を知ることは勉強になるかもしれませんが、塾長の話を聞き、この保育が子どもたちのためには1番良いと信じているので、まずは、見守る保育だけをしっかりと学ぶと良いような気がします。

2人目は、若井先生です。若井先生は、今年の臥竜塾セミナーに参加されてる先生で、歳は33歳、塾生だと柿崎先生と同じ歳だということがわかりました。神戸生まれの埼玉育ち、また神戸に戻り、オーストラリアへ留学。大学はニュージーランドとインターナショナルな先生です。ずっとテニスをやっていたそうですが、大学でアルティメットというスポーツに出会います。アルティメットとは、簡単に言うと、アメリカンフットボールのフリスビー版と言いましょうか。そして、この若井先生はアルティメットの日本代表に選ばれたことのある先生です。

日本に戻ってきて、ある保育園の英語講師として働いていたそうですが、これはしっかり保育士の資格を取って働きたいと思ったそうで、養成校に通います。そこで、植松先生(母)と出会い、恵YOU保育園に就職することになったそうです。

時間がなくなってきたので、塾生1人を指名し、話を聞くということになりました。若井先生が、同じ歳ということで、柿崎先生を指名。柿崎先生が、調理師を目指したきっかけや、新宿せいがへ就職した経緯、塾長と遅刻を減らすためにやった取り組みなどをお話しました。これについては、以前にもブログに書かれていたと思いますので、省略させていただきます。

ここからは私、西村個人の意見です。

 臥竜塾で、勉強会をしていると言うと、堅いイメージを持たれる方が多いのですが、報告を見ると分かるともいますが、意外と柔らかいです。(笑)塾長から、レクチャーがあって勉強すると言うより、塾長の生き方や考え方を感じ取ると言いますか、同じ空間でご飯食べたり、何かを見て感想を言い合ったりすることで、学ぶものがあるという感じだと思います。だからこそ、色んなアイデアが生まれたり、楽しいことを一緒に考えられたり、お互いのことが分かって、一体感が生まれるんだと思います。この前の龍踊りにそれが現れていたような気がします。臥竜塾に参加された先生方にはこのような雰囲気を味わって欲しいと私は思っています。堅い勉強も大切かもしれませんが、保育には無駄な経験はないんだということ。何でも保育に繋がるということを。

とは言っても、塾長の意志を受け継ぐ塾生ですので、しっかりとレクチャーを受けるときは受けますし、怒られる回もあります。まぁそこは「めりはり」と言うことで。(笑)

最後にメニューの紹介です。以前見学にいらっしゃった熊本の城山幼稚園の豊田先生からいただいた、熊本ラーメンです。

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それと、たまたま高田馬場のビックボックスで九州物産展が開催されていたので、熊本の高菜を使った高菜チャーハン。

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長崎土産のイワシのかまぼこ。

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いか明太詰。

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西村 宗玲

2017年初回生臥竜塾

2017年1/10(火)の生臥竜塾報告

今回の塾が2017年、新年最初の生臥竜塾ということもあり、とても豪華なメニューとなりました。

メニュー紹介の前に毎年初回に行う御屠蘇を今回も若い順からいただきました。

見づらいかもしれませんが、詳細はこちらをご覧ください↓

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御屠蘇

 

今年度から臥竜塾に加入した田崎先生のご実家(長崎)から平政(ヒラマサ)を丸々一匹送っていただき、ふんだんに使わせていただきました。田崎先生のお父様、本当にありがとうございました。

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ヒラマサ

まずは、いただいたヒラマサを幼児クラスで柿崎先生が解体ショーをしてくださいました。

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ヒラマサ解体ショー

 

子どもたちは大興奮で食い入るように見ていました。

次にそれを持ち帰り、刺身、寿司、煮つけ、あら汁にして美味しくいただきました。

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握り中

 

その他にサラダと山下塾頭から帰省お土産のかぶら寿司とおしゃれな蒲鉾をいただき、食卓を更に彩っていただきました。今回も美味しくいただきました♪

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かぶら寿司

 

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全体像

ここから塾内容に移っていきます。

新年初回ということで、塾生一人一人、今年の臥竜塾としての抱負とその抱負にちなんだ漢字一文字を言っていきました。

こちらも若い順からで、最初はダントツで若い田崎先生から!

田崎→「深」新人だった昨年と比べて少し余裕が出ると思うので、見守る保育をもっと深く学んでいきたい。

西村→「研」今年1年も森口先生が塾長の助手となり、その分園にいる時間が長くなるので、その時間を活かし、今年から始まった毎週木曜の研究日を含め、研究に力を入れていきたい。

若林→「越」塾頭に昨年の忘年会で「もう一越え」とお言葉をいただいたので、もう一越えしていきたい。

森口→「究」引き続き1年塾長の助手ができるので、さらに学びを深めて形にしてきたい。

小松崎→「術」何かにへばりついて習得するという意味が術にはあるので、こういった術を身に付けて塾で発揮していきたい。

加藤→「書」生臥竜塾のブログをたくさん書くこと、塾長の臥竜塾ブログ等、書物をたくさん読むことを通して、さらに学びを深めていきたい。

本多→「濃」昨年の存在感の薄さを払拭するぐらいの濃さを出していきたい。

柿崎→「結」塾長の助手をやっていて学んだ部分と調理を混ぜ合わせて、調理から見る保育を打ち出していきたい。

山下塾頭が育児のため不参加で未掲載ですが、以上が今年の臥竜塾生の抱負です。皆さん、今年も私たち塾生を温かく見守っていただけたら幸いです。今年もよろしくお願いいたします!!

次に来週に行う職域別セミナーで行う食育の発表のデモンストレーションを柿崎先生がしてくれました。

詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので、伏せさせていただきますが、食がもたらす力の大きさを感じた内容でした。

最後に塾長の臥竜塾ブログにも「食育」に関する内容が掲載されているので、そちらからいくつか紹介させていただきます。

2014年10月24日「食育へ」

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2014/10/6569.html

2011年8月24日「世界の食育」

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2011/08/post_2023.html

(報告者 若林邦彦)