ブロックゾーン2

このエントリーをはてなブックマークに追加

以前に作品を残していいという話を少ししたと思います。

実際にはこんな立て札が立てられています。

どおぶつとびいだまのおうち♡と書いてあります。(子どもの顔はぼかしています)

どおぶつとびいだまのおうち♡と書いてあります。(子どもの顔はぼかしています)

これはこれを立てることにより、誰が作ったのかがわかり、
どんなお友だち同士が関係して作っているのかがすぐにわかります。
また作った際に子どもたちは非常に嬉しそうに
「あれちょうだい!」と言ってきます。
さらにこれを立てる時に自分で書きたいと言う子も現れてきます。
自分で書くということは文字を理解する働きへとも移っていきます。
○○ゾーンとありますが環境によって様々なゾーンにも関係してくることがわかります。
そして、以前臥竜塾でブロックの話が出ました。
その際には、ブロックで遊ぶ子どもらしさの最終目的はなんであるかという話題になりました。
長方形や立方体といった精密に作られたブロックで橋など塔を作る。
橋を支えるためにはどうしたらいいのか。などなど…
そんなブロックの遊び方は子どもらしくないのではないかという疑問です。
子どもは形が様々でもどうにか色々な物を作り上げます。その中で一緒にやる楽しさや、
協調性を学ぶと言ったことが大切なのではないかということです。
さらに上記にあるように、立て札があり、これは自分たちが作ったという意思表示から、
一週間のうちにその立て札がいっぱいになりそれが友だち同士で繋がり、みんなで
大きな街になることが最終目的ではないかという結論です。
それぞれが作る作品たち

それぞれが作る作品たち

ブロックゾーンというところから様々な学びが含まれていることに改めて気づかされます。
(報告者 本多悠里)

 

ブロックゾーン2」への2件のフィードバック

  1. 先日、345歳児の子ども達が板と積み木を使って大きな作品を作っていました。少し様子を見ていると、なにやらホテル?大きなお家?を作っているようでした。子どもたちの会話の中でも「ここはこれを置いてこうしようよ」、「おお。それいいね」と盛り上がっていました。一人で作るのとは違い、複数での積み木遊びでは相手の積み上げ方を受け入れていれなければいけません。それを自然と、しかも「いいね」という言葉で一緒に作ることこそが楽しいという反応をしていた子どもたちを見て嬉しくなりました。2ヶ月ほど前には2歳児クラスで、一人の子が積み木をしているのを見た他の子がどんどん集まってきて、4~5人で積み木を積み上げている様子がありました。うまく積み上げれないで、他の子が作っていた部分を壊してしまうこともあったのですが、誰もそのことに文句を言わず、また「〇〇ちゃん ここにおいて」と声をかけながら何かを作っている姿を見ることができました。あまりそのような姿を見たことがなかったので、なんだか嬉しくなりました。一緒に作る楽しさをどんどん感じてくれるといいなと思います。

  2.  このような経験が、将来建築家になろうと思ったり、何かものをつくる人になろうと思ったりする気持ちに密接に関わってくるのではないかと思ったりします。最近読んだ本の中で、〝例えば人は地球の上に自分が立っていることも、宇宙にある無限の星のことも想像することができる。だから人の想像は無限なんだ〟というような内容のことが書かれていました。極端な話なのかもわかりませんが、子ども達の溢れんばかりの好奇心を受け止めるには、溢れんばかりの玩具が必要なのかもしれないと感じました。新宿せいが保育園にあるブロックゾーンは、子ども達の思いをしっかりと受け止める最高の環境になっていると改めて感じて、一人感動しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です